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2013/10/04

日舞「ペトルーシュカ」

 えー、そういうわけで日舞×オーケストラ、肝心の舞台の方。

 1演目目は「ペトルーシュカ」。これは昨年の再演で、ぢぶんもTV放映をながら観したんですが、ムーア人を演ずる予定の花柳寿太一郎さんが急病で降板、花柳昌克さんが代役となりました。他の人は同じですかいね?

 ペトルーシュカ:若柳里次朗 バレリーナ:花柳大日翆 ムーア人:花柳昌克 人形遣い:花柳輔蔵
 振付:五條珠實 美術:金子國義

 まあ、テレビで観た方もいらっさるとは思いますが。筋書きは概ねフォーキン版と同じですが、群舞はなく、1場仕立てです。曲のかなり長くを「序曲」としてとって、どの辺りだったかな、ストリートダンサーのケンカよりは後だったと思うけど、幕の間から人形遣いの手がぬっと出て怪しげに動くところから始まります。

 ……なんだけどね。幕の開く場所を手に持って待機してるときに、身体の線が幕越しに丸見えなんですよ。幕と幕の間が開いちゃってるから、舞台中からの照明が下手側に流れっぱなしだし。「序曲」の間中、あそこに人が待機してるってのが気になっちゃって。こういう始末が今ひとつだとちょっとなあ。

 ま、そこをすぎてしまえば後はすごく面白かった。幕が開いて、フォーキン版で使うのとちょうど同じような、前にカーテンのついた人形芝居の小屋(というか箱というか)。フォーキン版だと一つの小屋に3体の人形が入ってますが、こちらは下手からペトルーシュカ、バレリーナ、ムーア人用の3つの小屋が並んでます。祭りの日のできごとというよりも、オフの日、あるいは仕事のはねた後の、人形遣いの手慰みのようなもの。バレリーナ、ムーア人、ペトルーシュカと人形を出して踊らせ、バレリーナとムーア人は恋仲になり、ペトルーシュカは、嫉妬というよりは 。・゚・(ノд`)・゚・。ウワァァァンな感じで。

 やがてバレリーナとムーア人は小屋に戻され、ペトルーシュカのソロ。それを人形遣いがいたぶり、小屋に戻すと、今度はムーア人が出されてソロ。それにバレリーナが出されて2人で踊り、ペトルーシュカが出てきてそれを人形遣いがいたぶり……と、まあそんなこんなで。しかし、そんなことにも飽きちゃったらしい人形遣いが人形達を小屋に戻そうとするんだけど、ムーア人もバレリーナも壊れちゃう。いろいろ糸を引っ張ってみても動かないムーア人に人形遣いがかかってるうちに、ペトルーシュカはバレリーナをなんとか動かすと、2人で逐電です。ええっΣ( ̄ロ ̄lll)! 気づいた人形遣いがムーア人を小屋に突っ込み、後を追う。

 ここの場面転換(的な)は、黒子さん(といっても黒ジャージだ)が小屋をぐるぐる動かして、えーと「ムーア人の入った小屋はどれだ!」的な具合に。それでもなんとなく逐電先になるから面白いよな。
 その逐電先で、ペトルーシュカはようやく、バレリーナと仲良しで踊るのだ。ええっΣ( ̄ロ ̄lll)! 誰でもいいのかよ、バレリーナ。
 さて追ってきた人形遣いは2人の間に割り込み、バレリーナを折檻。っつってもそこは「日舞」ですんで、お約束通り「ぱあん!ぱあん!」と繰り出される袂に合わせてバレリーナが首を振るわけですが、これが「ぱぱぱぱぱぱぱ!」になるとギャグにしか見えなかったりして(ギャグなのか?)。その間、ペトルーシュカはといえば「おそろしや〜、おそろしや〜」と完全にビビリーなのですが。

 えーと、細かい所は忘れました。2人はもちろん連れ戻されますが、ムーア人はまだどっか壊れてたのか、いきなりキレてバレリーナを殴ったり。最終的にはペトルーシュカに馬乗りになって殴り殺してしまい、バレリーナもムーア人と元サヤに。一部始終を見ていた人形遣いは、ペトルーシュカが本当に「死んで」しまったことに驚愕して逃げ惑いますが、空から降りてきた縄ばしごを数段昇ったところで息絶えるという。

 続きます。

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