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2013/06/30

鎌倉のジゼルのつづきようやく。

 さて、続き。

 2幕のウィリたち。ラシルと1週おいての上演だったけど、シルフとウィリのラインの違いから温度の違いまで、すっきり切り替えられていて気持ちいい。
 田中さんのミルタは、ちょっとエンジンのかかりが遅いかな? とは思ったけど、そこはやっぱり田中さんなのだ。出のソロを終えて、群舞が登場する段になると、がぜん迫力が増してくる。なんというか、ウィリたちが、ミルタの部下とかなんとかそういうものではなくて、ミルタの影そのものというか。この世界に「意思」を持つのはミルタ一人なんだなあ……と。そういう「君臨」の仕方でもあり、「一体化」でもあるという。
 田中さんのクールさに相応しい、冷気漂うウィリだったなあ。アラベスク交差の前の、ウィリが一列ずつ増えていくところがオソロシイと思ったのは久しぶりかも。あそこあんなにコワイ場面だったんだなあ……。その後の、ミルタが入って、フィニッシュの連続ジャンプのところまで盛り上がったなー。かっちょええよ……。

 でもって、間ははしょりますが、ヒラリオンが引き出されまして。いやもう、田中さんのとりつくしまのなさといったら(^▽^)。木村さんもまともに踊るのはここくらいなんで、ガンガンだったように思いますが(かごめかごめがあんなにきれいでどうするのー)、ああ嬉しい(笑)。下手奥からウィリに沿ってジュテで来てザンレールで止まった後、田中さんが「もう一度−」と両手を下からすくうようにあげていく、ぢぶんの席からだと後ろ姿なんですが、もう鳥肌が全身ぞくぞくぞくぅーーーーーと。マジでコワイ。こんなにオソロシイのは超久しぶり。相手によっては、うろたえる木村さんの方が怖かったりしますが(←ヒドイ)、もうミルタの圧勝ですな。血なんか一滴も通ってませんよ、きっと。「絶対零度」といわれたころの井脇さんでも強い自意識が残ってましたが、そんなものすら感じさせない「冷たさ」。いやー、怖かった。

 基本はゴシックホラーだったんだなあ、としみじみしつつ、もうすっかり終わったような気になっているぢぶんでありましたよ(いつものことだけどなー)。

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コメント

こんばんは。

シルフィードとウィリのラインの違いができているということは、なかなか大変なことだと思います。
感じて見たかったです。
また今度二つ並べてしてくれないかしら。

やはり、ラストダンスだったんですね、田中さん!(東バ公式)
これ以降キャストされていなかったので、それもあって、見に行きたかったのですが…

残念ですが、どうにもなりませんね。
私たちは、黙って見守るだけ…
阪井さん共々、充実した道に進まれますように。

足の美しい方のネタはいつでもお待ちします。

投稿: テス | 2013/07/02 00:42

田中さん、本当に気魄のこもったミルタだったのですが……(ノ_-。)。
しばらく、ちょっと何かに迷いがあるのかな、と思った時期があったんですが、
ハルサイとラシルで割と普通に田中さんだったので、
ああ何か吹っ切ったかな、と思ったらそっち向きに吹っ切っちゃってたのか、という……
(←最近こういうパターンが多いような)。
踊りってやっぱり出るものかもですね。

阪井さんも、岸本さんと、かつての高村+長谷川タッグのようになるのではないかと楽しみだったのですが……。

本当に、ファンというのは切ないものです。
それでも、お二人ともまだ人生これから、ですよね。
がんばれー(T-T)ノ

投稿: 綾瀬川 | 2013/07/02 03:02

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