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2012/10/15

1場つけたり的に。

 ということで、風呂から上がって、髪が乾くまでは寝られませんことよ(←ドライヤーがない)。

 青年団とオリガについては前にちょこっと書いたのでよいことにして。

 1場から2場への転換の幕前芝居。1〜2幕と3幕とで反復される振りないし事柄はいくつかありますが、この場面もまたそう。もっとも、2幕の1場と2場でも幕前を歩くオネーギンが紗幕と緞帳の間を行くレンスキーを追うという基本構図は変わっていないので、この場合はA−A’というよりもA−A''−A’というべきなのかもしれません。

 つことで。紗幕と緞帳の間では、青年団と女の子たちがラリーナ夫人に別れを告げて、三々五々帰って行きます。1場半ばの群舞でも、最初に組むペアと最後のジュテ横断とでは微妙にペアが違うんだけど、ここでも必ずしも合ってないし、2幕の名の日でもまた違ったりするんだ(←そもそも出演者も違う)。ま、若いもんはええですのう。
 その喧噪の中を、どこに行ってたんだかのオネーギンがどこへ帰るんだか帰っていくわけですが。一応そこはラリーナ夫人には丁寧に挨拶し、舞台の上手の方で、これもどこに行ってたんだかのタチアーナにばったり会います。そしてこれまた一応挨拶は、全然丁寧でなくというか、非常にそっけなく挨拶して退場していく。横目で青年団たちの大騒ぎに「ガキどもの騒ぎなんざ見てらんねぇよ」と苦笑しながら。

 タチアーナの方はそんなオネーギンに、「自分の思ってた反応と違うような気がする……」といささかの不安を覚えながら、去って行くオネーギンを見つめつつ、パ・ド・ブレで下手に下がっていきます。舞台の2/3くらいを後ろ向きのパ・ド・ブレで下がるわけですが、細い紗幕と緞帳の間、しかも脇では青年団たちが走ったり踊ったりしてるわけで、ここは結構大変だなあ、と。でもこれが、普通に下がるんじゃなくてパ・ド・ブレだからタチアーナの揺れる気持ちが伝わってくるんだよねえ。そこはもう、美佳さんも友佳理さんもそうなんだけど、美佳さんの方がよりリリカルな感じ。友佳理さんの方が、不安や戸惑いが強かったような気がします。

 というわけで、つづく。

 あ、すいません、特に断りのない限り、東京/横浜とも斉藤+木村組で書いてます。初日については別項をご参照ください。

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