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2013/10/10

日舞「ボレロ」

 というわけで、最後の演目は「ボレロ」。やっぱ「ボレロ」は最後だよねえ。前回、野村萬斎さんがソリストをやったのはテレビで放映されたときにチラ見しましたが(←録画はしてあるが見ていない)、やっぱり萬斎さん中心に映っていたような気がしたり。NHKのカメラワークって、よそのやたらと「映像作品として独自に仕上げてみせるんだ、えへんぷい!」みたいなヤツよりは余程いいんですが、それでも「そ、そこかΣ( ̄ロ ̄lll)? 」って、要はユニゾンなのに片方しか映ってないとか、ここの振りがかっこいいのになんでそっちーー、みたいなことがままあるんで、ええまあ恨みは深し七里ヶ浜。

 それはそれとして、今回は群舞のみ、ソリストなしという、ある意味むしろ画期的な。ソリストだけのボレロってのはままあるけど(アイスダンスみたいに)、逆に40人で押し切っちゃおう、という。こちらも寿太一郎さんは休演なので(そして昌克さんは初めからメンバーなので)、誰かトラが入ったのか、39人で押し切ったのかはよくわかりません。

 振付は花柳輔太郎さん。前回とは違い、中央の四角い舞台は二段になっていて、四方のどこからでも舞台に上がれるようになっています。後ろの太陽だか月だかは全然覚えがない。あったかもしれないけど、覚えてないよう。衣装は同じ(多分)、揃の袴。

 幕開けから全員が舞台を中央に均等に散らばって跪き(多分)、音に合わせて何人かずつ立って舞い、また別の組が立って舞い……というところで、「あ、今日は「ハルサイ」だー(^▽^)」と。それで、クレシェンドに合わせて人数が増えていくかというとそういうわけでもなく、音の強さと人の強さというのは、あまり相関されてなかったような気がします(その意味でベジャールはわかりやすすぎ、ともいえるかと)。人数の大部分が後ろに寄って、前方で少数(といっても10人よりは多かったような)が踊ったり、きれいに隊列を組んだりとフォーメーションを変えつつ、中央の舞台に、まずは二人が上がって踊ったあたりで、「あ、「ギリシャ」なんだなー(^▽^)」と思い、その後、舞台上は二人〜四人が入れ替わり立ち替わり、上がっては降り、上がっては降りで、その踊りも群舞とユニゾンのときもあれば違う時もあったかと(←最初に「改訂」と書いたのはこの部分があったから。プログラムには「改訂」とは書いてなかったですが)。時々また「ハルサイ」になったり、「討ち入り」になったり「涅槃」になったり、そこそういうリズム取りしたら「リズム」になっちゃうよ、とかしながら、主なイメージは「ギリシャ」、みたいな感じで。でもクライマックスで舞台の周りをぐるぐる走っちゃったら、そりゃハルサイで(^▽^)。
 そういえば、クライマックスの手前辺りで、全員が台に乗る場面があるんだけど、ぢぶんの見たところからだと1人乗り損なっちゃったみたいだったのは、上がぎゅうぎゅうで乗り切らなかったのか、そもそもそういう段取りだったのか。

 元々、ベジャールは早くから(「ザ・カブキ」以前から)日本風の振り(というべきなのか)を入れてたし、むしろベジャールの方が影響を受けていた、というべきなんだろうと思いつつ、彼の持つ「円環」や「祝祭性」が、輔太郎さんの考える「宇宙」と通じるところがあるのかもなあ、と。

 今回は「ボレロ」のために、1階前方ブロックの後方を取ったんですが(というか、そこと6列目くらいしか選択肢がなかった)、これは席としては大当たり(環境としては大外れ(ノ_-。))。
 なんだけど、いやー、やっぱりユニゾンってわけにはいかなかったなあ。「ボレロ」といえば鉄のユニゾンを見慣れてるってのもあるけど、むしろ日バ協的な寄り合い所帯で、音取りやら間合いやらが均一でないってことかも。台の上に3人乗って、音の取り方がばらんばらんという。群舞はあれだけいればバラバラでもそんなに問題ではないんだけど、最後の最後で「ばっ!」と全員で扇を開くところとか、というかその後くらいはがっつり合うと迫力が違うような気が。

 でもまあ、男40人の舞、そりゃやっぱ「スゲエ」わけで。文化会館が狭いわー( ̄▽ ̄)。この密度がいいんだろうなあ。来年もあるようだったら、ぜひ2階から見たいもんだな。

 カテコは、舞台幅いっぱいいっぱい(笑)に2列で並んで、前列の人が横を向いて後列の人を前に出すBBL型(そんな型が……)。しかし、ソリストがいないので、誰が主導権をとるわけでもなく、なんとなく「どうしようどうしよう」な感じになったところで壽輔さん登場(笑)。あとから玉三郎さんも出て(もちろん指揮者も)、盛大なカテコとなりました。だったら女性7人(清姫+バレリーナ)も出ればよかったのになあ。

 あとちょっとだけ続きます。
 

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コメント

お疲れのところ、ありがとうございますです。
壮観だっただろうなあ。
去年のテレビ、わかりますわかります。。。
今年分もそのうち放映してくれるといいなあ。

投稿: ura | 2013/10/11 11:52

あ、「迫力」というより「壮観」がぴったしくるかも。
何人かが順繰りに台に上がるという演出は結構好みでした。
「にっぽんの芸能」枠で放映がある旨、掲示があったので
いつになるかはわからないけど放映はあるはずー。
また2回に別れちゃうのかなあ。

投稿: 綾瀬川 | 2013/10/12 02:12

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