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2013/03/24

饗宴その3

 饗宴の続きはシティのコッペリア3幕。

 シティは実のところ、小林洋壱さんくらいしか顔と名前が一致してなかったりするんですが(大汗)、その小林さんが「戦いの踊り」を降板して(理由は書いてあったかなかったか記憶が……)、キム・ボヨンさんに。ボヨンさんはボヨンさんで、名前はよく見るので常日頃「一度見てみたいなー」と思っていたのでありました。どうしても「ポヨンに似た名前の人」になってしまうのは、J9シリーズのファンだからなので許してくれぇ。

 よくよく考えたら「普通のコッペリア」はバーミンガムとスタダンで一度ずつ見たきりで、プティ版だの清水版だのの変わり物の印象が強かったりして。なので3幕の構成をちゃんと覚えてなかったりしましたが。
 今回は石井清子さんの振付で、市長さんやコッペリウスの出てこない、ディベルティスマンとしての演出。全幕で見るとコッペリウスとの和解のくだりなんかもあるんだろうな。中央奥に鐘の台が設置されて、ちょいと全幕気分で楽しい。群舞の女性(主に「時」)がすっきりとした寒色系の衣装で全体にさわやかな雰囲気。

 その寒色系の衣装の中に一人赤系の衣装で踊られる「曙」もきれいでしたが、その後に3人で踊られた「祈り」がよかったなあ。ここがいちばんきれいだったかも。「戦い」は男性のトリオ。あまり勇壮な感じはなかったけど、その方が場にふさわしい気もします(本来は「村のお祭り兼主役の結婚式」の場だし)。血気盛んな若者というよりも、青年団のリーダーたちっぽい。ボヨンさんは、シャープというより弾力系かな。スタダンの大野さんと立ち位置が近い感じ? 男性は全体にシャープ系や技巧系ではなくて、おっとりした感じかなあ。その中ではボヨンさんは押し出しが強い方かも。ステージマナーはいいけど、反面「お行儀よい」という気もしたり。

 主演は志賀育惠さんとキム・セジョンさん。お二人とも白の衣装で、結婚式のやわらかな、あたたかいムード。フランツのヴァリはアミンタのヴァリの音楽(振付はもちろんアレではない)。清水版も、フランツのヴァリ(よくガラのPDDで使う曲)は1幕に持ってきて、3幕はアミンタの曲だったので、石井版も通しで見るとそうなのかな。最後の総踊りは楽しくて、締めはこうこなくっちゃ、と。やっぱり1本くらいはこうした演目がないとね。

 今回は、2階センターのやや前(通路のすぐ後ろあたり)で見たのですが、個々のダンサーの誰がどうというよりも(そもそも個体識別ができてないわけで)、全体や群舞をライトに楽しみました〜。気持ちよかったです。

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コメント

綾瀬川さん
私もシティは初めて観ました。
フィナーレ(後に祥子さんはありましたが)にふさわしい古典という役割だったのでしょうね。

2階センター少し左寄り、通路の後ろの後ろの列にいました。案外近いところにいたのですね、ちょっとびっくりしました。

投稿: かかし | 2013/03/26 10:00

あ、同じ列の、右の端っこのほうでした(^▽^)。
ご近所でしたね〜。

せっかくのバレエ団ごとの「饗宴」なので、
クラシックの群舞つきの演目がひとつは欲しいですよね。
お祭りのフィナーレらしくハッピーな演目でした。
単独公演だと見るバレエ団が偏る(笑)し、
ガラだとスターダンサーしか出ないことが多いので、
バレエ団ごとあれこれ見られるのがこの「饗宴」の面白さのような気がします。

投稿: 綾瀬川 | 2013/03/27 02:56

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