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2014/03/23

ぶつかれば恋。

 さてと、続きが半端になってるんだけども、どこまで行けるかなあ。舞踏会潜入のところでしたな。

 先だって、スカラ座がRJ(マクミラン版)を持ってきたときに、ああK村さんのすごいいばりくさったクッションダンス(クッションないけど)が見たいなあと思い、それはそのときにはティボルトないしジュリエットパパを脳内想像しつつそう思ったわけですが。

 ……まあ、えばりくさってクッションダンス(クッションないけど)を踊る姿は見られたので、果たされたといえなくはないような(´・_・`)。「いばりくさって」と「えばりくさって」に、こうビミョーなニュアンスの違いをかぎ取っていただければ幸いなんですけども。

 これがティボルトないしジュリエットパパだったら、権力者としていばりくさってるんですが、マキューシオはえばりくさることで権力者をカリカチュアライズするというか、おちょくってるわけで(でも「けんりょくー」も見たかったのよ……)。

 ノイマイヤーの振付自体が、脚ぶん回しの独特なものですが。3階正面から見たら3人一組になって、次々増えていくフォーメーションが面白かったです。

 で、一渡り終わったあと、三人娘につづいてジュリエットの登場。従姉妹達が階段を降りていく間も、バルコニーの上のところで、軽くグーにした手を頭の上で「くるくる?」「くるくるくる?」って確認してるのが間抜けな感じ。岸本さんの方が無心っぽいせいか、間抜けさ倍増で可笑しかったですねー♪ で、「くるくる?」ってやってるところに乳母から「お嬢さまの番ですよ」って促されて、「きゃあ!」ばたばたばた……ばったん! て、こける、と。こけた拍子に投げ出しちゃった銀の枝っぽいもの(あれはなんだろう)は、ベンヴォーリオが拾ってくれます。いやここでボーイミーツガールにならなくてよかったというか、少女漫画ならここでベンヴォーリオと恋に落ちそうなモノですが、トーストをくわえた女子高生よりも余裕のないジュリエットは、そのままパリスに突進してしまうものの、「いや、僕じゃなくてあっちですよ」とこちらは少女漫画のままにやさしく応対してくれたジェントルマンの梅ちゃんと恋に落ちることもなく、ママに銀の枝的な何かを捧げに行くのでありました。そして初日に「何じゃありゃ」だった杉山くんが、3日めには「あの子、大丈夫か……」としみじみと心配そうでありましたよ。

 その後はリュート(←子役さんが階段で弾いていた記憶)に合わせて、三人娘+ジュリエットの踊り。風呂場でもそうですが、沖さんのジュリエットは「一所懸命にやろうとしてるけどできない」という不器用な感じがあって、「がんばれジュリエット!」と応援してしまったりするのですが、岸本さんの方がなんだか単なる「天然」といいますか。天然と不器用はどこが違うんだといわれれば、そこはニュアンスをくみ取ってくれえええええ……。

 でもまあ、そうやって踊っているうちにロミオとぶつかっちゃって恋に落ちるんですから、やはり恋に落ちるためには「食いかけのトースト」よりも「ぶつかる」ことが大切なわけですね。パリスもぶつかっちゃえばよかったのに。

 ……いや、そういう話ではないと思うのですが。

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