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2014/01/31

清水版白鳥その2

 ええと。森下さんについて続けるんでいいんだろうか。

 前回自分が見た2011年の時も、オデットよりもオディールの方がよくて、何かそれは意外だったのですが、今回もそういう印象でした。
 曲の構成については何日か前に書きましたが、3幕は相当変則的になっています。一番の特徴は多分、オディールがほかの姫達と踊る場面があることで。ま、姫達も「戴冠式のお祝いの使節」であって「花嫁候補」ではないので(皇太后の思惑はともかく)、ライバル関係だということでもないんですけども。
 最初の総踊りでは、皇太子ではなく、男性2番手のベンノ(今回は垰田さん)が、GPDDの後になるコーダでは皇太子が相手役(なので、順送りでコーダでは一番下の男性が抜けるんだろうなあ)。
 ま、姫達にも山川さんや小菅さんといったそうそうたるメンバーが入ってるわけですが、3年前に「やっぱり森下さんは圧倒的だな」と思ったほどの「圧倒的」ではなかったです。

 ルースカヤで登場するときは、うっかりバックのチェックをしちゃうんだよな( ̄▽ ̄)。このルースカヤを使った「オディール登場」の場面は、清水版の中でも好きなところ。今回、ベンノの垰田さんが舞台でうろうろしてるんでついそっちに気を取られてましたが(またか)、舞台後方から、ロットバルトに連れられたオディールと、怪鳥軍団が現れるところですね。怪鳥は女性数人と、男性が2人。今回は刑部さんとえーとどっちだ、本多さんの方かな(←大谷さんと区別はできるんだけど、プロフの写真を見てもよくわからない)。この後ろの踊りも結構面白くてですね、ついそっち見ちゃうという。

 GPDDは、何度か書いたように「チャイパ」全曲版。男性ヴァリだけチャイパとか、チャイパのアダージョを別の場面で使うというのはよそでも見るんですが、全曲をここに持ってくるのは珍しいような(男性ヴァリは通常版だったかなー、という気もうっすらとするんだけど覚えてないよう)。チャイコフスキーの全曲構成だと、通常の「黒鳥」の音楽は1幕にあって、チャイパがこの位置に来るのは正しいんですけども(その割に民族舞踊がなかったりとか、特に「全曲版」にこだわってるわけでもないんだよなー)。

 もちろん、振付はバランシンではなくて(そりゃそうだ)、清水さんのオリジナル。オディールのヴァリは、やはり技巧的なものではないですが、たとえば片手の指先を肩に立て、もう片手を水平に上げるようなポーズだけで邪悪モードがバリバリに出るような、そういう凄さがありました。コーダも32回転はありませんが(曲が違うので、元からないのかどうかはわからないですが)、ピケターンのマネージュで2周、速度は普通よりやや遅めくらいですが、勢いで回るのではない、正確なマネージュでした。昔のフィギュアでいうコンパルソリを彷彿とさせるような(←なくなっちゃったけど、コンパルソリ割と好きだったんですよね)。

 とりあえず。

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