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2014/05/17

法隆寺展

 さてと。今日は整骨院の帰りにこちら。

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 芸大美術館の「法隆寺 祈りとかたち」展。3月の長浜の仏が1室展示だったのに比べると、3室(実質4室)全部を使った大型展(こちら)です。

 結論から言うと、そんなに面白くはなかったなあ……。単純に自分が聖徳太子にそんなに関心がない(というか好きでない)ちうことを確認したくらいで。それと公式サイトの展示構成と順路が違う気がするよ……。第1章が3階の大きな展示室になってるので、順路だと最後に見るようになってる。なんか変な構成だと思った。

 仏像も来てるけれど、仏画の方がメインで、それもそんなに興味ないというか。おかしなもので、一般的に美術だと彫刻よりも絵画(さらには版画)の方が好きなんだけど、仏教美術だと圧倒的に仏像の方がおもしろいんだよなあ。多分、古い仏画は現品の状態が悪くて現品見てもよく見えない、ということも大きいんだろうけど。仏像って、どんだけ破損しててもそれなりに面白かったりするんだけども。かといって、仏画が信仰の対象でなかったかというとそうではなくて、うちの本家の仏壇(一間ある)にもちゃんと仏画(もちろんちっちゃい、多分資料的な価値はないもの)がかかってたわけで。

 ポスターになってる国宝の2体と、高村光雲の「定胤和上像」がよかったです〜。荘厳の上のところについている飾り金具や天人もすごいんだけど、天蓋の角っこについているという鳳凰がすごいヽ(´▽`)/。こうした「細工物」は実際にある場所では絶対にきちんと見られないので、下ろして展示してあるのは面白いな。ちゃんと「ここについてるものです」っていう説明が写真で見られるのもいい。

 あとはですね、「教科書でよく見るアレがコレか」的な。そういうことが楽しい層も一定いるのでよいですが(自分は割とどうでもいいタイプ)。

 聖徳太子の像/画って、明治以降のものってどうしても皇室プロパガンダの匂いがして好かないんですよねえ。山岸凉子はそのイメージを抜けた、という意味で大きいような気はするけども。しかし、連載中にリアルタイムで読んでいた時は「どーなるんだ、どーなるんだ」でドキドキしながら読んでたけど、好きかといわれると、やっぱりそうでもないような気がするという。

 焼損した金堂壁画の模写もありますが(あの観音菩薩見るとやっぱり「切手!」って思う世代)、壁画についてはお向かいの陳列館の方で特集されてますので、忘れずにどうぞ。

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 2階は金堂内部での復元になっています。つまり、金堂に配置されていたとおりに、実物大(多分)の模写が壁に貼られている。これはわかりやすい。第1図の釈迦説法図がいいなあ。1階はデジタル(8K)の映像展示。2つあって、ひとつは焼損した壁画→焼損前に撮られた白黒写真→焼損前の状態に復元した図、が重ね合わせられて「なるほど〜」なもの。あと「この図とこの図は反転図ですよ−」とか。もうひとつは壁画の中の吊り物だの眷属だのが動くアニメーション。全部見ても10分足らずです。こちらは本展を見る/見ないにかかわらず無料。


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