« はやいもので | トップページ | EDEN 予告編 »

2012/12/02

映画「EDEN」

 土曜日の1日なので、久しぶりに映画。いくら映画の日でも、平日はキツイんだよなあ。

 というわけで、オーディトリウム渋谷で「EDEN」(こちら)を見ました。

 新宿2丁目のショーパブ「EDEN」のマダム兼ショー演出家の「ミロ」(山本太郎)の42歳の誕生日。前の夜、飲み過ぎた店の仲間「ノリピー」を家に連れて帰ったミロが目覚めると、心臓の悪かったノリピーは急性心不全で死んでいた。屈辱的な警察での取り調べから帰ると、店のオーナー(高岡早紀)がストーカーに襲われたとの知らせ。店のみんなとストーカーに制裁を加え、店で誕生バーティーをしていると、今度は警察が「ノリピーの親族が遺体の引き取りを拒んだ」と言って、棺ごと「ノリピー」を置いて行く。「ノリピーを家族の元に帰そう」。ミロたちはトラックにノリピーの棺を積み、千葉へと向かう……。

 これに、店の常連客で沖縄出身のアカネ(中村ゆり)、ミロのアパートに住む、やくざやら拝み屋やらのわけのわからない住人たちをからませながら、話は進んで行くのだけど。

 いやもう、本当に素敵な映画でした! EDENのメンバーたちがみんないいんだけど、ミロ、エルメス(高橋和也)、ペペロンチーノ(斎賀正和)の「大きい組」がすごくかっちょいいんですよ。高橋和也って「男闘呼組」だったんだなあ……。ジャンヌ・モローの言葉を引いたりするエルメスは、最初の白のドレスも見るからにオールド映画ファンっぽいんだけど、黒の喪服風の衣装がまた似合うんだーヽ(´▽`)/。かっちょええよお。
 高岡早紀もいい感じだったなあ。ちょっと前なら中森明菜あたりの役所なんだろうけど、明菜よりももう少し軽いのが(オーナーには貫禄足りない? というのも含めて)映画のトーンに合っていたかも。

 しかしまあ、山本太郎がすごくいいんですよ。震災前の彼って、「新撰組!」くらいしか覚えてないんですが、彼はいい役者だよなあ。ブルーリボン賞取ってるのも納得だ……。最後の電話のシーンなんてやっぱりすごいんだけど、ストーカー制裁の場面も好き。

 見てほしい映画だから、あまりネタバレ的なことは書かずにおくので、くちムズムズだ( ̄▽ ̄)。アカネが自分の「傷」を克服して(かどうかはともかく)いく過程はもう少し欲しかったなあ。ラストがちょっと唐突な感じはした。海辺のパレードのシーンは最高! なんだけども。

 原作が船戸与一てのがびっくり。ぢぶんは船戸与一の読者ではないんだけど、ダンナ含めて、周囲にファンが結構多い。そして原田芳雄がずっとあたためてきた企画だというのも、びっくりもするけど納得もする。プログラムの朝山実の文章を読んで、山本太郎に来るべくして来た役だったんだなあ、と思いましたですよ。

 現在、オーディトリウム渋谷と新宿 k's Cinema、名古屋シネマスコーレで上映中。公式サイトはこちら

|

« はやいもので | トップページ | EDEN 予告編 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« はやいもので | トップページ | EDEN 予告編 »