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2014/02/15

走る走るロレンスは……

 ビミョーにサボり癖のついた綾瀬川でございますが、もちっと続きます。

 最終日のロレンスは、前3日間ベンヴォーリオを踊った杉山くん。思えば結構長い応援モードでありましたよ。くりっとした瞳がいつみても真剣丸出しで、この子も前に出ることのないまま、気づいたらいなくなっちゃってたりするのかしら(ノ_-。)とか思っていた時期もあったのですが、ここまで来ましたよ! もう後はそこそこで満足しないで、がっつり上を目指して欲しいとただただ祈るばかりであります。
 だってねえ。「子ども眠り」の最初のシーズンは、梅ちゃんともどもテンパリばんばん、後輩の岸本くんの方が落ち着いてるよ、おい! だったりしたわけで。やりたい放題の東バ男性モブの中で、「どーしたらいいの?」とばかりにうろうろしてた頃を思えば(それが可愛かったんだけど)、芝居の方も心配に……。

 つことで。

 ロレンスは多分岸本くんと同じ衣装(デザインじゃなくて着回しの意味で)なんだけど、杉山くんが着ると、首回りの細さが際だって、岸本くんとは別の意味で「僧」っぽい。「僧」というより「神学生」かだな。岸本くんがオーバードクターなら、杉山くんは学部生。年齢逆だけど……。ロミオともまだ「同級生」っぽい親密さというか、距離の近さがあるのは、前日までベンヴォーリオをやっていたせいもあるのかも(笑)。浮かれたロミオにうっちゃりかけられた後のやり返しも「なんだよーヽ(`Д´)ノ!」のノリ。

 しかし「潔癖」。娼婦といちゃいちゃしてたベンヴォーリオに対する冷たい視線とか(昨日まで自分がしてたくせに( ̄▽ ̄))。岸本くんは「僧」なので、現世の困ってる人には優しげだったけど、杉山くんはいろんな意味で潔癖だったな。庵に帰ったらイソジンで手を洗うレベルの(用途が違う)。3幕でジュリエットがかけこんできた時も、岸本くんはためらった後にハグして落ち着かせるけど、杉山くんは「いや、触ったらダメなんだけど」「触ったらダメだから」と散々やった後に、ようやく決心して頭なでるという(←あくまで身体は触ったらダメらしい)。そのままずるずる引きずるのは、岸本さんが引きずられるときのポーズを保持しきれなくて落ちたみたいだった。でももしかしたら、岸本さんがジュリエットの不安とか、落ち込みとかを表すのに、落ちたのかもしれない。後ろからすがられた杉山くんが「!」って、反射的にびくってしたのもあるかも。

 2幕に戻ると、マキューシオの死の後のティボルトとの対峙が結構迫力があって(というか、岸本くんの時に見てなかったような)、逃げようとするティボルトを釘付けにしてしまうような、非難の視線。逆にそのままティボルトを逃がしておけばよかったのにねえ。その後の、ロミオがティボルトを殺してしまった後、ロミオとティボルト(の死体)とマキューシオ(の死体)の間で呆然とする様子とか、悲壮感があってよかったです。で、キャピュレット夫人をなんとかしなきゃと思いつつ、やっぱり最後まで手を出すのはためらうという( ̄▽ ̄)。

 3幕最後、ロミオに知らせに走る場面も切迫してたなあ。で、娼婦だかなんだか、女性に絡まれたらふりほどいちゃうんだ。振りほどいた後に「あ」てな顔はするんだけど、それどころじゃないという。道々、何に絡まれても振りほどいて……というより、あんな切羽詰まった人に絡まないよな、多分。で、「あっちへ行った」という旅芸人の指さす方へ、また切羽詰まって走って行くんだ。走る走る、ロレンスは走る、今きた道を一目散さあーん♪

 ロミオ、脚早すぎ( ̄▽ ̄)

 ……まあ、ロミオも切羽詰まってますから。

 しかし。2幕半ば、庵の前でハーブに鼻突っ込んで「今日はいいの採れたー♪」というのは単純に楽しそうでしたが、その後の薬瓶を取り出して見つめるその頭上には、

 「使いたい」

 が思いっきり( ̄▽ ̄)。もう、隙あらば使う気まんまん。ジュリエットに返品されたくらいじゃくじけませんよ。……って、あの薬、使ってみたかっただけなのか。そうなのか?


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