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2014/03/30

つづき。

 ええっと、すみません、今夜こそがんばります。

 ロミオとジュリエットがぶつかれば恋、のところでしたな。
 このあとで、ジュリエットのソロになるわけですが。先ほど、上手のバルコニーの上で手をグーにして「くるくる?」ってしてたのは、ここの振りを確認してたんだなっ( ̄▽ ̄)! という、いろいろとビミョーの振りの踊りだったりしますが。ノイマイヤーいうところの、「裸足かつ踊れない少女」から徐々に踊れるようになっていく過程をジュリエットの成長になぞらえていくという演出で眺むれば、その過渡期のビミョーさを捉えた踊り、ともいえましょう。このソロの中で、二人は何度も目を合わせ、そのたびにジュリエットの心が高揚していき、まさに「恋が身も心も踊らせる」ようになっていくわけですよ。上手いなあ。
 ……で、「完璧なレディ」に憧れていたロミオは、自分がドジっ娘萌えだったのに気づく、と(そういう話か?)

 しかし、二人の様子に周囲が気づかぬはずもなく、その包囲網はどんどこと狭く……(←マキューシオVSティボルトのところで、二人のPDDのところだと思って書いたけど、実はここでしたな……ヾ(_ _*)。

 で、そのかん後二人のアホウが何をしていたかといえば。兄貴の方は、娘4人が踊り始めたときには後ろの方で「どれにしようかな」的に物色していたようですが、やがてそれも飽きたのか、弟分と二人で三人娘の警護の兄ちゃんたちで遊んでいたのが確かこの辺りかと。初日は見てなかったんですが、2日目は、ベンヴォーリオが警護の3人の隣に並んで例のポーズですまして立っていたのを、マキューシオが「いやそうじゃないから」とどかして代わりに並び、ついでに隣の兄ちゃん(山田くんだったか竹本くんだったか)を(文字通りに)いじってましたが、翌日は先にマキューシオが並んで山田くんだったか竹本くんだったかのアゴ辺りをこそばってどいた後にベンヴォーリオが並んで、「え? 僕もこの人なんかいじんないといけないんすか、先輩?」とお隣をわらわら見ていたのがたいそう杉山くんらしくて大笑いでしたですよー( ̄▽ ̄)。いじられた山田くんだか竹本くんだかが、「なんかかゆい」みたいに何気にアゴすりすりしてたのも笑った(なのにどっちだか覚えてないという)。見分けがつかないわけじゃないのに「どっちだっけ?!」ってなるんだよなあ……orz。
 ちなみに最終日の松野くんは、3人に並んで「ふぬんっ!」って思いっきりふんぞり返ったところを兄貴に「あほか!」って、どつかれてましたな( ̄▽ ̄)。

 主役を見ろよ>オレ。

 まあそんなことしつつも、どっかでマキューシオが捌けて、なんとなく場が気まずい感じになっていき、ベンヴォーリオが下手側にあるバルコニーから兄貴を探したりとか、まあいろいろとありまして。
 マキューシオが戻ってきた頃にはもう「やべーな、おい」というところになっておったのですが、一触即発になりかけたところへロザリンデが割って入るという。渡辺さんは「そんなこと、ダメよ」というニュアンスが強めだったかと思うのだけど、川島さんの方が、ロミオをかばうといいますか、「この人は私に会いに来たんだから」みたいなニュアンスだったように思います。
 そしてマキューシオがそれを引き取るように、ロザリンドの手をとって連れだし、周囲を蹴散らすようにしながら例のソロ。

 ええとですね。K村さんの脚のコンディションについては、最終日のレセプションで話があったと聞いてはいるのですが。4日間通しで見て、このソロについてもほかの場面についても、「技」の部分のキレが悪かったとか、そういう感じはなかったです。気になったのはむしろ、このソロの場面での「技」のつなぎの部分というか、ステップというよりもジャンプとジャンプの間の助走的な部分でもたついてるかなあ(跳んでしまえば高さはあるし、形も決まってるのになあ)という辺りだったんですよね。風呂場以外では1幕の頭からずっと踊りっぱなし、動きっぱなしなので、さすがにここいらでちょっとガス欠なのかな、というくらいの印象だったんですが。2幕なんて全然問題なかったし。しかしこれだけのハードな役を(ベストではないコンディションで)4日間踊りきった、ちうことは、そんだけの底力があるっちうことでもあるわけで。やっぱり化けも……キングですわな。なんかいいまつがった気がするけども。

 で、人を蹴散らした後に、3人娘にちょっかいですね(←リハで誉められたのは多分ここ)。ちょっと中だるみっぽくなっちゃうのは、むしろ振付だよなあ。マクミランで、ベンヴォーリオがカップルの間に割って入るのを繰り返すところの音楽だけど、あれもなんか中だるみしてるもんなあ、いつも。振付よりも音楽なのかな。
 3人娘が並んでるところにベンヴォーリオがコナをかけようとしてるのを発見したマキューシオが、「いやいやそうじゃないから見ててみ」と、お手本を見せようと。ステップを踏みながらほっぺにキスしていくくんですが、最初のロザリンドはスマートにするりと逃げて、2人目の村上/吉川さんは「してして!」って「ちゅっ!」ってしてもらって「うわあ♪」って。3人目の二瓶さんはステップしてる間からもう「何やだこの人キモイ−」って逃げちゃう。で、ぷんすかしたマキューシオがもう一回二人の間に入ったりして。

 ま、そんなことをしている間にひとりになってしまうマキューシオですが、音楽が例のアレグロに変われば、通りがかった人をジャンプで威嚇したりしつつ、1人でも踊る( ̄▽ ̄)。それもどうかと思うのですが、それを3人娘が上手のバルコニーの下に隠れて、眺めつつ3人で品定めしてたりして(^▽^)。
 フィニッシュは下手で肩を下に、脚を上で組むような形。それを下手から出てきたベンヴォーリオが「やりすぎ!」ってどついておしまい。最終日だけは勢いをつけすぎたのか、どつかれる前に反動で戻っちゃってましたが、その分(?)、客席への投げキスが増量されておりました〜♪

 ああもう4月になっちゃうよ!

 

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2014/03/26

六義園

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 先週の土曜日に。


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2014/03/23

ぶつかれば恋。

 さてと、続きが半端になってるんだけども、どこまで行けるかなあ。舞踏会潜入のところでしたな。

 先だって、スカラ座がRJ(マクミラン版)を持ってきたときに、ああK村さんのすごいいばりくさったクッションダンス(クッションないけど)が見たいなあと思い、それはそのときにはティボルトないしジュリエットパパを脳内想像しつつそう思ったわけですが。

 ……まあ、えばりくさってクッションダンス(クッションないけど)を踊る姿は見られたので、果たされたといえなくはないような(´・_・`)。「いばりくさって」と「えばりくさって」に、こうビミョーなニュアンスの違いをかぎ取っていただければ幸いなんですけども。

 これがティボルトないしジュリエットパパだったら、権力者としていばりくさってるんですが、マキューシオはえばりくさることで権力者をカリカチュアライズするというか、おちょくってるわけで(でも「けんりょくー」も見たかったのよ……)。

 ノイマイヤーの振付自体が、脚ぶん回しの独特なものですが。3階正面から見たら3人一組になって、次々増えていくフォーメーションが面白かったです。

 で、一渡り終わったあと、三人娘につづいてジュリエットの登場。従姉妹達が階段を降りていく間も、バルコニーの上のところで、軽くグーにした手を頭の上で「くるくる?」「くるくるくる?」って確認してるのが間抜けな感じ。岸本さんの方が無心っぽいせいか、間抜けさ倍増で可笑しかったですねー♪ で、「くるくる?」ってやってるところに乳母から「お嬢さまの番ですよ」って促されて、「きゃあ!」ばたばたばた……ばったん! て、こける、と。こけた拍子に投げ出しちゃった銀の枝っぽいもの(あれはなんだろう)は、ベンヴォーリオが拾ってくれます。いやここでボーイミーツガールにならなくてよかったというか、少女漫画ならここでベンヴォーリオと恋に落ちそうなモノですが、トーストをくわえた女子高生よりも余裕のないジュリエットは、そのままパリスに突進してしまうものの、「いや、僕じゃなくてあっちですよ」とこちらは少女漫画のままにやさしく応対してくれたジェントルマンの梅ちゃんと恋に落ちることもなく、ママに銀の枝的な何かを捧げに行くのでありました。そして初日に「何じゃありゃ」だった杉山くんが、3日めには「あの子、大丈夫か……」としみじみと心配そうでありましたよ。

 その後はリュート(←子役さんが階段で弾いていた記憶)に合わせて、三人娘+ジュリエットの踊り。風呂場でもそうですが、沖さんのジュリエットは「一所懸命にやろうとしてるけどできない」という不器用な感じがあって、「がんばれジュリエット!」と応援してしまったりするのですが、岸本さんの方がなんだか単なる「天然」といいますか。天然と不器用はどこが違うんだといわれれば、そこはニュアンスをくみ取ってくれえええええ……。

 でもまあ、そうやって踊っているうちにロミオとぶつかっちゃって恋に落ちるんですから、やはり恋に落ちるためには「食いかけのトースト」よりも「ぶつかる」ことが大切なわけですね。パリスもぶつかっちゃえばよかったのに。

 ……いや、そういう話ではないと思うのですが。

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2014/03/22

六義園

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 会社帰りにちょっと戸外で息抜きしたくて、後楽園? 小石川?と思いつつ、一番近いのは六義園やん! ということで、少しぶらぶらと光合成して参りました。たまには外の空気も吸わないと。
 六義園と言えば、柳沢吉保の庭ですが、三菱がらみだし日露戦争のときにはなー、とかちょっと「むうう」とか思いつつも、20年ほど前は自分のテリトリーに近かったしなあ。小石川みたいに直接地べたに座ったり寝たりできないのが難点ですが。

 こちらはサンシュユ。夕日をあびてキラキラでしたが、あまりよく映ってはいないな。

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 茶屋で久しぶり(何年ぶり?)にお抹茶をいただいて(お薄とはいえ薄すぎるような……)、大道芸を見て、ぶらぶら歩いて、ちょっと肌寒かったけど楽しかったです。今は、しだれ桜のライトアップが始まっているので、17時を過ぎても開いてます。


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 とはいえ、しだれ桜はまだこんな。

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2014/03/21

ヒカンザクラ

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 ご近所とはいえ、日頃通らない道のお宅のヒカンザクラが満開を過ぎておりました。このところの強風と容赦ないヒヨのおかげでずいぶん散っちゃってたな。
 ここのお宅は、花の咲く庭木に名札をぶら下げてあるのです。多分、聞く人が多いんだろうな。

 えーと、例によってちょっと体調を崩しまして。月曜の夜がいちばんひどくて、今はおおむねオッケーな感じです。ただモノが食べられないという(笑)。食べられるんだけど、食べた後がキボチワルーになって、量もちょっとにしておかないと、んでもって、全然食べなくてもまるで辛くないという、まさしくダイエットにはうってつけの状態なんですが、まるで痩せる気配がないんですよ……orz。せめて痩せろよ。病気損じゃねぇか。

 つことで、いちばんの稼ぎ時に思うような残業も思ってない残業も……ええまあ、もう少し稼げるつもりだったんだけどなあといいつつ土曜も出勤なんですが(あはは)、ぼちぼちに再開しますです−。


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2014/03/16

ロザリンデのハンケチ

 もうぢぶんでも何を書いて何を書いてないのかわからなくなりつつありますが、読む方だってきっとそう( ̄ー ̄)ニヤリ! ということでいきましょう、そうしましょう。

 えーと。ロザリンデでしたな、ロザリンデ。ロザリンドじゃなくて。

 ノイマイヤー版も、定石通りにロミオがロザリンデを待ち伏せしようとするところから始まりますが……まあその後いきなり神父ねじ伏せちゃったりして定石外しちゃいますけども。で、ようやく現れたロザリンデがバルコニーへの階段を上がろうとする際に、自分の上着を敷いてその上を歩かせたり(←特に雨上がりではないのだが)、そのご褒美にハンケチーフを落としていただいたりしまして。

 ロザリンデはファーストが渡辺さん、最終日が川島さん。それぞれの個性を考えれば当たり前っちゃ当たり前ですが、渡辺さんは初日がかなり控えめで、日を追うごとにわかりやすい演技になっていき、川島さんはいきなり直球(まあ1日しかないし)とでもいいますか。渡辺さんが「深窓の令嬢」なら、川島さんは親衛隊がゾロゾロついてくるような「憧れの姫君」。ここの場面でも、川島さんのロザリンデは「憧れの姫君」っぽく、ちょっとすましてロミオに気をもたせつつ、ロザリンデの方も実はアプローチしてくるロミオを憎からず思ってるというくだりをさらりと見せていて、なかなか( ̄▽ ̄)。そして階段を上ったところでジュリエットとハグし、お風呂へと向かうわけですな。ロミオの方はまだジュリエットに気づいてもいませんが。

 お風呂場三人娘……じゃなかった、ジュリエットの従姉妹たち。ロザリンデのほかに、ヘレナ(村上/吉川)とエミーリア(仁瓶)。もうそのまんま、シャンプーでもボディソープでもCM撮れますよう。
 ここでは、川島さんがびしっと決めた「完璧な長姉」っぽく、渡辺さんの方が少しくだけてた印象。ママが入ってきたときのふるまいとかね。「おばさまの前だから」というよりも、TPOをわきまえた、というような。個人的には、まるで場を読んでない村上ヘレナに大笑いでしたけども( ̄▽ ̄)。エミーリアはちょっと気の小さい末っ子というか。まあ「従姉妹たち」なので、三人のどれが姉妹なのかはわかりませんが。

 で、この三人娘の性格のちがいが、夜会の場面でちょっと面白かったりしたんだよな。

 夜会といえば、その招待状をジュリエットの乳母の息子(だったよな)というちびちゃんが落とし、例によって三バカトリオがそれを取り合い、よっしゃいくでー、となりまして。

 ……例によって調子に乗ったいらんことしぃの人がいらんことをして高岸さんにどつかれるのが、この夜会の前の門前の場面、と。三バカ踊り、K村の両手水平うっふんが妙に可愛かったりしましたけども。杉山くんがよく跳んでたなあ。ジュテの形はいつもきれいだけど、ちょっと変則なポーズになってもちゃんときれいだったし。
 浮かれ小僧のロミオが音が終わってるのに踊り続けて、二人から「いつまで踊ってんだ、おい」とつっこまれるのもここですね。そんで「行くぞ−」っていうのに「マントと仮面!」と、抜け目のないマキューシオが思い出させる、と。「しょうがねえなあ」と兄貴風をふかせてますが、かっちょいいからいいのよーヽ(´▽`)/。
 そして階段を駆け上がっていく一行ですが、ロミオはあんなに大事にしてたロザリンドのハンケチを落としちゃうんだ。ハンケチの切れ目は縁の切れ目。気づいたベンヴォーリオが拾って、さていよいよ潜入です。

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2014/03/15

聖ロザリンド

 ロザリンデについて書こうと思っているのですが、「ロザライン」という名前になれてしまっているので、「……ロザ……?」な感じになっているところで毎回「ロザリンド」になってしまうわけですよ。

 うわあうわあうわあ! 

 せんだって、うっかりブックオフで立ち読みし直しちゃったけど、やっぱり怖いーーー 。・゚・(ノд`)・゚・。。こんなにたくさん殺してたっけかってくらい殺しまくっておった。修道院とか車いすのばあちゃんとかのエピは覚えてたけど、途中の仲良くなった医者の娘とか、坊ちゃん嬢ちゃんとか、DV野郎とか、空港のチケット争奪の話なんかはすっかり忘れてました。前半は物欲(「おばちゃんが死んだらロザリンドにあげるわねー」的な)から後半はもっと「人助け」的な殺人(「死にたいって言ってたからー」とか)になっていくので、さらにオソロシイ。
 たしか、原型になった洋画があったはずなんですよね(見てはいないんですが)。純真無垢な美少女が、物欲のために無邪気に殺人を繰り返すという。で、もうちょっと規模を小さくしたようなのが大林カントクの「可愛い悪魔」と、モチーフとしては割にあるんですが、その徹底ぶりがスゲエ。
 

 わたなべまさこは、とっていた小学館の学年別雑誌に「ばらの中のリザ」が連載されていまして(年がばれるなあ)、そこから「ガラスの城」で、ころんだらおっきするのよ、ときて、そこから先は「うわ、うわ、うわあああ 。・゚・(ノд`)・゚・。」な世界へ……といいますか。
 「リーベス・ツァイベン」と「ふたご座生まれ」が好きなんだよなあ。自分にとっては「執事」とはクロッキー(と田村)なので、20代のイケメン執事とか認めませんよ?
 レディースコミック誌に根拠地を移してからは、さすがにほとんど読んでないけど、まだ書いてるんだよなあ、すごいなあ。いろんな意味でオソロシイ。
 

 ちなみに「ばらの中のリザ」が連載されていた頃の学年誌には、青池保子の「キュートなニッキー」も連載されておりまして。これが前半はよくある「実は財閥の娘だった!」という少女漫画コメディなんだけど、後半はほとんど「イブの息子たち」の原型みたいな話になってるという。それに「姫子」と「ウルトラマンシリーズ」と谷幸子の「なんとかの星」なるバレエ漫画ですよ。みなもと太郎の警察モノとかもあったし、70年代の学年誌って、ある意味アナーキーだったよなあ……。

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2014/03/13

つづきのマキューシオ

 さて、もうちょいがんばりますよ。

 人々の輪が小さくなっていき、半ば停止状態のティボルトと、外との往復運動をするマキューシオ。何度目かに輪の中に入ったはずみ……もう出会い頭の事故じゃないかって感じにティボルトの剣に刺され(←ティボルトに、というより「剣に刺さった」感じだよなあ)、外に出てきて、「まさか」ちう顔で刺されたことを確認する、と。
 毎回背中に手をやって確認してたので、背中から刺さったんだろうなあ。初日のクールな感じが好きでしたねえ。「お!」って、あまり動じないで、すっと隠しちゃうような。「わかりにくい」のダメが入ったのかどうか、あそこは日を追って動きが大きくなっていったようで、最終日には「ぬおおお!」くらいになってましたが。

 たくさん見てるのはマクミラン版とラブロフスキー版なので、どうしてもそこいらとの比較になりますが(クランコ版のその辺は忘れちゃったのさ)。

 ここの演出というか解釈というか、いちばん特徴的だと思うのは、刺されちゃった後のマキューシオというのは、もうティボルトなんかどうでもよくなっちゃってる、ってとこなんですね。すこーん、となくなっちゃうんですよ。
 なんかおかしい、と思って駆け寄ってきたベンヴォーリオに、「なんでもないぜ、へーき、へーき」と一緒にステップを踏んで見せ、背中の傷を隠すために、多分「死」の衣装のマントを取り上げて、闘牛士の振りをする振りをしながら身体に巻いて着込む。ティボルトにも「へへーん」てな顔をしてみせますが、基本的にはもう相手にしてない。もう一度剣を構え直すティボルトに対して、自分は剣を真上に掲げてみせ、もうそれでおしまいなんですね。「もう、やらないよ」って。
 
 まあ余談めきますけど、「へーき、へーき」なマキューシオと一緒にステップするベンヴォーリオが、杉山くんだと「やったー、さすが兄貴ヽ(´▽`)/!」になるのに、松野くんだとただ何にも考えてない人に見えちゃうのは、あの「お口ぽかーん」のせいなのかなあ……。

 で、マキューシオはそのまま、「死」の仮面をつけておどけてみせますが、ロミオに見透かされたような気がしてその仮面も捨て(って、見透かすほど頭よくないですよ、そのロミオ……)、芝居小屋兼車に上がって、えーとあれは河合さんだった? といちゃいちゃし、ザッキーの差し出した剣をとって永田くんと何度か剣を交わし、永田くんに刺されたかのように車から降りて倒れ、そのまま死んでしまうわけですが。

 記憶に新しい(……くもないか)のは、ラブロフスキー版を踊った岩田さんだったりしますが、普通はマキューシオってあからさまに刺されているので、特にそれを隠したりはしないし、ちょっとおどけたりなじみの娼婦と名残を惜しんだりしつつ、最終的にロミオに「おれの仇をとれ!」てな風に死んで行くではないですか。イメージとして。それが全然ないんですよね。刺された事を確認した後はもう、自分の「死」をどう演出するか、しか考えてないわけです。観客に悟られないようにしつつ。

 ぢぶんには、マキューシオは最後に、役者として、あるいは演出家/台本書きとして、死ぬことを選んだような気がするんですよ。大公の血筋なんだから貴族ではあるんでしょうが、そうしたものではなく、あるいはモンタギュー側のひとりとしてでもなく、「旅芸人一座」からすれば「座付き」ではなくて「居候」だったにせよ、マキューシオにとっての「自分の場所」はそこだったんだろうなあ、と。
 断末魔の最後に何度かロミオと視線を交わしますが、そこはもう「仇をとれ」っていうよりも、ロミオが心配だったんだろうなあと思いました。昨夜からのいきさつを知ってるわけで。

 ……っていうか、あんたがいらんことをしなければ、ロミオもだな(笑)。

 あと2、3回くらいでなんとかします( ̄▽ ̄)。

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2014/03/12

巣鴨の梅

 いやもう、寝落ちの仕方がどんどんえげつなくなってきておる綾瀬川でございます。トゥンミェンブートゥエシャオ。

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 こちらは先週の土曜日。巣鴨の地蔵通りのとっつきにある真性寺の梅。境内も狭いし梅も紅白2本だけども。所用で地蔵通りまで行ったので、ついでにもごもごと。なんやかんやで落ち着くというか、好きなんだよなあ、地蔵通りぶらぶら。4の日は戦場だけどな。あ、古奈屋の本店も確認しましたですよ(←池袋のしか行ったことがない)。

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 何度も行っているのに、この碑には気づいていなかったという。

 花でいうと「桜より梅」派なんですが、今年もちゃんと見に行くのは無理っぽい。桃も石和辺りまで行って満開のを見たいんですけどねえ。杏の時期の信州とか。というか、遠出したい……しくしく。


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2014/03/09

あらためて、マキューシオとは

 友人の中でロレンスがすっかりヘムレンさんになっていまして、いやヘムレンさんの集めてるのは昆虫と切手だろうと思ったら、植物採集のヘムルもいるんだよこれが! つことで、最初の変換では「ヘム連」と、なんか鉄の団体みたくなっちゃってるし、まあどうしたものかと思いつつ。

 いや、ロレンスの話じゃなくて。

 ロミオがロレンスの庵から帰ってくると、祭りはめでたく盛り上がっていまして、やさぐれたんだかなんだか、飲み過ぎたティボルトの足をマキューシオがひっかけてすっころばすところから「悲劇」は始まるわけですが。
 ……この辺の前後関係が、今となってはちゃんと覚えてないんだよなあ。誰がどういう順番で帰ってきたかとか。

 さて、マキューシオの「いらんことしぃ」ですが。初日はわざとひっかけてるように見えましたが、ホントに事故だったような日もあり、まあその辺は成り行きなのかなと思わなくもないですが。もう無意識だったりしてね。身体が勝手に人の足をひっかけちゃう、みたいな。ほんとに「いらんことしぃ」だな。
 引っかけた後は概ね、「昼間っから酔っ払って、ちゃんと歩けねぇでやんの、やーい(`∇´)」であったようです。「オレ飲んでないのに」的な遺恨では……多分ないような? 3日めでしたか、落ちてた花冠をティボルトの差し出す剣に引っかけて、さらに怒らすというようなこともやっていたかと。もう人をバカにすることについては余念がないというか。

 で、ここまで忘れていたのはメダル、ですね。1幕のジュリエットの登場場面、例のバスルームの場面ですが、社交界デビューするジュリエットにママが、金色のメダル(見た感じペンダント)を与えるんですね。「大人のしるしですよ」という(とプログラムに書いてあったような)。それを、ジュリエットは軽々しくというか、あるいは「大事な物だから」というか、ロミオに手紙と一緒に渡してしまうんです。ロミオの方はそれがどんなものか知ったこっちゃないから、喜んでぶら下げてるわけですが、多分、それを見たティボルトは余計に頭に血が上っちゃったんじゃないか……と、いう気はするんですよね。ママの胸にあった時もあったろう物が、よりによってロミオに渡っちゃってて。で、ロミオの胸に「オラオラ」と件を向けたら、ロレンスの胸だったり。

 なんのかんのしつつ、最終的にロミオにからんでいるティボルトをマキューシオが引き取るわけですが。それは普通の版にあるような、あるいはプログラムにもそんなことが書いてあったような気がするんですが、「腰抜けのロミオ」に対してマキューシオがしびれをきらすとかいうようなものではなく、むしろこれ以上ロミオにトラブルがいかないように、マキューシオが「引き取った」ように、ぢぶんは思いました。……それこそ、いらんことしぃ、ですけどね。

 マキューシオの死については、その芝居っぷりがやはり話題になるわけですが。
 
 デンマークロイヤルで見た時は、あからさまにマキューシオの自損だった回があったかと思います。今回はそこいらはビミョーだったような。事故だった時もあり、刺された時もあり、一度はロミオが小突いたはずみだったような気もします。それは、群衆がどんどんマキューシオとティボルトのチャンバラを観覧する輪を狭めていって、最終的には二人が「取り囲まれる」というには狭すぎる空間しかなくなった、ということでもあるんです。もう、スペース的にあんな長い物を構えていられないような。
 ……その意味では、「群衆(の野次馬根性)に殺された」面もあるのかもしれない。

 しかし、この構図は1幕にもあるんです。ロミオとジュリエットの最初のPDDで。楽しげに踊る二人に周囲が気づき始め、どんどん二人を包囲する輪を縮めていく、しかし二人は夢中で気がつかない。一触即発になるところで、ロザリンデがロミオをかばうために間に入り、それをマキューシオが引き取って、例のソロに入る。それと同じことがここで繰り返され、しかし追い詰められたことに気づかない二人は、今度は群衆の中で、殺し/殺されることになってしまった、と。

 うわあ、死ぬとこまでいかなかったよ。

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2014/03/05

梅&観劇の諸注意

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 まあいろいろ残ってるんですが、最近写真を載せてないな−。というか、まだ残業がですね( ̄▽ ̄)。どうしろと。
 土曜の近所の紅梅(と椿)です。なかなか梅を見に行く暇もない。お天気もこの日曜は良くなかったですしね。実家にいた頃は家の前が梅林(農業用)だったからすごかったですけども。まあ、毛虫もすごかった……orz。


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 こちらは立川の「子ども眠り」で配られたリーフレットの裏側。「観劇の諸注意」ですが、非常にわかりやすく、概ね過不足なくまとめられていると思います。美輪組だとこれに「咳(せき)をするときは口(くち)にハンカチをあてましょう。」が入るかな。
 東バで用意したのか、立川のホールのデフォルトなのかわかりませんが、子ども向けの公演だけではなく、いつもキャスト表の下(裏ではなくて)あたりに刷り込まれているといいなあ、と思いました。松山でも別刷りで配られるけど、別刷りのものってあんまり見ないもんねえ。


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2014/03/04

立川ねむりつづき

 つづきです。

 フロリナと青い鳥は川島さんと原田さん。川島さんのフロリナは初めて? やっぱりいいなあ。うっかりするとオーロラより貫禄があるというか。アダージョだけだとちょっと物足りないのは仕方ないな(むしろコーダが好き)。原田さんは本編よりも、カテコのお練りの後の、腕使いのていねいさ(←ずっとうねりんしていた)が印象に残っていたりして。

 猫は金子さんと蓮くん。井上の「眠り」でちょっと物足りなかったので(←お行儀がよかった)、ガチ対決が楽しい。蓮くんもいい顔で踊るなあ。

 赤頭巾とオオカミは古閑さんと永田くん。演出がちょっと変わって、赤頭巾が籠をかける木がいちばん下手側になって、迫ってくるオオカミに「あっちー」と指さしてオオカミの気をそらし、オオカミが籠の中のパンを食いかけて「ちがーうう!!!」と投げ捨てるようになっておりました。永田/森川に慣れると、よそで物足りなくなるなあ。いいんだか悪いんだか。
 
 シンデレラは村上さん、フォーチュンは和田くん。村上さんのシンデレラはすっかり定番。これをやるようになってから、キラキラが出るようになったのかも。衣装の引き抜きが時々うまくいかないせいか、今回はイントロをカット、フォーチュンの出から始まって、シンデレラはお小姓さんたちが連れてきて、いきなりその場で引き抜きでした。そのうち引き抜きそのものがなくなるんじゃないか。
 和田くんのフォーチュンは初めて見ましたが、ラインはきれいだし、踊りも悪くないので、もう少し強気に行けばいいのになあ、といつも思うことを思ったりして。もみあげがない方がソフトなイメージになると思うんだけど、あれはなにかこだわりがあるんだろうか。

 白雪姫は小川さん。いつも、後ろでこびとさんを勘定していてわからなくなってしまう狼さんは、今回は大きな麻袋の中身が気になってそれどころではなかったようです。そして、いつもは、バケツが持てなくてひとり取り残されたこびとさんをカタラビュットが抱えて追いかけますが、今回は狼さんがその子を狙っていたので、あわやカタラビュットが救出! という場面展開に(演出の変更ではなく)なっておったような。だって、古閑頭巾はつおい子だから、「お腹すいたー」という狼さんに「あっちにすれば?」って白猫を指さしちゃったりするんですよ( ̄▽ ̄)。ひどいわー。

 さて、主役。吉川さんは、1幕はちょっと固いかなー、と思ったけど、16歳らしく初々しいといえなくもない。呪いで殺されちゃうような繊細さがある感じ。ローズアダージョはちゃんと4回アンオーでした。2幕はキラキラ増量。1幕から2幕への成長というか(寝てるはずなんだが)、そういう変化のあるオーロラでした。梅さんは、パリスで踊りが少なかったからか、本人比でガンガンだったような( ̄▽ ̄)。マネージュがきれいでハイ。終始さわやかなデジレでありましたよ。真ん中もだいぶ板についてきたかな。
 カタラビュットはザッキー。氷室ックの自由自在加減に比べると、まだちょっと真面目というか、崩し切れてない感じはするけど、別に崩さなくてもいいんだよな、考えてみれば。今回はカテコのお練りの時も1階だったけど、誰か2階にも行ってあげてー(カタラビュットでなくてもいいから)。

 つことで、もうどんだけ見たんだよコレ、と思うけど、やっぱり見れば楽しいんだよな。最初は「若手企画」だったのが、徐々にみんな中堅になって本公演でも活躍し始めたし。この企画で名前を覚えた人も多いしなあ。もうひとつくらい、子ども用のプロダクションがあってもいいのかもしれない。

 で、木村さんのデジレはいつ日本で見られるんですかね? ギリシャでやっておしまい、はナシですよーヽ(`Д´)ノウワァァァン。

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2014/03/02

立川ねむり

 つことで、まだいろいろありつつも、立川の「こどものための眠りの森の美女」。さすがにマチーマチは体力がなくて、3時半の回だけ行ってきました。吉川さんと梅さんの回。楽しみにしていた杉山くんと虎ちゃんはお休みでした〜(T^T)。ま、それはそれとして楽しかったですよ−。去年見損ねたキャスト、新しいキャスト? もちらほらと。細かい演出面での変更もちょこちょこ。

 リラは渡辺さん。踊りも安定して、貫禄もついたなー。ギリシャ公演の前に新調した妖精たちの衣装は、チュチュのボンの中辺りにボンボンがついていて、背中の羽もチュチュと同色のひらひらでカワイイ。色が派手だけどまあなあそれはなあ、美術もあの色だしなあ。村上さんの優しさの精は定番ですが、このところ(いつ頃かはよくわからないけど)、一皮むけたなあという気がします。

 カラボスは昨年見損なった伝田さん。パワーアップして怖い怖い。全中裏の幹部(「朱」の辺り)かと思った( ̄▽ ̄)。すごいノリノリ。登場の時の振り落としの幕が引っかかって最初に落ちきらない、振り落としのときにも落ちない、というアクシデントがありましたが、手下ともども臆せずに登場、幕は最終的にスタッフさんが引っ張って回収してましたが、こういうときにスタッフさんも衣装を着てるというのは便利だなあ(←いやそういう問題でもないような)。いやー、井上の「眠り」の時に、カラボス退場場面で「ばーん!」と火薬が出ないと物足りなくなっちゃってるのに気がつきまして( ̄▽ ̄)。いけんわー。

 佐藤くんが退団して王さま役が減ってしまったと思ったら、まさかの森川くんが入ってきました。びっくり(・_・)。なかなか美丈夫な王さまでしたが、意外に面白く……じゃなくて目立たなかったなあ。森川くんの代わりにシロクマ王子をつとめたのが永田くん。元王さまだけあって、森川くんより貫禄があったような( ̄▽ ̄)。いや、サポートもだいぶよくなったような。若い(16歳の)オーロラを見守る、頼りがいのありそうな王子さまでありましたよ。そしてどんな衣装でも強引に着こなすところがすごいな……。森川くん、あれ似合ってなかったんだな……。
 似合うと言えば、原田くんのカレーの王子さまが似合いすぎでっΣ( ̄ロ ̄lll) 出てきたとき誰だかしばらくわかんないくらいに似合いすぎでっ! 杉山くんは似合ってなかったんだなあ……。やっぱ、「インド人」をやるためには恰幅が必要なんだろうか。恰幅。かっぷ……。
 えーと。青の英国王子が安田くんで、赤のブルマが和田くんでした。この辺りの影がやっぱり薄い。つか、永田くんのどっきり芝居につきあう杉山くんがいないせいか。……考えてみれば、杉山くんも「何していいかわかんない」みたいな時期もあったけど、あれは永田くんに鍛えられたんだろうか。

 花ワルの男子は入戸野くん、岸本くん、野尻くんに石田くんかな。のじりんがひところよりもすっきりとした顔立ち(というか髪型だろうな……)になったような。入戸野くんのアピールがすごいっすよ( ̄▽ ̄)! 攻めの態勢に移行してきたらしい。カラボスの手下で一人、ガンガンにアピールしてた上手い人も多分入戸野くんだな(←まだヴァリエーションは少ないっぽい)。岸本くんの方がちょっと控えめであった(←まだロレンス仕様っぽい)。

 はんぱですが。

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