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2013/12/02

カルメンつれづれ。6

 話があっちゃこっちゃで収拾つかなくなってきたな……。いつものことだけど。

 ホセとオフィサーの話か。youtubeにあるクルベリバレエのオフィサーが誰かに似てるんだよなあ、と思ったら、ピーター・セラーズじゃないかという……。いや、ぢぶんの「似てる」は却下されることが多いからいいんですけどね。セラーズというよりクルーゾ警部か。ピンクパンサーって63年の映画なんだよ、はあ……。70年代あたしはしょっちゅうTVでやってたんだけどなあ……。

 って、どうでもいいですが。ええと。クルベリのオフィサーはそんなわけで、ある種の「女性性を持つ悪役」、ベルクカッツェまでいかなくてもいいんですが、戦争映画の嫌われ者の上官の典型みたいなものを若干感じるんですけど、まあこれがK村さんなので、そういうねちこいというか、粘りみたいなものを感じさせつつも、全体としては父性の匂いのするマッチョ、みたくなっているという。ま、そうすると(抑圧的な性格も込めた)「母」を兼任する「M」とはいいコンビですな。どっちも抑圧者だけど。

 以前にもちらりと触れた、オフィサーのソロの前の場面、「M」と2人でいるホセがオフィサーに見とがめられるというか、出くわしたホセがびびるというか、あそこが「2人の関係がよろしくない」ことは示唆されても、具体的なきっかけにはあんまりなってないという気はするんだよな。その前の場面でオフィサーも、女の子に張り倒された上に脚撫で回して……はいないか(←してたような気がするくらい、おっさん的エロ丸出しでしたがな)。

 まあホセは何をやってもビビリーだし、オフィサーは何をされても気に入らないんだな。「竜騎兵」の後、ホセの帽子を取り上げて落とし、というところは日によって結構差があって、小馬鹿にしたみたいにふわっと落として行ってしまう時もあれば、東京最終日はかなり強く床に叩きつけて、身体半分くらい思いっきしぶつかって退場してたし(アレは痛いぞ!)。その前に自分の帽子の件があったから、帽子に八つ当たりかと思いましたよ……( ̄▽ ̄)。その後だと思ったけど、黒丸に座ってるオフィサーの前にホセがこうおずおずと、何か取り繕うとしてやって来たときも、大体は「はああ、お前もう話になんないからさあーー」って具合にうんざりしたような顔で行ってしまうんですが、東京最終日は、ぢぶんの見間違いでなければ、にらんだ上にツバ吐きかけてましたからねえ。あんたゲストにツバってΣ( ̄ロ ̄lll)! そりゃ刺されるよ! 
 ……ま、やりすぎたと思ったのかなんなのか、その後普通に戻してましたけど。

 で。

 オフィサーてのは上司ですんで、ホセにとって一つのモデルではあるんでしょう。「ああはなりたくない」のかどうかは別にして、オフィサーに気に入られて、隊内でも居心地よく、出世コースに乗る、みたいな。そいつはもう挫折しちゃって、しかもカルメン逃がしちゃったし、どうやってこの場を切り抜けるかって知恵もないし、というところで走馬燈のように「M」と楽しく踊ってみたりするんだけど(←具体的によくわからない場面ではあるんだけど、あれはあの一瞬のホセの頭の中にめぐる走馬燈みたいな気はするんだよな)、現実に目の前にいるのはオフィサーだし、残された道はひとつ、刺してトンズラです。一回やると癖になるんだな、これが。

 ……まだ終わんねぇのか。

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