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2013/12/07

カルメンつれづれ。7

 本格的に収拾つかなくなってますけども。

 エスカミリオとカルメンのPDDの後半。アロンソ版でツニガが二人を見下ろす場面は、全体の中でも緊迫感があるところですが、エク版では二人を見とがめるのはホセ。オフィサー殺されちゃってるしね。そこからむしろMの独壇場のようになっていくわけですが。
 電気をつけたり消したりするMは、ある種の「世間的道徳」として、見るべき物/見てはいけない物を恣意的に峻別しているようにぢぶんには思えましたが、それが個々のタイミングと合っているかどうかは今ひとつわからなかったりして。高木さんはすごかったよなあ……。以前から時々ちょっと年齢よりも年行ってる感じに見えることがあるんだけど(←失礼な)、世間知というか、分別というか、ある種「ミンチン先生」てきな道徳っぽさが似合う。身体/技術的なものももちろんすごいんだけど。。

 で、えーとあれは、ホセを逮捕にきた元同僚たちですかね。それをカルメンが懐柔して追い払い、つかの間のPDD。
 以前も書いたけれど、ホセとカルメンが本当に心を通わせたのは、このシーンだけのように思えました。それでもカルメンは葉巻でホセはバラの花束。二人は一見無邪気に踊っているんだけど、例えばクライマックスのリフトはホセが上げるのではなくて、扇形の(つまりは女性のメタファーに)高く押しつける、カルメンはそれに貼り付けられるかのような形なんですよね。そして、進軍ラッパのように高々と葉巻(ここでは男性メタファー)を掲げるカルメンは、決してホセの思うような女にはならない。一瞬、二人はそれを投げ捨てて愛し合うかのように見えるけど、結局のところ、最後にカルメンは何か急を告げに来たジプシーとともにホセを置いて去ってしまうし、目が覚めたホセの前にはカルメンならぬMが立ってるわけです。

 ……カルメンと一緒だと思って目が覚めたら、一度はオフィサーだし、二度目はMだし、それなりに気の毒な感じはするな……( ̄▽ ̄)。

 そんで、カルメンとジプシーとホセのトロワ。さすがに氷室ックがサイズ的にきつそうだったな……。ムッルでかいよ……。ザッキーのモンキーダンスが好きであったり。結局三人がタッグを組むことはできずに、ホセがジプシーを刺して……って、本当は「刺す」振りはなかったような気もするんだけど、刺したように思えたのはザッキーと氷室ックが腹を押さえてビクンビクンしながら捌けていったからなんだろうな(←こういうのは氷室ックは本当に上手い)……で、ホセはカルメンを連れて逃げる、と。

 場の始まってすぐに、Mが娘役のひとり(奈良ちゃん〜♪)を連れて黒丸に座らせ、兵士達がオフィサーの死体をかついでその前に置く、ということがありまして。ここのMなんかは、まさに「運命」的。
 で、ホセが逐電した後の後半、死体を前にした娘の嘆きの舞が。あ、やっぱりオフィサー死んでたのか( ̄▽ ̄)、と確認しつつ。いやー、妄想がふくらむ、ふくらむ。でもその話は後でいいや。

 問題は逐電したホセの方ですが、これはもう早くもカルメンに振りほどかれて置き去りにされちゃって。ホセは「手に手をとって」のつもりだったんだろうけど、カルメンの方は全然そんなつもりじゃなかったんだな。ホセの方でも妄想は膨らんで、最終場面へとなだれこみます。

 ……来週もう師直なんですけどねえ。

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