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2013/11/01

OFCカルミナ・ブラーナその2

 続き。

 バリトンの駒田敏章さんがとてもよかったですー。どこかのソロで歌い出しがオケに負けたかな? と思ったのが1曲ありましたが、それも曲中で盛り返してました。もともと低音好きなので、バリトンソロの多いこの曲はたいへんにお得( ̄▽ ̄)。迫力とか気合いとか凄みとか、いろいろ思いつくんだけどそれらとはちょっとズレたような感じもあって、強いて言えば「かっちょええー!」なのか、やっぱり。うんうん。かっちょよかったですヽ(´▽`)/。と思ったら、前回も書いてた(こちら)。黒トレンチ(ハーフトレンチ?)に中も黒づくめで、ちょっと「地獄系」(なんだそれは)なのがまた似合う。

 佐多作品のお楽しみのひとつ、堀内充さんは以前よりも出番が減ったのかな(最初の方の小柄な女性とのデュオが以前は堀内さんだったような気がしたんだけど、単に記憶違いかも)。ロースト・スワンのスワンと、あといくつか。スワンは当て振りなんだろうか。男性にリフトされるところもあるから、もともと小柄な人向けの役だと思うけども。今回は、なんというか、「ロースト」感が高い。って、ぢぶんでも他人に伝わる言い方じゃないと思うけど、なんかこう、ローストされたときの軽い飴色っぽいああいうイメージが。
 あとは3人が馬に乗って行ったり来たりするところと、アンサンブルをいくつか、かな。さすがにスタミナは落ちたかな? と思う場面もあるし、若い人のように高くは跳ばないけど、ザンレールの多い振りを十分にこなして、しかもやっぱり美しいんですよ。基本に忠実にやってきた人の美しさなんですよね。プロポーション的にはやっぱり一世代前で、上背があって手足の長い人がそれで見せられるのとはまたちがって。友佳理さんのシルフについて「まるで形状記憶合金がその形に自然に戻るかのようなポージング」というようなことを書いたことがあったけど、そういう感じ。意識してなくてもその形になるんだろうなあ、という。
 アンサンブルでも、すっと目が行くけど(単に自分がファンだからかー)、石井さんや三木さんが、ずいぶんそれに追いつくような存在感を持ち始めていて、なかなかだなー、と。

 そして何気にコロスにまぎれてる堀内さんがカワイイよ……( ̄▽ ̄)。

 コロスと言えば、あれは「フローレ」って聞こえたような気がするから7曲めなのかな? 女性アンサンブルと男性2人が交互に行ったり来たりする。女声合唱→ハミングの繰り返しの結構長い曲。あれの女声コロスの振りが好きだったなあ。

 そういえば複数の小さなアンサンブルで、上手から下手、下手から上手へ通り抜けていくような振りが結構多かったような気も。

 そうそう、児童合唱団! 大人の合唱団やコロスが黒衣装の中、児童合唱団は白の上下で後半に2曲。児童合唱団なので、コロスのような振りではないけれど、中央の舞台(の上にしつらえてある一段高くなってるところ)で、ちょっとした振り(ややお遊戯的な)と、歩きながらフォーメーションを入れ替えるというか。歌の合間にいくつかのパートに別れてぐるぐる歩いてまた元の列に戻る、というそれだけなんだけど、それだけで結構見せてしまうんだな。これも音の持ってる力と無関係ではないのかも。

 それは最後の場面でも同じで、あれも言ってみれば輪になってぐるぐる走りながら手をたたいてるだけのようなものなんだけど(笑)、それはやっぱり「だけのようなもの」であって「だけ」じゃないといいますか。それに心が揺さぶられてしまうのは、それはもちろんやってる人たちがひとかどの人たちであるからなんですが、それ以上に互いに内包している原初的な何か、であるような気もします。
 そんなことも含めて、前回の「春の祭典」というイメージがあったんだろうな、と。

 お、きれいにまとまったような。

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