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2014/04/29

松山のシンデレラ

 つことで、井上の眠り以来、2ヶ月ぶりのバレエです。新国の「カルミナ」も予定にはしてたんだけど、チケット買う前に松葉杖ライフに入ってしまったので、これはあきらめました。初診で「2週間程度のギプス」と言われていたので、ちょっとギリギリだし、リスク高いかな、と。実際、ギプスが取れたのが21日だったしね。

 で、ケガの前に取っていた松山の「シンデレラ」。ギプスが取れてよかったですよ。垰田さんの王子だからね( ̄▽ ̄)。実際、くるみと白鳥以外は、次がいつなのかわかったもんじゃないし。今回新しく改訂はしなかったようですが、初見なのでわかりません。

 まだあと3公演ありますが、ネタバレ的なものを含めて。主演は佐藤明美さんと垰田さん。

 曲の途中で幕が開いて、プロローグは森の場面。森の妖精たちっぽいのは四季の精で、中心の山川さんが「時の女王」。明るい群舞用の曲は、本来の序曲の前に挿入されたものだと思います。序曲ってちょっと不気味な曲調のアレだよねえ(←自信はない)。で、次にそのアレの曲で、森に幼いシンデレラ(佐藤さんとは別)と両親がピクニックにやってきて、シンデレラが母親からオルゴールをもらう、という幸せなエピソードが入ります。それを木の陰から四季の精たちが見ている。

 1幕はシンデレラの家から。キッチンの作りが細かい(・_・)! ハロウィンのようにでかいカボチャがごろごろしてるけど。お父さんは再婚後に病死してしまった設定で、本編には登場しません。大概、飲んだくれでろくな父親じゃないんで、これはこれですっきりとしてる気がします。

 義母は鄭さん。姉は刑部さんと本多さん。ベージュっぽい当時の下着的な衣装(ボトムはドレスの下に穿くもこもこしたズボンみたいなの)の上からドレスの下につけるカゴ(素材は柔らかい)をつけてるので、土偶みたくなってる( ̄▽ ̄)。姉たちはドラアグクイーンっぽいメイクだけど、鄭さんはちょっとチークが濃いくらい。でも、元々ごつい男顔の鄭さんの女装は結構な破壊力だったなー(←3幕で遺憾なく発揮)。本多さんは大健闘。「健闘」は失礼かな。すごく面白かったー! あんな面白い人なんだな。芝居がちゃんとキモをつかんでるというか。刑部さんは背が高くてスタイルもいいし、踊りもテクニック的は垰田さん抜いたかと思うし、いつも笑顔な好青年なんだけど、今ひとつ面白みというか味がないという……。で、今回はそれが妙に可笑しかったりして。芸達者な中でひとりだけ棒読みだとそれが逆にギャグになる、みたいな感じの。ぼんやりした長女のナチュラルなボケみたいな。それに本多さんがしたたかに絡むのがいかにも「第二子」っぽいくてオカシイんだな( ̄▽ ̄)。刑部さんと垰田さんのがっぷり四つみたいなのも見たかったけど、これはこれでいい組み合わせ。

 シンデレラは、母親からもらったオルゴールで「お母さんといるつもり」でおしゃべりしたりしているけれど、ある日姉たちにそれを見つかってしまい、義母に燃やされてしまう。そこに老婆が来て、シンデレラがやさしくしてあげると、その老婆は燃やされたはずのオルゴールを出してくれたりするわけです。で、老婆がいなくなると今度は宮廷からご一行がきて、舞踏会への招待状を配達する、とまあこういう段取りなんですが、続きはまた。

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2014/04/27

松葉杖vsトレイ社会

 というわけで。もちょっとだけ続きます。

 スーパーの話で書き落としましたが、最近のスーパーのカートって、手前に杖を刺しておく丸いわっかがついてるんですよね。ポピュラーな片手用の(しばしば折りたたみ式の)杖や、多分傘も刺せるんじゃないかな。
 で、一応やってみたんですよ(笑)。これに松葉杖が入れば片手が空いてカートが押せるのでわっ! というわけで、
 ……もちろん、無理でしたけども。

 さて、自主的にであれ公的にであれ、時差出勤+残業で、帰りは遅めになります。家の中では杖は使ってなかったとはいえ、立ちっぱなしで炊事するには足が痛むし、そもそもそんなわけでろくすっぽ買い物もしてなかったので、結局外食と言うことになるんですが。

 とにかく最初の1週間は、一歩だって余分に歩きたかないですからね( ̄▽ ̄)。乗換駅で交差点を渡ってどこそこの店とか、あっちの店に行くにはエスカレータのない階段を上らないとならないとか、排除していくと選択肢はどんどん少なくなります。お店自体がバリアフリーでも、そこまでたどり着くのがバリアフル。

 なるべく自分の経路内にある店で……となるわけですが。ここでもうひとつの難関。そう、両手が使えない。

 というのはどういうことかといえば、トレイが持てないんですよ。富士そばがダメ、讃岐うどん系がほぼ全滅、マクドナルドをはじめファストフードも壊滅。もちろんフードコートも不許可。ちょっと休んでお茶でもと思っても、カフェ系統は無理。

 さらにいえば、ベーカリーでもパンが買えません。

 いつの間にこんなにトレイだらけになったんだ(・_・)? と愕然とするくらい、どこもかしこもトレイを持って歩かないとならないんですよ。人件費を削った結果なんだろうけどなあ……。

 ま、それでも何度も言うように、ぢぶんはまだ短距離だったら杖なしでも歩けるので、席に松葉杖を置いて取りにいくことは不可能ではないですが、足元はおぼつかないことにかわりないので、丼、とくにつゆ物は手を出せませんでした。丼を直接持って歩くのは家ではやってましたが、トレイに置いたときの不安定さと、家の中と違って人を避けながらちうのは無理だなあ、と(家の中はそれはそれで危険なんですけどね。床をのたうってるコード類とか、タンスの角とか)。そもそも、壁際の席が取れないと、杖が立てかけられないですし。

 松葉杖というとつい段差のことばかりを気にしがちですが、実はこのトレイ問題の方がよほど深刻でした。入り口に2,3段の段差がある程度なら、カウンター席で目の前に料理を出してくれる方がありがたい。結果、バリアフリーが売りのマックよりも、松屋や福しん、花月の方が断然ラク、ということで、ラーメン率がぐっと高くなりましてん。

 そんで、食べられないと思うとやたら食べたくなるんですな、人の業として( ̄▽ ̄)。松葉杖が取れて、「2週間ぶりにベーカリーに行った〜ヽ(´▽`)/」って言って、なぜベーカリーに入れなかったか、わかった人は身の回りにいませんでしたのよ。

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2014/04/25

松葉杖vsお買い物。

 さて、松葉杖で出歩くとなれば、まずもって足元の段差についてを考えるというのがおおかただとは思いますが、ある意味ではもっと大きな、かつ考慮されない(してもらえない)バリアがあります。つまり、

 両手が使えないΣ( ̄ロ ̄lll)!

 つり革のところでも書きましたが、松葉杖2本使いとなれば、立っている時には両手が使えません。それがどういうことかといえば、

 スーパーで買い物ができない。

 自分のいちばん使いやすい場所にある(つまり最寄り駅の下にある)スーパーは狭くてカートが使えません(というか、そもそもカートがない)。で、右手でカゴと杖のグリップを両方握ると、カゴの幅が大きいために必然的にカゴは90度傾きます。つまり横倒し。左脇の下で左の杖をホールドしつつ左手で商品を取り、コの字になっているカゴに入れていくわけです。

 両方の松葉杖を片手で持ってみたらどうかと思ってやってみましたが、2本は片脇ではホールドできないので(厚みが出すぎて脇の下に挟めないw)、上の横棒の下から手を通して2本分のグリップをまとめて握るんですが、それだと商品が取れないんだなw。カゴを下に置くと、屈伸運動もできないし前屈もままならないので、商品をカゴめがけて上から落下させるしかないという。

 駅からは遠いけど家からはそこそこ近い大きなスーパーでは、カートが使える分まだマシです。この場合は、前述のようにして、片手で松葉杖2本を持ち、反対の手でカートを押し、カートを止めて商品を取って入れることができます。ただ、両手で杖2本を持っているときは、杖としてはきちんと使えてないわけですから(止まってる時に体重をかけるくらいはできるけど、歩いてるときはただ邪魔なだけw)、自分みたいに杖なしでも歩けないわけではない人はいいけど……というところですね。よそのブログで、カートは大丈夫な方の足で蹴って移動させてたって人がいたけど、そりゃそうなるってw。
 結局、休みの日に松葉杖1本を家に置いて、1本使いでスーパーに行くのがいちばん穏当でした。会社帰りに家によって杖1本置いてもう一度出かける気力はなかったな……。
 コンビニは店内全体が狭いし、カゴも小さい分だけ持ちやすいので、相対的に楽でした。

 さて、買ったものを持って帰るんですがw。

 基本的には「デイパックの中に入る量」以上を買うのは禁物です。少量の軽い物なら、グリップと一緒に袋を握りこんで持って帰れますが、思いの外振り回されます(弁当が大変なことになったことが(ノ_-。))。カゴの中をにらんで、自分のデイパックの容量で大丈夫かどうか確認しながらの買い物です。暑くて上着を脱げば、それもデイパックの中に入れますから、買い物の量は減ります。そしてデイパックはパンパンにふくらみ、肩はメチャクチャ凝る、ということになるわけですな。

 

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2014/04/24

松葉杖電車ライフ

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 今年も満開。うちのじゃなくてご近所のですが、毎年三階から滝のように咲きます(植えられてるのは半地下なんだけど)。

 さてと。松葉杖で電車、です。その前に改札からホームまで、様々に難関がありますが、エスカレータの話はもう書いたからね。

 幸か不幸か、数年前に会社が移転しまして、一番長く(といっても20分弱)乗っている電車は下り線なので、ラッシュと言うほどにはなりません。運がよければ二駅めくらいで座れる。問題はその前の私鉄と山手線。それもあっての時差出勤ですが。とにかく、満員電車には物理的に乗れないですからねえ。もう「押される」とかいう以前の問題。

 なるべくシルバーシートの表示のあるところに並んだり、山手線などは一本待って先頭で待ったりとかもしましたが、席を譲ってくださる方がいらしたときは、ありがたく座らせていただきました。特に山手線は2駅とはいえ、大塚・池袋間ってやたらと揺れるので実際に危ない。駅について停車するときの揺り戻しといいますか、進行方向と逆方向に「がくん!」と来るのが怖いので、できれば電車が止まってから立ちたいところなんですが、そうすると降り遅れかねなかったりして(←杖を脇に構えたりしないとならない)、なかなかツライところです。それに後の方から降りようとすると、乗ってくる人の波に押されてこれまた危ないんだな。扉が開いた瞬間に、人をすり抜けて乗ってくる人もいるし。

 立っている時にいちばん楽だったのは、ドア脇・座席脇のアソコです。いちばん人気で取り合いの場所( ̄▽ ̄)。アソコが確保できると、杖を座席の脇に立てかけて、手すりをしっかり握ることができます。乗り降りの人波からもちょっと死角になるし、押されたりしても、少なくとも自分が倒れる心配は少ない(患部はともかく)。降車側のドア脇なら降り遅れる心配もない。実際、ここを譲ってくださる方はたくさんいて、とても助かりました。

 つり革はダメダメです。何かにつかまるためには杖を一本手放さなくてはなりません。片手の杖はそのまま脇でホールドし、手に反対側の杖を持って、空いた手でつり革につかまるわけですが、患部側の足はふんばれませんし、杖はホールドしてるだけではほとんど支えにはなりません(実際に体重をかけるためにはグリップを握らないとならないけど、手はもう片方の杖を持ってる)。なのでつり革につかまった腕の筋肉で、全体をぐっと支えないとならないんですが、もうこれが振り回される、振り回される( ̄▽ ̄)。日頃から鍛錬してる人はいいだろうけどなー。

 そこで何とか手を伸ばして、座席の端の手すりを握るわけです。これはだいぶマシ。電車によってはやはり振り回されますが、つり革よりはずっと安全です。最近は、端だけじゃなくて真ん中あたりにも手すりがついている車両があって、あれは主に座席から立ち上がる時の補助のためだと思うけど、立ってる側にも便利だと思います。もっとも、満員電車であの手すりに押しつけられて肋骨折った人もいるそうだけどな……。
 ぢぶんはそこそこ上背があるので、どうしようもないときは、つり革ではなくて網棚の縁のところにつかまってましたけど、身体が伸びてる分、やっぱりちょっと安定が悪い。
 それと、つかまるのがつり革であれ手すりであれ、そこそこ人が立っている電車だと、揺れたときに安定をくずした他人が乗りかかってくるという二次被害の心配もあるんですよ(ノ_-。)。結構コワイのよ、これ。

 何にもつかまれないのは論外ですけどね( ̄▽ ̄)。

 それにしても、中央線の飯田橋だの、山手線の渋谷だのみたいに、ホームと電車の間がバカみたいに空いてるような駅で乗り降りしなくてすんでよかったよ……(←ちなみに昔、渋谷のホームと電車との間に落ちましたw)。


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2014/04/22

松葉杖vs自動改札

 さて、ようやく会社に申請していた「時差出勤」が認められました。なんでそれがそんなにおおごとかといえば、理由の如何に関わらず、「遅刻」扱いになると査定対象になるからですよ。今回は最初の1週間は休んで全然問題ないレベルだったと思うんですが、ちょうど年度替わりでパートさんの異動で通常業務ががたがただったのと、直前にウインドウズ8のマシンに総取っ替えをやったので、不具合調整とかなんとかで出ざるを得なくて(マイクロソフトめ!)。そうやってひいひい言いながら頑張って出勤するほど査定が下がる……っておいヽ(`Д´)ノウワァァァン! まあ診断書が出た日付けからの分だけなので全日とはなりませんでしたが、今まで前例がなかった「ケガによる時差出勤」が今回(産業医の裁定でだけど)認められたのは今後のために大きい、と思っておこう。次の人が取りやすくなるからね。

 ということで、ひいひい言いながらの時差出勤で気づいたことなど。

 昨日も書いたとおり、松葉杖(2本使い)というのは、意外と幅を取ります。これ、自分でやってみるまでは頭でわかっててもわかってなかったなあ、と実感しました。だって、自動改札の幅じゃ足りないんですよ(←日頃は通れます)。なので車いすや大きな荷物の人用の、ちょっと幅の広くなっている改札機を使うのが基本。でも、普通はその広い改札機は出/入のどちらからも使えるようになっていて、こちらが入りかけてるときに真っ正面からつっこんでくる人が少なくないので、結構危険だったりします。改札がどんなに広くても1機しかないしね。

 有人改札があるところは、駅員さんに定期を渡せば中にある機械(精算用の)で「ぴっ」てしてもらえます。自分も最初のうちはお願いしてました。ただ、大概駅員さんは一人しかいませんし、基本的にトラブル(精算機が動かないとか、乗り換えがわからないとか、電車の遅延とか)の対処にくる人が多いので、前の人の用が済むまで待ってないとなりません。

 ……で、これはぢぶんの場合ですけど、「立ち止まってる」状態が、いちばん患部が痛かったんです(ノ_-。)。

 なので2週目辺りからは、普通の改札機のいちばんはじや、柱が近くにあったりして通行量の少ない、一方通行の改札機を狙って使ってました。こんな感じです。

 改札機と改札機の間や柱の陰など、人の流れからはずれたところでズボンの後ろポケットから定期入れを出す→「ぴ」→定期入れを握ったまま松葉杖のグリップを通常の位置で持つ→松葉杖を両方自分の前につき、身体の方は後からついていく。「とん」「ずいっこ」「とん」「ずいっこ」で、改札口を抜ける(尺取り虫的に)→改札を抜けたら立ち止まらずに、もう4,5歩はそのまま「とん」「ずいっこ」で進んで、広くなったところや柱の陰などで定期入れをポケットにしまい、通常歩行に戻る。

 2回乗り替え3線使用なので片道で計6回これをやるんですが、うち1線は磁気定期なので定期入れから定期を出し、改札機にいれ、改札機から受け取り、定期入れにしまう、が入ります。しかも最後は無人改札口( ̄▽ ̄)。慣れればなんちゅうことはないですが、最初は大変。通勤時間帯の池袋だと、そもそも改札機にたどり着くまでの荒波があーーーヽ(`Д´)ノウワァァァン!

 ま、そんなこんなで時差出勤、となるわけですよ。

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2014/04/21

松葉杖ライフ

 さて、捻挫をしたのが5日、かかりつけの接骨に見せて「整形でレントゲン撮れーヽ(#゚Д゚)ノ!」となったのが7日、総合病院でレントゲン撮って「中〜重症の捻挫」の診断で人生初のギプス+松葉杖となったのが8日。それから2週間、本日ギプス+松葉杖ライフに別れを告げることができましたーヽ(´▽`)/。予定通りとはいえ、やれやれでございますです。

 ぢぶんは元々足首の向きがちょっと明後日についていて、正座ができない以外はそんなに困らないんですが、よく転ばない程度に内反しまして。それでも元が頑丈なのか、ここまで盛大にやったのは初めてでした。ま、せっかくなので、初の松葉杖ライフで気づいたことなどをちょこっと書いておこうかと思います。「転んでもただじゃ起きない」って奴ですな。それとまあ、身の回りで松葉杖体験者というのが意外と少なかったので、参考までに。

 というわけで、今回は「やってみて気づいた、これは困った&やめてくれ」的なことから。

 多少の時差出勤は自主的にやってましたが(←上と交渉中だけど今のところはただの「遅刻」扱い)、とにかくいちばん怖かったのはカートです。特に後ろに引くタイプ。あれ、ちょうど足首辺りを直撃するんですよ。しかも引いてる本人は自分のカートがどこにあるかわかってないし、順調に引いてるようでも、どこで跳ねて向きが変わったり倒れたりするかわからない。

 あと歩きスマホ/携帯。2週目に入る頃になると、こちらも多少機敏になってきますが、初心者のうちは、正直、そんなに前見てられないんですよ。1メートル先の地面見るのでいっぱいいっぱいな感じ。
 で、最悪なのが、カート引きながらのスマホ/携帯。結構多いんだよ、これが……。

 子供がふざけてるのも怖いですけど(実際ぶつかられましたけど)、向こうが機敏なだけに(年齢によるけど)回避率もそこそこあるので……いや、親御さん止めてください。道路はまだいいんですが、スーパーの中とか、エレベータの回りとか、回避しようがない場所は特に。
 一度、通勤路であったんですが、子供が「あの人なあに?」みたいに親御さんに聞いたり、じろじろ見たりするのは、個人的には構わないので、むしろそういうチャンスに「ああいう杖を持った人を見たら、回りで走ったりふざけたりしたらダメ。ぶつかったらケガがもっとひどくなるかもしれないし、避けられると思っても避けられないこともあるから」と教えてほしい。もっとも、ぢぶんは短期使用なのがわかっているのでそういう余裕もあるんであって、長く使っている人が長年教材にされ続けてたら、イラっとくるのは当たり前だとも思います。

 あとびっくりしたのはエスカレータ。松葉杖は基本A型の体勢(頭を頂点とした二等辺三角形)で使いますから、意外と幅を取ります。だって杖の間に身体が入ってるんだからさ(笑)。ぢぶんも実際にやってみるまでは実感はなかったんですが、2人が並べるタイプのエスカレータだと、大体2/3近い幅を使います(杖がなければちゃんと1/2で収まりますよ−)。

 その狭い隙間をまあ人が通るわ通るわ( ̄▽ ̄)。熟若男女問わず通る通る(「老」の人はそもそも歩かない)。もちろんスマホに集中しながら通り抜けていく人もいるけど(←杖で転ばしたろかと思うぞ)、前が松葉杖だろうが、脇がどんなに狭かろうか突き抜けていきます。ぢぶんはギックリ腰がくせになってた頃、エスカレータで上り下りする人の、鉄下駄でも履いてるんかいっていう「ガンガンガン!」って振動に苦しめられていたので(そっと歩いてくれりゃまだしも)、極力エスカレータでは歩かないですけど、それにしたって。

 でもまあ、そこまではまだ想定内としてもだな。乗り降りの瞬間に脇をすり抜ける、あれはどういう了見なのか。ぢぶんは割に要領がよかったらしくて、初回から乗り降りはスムーズにできたんですけど、それでもそれなりに集中して杖を突く場所やタイミングを計っているわけで。で、杖を出したところを足で払われそうになるわけですよ、その後ろからすり抜けようって人に。足踏み2回してる間に体勢保持できるんだから待たんかー!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・; 
 エレベータのあるとこばっかりじゃないんだよーー。特に乗り替え通路や地下鉄は。

 (正しい松葉杖の持ち方

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2014/04/20

手塚治虫のオキナワ

 「手塚治虫のオキナワ」本浜秀彦著

 著者は那覇出身の元琉球新報記者で、メディア表象論の人。手塚治虫が海洋博のアクアポリスの「展示プロデューサ」だったことを手がかりに、手塚治虫(の作品)とオキナワを……とまではよかったんだけど、結局尺が足りなくていろいろ盛った、みたいな印象。

 取り上げられているのは、カバーにも使われた「海の姉弟」をメインに、「イエローダスト」、「MW」「ブラックジャック」から「宝島」と「オペの順番」が「オキナワ枠」。少し広げた「南島」のイメージとして、「新宝島」、「ゴブリン公爵」、「太平洋Xポイント」、「鉄腕アトム」から「赤道をゆく」、ほかに直接の関わりはないけど、手塚作品を読み解くための参照作品的に「リボンの騎士」や「どんぐり行進曲」、特に「動物漫画」としての「ジャングル大帝」が検討される。

 んー。面白くなくはないけど、くらいの。結局のところ、「こういう傾向」みたいなものはわかるけど、特に感心するほどでもないというか。「冒険ダン吉」と「桃太郎」(神兵)については、そっちを見てれば言われなくても思うわけで(とはいえ、言わないわけにもいかないんだが。そしてなぜか小さい頃「冒険ダン吉」が好きだったわたくし( ̄▽ ̄))。「ジャングル大帝」の話も長すぎるような気がするしなあ。むしろ、海洋博の中での手塚治虫の位置づけがわかれば、その方が(例えば「岡本太郎と万博」と対比できるくらいの材料があれば)いろいろと面白かったろうにと思うけど、つまるところそれを考察するための材料がないんだろうなあ、と、思わずおもんぱかってしまうという。

 アクアポリスの流れで描かれた海底都市の絵が何枚かあがっているけど、これはむしろ「マリンエクスプレス」へ流れていくような気もするんだけど、あれはアニメだけで漫画にはなってないのかな。
 いや、自分も海洋博当時小学生だからさ(笑)。アクアポリスってすごい憧れだったわけですよ。行きたくてたまらなかったけど、さすがに大阪と沖縄では距離が全然違うという( ̄▽ ̄)。大阪は、山口に帰る途中によれるけど、沖縄はそういうわけにいかんからなあ。

 ついでながら。「海の姉弟」は海洋博に伴うリゾート開発をめぐる話だけれど、柴田昌弘がやはり75年に「黒い珊瑚礁」という、沖縄のリゾート開発をめぐる短編を書いてまして。これは(おぼろげな記憶だけど)それこそ土曜ワイド劇場的なサスペンスですが、ぢぶんはこの漫画で初めて「いったーあんまーまーかいがー」の歌を知ったのでありますよ。多分、マーガレットコミックス版の「紅い牙」のどれかに収録されてたんじゃないかな。

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2014/04/19

観音の里の祈りと暮らし展

 ええと、これもケガをする前。3月30日の日曜日(←ビミョーに節をつけて歌ってしまうのだが)に、芸大美術館の「観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-」を見てきましたのでそのことをちらっと。公式サイトはこちら

 長浜の観音像(観音群とでもいうべきなのか?)は、それこそ展覧会図録などでは(仕事中に)目にすることがあったりして、ちょっと気になってはいたんですが、実際に見るのは初めて。

 芸大美術館は、昨年の興福寺仏頭展(こちら)のような大がかりな展覧会もありますが、今回は展示室1室、仏像18体+資料映像というこじんまりとしたものでした。しかし、仏頭展のときにも「美術品としての仏像」よりも「寺という信仰空間の中での仏像」をフィーチャーしていることは感じられたのですが、それがさらに「信仰対象としての仏像」という展示方針がより強く感じられるものになり、すごく充実した、いい空間になっていました。「芸大」だから美術品よりになってもよさそうなものだけど、その辺りをわきまえた、いい学芸員さんがいるんだろうな。

 実際、長浜の観音像に関していえば、それは信仰抜きには語れないわけで。というのは、仏像のいくつかは、寺ではなくて集落の管理になってるんですよ。寺に安置してあっても、「お世話」は集落でする、とか。集落でのビデオを見ながら、全然違うのはわかってるんだけど、五島列島の隠れキリシタンのことを思い出したりしていました。生活の中への根付き方というか。
 何より、信長の焼き討ちやら合戦やらから守るために、村人が田んぼに埋めたり川に沈めたりして守り抜いた観音像がいくつもある。そういう人々の「想い」があって、今ここに像がある。そのこと抜きに見たってしょうがない、と思うんですよ。

 本当は、ほかの像だってそうなんですけども。興福寺の、阿修羅含めた像だって、脱乾漆像がなぜよく残ってるかといえば、中が空洞で軽いから、出火したときに抱えて持ち出せたって話を聞いたことがありますし。古い像はそうして残されていき、運良くそんなことに合わなかった像もやはり、人々のいろんな想いを託されながらそこにあり続けてきたわけで。

 それはともかく。

 18体といえば少ないようですが、どれも見応えがあり、部屋の中を何度も何度も行ったり来たりしてました(笑)。「今日はこの1体」みたいに決められない、というか。
 その中でも強いてあげれば、常楽寺の聖観音、徳宝寺の聖観音、宝厳寺の聖観音(徳宝寺は「集福寺」って書いてあるものもあるんだけど、「集福寺」って地名で寺の名前じゃないと思うんだよな……)。この3体は特にぢぶん好みといいますか、本当に見飽きない。お持ち帰りしたいくらい(笑)。

 あと安念寺の「いも観音」。これは信長の比叡山焼き討ちのときにやはり焼かれた寺で、村人が像を田んぼに埋めて守ったというもの。しかし、それから250年間も埋まりっぱなしだったために、腐食してもうボロボロに。そのボロボロの木肌が、ぢぶんには広島・長崎での被爆者にちょっと重なって見えたりしまして(ちょうどそういう本を集中して読んでいた時期でもあったので)、何かいろいろと感じるところがあったり。

 聖観音ばかりでなく、十一面観音もそれぞれによかったです。頭上面もそれぞれで、それも見飽きない。

 会期が短めだったのがちょっと残念だったな。4月6日にあった滝田栄の講演も聴きに行く予定だったんだけど、その前日に捻挫したのでありましたよ。縁がなかった。

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2014/04/16

さくら

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 3月30日の上野で。


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 雨上がり。


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2014/04/15

江戸太神楽

 かなり前になりますが、3月22日に六義園で見た江戸太神楽の写真など。後ろのしだれ桜がまだ寒いですなー。
 
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 こんな具合に、三味線に合わせて技を披露していきます。こちらのサイトによると、この日は花仙さんと仙吉さんだった模様。主に、傘の曲芸と、鞠と撥を使ったジャグリング系統の曲芸と、細い竿の上にグラスを乗せてのバランス。


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 傘の上でいろんなものが回ります。これは枡。ほかにリングとか茶碗とか。茶碗は傘の骨を通る時に、涼しげないい音がするんですよ〜


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 見づらいですがてっぺんに水を入れたグラスが乗ってます。それを歯の上で立たせる。

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 とりゃ!

 この後、軸に巻いた糸を引っ張って竿を回転させ、水と花吹雪とを散らすというきれいな大技で終わりました〜。ちょっと寒かったけれど楽しかったな。


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2014/04/13

「はだしのゲン」創作の真実

 夏まで東バの公演はないし、足がよくなるまでは舞台や映画からも遠ざかることになるので(グスングスン)、このかんに読んだ本からせっせと書いていきますよ。といっても、もう随分前に読んだ本なんかは、書くべき事も忘れちゃってるんですが。

 「はだしのゲン」創作の真実 大村克巳著

 実は「「はだしのゲン」を読む」の方を買いに行ったら、それは店頭に1冊しかなくて、こっちの方が目に入ったもんで先に買ってみたという。最初に見た時は「真実」とかついてるし、中央公論だし、むしろ「バッシング本?」とうっかり思ったんだけど、よく考えたら(考えなくても)中公は「ゲン」の版元さんですよ。あははは、ダメダメだな、ぢぶん( ̄▽ ̄)。

 著者の大村氏は、ぢぶんと同い年(65年生まれ)のカメラマン。東日本大震災の被災地に11年の5月にニュース番組の取材に同行した後、8月に中沢啓治氏の取材に同行する中で、ジャンプの連載で読んだ「ゲン」と向き合います。そして中沢氏の訃報のあと、追悼本を創りたいと思い、この本が生まれます。

 内容は、ジャンプ連載時の初代担当編集者・山路則隆氏、妻のミサヨ氏、広島平和記念資料館の前館長・前田耕一郎氏の3人へのインタビューと、「ゲン」の第2部(東京編)の草稿、中沢氏が初めて原爆を描いた「黒い雨にうたれて」の再録。
 先行本とダブる話もあるけれど、やっぱりミサヨ氏の話が面白いかな。アシスタントをやるようになったいきさつとか、マンガ家としての中沢氏の仕事中の話とか、日頃の生活とか。で、ぢぶんは知らなかったんですが、中沢氏にも「オキナワ」というずばりなタイトルの沖縄ものがありまして、その取材の顛末的なものとか(まあちょっとしか触れられてないですが)。前田氏は、中沢氏が全作品の原画を資料館に寄贈したときの館長さん。ライブラリアンとしての話も面白いし、「被爆体験を語る」という中での位置づけ的な話もなるほどなあ、と。インタビューの相手として、この3人を選んだというその取り合わせというか、目配りの仕方が、大村氏のセンスのよさかも。

 ゲンの第2部の草稿は、枠線と台詞にちょこっと絵が入っている程度のもの。ゲンが上京して、東京大空襲で孤児になったサブからその体験を聞き、同情してる間に全財産入りの財布をかっぱらわれてしまうところまで(←相変わらずだよ、ゲン……( ̄▽ ̄))。

 「黒い雨にうたれて」は読みたかった1編。ゴルゴみたいな殺し屋が、実は被爆者で、家族の仇を討つためにアメリカ人専門の殺し屋になったけど、返り討ちにあって、その直前に知り合った目の見えない被爆二世の女の子に自分の角膜を残すという、雑にいうとそういう話で。今読むとなんというか、相当ムチャな話なんだけども、1968年の作品だからねぃ。
 とはいえ、殺し屋が最後に女の子とする約束、「またこの日本が戦争を起こさないように/そして原爆を二度と落とされないようによーく見張ってて欲しいのだ/約束してくれるかい……/もしも……もしも原爆を落とそうとした奴がいたら噛みついてくれるかい/そして今苦しんでるお父ちゃんや原爆を受けた人たちがこのまま見捨てられないよう見張ってくれるかい/約束だよ」という、その「目」。閉ざされた目が開く、そのことが本当はテーマなんだろうなあ、と。

 まあ「創作の真実」というタイトルのセンスはあまりよろしくないと思うけれども、中沢氏の人となりや制作過程、あるいは「ゲン」の原点を読むには手頃な1冊であるかと。

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2014/04/10

シバ映画とかガラキャストとか

 いせフィルムのドキュメンタリー「シバ」。12日は照井光夫さん(天然記念物 柴犬保存会会長)と伊勢真一監督のトークがついているので、これを見に行く予定にしてたんですが、あえなく頓挫。ぐすん。誰か聞いた方がいらしたら教えてくださりませ〜(*_ _)人。

 新宿での上映日程はこちら。伊勢監督って、ぢぶんは見たことなかったけど、「えんとこ」や「ぴぐれっと」の人なんだな。

 で、行くつもりにしてあった新国立の「カルミナ」も、チケットをとっていなかったのでパスすることに。手元にある29日の松山は、がんばろう。東府中の2階だけどな……。でも本当に、こんな時に文化会館の3階とかに行かないですむのは助かる。見る方とはいえ……。

 東バのガラのキャストも出ました。ルグリの相手はてっきり友佳理さんだろうと思っていたけど、美佳さんだったのは意外。K村さんはムーア人なのかな。魔法使いは森川くんかな。永田くんで見たい気もするな。個人的には水香ちゃんのバレリーナで、バヤかスプリングをK村さんで見たかったけどなあ。まあ、相手が川島さんだ! と思ったらちょっとアドレナリン上がったからいいか(笑)。……って、魔法使いだったらどうしようと思いつつ。
 スプリングの梅さんもちょっと意外だけど、前回のソリストはよかったよ。脇に杉山くんがつくと、線が細いなりにバランスがよくて面白そう。

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2014/04/08

捻挫でした。

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 3月30日の東京国立博物館。芸大に行く途中の道路からなので、むしろ寛永寺の一部的な。この日は例の嵐の日で、かなりおさまって、傘もささなくてもなんとか? くらいになってから出かけて、芸大美術館から出てきたら晴れてた! って日ですね。

 さて、ツイッターの方も見てくださってる方はご存じかもですが、こないだの土曜日のケガが思いのほか、おおごとになりまして。人生初のギプス&松葉杖ライフとなりました。でもかなりさぼって(?)ます。

 事の次第はたいしたことはないんですが、丸木美術館に行くのに高坂駅で降りてコミュニティバスに乗るんですが、駅のエスカレーターを降りて、歩道に降りる間の小さな(5cmくらい?)の段差に気づかずに中途半端に足を踏み出してしまい、左足のつま先に体重をかけたら地面がなく(笑)、つま先をぐるんと巻き込む格好で、ぐにゃりぃ〜と外側にねじって倒れまして。

 起き上がったものの立てないくらいに痛かったんですが、まあ10〜20秒もすれば立てましたし。高坂まできてそのまま帰るってのもなあってわけで、そのままバスに乗って(←コミュニティバスなので低床)、丸木の展示を一通り見て(あの階段も上り下りして)、かなり足が腫れたなあと思いつつマックで一息ついて、その後の買い物などはせずに家に帰って湿布貼って寝た、と。転んだ時点ですでに土曜の昼過ぎで病院は終わってるし、救急車呼ぶほどでもないしなー、というわけで。

 日曜もでかけたいところはあったんですが、さすがにそれは辞めて、湿布貼って1日ゴロゴロ。全然動かないのもなんだな、というので、近くのスーパーに買い物だけ行きまして。行きつけの整骨さんの診療項目に「打ち身・捻挫」があったので、月曜の会社帰りに寄って湿布もらえばいいな、くらいの気持ちで。

 というのは、割と歩けたんですよ( ̄▽ ̄)。だって当日に丸木の階段が、一段ずつ両足揃えてとはいえ上り下りできるくらいだからね(←知ってる人は少ないとは思いますが、結構急。車いす用のゴンドラはあるんですが)。そもそもマンションの階段(エレベータが中2階にあるというヤな作り)も上り下りせんとならんし。月曜も、リズムに乗っちゃえばそう痛くなく歩けたし、夕方には階段も普通に上がれたし。

 で、月曜の帰りに整骨で「ひねっちゃいました〜」って見てもらったら、一目見るなり「今すぐ整形行きなさーい!レントゲン撮りなさーい!」となりまして。一通り、問診と触診で所見を書いてくれて、それを持って駅の反対側にある、救急外来のある総合病院へ行きまして。
 とはいえ、この時点ですでに7時半を回っていたので、当直の先生は内科の先生だけ。看護師さんが少し見てくれて、隣駅の救急外来のある病院に電話してみてくれたんですが、そこも当直は一般外科の先生で、レントゲンは撮れるけど詳しい診療は翌日になるということだったので、それなら家から歩いて通えるところの方がいいなあというわけで、そこはキャンセルしていただき、明日また来ます、ということで今日になった、と。

 まあ後はこちらこちららへんを見ていただければ。
 診断は「中〜重症の捻挫」。その「中〜」っていう曖昧さはなんなんだ。一応、足は下につかないように、となってるんですが、上腕とケンケンする方の右足がもちません。結局、サンダルを買って下についても汚れないようになってからは、ケンケンせずに歩いちゃってます。まあ、簡易固定で普通生活も選択肢にあったので、治りは悪いでしょうが、なんとかなるでしょう。大体家の中で松葉杖は無理〜。床の散らかり具合もだし、下の部屋に響くし。なので、家の中では片松葉杖でやってます。問題は通勤だ。明日は遅刻しますって、係長には電話しましたが。時差出勤が認められるかな……。

 とりあえず、パンパンに腫れていたのはかなり引いて、足の甲も、触って骨があることが確認できるくらいになりました。しかし、「捻挫してたけど踊っちゃった〜」「骨折れてたけど踊っちゃった〜」っていうダンサーさんたちはどういう身体してるんだよ……(-゛-メ)。

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2014/04/06

さいごに。

 さて、もう終わります。

 ジュリエットについて、ノイマイヤーは「裸足からトゥシューズへ、踊れない女の子から踊れる女性へ」と、まあ大雑把ですがそんな具合に成長過程ないし、恋する過程を表していると話していたように思うんですが(全然正確じゃないけど)、もうひとつ、ロミオとの関係では「手」ないし「てのひら」が重要なファクターであったように思います。ま、これもノイマイヤーがどこかで語っていたような気も(相当時間経っちゃったからなあ……)。

 二人のPDDは、ボールルーム、バルコニー、後朝と大きく3つありますが、そのまえのジュリエットのソロ、あるいはお風呂場から勘定してもいいのかもしれません。脚の方は風呂場からの勘定だもんね。

 風呂場で、バスタオルの前を握りしめて離せなかったジュリエットの手。そこの不自由さから行きますか。ジュリエットのソロで、その手は軽くグーの形で、頭上で「くるくる?」とビミョーな回され方をしています。そしてボールルームで二人の手は初めて合わされ(たと思うんだよな−)、バルコニーでは手を重ね合うことが「恋」の象徴的な仕草として確認されていくという。

 沖・弾組と岸本・後藤組のいちばんの違いがここに出たなあ、というのが雑駁な印象なんですが。それはむしろ弾くんの若さで、二人が「てのひらを合わせる」ことの意味を、二人ながらに探り合い、確かめ合いながらたどり着いていくという、ある意味では「ロミオとジュリエット」らしい初々しさというか、おいちゃんにとっては微笑ましいというか( ̄▽ ̄)、ああ初恋っていいよなー、という。

 岸本・後藤組は、さすがにそこいらは後藤さんがリードしてたなあと。「ほら、こうしてみて、ここに手を合わせてみて」っていう風に。ノイマイヤーの弁では、「ロミオは経験豊富で、ジュリエットを引っ張っていく」みたいな話があったと記憶しているので、その意味では後藤さんの方が彼のイメージするロミオだったのかもしれません(踊りは結構「ごとやーーーーん(≧д≦)!」でもあったんだけどさ。でもなんか憎めないのは、あれが「いっぱいいっぱい」だってわかるからかもなあ)。

 そして後朝の場面で、その手はしっかりと握りあわされて、ぴん!と高く掲げられる。二人の宣言のように。

 ああ、後藤さんといえば。ロレンスの庵での結婚式の最後、乳母がジュリエットを、ロレンスがロミオを引きずって引き離し、ロミオが抵抗して暴れるという場面があるんですが、ここは弾くんも後藤さんも大暴れで(誰かみたいだなー)、弾くんの方は案外がっしり系な岸本くんが取り押さえてましたが、後藤さんの日はスリムな杉山くんで、もう飛ばされちゃうんじゃないかと思いましたよ。ぢぶんは5列目で見てたんですけど、引き離されるときに後藤さんが「いやだ!」って、小さい声ながらも叫ぶのが聞こえまして。ええ、「あっ!」とかなんとかいうような声は、バレエといえども舞台から聞こえてくるときはあるんですけど、後藤さんが、というところも意外な気がして(←友佳理さんだったら驚かないかも)、なにか妙なカンドーを覚えたり。

 ティボルトの亡霊の場面とか、その後のロミオの幻影とのPDDとか、結構好きですね。ティボルトを殺したロミオを愛することへの良心の呵責とか、そのロミオ(の幻影)に励まされて僧院まで走り続けるとか、ジュリエットの「揺らぎ」がよく出ていて。まあ実際のロミオは最後までアホウだったような気はしますが(その突っ走り具合がすがすがしいわー)。

 デンマークロイヤルの初日を見た時に、風呂場の場面からジュリエットはもう、「こんな堅苦しい「家」に縛られるのはイヤ、どこかに羽ばたいて行きたい」という気持ちが前面に出ていて、ロミオとの出会いはそのきっかけだったようなそういう印象でしたが、今回は3組ともそういう解釈はなかったような。素直に、父母に(特に母に)受け入れられるような「レディ」になりたい、という感じでした。もっとも、デンマークの2日めにもそういう印象はなかったので、あれは初日のジュリエット(名前忘れた)の独自な役づくりだったのかもしれません。

 あ! ロザリンデのハンカチの行方を書かなかったな。

 舞踏会潜入前にロミオが落としたロザリンデのハンケチはベンヴォーリオが拾って、翌朝ロミオに「ほらー」と返そうとするんですが、もうロミオはロザリンデなんかどうでもいいといいますか、「いいからお前とっとけよ」ってな対応で、ベンヴォーリオの首に巻いてしばっちゃったりするんですよね。ひどいなあ。仕方がないので、やや経験不足な(杉山)あるいは空気読めない(松野)ベンヴォーリオは、ロザリンデが広場の聖人像にお参りに来たときに返してしまうんですが、そのときに「はっ!」とばかりにロミオを振り向いた川島さんがもう切なくてですねえ(ノ_-。)、もう松野なんか顔ごとふんずけていいよ、踏んじゃえ! みたいな(←ヒドイ)。さすがに後藤さんの方もばつが悪そうにしているあたり「経験豊富」な感じでありました。渡辺・弾組だとそこまでのドラマはないというか。そして大人の対応で去って行く川島さんがまた切ないという(ノ_-。)。三バカ踊りの最後、1幕ではロザリンデに夢中で浮かれちゃってたロミオは、同じ振りなのに2幕ではジュリエットに夢中なんだよなあ。

 書き漏らしたことはまだあるような気がしますが、ここらで幕、ということで。

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2014/04/02

さらに。

 そんなわけで、4月になりました。出る人あれば入る人あり。今年の昇進はザッキーと森川くんのみで、女性は昇進者なしでした。男性は、ザッキー・森川・松野から選択かなー、と思ってはいたので意外ではなかったな。でも、森川くんは「華」とか演技とかは十分なので、「踊れてないけどよかったよねー」から卒業できるようにがんばってください。いやもうマジで。

 さて、もういい加減に終わらないとなんですが。

 マキューシオのソロのあとが、ロミオとジュリエットの最初のPDD。この間もほかの招待客が背景にシルエットとなってゆったりと動くのが美しいですが、乳母が二人を見つけて狼狽したり。
 ま、細かいことはすでに記憶の彼方ですが、ティボルトが見とがめ、おおごとになっていくのは一般的な展開で。そしてパパの方はなるべく穏便にすませるように(大人の配慮)、ロミオとティボルトの間に割って入ってティボルトを牽制するのがスクエアのような大きなステップで展開していくんですが、こういう時の高岸さんってやっぱり迫力なんだよなあ( ̄▽ ̄)。もうティボルトなんぞ若造ですよ。高岸さんが非常に高岸さんらしかったというか。

 今回の高岸さんは、ほんとに高岸さんのいいとこがすごく出ていたなあ、と。「家長」の風格……というより迫力かな……という意味でもそうだし、厳格すぎないちょっととぼけたようなところは高岸さんの個性だとは思いますが、ジュリエットの死への悲しみなんぞは本当に「父の愛」にあふれた感じでしたし。ティボルトといちゃいちゃっと去って行くママを見送るときの「やれやれ」っていう諦め感といいますか(←多分身に覚えのある感じの)、といいつつも、二つの葬式の際のママの支え方とかですね。なんというか、「高岸さんだなー」という。まあきっと、その後やり直していくんでしょうな、パパとママは。ロザリンデとパリスを夫婦養子にして継がせりゃいいんだし(←むしろ似合う取り合わせのような)。

 先走っておりますが。

 そんな緊迫した場面の後で、しかもまだ情勢は緊迫しておるにもかかわらずですな、最後のコートダンスとくれば、兄貴は先ほどひっかけた村上/吉川さんを連れ、弟分の方は仁瓶さんにオッケーをもらって、「やったーヽ(´▽`)/!僕もオッケーもらったー!」と笑顔で兄貴に報告し、などとそれぞれ楽しんでいるばかりか、再び前方でロミオとティボルトが一触即発になりかけているのを尻目に、スカートめくりの伝授と「知らんぷーい」に余念がないという……。

 おまえらどこまでバカ……(T▽T)。

 そして、まだまだ遊び足りないっぽい3人組は引き上げて行きますが、ロミオはするりと抜けてキャピュレット家に。気づかない二人も相当な気がしますが、さすがに途中で気づいたらしく、バルコニーの下に探しに来ます。このときの、バルコニー上のジュリエットとの「あ、ども」「どもども」てのが結構好きだったんですけどね。

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