« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »

2013/03/31

グラン・ガラその1

 そんなこんなで、丸一日、ほぼぐうたらと過ごした日曜でありました。その気になれば(というかならなければ)、なんぼでもぐうたらできるもんだな。2週に1日くらいはそんな日がないと死んでしまいますがな。もう若くないなー。

 そんならちゃんとレポ書いたらいいやん、と思いつつも、それもしないのが「ぐうたら」なわけで。

 で、20日の「グラン・ガラ」をちょこっと。東日本大震災のチャリティーとして、キエフ・バレエのソリストである田北さんの呼びかけ/プロデュースで行われたガラ公演です。チラシの方へは「チケット代から1000円が支援金に」とはあるのですが、それはどこへ送られるのか、プログラムの方を子細に眺めてみましたが、出ていないようです。まあ仙台現地が運営に入っているので、そちらに任せてあるのかもしれないな。中越地震のチャリティ・ガラの時も結局「あれはなんだったんだ?」ということはあったので、東京エレクトロンホールのサイト辺りに「こうしましたよ」てな報告が上がると嬉しい。

 まあそれはさておいて。

 入り口で配布物を受け取って、プログラムを買おうと思ってうろうろして見つからなかったので、とりあえずビュッフェで腹ごしらえしながらもらったチラシ束を見たら、それがプログラムであったという( ̄▽ ̄)。8pですが、フルカラーで、ダンサーのプロフィールもきちんとしたのが載った、ちゃんとしたプログラムでした。ただ、演目に作曲家も振付家もないのが不便だなあ……。

 演目ごとにいくのは手間なので、カップルごとにいきますよー。

 プロデューサー兼ダンサーの田北さんは、だいぶ前のキエフ来日公演の「くるみ」でアラビアを見たくらいではなかったかと。そのときは好印象。ペアを組んだキエフのヤン・ワーニャは、年末の来日公演でヒラリオン(ハンスだったか?)を見ました。デカイだけあって、演技は大味だけど踊りは柔らかくて優しい、どちらかといえばノーブルタイプの印象で。
 で、やっぱりそんな感じでした。1本めの「ジゼル」のPDDは、田北さんの表情が無表情を通り越してちょっと怖くてですね、2幕の最初のPDDならいいけど、ミルタの前でのPDDはもうちょっと愛が欲しいなーと(←まあ解釈の相違なのかもですが)。踊りは上手い。むしろその2幕最初のPDDが見たかったかも(ふんわり水平リフトとか)。ヤンのアルブレヒトは、育ちのいい、人もイイ、というアルブレヒトで、人柄がにじみ出るというよりは「人柄まんま」とでもいうか。手足が長いだけあって、ヴァリエーションがすごく映えるし、サポートも丁寧で上手。やっぱりノーブルタイプなんだろうなあ。ガラなのにちゃんとお墓がありましたよ、そういえば。

 2本目は「エスメラルダ」。てっきり、ガラでよく見る派手なPDDの方かと思ったら、全幕からの抜きでびっくり。これもいくつかバージョンがあって、自分もちゃんと見た全幕はダンチェンコのと、プティくらいで。マールイの版なんて話がややこしくて未だによくわからんし。今回は多分、「恋人だと思ってたフェブ隊長に実は婚約者がいて大ショック! しかもそれが発覚した場で踊れっていうし!」(←こう抜くとバヤデルカみたいだな。ってジゼルもそうか)という場面だと思うんですが、バージョンが違うんでようわからん。ヤンも「どの王子でもこれ1枚でオッケー」みたいな衣装だし。
 田北さんは赤の衣装がとても似合っていて、失望と落胆と絶望と、時折それを振り払おうと自分を鼓舞し、しかしまた……というエスメラルダの心情が実にみごとに踊られていて、この人は演技派なんだなーと(前にみたのが「アラビア」だからね)。中程(終盤?)に、後ろ向きのパ・ド・ブレで舞台を蛇行しながら何往復だが(1.5ないし2?)する場面があるんですが、そのパ・ド・ブレがまた絶品といいましょうか。あれは技術的以上にすごかったなあ。ミルタのパ・ド・ブレなんかもいいだろうなあ。
 ヤンの方は、やっぱり育ちもよくて人もよさそうでしたが、それはフェブ隊長じゃなくて、実はマールイの版に出てくる「詩人」だったりするんだろうか、と思うほどに性格がよさそうでしたよ(←ダンチェンコのフェブのイメージが……)。うーむ。
 ジゼルよりもこちらの方が見応えがありましたが、田北さんは2回も悪い男に引っかかっちゃったのかー( ̄▽ ̄)などと余計なことも思ったりして。

 田北さんだけ、3演目めとして「瀕死の白鳥」がありました。チェロとハープが舞台にあがって生演奏。パ・ド・ブレはやっぱり上手かったけれども、小さな波打つような動きよりも、大きく羽ばたいたときが美しかったです。

 フィナーレの「花が咲く」は、例のあの歌に合わせて各組がちょっとだけさわりを踊ったりするんですが、田北さんは白鳥の衣装のまま、ヤンは王子汎用衣装(ジゼルだったかエスメラルダだったか)。ヤンの方に「誓い」のマイムが入ったりしたので、白鳥の2幕のようでした。……で、「あー、3人目の悪い男に引っかかっちゃったよ」( ̄▽ ̄)とついつい余計なことを。まあジークフリートは「悪い男」じゃなくて「馬鹿な男」のような気はするけどな(←そして育ちがよくて人がいい、と)。

 すごくいいガラで、適度にアットホームな雰囲気もあって、あたたかい気持ちのこもった公演だったんですが、覚えてるのがそんなとこばっかというのは、ぢぶんが育ちが悪くて人が悪いんだな……ってことで。

 残りはそのうち。

| | コメント (0)

2013/03/30

近刊絵本2冊

 ようやく仕事を通常のラインまで戻すことができました。やれやれ。この時期に出る本の1/3でも夏に出てくれれば、仕事が平均化されるのになー。

 そんなわけでもう流れてくる本も、バーコードと背表紙しか見てないよ? みたいな感じで全然覚えてなかったりしますが( ̄▽ ̄)。


 「つなのうえのミレット」

 ミレットは、宿屋に泊まっているベリーニが綱渡りをしているのを見て、すっかり綱渡りに魅了されてしまい、頼み込んで教えてもらうことに。ミレットが上手く綱を渡れるようになった頃、興行師が「伝説の旅芸人」と呼ばれていたベリーニをみつけます。ミレットは、興行師からきいたベリーニの神業を見たいと思いますが……。

 いわゆる「少女とおじさん」ものの系譜かなー。迷えるおじさんには、少女のまっすぐさがまぶしいのだなー。というと身もふたもないが。こういう「古典的」な絵本が出るとほっとするなー。


 「3びきのこぶた〜建築家の場合〜」

 こちらはむしろ通の大人向きですか( ̄▽ ̄)。3匹の建築家こぶたが(子豚じゃないだろ!)建てたのは、スクラップ、ガラス、コンクリートでできた家。そこへ狼がやってきて……


 ……いちばん強いのはフランク・ロイド・ライトってか( ̄▽ ̄)。おいおいおいおい。
 パンクルック(?)の狼が可愛いよー。

| | コメント (0)

2013/03/29

あいかわらず

Img_3665

 佐世保の水族館です。こんなだらだらな更新で申し訳ない。

 最近読んだ本ですと、『福島の美術館で何が起こっていたのか』(黒川創 編)がすごく面白かったです。詳しくはこちらのページを。通販のみでの販売なので、ぢぶんも郵便振替で送金して送ってもらいました(すぐ来ました)。そのうちゆっくり書けますかねえ。まだ仕事終わらないんですけどねえ。大学の教科書と、新入社員本が落ち着けば何とかなるかな。

| | コメント (0)

2013/03/28

鳥の巣。

Ca3k0506

 鳥ネタが続きます。すいません、頭動いてないんです。

 近所のおいなりさんにある木ですが、鳥の巣がかかっています。わかるかなー。向かいのマンションの4〜5階くらいの高さじゃないかな。
 ずっとカラスの巣だと思ってたんですが(たまに近くカラスが針金ハンガーくわえて飛んでたし)、先日見たところ、インコの巣のようでした。周りに何羽かいたので。中にいるのは見たことないというか見えないですが。
 このところ、うちの辺りもインコ増えたなあ、独自に繁殖してんじゃないか、と思ったもんで。

 


Ca3k0506_3 ちなみにコレね。自分も小学生から中学生にかけて、セキセイインコを通算7羽飼いまして。うち2羽は家の2階に飛び込んできたものを保護して、結局引き取り手がないので飼ったんですが、逃げないように注意して飼ってほしいなあ、と。

 昨日の鳥については追記しましたー。

| | コメント (0)

2013/03/27

小石川の鳥(追記あり)

Img_38171

 小石川後楽園で。帰ってから名前を調べようと思っていたのに、野鳥図鑑がみつかりませんがな( ̄▽ ̄)。
 肉眼で見たときは、もっと鶯色(というかメジロ色というか)だったように思ったのですが、こうしてみると結構赤っぽいな。地面の上を走り回って、なにやら掘って食べていたようです。


Img_38181

 この日は少し離れた「水田」の区域(季節なので干上がってる)に、ムクドリ、ツグミ、セキレイなどがいました。
 それにしてもムクドリも見なくなったなー。逆にセキレイはよく見る気がする。先日の石神井公園は、もうカモ類がほとんど帰っちゃってたみたい。ツバメがもう来ててびっくりしたよ!

 今週もなんかぜんぜん仕事が終わりません。土曜日に追い込むつもりだけど、このかんずっと「この日に追い込む!」とかいって、結局着荷分の方がバカみたいに多くて追いつけないという……。

【追記】ダンナから「それはシロハラ!」とのメールをいただきました。口頭で「こんな鳥〜」と言ったときには「アカハラかシロハラじゃね?」だったんですが、アカハラはもっと腹が赤く(アカハラだもんな)、シロハラの尾の先の白い線が写っているそうな(←ぢぶんにはよう見えん……orz)。

| | コメント (0)

2013/03/26

チェロの絵本

 久しぶりに絵本の紹介。

 いせひでこ「チェロの木」

 祖父が育てた森(のそば)に住む少年の父はチェロ職人。父の作るチェロを弾くチェロ奏者の演奏を聴いた少年は、その音色に心を奪われる。父は少年のために、森の木で子供用のチェロを作る……。

 いせさんは大好きな絵本作家のひとりですが、これもまた、とても美しい絵本です。ほかにあまりことばはいらないくらい。森のひんやりとした空気を感じ、「木の奏でる音」が聞こえてくればそれで十分、という。いせさん、チェロを弾く人だったんだな。

 ……いやしかし、チェロ奏者はまずもって「パブロ」なんだな、という。

 「1000の風 1000のチェロ」

 こちらはいせさんでも、もう少しラフな方の画風で。少年と少女、そしてベテランの3人のチェロ弾きが出会い、音を重ね合わせていく。阪神大震災のチャリティーコンサートをテーマにした絵本。
 少女のぶっきらぼうさというか、3人の、べたつかない距離感がいいんだよな。

 自分は、いわゆる「一斉追悼」的なものには非常に懐疑的だし、「時間がきたので黙祷」なんてただ欺瞞にしか感じませんが、チェリストが亡くなった同僚を思い、少女が震災の後、飼えなくなって放した小鳥を思い、少年が(震災とは関係なく)亡くした犬を思うように、ひとりひとりのパーソナルな「思い」をそのまま尊重しながらひとつのうねりを作る、というのは、音楽や舞台といった領域の「特性」なのであろうし、だからこそその思いの回収される「先」に(特にそういった領域に関わる人々は)敏感であらねばならない、と、あらためて思ったのでありました。

| | コメント (0)

2013/03/25

日曜の桜/壊されたカメラ

Ca3k0504

 石神井公園の桜です。水辺なので、桜もこぶしも水に映る姿がきれい。ちょっと日本画っぽい。それにしても今年は早いなー。近所の白木蓮なんて、土曜につぼみに亀裂→水曜満開→土曜に散っちゃって、ちゅらちゅらちゅらちゅらちゅららー♪ でしたがな。

 日曜日は、アップリンクで映画「壊された5つのカメラ」(こちら)のアンコール上映があるというので、行ってきました。これについてはまたどこかで書く必要があると思っていますが、ダンナいわく「今まで見たパレスチナ関係の映画でいちばんスゴイ」というように、本当に見応えのあるというか、90分が210分くらいに感じるような映画でした。
 舞台となったビリン村は、ヨルダン川西岸地区にある村で、撮影したのはそこに住む一人のオヤジ。生まれたばかりの4男を撮るために手に入れたカメラで、「村のイベントを撮ってくれ」と頼まれるようになり、やがて村に建設される「分離壁」に反対/抗議する闘いを記録するようになります。弟(たち)が逮捕され、友人が射殺され、自ら拘束されるのを撮影する中で、自分は「なぜ」撮るのか、それがよいのかを自問しながら。

 金曜までなので難しいですが、多くの人に見て欲しい映画です。

| | コメント (0)

2013/03/24

饗宴その3

 饗宴の続きはシティのコッペリア3幕。

 シティは実のところ、小林洋壱さんくらいしか顔と名前が一致してなかったりするんですが(大汗)、その小林さんが「戦いの踊り」を降板して(理由は書いてあったかなかったか記憶が……)、キム・ボヨンさんに。ボヨンさんはボヨンさんで、名前はよく見るので常日頃「一度見てみたいなー」と思っていたのでありました。どうしても「ポヨンに似た名前の人」になってしまうのは、J9シリーズのファンだからなので許してくれぇ。

 よくよく考えたら「普通のコッペリア」はバーミンガムとスタダンで一度ずつ見たきりで、プティ版だの清水版だのの変わり物の印象が強かったりして。なので3幕の構成をちゃんと覚えてなかったりしましたが。
 今回は石井清子さんの振付で、市長さんやコッペリウスの出てこない、ディベルティスマンとしての演出。全幕で見るとコッペリウスとの和解のくだりなんかもあるんだろうな。中央奥に鐘の台が設置されて、ちょいと全幕気分で楽しい。群舞の女性(主に「時」)がすっきりとした寒色系の衣装で全体にさわやかな雰囲気。

 その寒色系の衣装の中に一人赤系の衣装で踊られる「曙」もきれいでしたが、その後に3人で踊られた「祈り」がよかったなあ。ここがいちばんきれいだったかも。「戦い」は男性のトリオ。あまり勇壮な感じはなかったけど、その方が場にふさわしい気もします(本来は「村のお祭り兼主役の結婚式」の場だし)。血気盛んな若者というよりも、青年団のリーダーたちっぽい。ボヨンさんは、シャープというより弾力系かな。スタダンの大野さんと立ち位置が近い感じ? 男性は全体にシャープ系や技巧系ではなくて、おっとりした感じかなあ。その中ではボヨンさんは押し出しが強い方かも。ステージマナーはいいけど、反面「お行儀よい」という気もしたり。

 主演は志賀育惠さんとキム・セジョンさん。お二人とも白の衣装で、結婚式のやわらかな、あたたかいムード。フランツのヴァリはアミンタのヴァリの音楽(振付はもちろんアレではない)。清水版も、フランツのヴァリ(よくガラのPDDで使う曲)は1幕に持ってきて、3幕はアミンタの曲だったので、石井版も通しで見るとそうなのかな。最後の総踊りは楽しくて、締めはこうこなくっちゃ、と。やっぱり1本くらいはこうした演目がないとね。

 今回は、2階センターのやや前(通路のすぐ後ろあたり)で見たのですが、個々のダンサーの誰がどうというよりも(そもそも個体識別ができてないわけで)、全体や群舞をライトに楽しみました〜。気持ちよかったです。

| | コメント (2)

2013/03/23

饗宴つづき。

 書きやすいところからいくだよ。饗宴の残りから、PDD類。

 「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」は、ウィーンの橋本・木本組。毎回「ドニゼッティ」と「ドリーブ」と、どっちがルグリでどっちがジョゼだっけ? とごっちゃになるレベルのアタクシでありますが、このところでようやく「ドリーブは衣装が青」→「衣装がアニエス」→「振付はジョゼ」→「なのでドニゼッティはルグリ」というたどり方を覚えましたのよ。
 その「ドニゼッティ」といえば「衣装がアレ!」なんですが、女性の方の黒レギンスがなくなった(普通のタイツになった)だけで、ずいぶんすっきり見えるもんだなー、と。タイツじゃなくてレギンス(足首で切断される)ってところがまた妙だったんだな、アレ。男性の衣装はやっぱりフィギュアとかスピードスケートとか、オリンピック系のアレ、というイメージなんだけど。

 ま、それはそれとして。木本さんはいつだかの公演でかなりイイ! と思ったダンサーのひとり。その頃の若々しさといいうか、初々しさから比べると、だいぶ大人っぽくなったような気はしましたが、すっきりしたラインと脚捌きのクリアかつ繊細なところが好きですねー♪ なんというか、全体に「すっきりさん」なイメージなんだわ。
 橋本さんは、前回のウィーンの来日で、ちょっと好感持ったダンサー。個人的には「叙情的」よりもハツラツ系・姉御系の方が好みなので、今回の印象もイイ。いや本当は叙情系なのかもしれないんだけど、演目がコレだから、そういうイメージで。

 吉田都さんとテューズリーは「ラプソディ」のPDD。多分、「ラプソディ」は初めて見るなー。「心洗われるような」という言葉がぴったりの、白いPDDでしたが(白い衣装はオリジナルだったようですが、とてもきれいだった〜)、なにしろあっという間に終わってしまって、しかもこちらは初見なので、「あれ? あれ? 終わり? (・_・)エッ....?」てな具合で余韻にひたるような暇がありませんでしたです。
 しかしやっぱり、都さんはテューズリー級のダンサーと踊ってこその都さんだなあ……と、つくづく。まあマックレーとは悪くないけど(ごにょごにょ)。いつだったかのカレーニョ降板はやっぱしもったいなかったなあ、としみじみ思いましたことですよ。

 ベルリンの中村祥子さん+デュデック組はブラック・スワン。大トリということもあって、会場はかなり盛り上がってましたが、個人的には(前日にシヴァとサニーで全幕を見てたこともあるんだろうけど)、まあそこまででも……という気も。もちろん、「悪くない」というレベルでなく「よかった」んですけども。
中村さんのオディールは「邪悪系」とでもいうのかな。ガラの踊り方と全幕の踊り方ではまた違うのかもしれませんが、王子にもう少し芝居っ気というか、オディールとの「やりとり」があるといいなあ、と。

 とりいそぎ。
 

| | コメント (0)

2013/03/22

春ってねぇ。

Img_3765

 桜じゃなくて梅です。9日の小石川。あっという間に桜が咲いて、桃は8分咲き。逆だろう、ふつう。海棠のつぼみは毎日倍倍でふくらんでます。なんなんだか。

 さて明日も仕事だ。帰りにどこかで花見でも……と思ったけど、根性なさげ。石神井あたりに行きたいけど、日暮れまでに帰れるかな……。


| | コメント (0)

2013/03/21

サンシュユとか山茱萸とか

Img_37831

 やー。やっぱりへばってます。きついわー。「山茱萸」とかいて「サンシュシュ」です。ヤマグミと読むと漢方の材料らしい(同じものですが)。


| | コメント (0)

2013/03/20

久々オーチャードの1階。

Img_38141

 つことで、オーチャードの「東日本大震災チャリティーガラ」に行って参りました。オーソドックスなつくりのPDD集でしたが、なかなか暖かい雰囲気のよい公演でした。サニーは今日のグラン・パ・クラシックがいちばんよかったな! 初めて見るダンサーも何人かいましたが、ザイツェフと組んだバイエルンの女性はとてもキュートだったし、ワシントンから来た男性は久しぶりにすかっとした気分にさせてくれました。

 といいつつ、帰ってきてうっかり寝ちゃったので、この話もまた今度だなー。どうすればいいんだ。

 えーと。検索でよくオーチャードの座席についてのワードがくるので。

 ぢぶんはオーチャードでは改装前にエライ目にあったことがありまして、基本的には2〜3階で見てますが、今回はガラでもあるし、久しぶりにエフセーエワが来るので、ちょいと前の方を取りました。前ブロックの、真ん中よりちょい前くらい(10列目よりちょっと後ろ)で、下手サブセンターの真ん中あたりです。改装で配置が千鳥になったこともあって、以前ほど見にくくありません。前と斜め前くらいの人がやたら大きかったり、盛り髪してたりしなければ大丈夫かなー。いや、大柄な人はまあ「運が悪かった」と思うしかないですが、盛り髪ヤローはもう後ろからしめたろか、って思うことありますからねえ。

 ……それはともかく。座席配置はよくなりましたが、床の傾斜は変わりません。ので。10列目を越しても、舞台の床よりもちょっと高いくらいです。自分の好みでいうと、多分、10列目よりも前には座りたくないなあ。それでなくても首のコリがひどいからね( ̄▽ ̄)。オケなし公演の時は、そこが日頃オケピに沈んでいる部分なのかどうかも考えないとツライかな、と。オーチャードについては、ぢぶんは「全幕は2階」派ですねー。

 ホールの座席表から、舞台の見え具合がわかるのでご参考に(こちら)。

| | コメント (0)

2013/03/19

山茱萸

Img_37861

 黄色い花ってなんとなく早春のイメージがあるのは、例の「まんさく」の詩のせいですかねぃ。

 これも後楽園にて。

| | コメント (0)

2013/03/18

石垣

Ca3k0461

 後楽園駅から少し先の丸ノ内線の石垣。高架になっている辺りですね。日当たりがいいからか、石垣の間からいろいろと生えてます。お城まで行かなくても、石垣(笑)。

 しかしー。仕事終わりませんよ。どうなるんだ。


| | コメント (0)

2013/03/17

饗宴その1

Img_38121

 小石川後楽園にて。木瓜。

 どこから何を書けばいいのかわかんなくなってるんだけど、まあ昨日の「饗宴」から。

 小林紀子さんところの「コンチェルト」。ネオ・クラシック分類でいいんだろうか。ピアノ協奏曲を使ったアブストラクト・バレエ。水色を基調にした、男声はユニタード、女性は短いスカートのついたレオタード。プログラムに「二楽章はリン・シーモアのバーレッスンにインスパイアされた」とのエピソードがでてたけど、確かにそういう感じの動きが随所に。で、それを読んでから見たせいか、背景の絵は、海と、丘に続く道が見える大きな窓のあるスタジオのようでした。上方に描いてある黄色い半円が、1楽章と3楽章の明るい舞台では太陽に、2楽章の暗めの照明では月に見えてきれいだったな。

 まあぢぶんはあまり見識がないもんで、これが「バランシンだよ」って言われたら素直に「ほー、バランシンかー、なるほどー」とか言いそうなんですが( ̄▽ ̄)、マクミラン的な難しげなリフト(女の人が逆さまになっちゃうような)ものもありまして。考えてみたら、いわゆる「ドラマチックバレエ」でないマクミランを見るのは初めてかもなあ。どうせなら見損なっちゃった「アナスタシア」からちょこっと見たかったようにも思いますが、まあ上手く抜ける場所がなかったのかもしれないし。

 で、やっぱり2楽章が美しかったです。プリンシパルの2人もよかったけれど、3組のソリストがそのバックで踊っているのがまたよかったなあ。アレグロになると、ちょっとばたばた感もあったような。最後の総踊りは楽しかったな。

 とりいそぎ。

| | コメント (0)

2013/03/16

饗宴ちょこっと

Ca3k0478

 というわけで、無事にNHKのバレエの饗宴も行って参りました。さすがに力尽きたー。

 美佳姫と二階堂さんがそろって舞台復帰。よかった、よかった。一方で、シティの小林洋壱さんが降板してキム・ボヨンさんに変更の掲示(コッペリアの「戦い」)。小林さんは当初、昨日の日バ協の方に出演するはずが交代になっていたので饗宴の方に振り替えになったんだなーとは思っていたのですが、ちょっと残念。

 東フィルの演奏もよかった。フンパツする時はこれくらいがんばっていただきたい、とか言いたくなるくらいでしたです( ̄▽ ̄)。

 テレビ放映は5月19日、Eテレにてとのこと。美佳姫&宮本くん&オガちゃん&氷室ックで映像が残るのはうれしいな〜。目の端っこで森川くんがなにかやらかしてたような気がするのは、気のせいにしておいて(←なんか毎回言ってないか?)。そこのパートのハードルは高いよ!

 あとはのちほどー。

| | コメント (2)

2013/03/15

日バ協の白鳥ちょこっと。

 無事に日バ協の「白鳥の湖 ft.エフセーエワ&シヴァコフ」を見に行けましたー。よかったよかった。土曜日出勤だけどな。

 シヴァを見るのはものすごく久しぶりのような気がしてたけど、11年の1月に松本でエスパーダを見たのが最後だった。2年ぶりだったんだなあ。普通だったらそれくらい当たり前のようだけど、なんせ一頃は毎年冬/夏公演で、年間5回じゃきかないくらい見てたわけだから。なまじの国内のバレエ団より公演数多かったからね、マールイは……(遠い目)。

 「ゴルスキー版」とうたってあったので、「ゴルスキー版をレパートリーに持っているロシア人」として呼ばれたんだろうなあとは思いつつ、しかし東バの版ともミハイロフスキーの版ともいろいろと違っていたりして(ゴルスキー版のいろいろについてはこちら)。
 ぱっと見で「おや?」と思ったのは4羽の白鳥。2幕の群舞のワルツでは、大小4羽ずつ、ないし大3+小4がW字型になってそこから2羽の白鳥、という流れが多いと思うんですが、ここは3+3で、しかも小さい方から2羽が出るという構成。もしかして小さい白鳥が3羽なのか? ゴルスキーの版の中には小が6羽ってのがあったように記憶するけど……とわくわくしておりましたら、ちゃんと1羽足して4羽になって出てきまして(←ちょっと残念な気がしてたりして)。
 ミハイロフスキーの版は何度も見てるわけじゃないから、いろんなところがどうだったか覚えてないなあ……。1幕の王子と王妃のやりとりのあたりが今ひとつわかりづらかったな。

 湖畔の背景がとてもきれいでした。青緑の湖面から青紫の空への色合いも白鳥の衣装が映えていいんだけど、時間の経過に伴って、その色が変わっていく(らしい)のもよかったな。気がつくと湖面が青緑ではなく紫がかって、ちょっと朝焼けが差してるように見えたりして。

 シヴァは相変わらずシヴァで、やっぱり目にするとふにゃふにゃしちゃうよ〜( ̄▽ ̄)。もう少し身体絞ると、踊りが軽くなるんだけどなあ、とこの数年毎回言っているような気がせんでもないが。あちこちちょっとしどころがなさそうなところもあったけど。サニーと踊り始めたとたんに、ぽーんと「マールイのシヴァ」に戻ったような気がしたなあ。

 サニーはね。もう「サニー」とは呼ばれなくなったんだな、と、マリインスキーの公演でも思ったけれど。奔放な、おひさまみたいなキラキラサニーではなくなって、何か箱におしこめられたような。久しぶりにシヴァコフと踊ったらそれがほどけるかしらん、と思ったけど、違うベクトルの方へほどけてたような( ̄▽ ̄)。白鳥という演目のせいもあるかもしれないけど、それだけじゃなくて。何かいろいろあるんだろうな、大変なんだろうなー、と、思わずおもんぱかってしまったがな。それでも、最後の場面で「魔法が解けたわ!」という笑顔がぱあっと「サニー」になって、「みんな、みんな!魔法が解けたのよ!」って白鳥たちに言って回る辺りとか、ああサニーだな、って。

 とりあえず。

| | コメント (2)

2013/03/14

小石川後楽園のつづき。

Img_38051

 小石川後楽園のつづき。9日の写真です。お天気がよかったので空がきれいですが、写真によってはちょっとテカった。


Img_37621

 これはまだこれからの木。品種だけでなく、日当たりによっても開花時期が違いますが、個体差もあるのかな。実家の前の梅林も、毎年1本だけ早い木がありました。品種は同じはずだもんね。

 さすがのぢぶんも経験したことのない250近い未着図書を抱えての明日の業務。4時までに終了することができるのか(←バッチ処理の時間なので、自分の都合とは関係なくすべて終わらせないといけない)。その上給湯室当番って、どういう……。劇場に着く前に燃え尽きてるよ、ぢぶん。そして土曜は出勤→NHK。年度末ー、ああ年度末。

 ライトもディオニソスもその前のK村さんも、まだまだ書きたいことあったのになー。思い出したら、思い出したように書くかもしれません。かも……。かも、かも、かいつぶり。まえ、まえ、かたつぶり。

| | コメント (0)

2013/03/13

小石川後楽園

Ca3k0474

 これも9日。小石川後楽園の入り口あたりから、ドームとホテルがこんな具合に見えます。ちょっとそがれる( ̄▽ ̄)。まあ都内だからなあ。咲いてるのはサンシュユ(山茱萸)。
 

Ca3k0476_2

 入り口の脇に小さく、福寿草とふきのとうのしつらえ。お正月の残りという気もしないではない。あまり振り向いてもらえてなかったような。

 金曜日にはシヴァコフがほんとうに久しぶりにくるんですが、こちらはオーバーワークでへべれけです〜。がんばって行くけどね。ふー。

| | コメント (0)

2013/03/12

タイトルつけるの忘れてたけど梅。

Img_38021

 9日の小石川後楽園にて。

 むせかえるほどの梅の匂いというのがふいに恋しくなって、手頃なのに行ったことがない後楽園に行ってみました。公式サイトでは「盛り」ということでしたが、じっさいにはもうかなり終わりかけで、もう1週間早く行けばよかったかなー、というくらい。思ったより本数も多くはなくて、でもまあほかのところよりは匂ってたかな? という感じで。まあ園芸種だし、お上品なところで。

 思えば、見渡す限りというほどでは全然なかったけど、何十本もの白梅が家の前に広がっていて、その下で好きなだけ寝転がって匂いにくるまれていたというのは、実に恵まれたことであったんだなあ。他人の畑に無断で入ってただけともいうけど(←ほぼ税金対策の農地なので滅多に手入れに来ないし、特に柵もない)。そのかわり、シロヒトリの害も半端なくやってきたけどな。農業種だからか、それなりにワイルドだったし。

 意外にというのもアレですが、老若男女がまんべんなく来てた感じ。やっぱり交通の便がいいからかな。


| | コメント (0)

2013/03/11

申告終了

 金曜の状況だと「……月曜日、帰れんのかよ」だったんですが、案の定、9時の段階で「……帰れんのかよ」という案配。そう思うだけで帰りましたけど。くひょー。

 還付請求も無事、終わりました。調子に乗って、昨年分もやっちゃいましたよー。一度やってしまえば後は早い。土曜の夜にすべて作り終わって、日曜の上野の帰りに税務署の夜間受付ポストに放り込んでくればあとは待つだけーヽ(´▽`)/。

 と思ったら、今年分を刷り終わったところでプリンターが仮死状態にΣ( ̄ロ ̄lll)。昨年分がまだ半分残ってるのに! プリンタヘッド交換って、いくらくらいするんだ、それ!

 ……検索かけたら、とっくの昔に生産終了してましたよ、プリンタヘッド。そりゃもう寿命だよなあ、どれだけ使ってるんだうちのプリンタ……。

 さらに検索。なんと2002年発売の機種ですよ。きゃー。10年も使わないだろ、インクジェットプリンタなんて。確かその前に使ってたのは沖電気の白黒レーザーだったなあ……(遠い目)。

 と言ってもいられないので。プリンタヘッドの水洗いという方法を複数のブログで発見して、翌朝試してみることに。基板をぬらさないように水につけて詰まっていたインクを流して上野へ。申告書はとりあえず今年分だけ日曜の夕方に税務署に放り込んで、帰ってから乾いたヘッドをセットし直して動かしてみたら、なんとか動いた……ふう。残りの書類をアワアワと刷って、無事に今日、郵便ポストに投函してきましたよ。

 ま、スキャナはプリンタ以上に古いはずなので(笑)、この際複合機にしようかなーと検討中。hpの安いのがいちばんコスパがいいかなー。

 寄付といえば、NBSやJAの公演会場での募金先となっているあしなが育英会。先日、石巻のレインボーハウス(津波で家族を失った子どもたちのための施設)の地鎮祭をTVで見たのですが……と思ったら先日どころか1ヶ月も前の話だったという……その様子を含め、東日本大震災関係の募金の報告がこちらにありました。返済不要の一時金(一律200万円)も、未就学児童から大学院生まで、約2000人に支給されたとのこと。給付のための申請期限は3月末まで延長されたそうです。

| | コメント (2)

2013/03/10

千秋楽。

 というわけで、BBLの最終日は「ライト」。「ライト」といえば森下さん、ではあるんだけど、プログラムによると元々はハンブルグ・バレエに委嘱されて(79年)作ったものらしい。それがベジャールのケガで2年遅れて完成し、20世紀バレエ団用に手直しして発表されたのが81年。つことはですね、初演がハンブルグだったのか、それともハンブルグ側では一度も上演されなかったのか、そもそも森下さんへの「当て振り」だったのか、この解説だとなんか今ひとつわからないなーと。森下さんの自伝に当時のことが書いてあったような気もするけど、今ちょっと調べる根性がない(笑)。本棚のあの辺にはあるはずー。

 それはさておき、よい千秋楽でしたー。カテコはすっかりおなじみになった「SAYONARA」の電光掲示板と「see you agein!」の看板が下りて、今日は紙テープではなくキラキラの吹雪(大量!)でした。ジルは一瞬だけ真ん中に加わってたな。

 話は例によってわかったよーなわからないよーな、でしたし、正直どういう役回りか今ひとつわからない役も(主にメレンダだよ!)あったりしましたが、まあそれはそれとして、面白かったです。「トルコ旋回舞踊、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」とか「鏡キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」とか。

 シャルキナが(ダンサーとして)成長したので再演を企画した、と、ジルが何かに書いていたかと思うですが、それは「なるほどなー」と思いました。ほかに今のBBLでこの役ができるダンサーがいるとは思わないな。クラシックダンサーのための振付だというのがよくわかる役。クラシック的なダンサーといえばイワノワだったと思うけど、彼女だと大きすぎるし(もういないし……orz)。とてもチャーミングで魅力的な「ライト」。

 しかしですね、もちろん自分は森下さんのライトは見てないんですが、振付がことごとく「森下さん」というか。シャルキナが踊っても、森下さんの踊りがかぶって見えるような振付なんですね。森下さんがどのように「ライト」を踊ったかが脳裏にあって二重写しになるような。それは、このかん自分が松山によく行っていたせいであるとは思うんですが。おかしなもので、松山の別のダンサーが森下さんとダブルキャストになってるのを見ても、ここまで強くは感じないんですよ。それは振付家(清水さん)がその場にいて、それぞれのダンサーを指導してるからだといえばそうなんだろうけど。それだけベジャールが「森下さんに」振り付けたんだろうなあ……。
 そして、そう思うと、シャルキナでも「女っぽい」あるいは「大人っぽい」ないし「デカイ」ように思ってしまうのがオソロシイ。さらに「今の」森下さんが踊ってもきっとシャルキナよりも「子ども」だろうなー、と思ってしまうのはもっとオソロシイよ。なんなんだ。

 そこいらはシャルキナのせいじゃないよなー、実際。あとはほんとに「子役」使うしかなくなっちゃうし、子役じゃ踊れないんだから。

 なんといいますか、シャルキナだと「光」のこども、森下さんだと光の「こども」という感じ。でもまあそれは悪くないんですよ。だってシャルキナの「ライト」なんだからさ。十分にチャーミングだったし、いい舞台でしたよ、ほんとに。

 というわけで、続くんだけど、来週も残業で、しかもシヴァコフが来るという。ふえーん。

| | コメント (0)

2013/03/09

シンコペ

 平日はとにかく力尽きておりましたっつーことで、せっかくおいでいただいてもたいしたものもありませんで……(←いいわけしてる)。

 で、ジルのシンコペですが、案の定、もうあまり覚えてない( ̄▽ ̄)。2日は2階下手バルコニーの最後列で、3日はちょい上手よりの前方で見ました。

 上からみると、ロスのかぶる電気スタンドの笠が光ってるのがよくわかんなかったんですね。3日はちょっとしたからあおる感じで見たので、中に蛍光灯が仕込んであるのが見えたんですが、2日は最初の暗転までアレが電気だって気づきませんでしたよ。

 ストーリーというか、シチュエーションについては、プログラムのポエムよりも、NBSの公式サイトの作品紹介の方がわかりやすかったりして(笑)。「シンコペ」といえば「シンコペーション」という強拍のずらしの方を思い出すけど、「心停止」っていう意味もあるのだな。
 そう思うと、アンサンブルの衣装がシースルーながらも医療関係者のような白衣なのも合点がいったりして。シャコンの衣装なんて、アメリカあたりの医療ドラマの看護師さんだもんね。……シースルーだけど。
 で、最初がなぜ「水滴の踊り」なのかなーというのも、そういう目でみれば、あれは点滴なんだなあ、と思ったりして。情報ってコワイ( ̄▽ ̄)。

 主役のアレナス=ルイーズが、ロスに車いすのように押されて乗ってくる椅子は、ラシルの仕掛け椅子みたいに後ろが裂けていて、おしりからずぶずぶと椅子の背側に抜けるようになっているんだけど、それをわざわざ見せるように振り付けられているのも面白い。背中から落っこっちゃって後ろの床に伸びてるのに、椅子だけそのまま押されて行っちゃったりね。そういうマヌケな面白さは上から見た方が笑えるし、おしりからずぶずぶ……っていう、まさにありがちな感覚は、前から見た方が共感できる。
 かごに入れられてくる鳥は、後ろの方の場面ではウェディングドレスのような衣装で再登場するけど、あれは「彼」の「彼女」なのかな。

 アンサンブルの中では、シャルキナ・シャコン・ヒメネスがいくつか重要な役割を踊るんだけど、シャコンとシャルキナがいいのはいうまでもないとして、ヒメネスがいい味だったなー。特別上手いっていうわけじゃないんだけど、もう「いい味」というか。和むんですよ、見てて。これは意外。こういうムードメイカーがひとりくらいいるといい感じだな。

 「終わり」の前に「ここで終わりだな」と思わせる場面が(故意にかどうかはわからないけど)2つかな、ありまして。ひとつはショパンの「レ・シル」でも使われてる曲で太田胃散じゃない方の。なんだったっけな。幕開けにちょっとだけ流れる曲で、倒れてるアレナス=ルイーズとそれを見るロスで始まる。だから、アレナス=ルイーズを抱く(だったかな)ロスにその曲がかぶって、ロスが自分の電気を消したときに、ああこれで終わりだな、と思ったらその先がまだ結構あったり。あともう一つなんだったか。マラソンのちょっと前のとこ。意表をついたともいえるけど、収まりが悪い、とも思うんだよな。そういうのなしに最後のマラソンなら、それはそれでいいんだけど。

 で、マラソンだ。白衣の男性たちとアレナス=ルイーズが横一列に並んでひたすら走る(実際は足踏み)。正面から見ると、アレナス=ルイーズのあまりの早さに、横の若者たちが「ぶいーーーん」「あれーーーっ!」って後方に飛ばされていくように見えるんだけど、上から見るとそういう面白さは見えづらかったな、と。

 2回、違う場所から見たら面白かったけど、3回は見なくていいな(笑)。アレナス=ルイーズもよかったけど、マルコ・メレンダで見ても面白そう。

 今回はモチーフのせいもあると思うけど、どこか「蛍光灯」っぽい作品だったな。ベジャールの明るさ(物理的な)は「陽光」でちょっと土くさいと思うんだけど、ジルはどこか蛍光灯の(LEDでもいいけど)白っぽい、あまり熱のない人工的な明かるさ(ルクス的な意味での)のような気もする。まあ、ジルの作品って、アリアとこれくらいしか見てないから、どうこういうのもアレな気がするんだけど。ジルが東バで「ギリシャ」をいじった時にも思ったし、ジル以降のBBLの踊りも、なんとなく蛍光灯の白さを思わせるような気がするんだよね。洗練された、とも言うだろうし、自分としては「漂白」というイメージ。

 とりあえず。

| | コメント (0)

2013/03/08

日々の非常口

 最近読んだ本から

 「日々の非常口」アーサー・ビナード


 朝日新聞で連載していたコラムのまとめ。朝日の連載→単行本が新潮文庫ってのもなんだかな( ̄▽ ̄)。なんで朝日文庫じゃなかったんだろう。

 まあそれはともかく。連載中も時々楽しんでましたが、まとめて読んでもライトに楽しめました。頭を休めるのにちょうどいい感じ。

 初出の記録がないので正確ではありませんが、おそらくは9.11の前後から、郵政民営化にかけての、いわゆる「小泉時代」に書かれたもの。新聞連載という性格もあって、時事コラム的なものもかなり入ってますが、そうしたときに初出年(できれば年月くらい)がないというのはとても不親切ですな。これは編集者の責任だけどなー。ぢぶんは世の中の動きに沿って動き回ってた時期だから「この辺りのこの話」と思い出しながら読めるけど、ちょっと時期がずれるとわからなくなるぞ。誰のコラム集だったかはわすれちゃったけど、それぞれのコラムの最後に初出日と、とりあげられた事件(など)の簡単な説明が2〜3行くらいでまとめられていて、あれは便利だったなあ。

 中身の方は、言葉(主に日本語/英語/それらの比較)について、日米の習慣など、時事的なことなどさまざまだけど、いちばん感じるのは「ことばの豊かさ」かな。日本語に限らず、ほかの言語に限らず、「ことば」というものの持っている、「可能性」というよりは「豊かさ」。難しい、変わったことばじゃなくても、日常語の中にある世界のようなもの。
 トニー・ラズロにもちょっと通じるところがあると思うけど、「ことば」にはまるのってわかるよな。「言語学」と「文学」の間にあるような領域。ぢぶんは語学は全然だめだったけどなー(←基本的に「覚えられない」と、「(語学的に)耳が悪い」のがネックかと)。

 立ち位置がはっきりしているのも読みやすいひとつかも。初期の景山民夫なんかがそうだったよなー、と、ちょっと遠い目をしてみたりもして(結構ファンだったんですよ……)。

| | コメント (0)

2013/03/07

へたれた

Ca3k0368_3

 ちょっと力尽きてますのでおやすみなさい。いやー、結局つわりで1月からほとんど来てなかったパートさんが退職したので、まあ来てなかったんだから変わりはないじゃないかといえばそうなんだけど、年度末きついわー。

| | コメント (0)

2013/03/06

しんこくちう。

Img_36621

 セミエビ。佐世保の水族館で。

 さてと。ようやく職場の源泉徴収票を刷り出せたので(←自分でウェブから刷らないとならなかったという)、がんばって申告書書いてみたりしてたらちょっと力尽きた( ̄▽ ̄)。

 で、結果から言いますと、16000円の寄付に対して(少ないとかいわないように)、国税局のHPの自動計算では、所得税の還付金が5600円です(寄付先がすべて都の指定団体なので地方税も控除されるはず)。

 とりあえず今年分は書いたので、少ないながらも昨年分も書いてみる。明日か明後日に。出す方も、郵送だけではなくて、税務署の夜間受付ポストみたいなものがあるらしい。これだと送料もいらないし、郵便事故もない(多分)。ただ、うちの区の税務署、駅から遠いんだよなあ。

 還付金というと、まあ「払いすぎた税金を返還させる」ということではあるんですが。考えようによっては、自分の払った税金から5600円分を「自分の払いたいものに回させた」というふうにも考えられると思うんですよね。たとえば、海外の図書館支援の団体に寄付をしたなら「自分の税金のうち5600円は図書館に使った」ということだし、劇場の活動のために寄付をしたならそのために5600円の税金をそのことに使ったということで、震災遺児の支援の団体、盲導犬の育成、いろいろあると思うんですよ。これに使いたい、使ってほしい。あるいは逆に使われたくない分(軍事費分とか)を取り返す。そんな風に考えてみれば、金額にかかわらず積極的に還付請求してもいいなー、と。オリンピック招致に使う金なんざありませんがな。

 寄付控除については、こちらがわかりやすかったです。現在の控除計算は2011年からだそうなので、以前申告してみて「少ないからいいや」と思った人も、もう一度試してみるのもよいかもです。

| | コメント (0)

2013/03/05

右近の橘

Img_35901_2

 太宰府の「右近の橘」。「左近の桜」はなくて飛び梅があったりしますが。

 ついこの間ひな祭りだったわけでして。ひな祭りといえば、うちは母のお古の6段飾り。6段って普通ないんですけども、5段+床という不思議な構成でして。なんでも母が生まれたときに、祖父が神戸で購入したらしいんですが、なくしたり壊したり、それに叔父が手作りでなにやら作ったりと、足したり引いたりしている間にそうなったらしい(笑)。叔父がボール紙で作った菱餅をまだ使ってましたからねえ(←戦時中で餅がなかった)。もうせんなんかも、日に焼けて、当時の毛布にありがちなうすぼけたピンク色になってましたが、おかげさまでワタクシずっと、「緋」って「うすぼけたピンク色」だと思っておりましたよ( ̄▽ ̄)。いや、マジです。

 で、橘と桜をどっちにおくか。「右近の橘」「左近の桜」なので「橘が右!」なはずですが、これが「紫宸殿から見て右」なので、「向かって左」になるので毎回もめるという……。「赤いお顔」なのも左大臣なのか右大臣なのか、毎回もめたしなー。歌ってももめる。

 ということを、太宰府でも思い出したわけですよ。

 ちなみに、「右近の橘と左近の桜を馬でぐるぐる7回まわったヤツら」というのも思い出したんだが、それが誰だったかは思い出せなんだ。小学生の頃好きだった「漫画日本の歴史」というヤツで読んだんだが、高校の日本史の先生の「エピソード」がほとんどそこから取られてて、困ったもんだなというかなんというか。(←ちなみにwikipによると義平と重盛らしい。N先生もホントに困ったもんだなw)


| | コメント (0)

2013/03/04

太宰府のどーぶつ。

Img_35831

 天神さまなので鷽かえ(うそかえ)ですな。鷽かえのウソってなんか可愛いよね。うちにあるちっこいウソはどこのなんだろう。みやげのまんじゅうかなんかについてた記憶もうっすらあるんだけど……(←もう覚えてない)。


Img_35861

 天神さまなので牛も。菅公における牛はキリストにおけるロバみたいな、そうでないような。蹄の裏が可愛い。
 ちなみに防府の節分では牛があたるらしいですよ(こちら)。生牛って、肉じゃなくて生きてる牛かよ。あたっても困るよ……と思ったら、神事で牛を曳く権利みたいですね( ̄▽ ̄)。ウソじゃなくて牛替えなのか。
 金の牛とかアレだ、もらったもらったなんて宴会してると神の怒りをかいそうな(それはちがうとこだ)。

 
Ca3k0458 うちのウソ。ちょっとパーマ。ちょっとピンぼけ。


| | コメント (0)

2013/03/03

マイ2日め。

 つことで、マイ2日め。

 前方のセンターだったので、昨日見られなかったところもいろいろ見えて面白かったです。特にシンコペ。ラストの見え方は、正面からと上からとでは全然違うので、「あー成る程、こう見えるのかー」てな感じで。ロスの口元の表情なんかも、上からだと笠の陰でほとんどわからないしね。アレ、熱くはないだろうけど、髪が傷みそうだな−。

 ディオニソスでは、昨日発見できなかったズアナバールもちゃんと見られた。プロフ写真を見たときに「えらくおっかさんになったなー」と思ったけど、赤の群舞で踊ってるときは、相変わらずおひさまみたいな少女っぽさがあった。ゼウスのファヴローもよかった。これくらい貫禄が欲しいところだ。トレンチはせめて30過ぎないと( ̄▽ ̄)!

 最後の群舞辺りは、近くで見るせいもあるかもだけど、昨日よりはちょっとお疲れめだったかも。群舞の前のトロワ(というか若者役)は昨日は誰だったのかな。今日の那須野さんの方が3人でのバランスがいい感じ。

 ボレロは昨日よりもずっとよかった。ロスは卓に乗っても「おかあさん」なんだなあ。「母」と「母を崇める子どもたち」みたいで、なんだかそれはベジャールっぽすぎないか、と思いながら見てたんだけど、途中からむしろ「体内(胎内、ではない)」のようにも見えてきて。「どっくんどっくん」という腹筋のリズムが、血流みたいに聞こえてきたんだよね。

 全体に柔らかい手触りのリズムも、ロスの方に合っている。というか、ロス仕様のリズムにファヴローが乗っちゃった、みたいな違和感だったのかなあ、昨日は。ギラギラしたエネルギーやエロスみたいなものはあまりない。まあぢぶんは、そもそも西洋人の肉体にエロス感じないタチなんで(笑)、そこは割り引いてもらってだな(←感じなくても認識はできるんだけどね。今回はそこも希薄だったような)。

 そのほかのいろんなことは、ネタバレ期間過ぎてから、根性があったら(←あるのか、おい)。

| | コメント (0)

2013/03/02

BBLマイ初日。

 つことで、BBLマイ初日。明日も同じプログラムで見るし、日程は火曜日まであるので、ネタバレにならないようにちょこっとだけ。
 キャストは、一部ダブルもありましたが、シャコンに関してはシングルだったので、やっぱり一度でよかったかなーと思いつつも、まあ一度は上から見たかったし、シャコン2回見るならいいや(^▽^)、ってところですな。

 席は2階下手サイドの後ろだったんですが、前の方の人(自分の前というよりも斜め前ずっと先まで)が前のめりにならなくても多少死角ができました。まあB席だからね。ちょうど、プロローグの師直の座ってるあたりがぽっかり隠れるぐらい。ボレロだと、下手トップの那須野さんは見えるけど、着席してる人は見えづらい感じですかいね。

 いやしかし、シャコンに始まりシャコンにつきるような。シンコペの最後の方は、さすがにちょっとスタミナ切れっぽかったですが、そういう場面でこそ「型」をしっかり身につけてる強みが出るなあ、と。

 前回「ディオニソス」の抜粋を見たのはなんだったっけ、と思ったら、2008年の「祈りとダンス」だった。BBLというか、ベジャール作品は大概そうだけど、もう少しプログラムの説明が親切だったらなー。

 那須野さんが前回よりもぐっと大人っぽくなって、ぐっとよくなってましたねえ。ディオニソスの最後の祭り、大貫さんと双子のようで面白かった。
 シャコン、メレンダと並ぶとゼウスのウィンがあらゆる意味で物足りないんだけど、明日ファブローで見られるからそっちを楽しみにしよう。母役のリザ・カノがよかったな。従来のロス的な役所。
 ベジャールを見慣れてると、随所に「ギリシャのアレ」とか「役人のアレ」とか混ざっていて、年代的にいうとむしろ「ディオニソス」から分岐していったのかなと思うけど、そこいらも面白かったり。

 「シンコペ」はジルの作品。前回の「アリア」でも思ったけど、ジルのセンスは(特に音楽の印象も大きいと思うけど)、なんかこう、「漂白された70年代前衛」みたいな。カーンみたいなATG的要素はないんだけど。それにベジャールの要素がぽこぽこ入ってくる感じの。鳥かごのくだりとか、ストレッチャー的だもんな。鉢かつぎ姫かと思ったら電気スタンドだし。

 やっぱり目が行くのはシャコンだけど、ヒメネスに和んだよー( ̄▽ ̄)。前もヤバイけど後ろもヤバイじゃん! でも和んだ。一人くらいはいてほしい人材だ。

 「ボレロ」はちょっと期待倒れ。以前はBBLのダンサーって、フェロモンむんむんなイメージだったけど、今回のリズムはずいぶん肌触りがやわらかいというか、やっぱり「漂白された」感じがする。ジルのカラーなのかなとも思うけど、十市さんの「役人」も「漂白された役人」と感じたので、まあそんなもんかも知らん。体型も、那須野さん筆頭に薄型の人が増えたのかなーと思ったところで、ヒメネスの腹が……。いや、和んだからいいけど。ロスで見たら全体の印象がまた違うかも知らんしな。明日はかぶりつき席だし。

| | コメント (0)

2013/03/01

BBLとか狛犬とか

 太宰府天満宮の狛犬。

Img_35841


Img_35851


 さて、BBLの来日公演も始まりましたが、とりあえずこの土日と、ライトを1回見ます。今回全然モチベーションがあがらなくて、ボレロも1回でいいかなーという気になってたんですが、ダンスマガジンのシャコンのインタビューを読んだ一瞬だけモチベーションがあがって(笑)、土曜の2階B席をぽちっといきました。前回もダブルキャストを組んだ演目があったので、「ディオニソス」でシャコンを見逃すといやかなー、と思ったりしたので。

 ナマで見たことのあるメロディでは、ロスがいちばん好きなので、祭典の枠をロスで取ったんですが、「……卓の裏側を見ろと?」という直近席が来てしまったというのもありますな( ̄▽ ̄)。群舞のついたベジャールは、やはり上から見るのがいいんだよなー。「ギリシャ」も実は上から見るときの方が楽しい。Kさんが出るとオペグラかぶりつきになるのであまり意味がないような気もせんでもないが( ̄▽ ̄)。

 しかし、ドメニコとティエリーがいないっつうだけで、こんだけテンション下がるのか、ぢぶん……。

| | コメント (0)

« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »