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2013/10/14

ジゼル、まずは脇から

 つことで、東バのジゼル。美佳姫のジゼルは久しぶり。全幕も久しぶりだし、もしかして今年はハルサイとラ・ペリと、これで3回目かな。ギエムプロにもカブキにも出ないから、今年最後になるの? 昨年からのケガがあったとはいえ、少なかったなあ。やっぱり美佳さんのジゼルは好きだなー、とあらためて。

 まあ、主役のお二人については、よそでも書かれると思うので、とりあえず脇からいきますか。

 バチルドの高木さんがすごくよかったです。6月にも観てるんだけど、そのときよりもずっとよかった。最初に出てきたときにはっとするほどきれいで、あの衣装は割と年上に見えるんだけど、そういうこともなかった。なんだかちょっとびっくり(←失礼な)。
 狂乱の場の出だし、ジゼルとの「この人は私の婚約者よ」「いいえ、私の婚約者です!」のやりとりの後の驚愕した表情、もうそれだけでアルブレヒトが何をしたかを悟ってしまったという。ジゼルが首飾りを投げ捨てる瞬間の表情とか、ひとつひとつ、目を離せなくなってしまって困った−(苦笑)。高木さんってこんなに演技派だったかなあ。ジゼルにかけよろうとしたアルブレヒトの前に立ちはだかって詰め寄るのがもう本当に迫力。「自分が何をしたかわかってるの?」という、それは自分にした仕打ちへというよりも、村娘を翻弄したことへの怒り、に思えた。その後、公爵と後ろの方へ下がって話しながら、何度も小さく首を振っていたけど、公爵のとりなしに「あんな人とは結婚できません」と言っているようだった。自分を裏切ったとか、恥をかかせたというのではなくて、人柄としての不誠実さを責める感じ。絶対許してもらえないよ、アルブレヒト。

 高岸さんの公爵は久しぶり。貫禄があって「のっしのっし」で、椅子の座り方が「がっつり」な感じだったよ( ̄▽ ̄)。高木さんに気を取られたせいか、あんまり印象に残らなかったな。

 森川くんのウィルフリードは初役? 最初から半泣きで、1幕の最後は自分が泣きながら走ってマントを取りにいっていたような( ̄▽ ̄)。苦労人だな。というか、苦労させられてるな。狂乱の場でも、アバレルアルブレヒトを必死に制止。その前のアルブレヒトがヒラリオンから剣を取り上げ、ヒラリオンが鴨……じゃなくて角笛を取りに行く場面で、一瞬、アルブレヒトに刺されたかと思いました。危ねぇ!

 弾くんの4代目ヒラリオンは、出だしは「陽気な山番」でしたが、1幕中盤の三つどもえの辺りの笑顔がビミョーにコワイというか暑苦しいというか、スカートにキスのくだりは完璧フライングといった感じで、ああそうか、あの衣装でヒゲをつけると笑顔がキモ暑苦しくなるんだ、あれは衣装のせいなんだ、とちょっとだけ思いました。ええ、いつもの誰かさんのせいじゃなかったんですね。多分違いますけど。
 
 えーと。さすがに動作の端々が若くて、若者が後先考えずにやっちまったよ、みたいな。狂乱の場でも、最初は何が起こっているのか理解できずに、徐々にわかってくるというような。最後のジゼルを追っていく場面はよかったなあ。いつもとコースが違ってかなり手前で自分の方へ引き寄せる感じだった? そこで一瞬ジゼルが覚醒して、ああこれで自分のところに戻ってくると思ったら、最後にアルブレヒトにもってかれちゃった。だからか、ジゼルが死んでしまった悲しみは深いけど、悪いのは最後までアルブレヒトだったんじゃないかなあ。ラストのポーズは、両手を胸の前に。片手を突き上げる例のポーズはK村さんの専売特許になったらしい(後藤さんは片手をジゼルの方へ差し出すポーズ。平野くんの記憶がない)。5代目の森川くんはどれで来ますかなっ( ̄▽ ̄)。

 もちろんつづきます。

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