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2014/05/08

喜八監督の「斬る」

 つことで、連休2本めの映画はやはり岡本喜八の「斬る」。シネマヴェーラは「岸田森特集」だったんだが、岡本喜八を拾って見るということに( ̄▽ ̄)。同時上映の「可愛い悪魔」はずーーっと昔、まだ大井町
に武蔵野館があったころに(学生時分だなー)、大林宣彦特集で見ましたが、これがまたコワイコワイ。火曜サスペンスなんだけど、いわゆる「聖ロザリンド」モノで(って、ぢぶんが命名してますが)、天使みたいなお嬢ちゃんがどんどん人殺しちゃうやつね。もう一度見たかったのはやまやまなんだけど、最近もう流血モノがつらくてさー(でもみんな、覚えてるのは「頭から金魚鉢」なんだよな( ̄▽ ̄))。
 
 それはさておき。

 古い映画でチラシやパンフがなくとも、ネットでスタッフからキャストまでわかっちゃうところが便利な世の中ですな。1968年、白黒映画です。

 空っ風の吹く上州にふらふらとやってきた食い詰め浪人(と思われる)田畑半次郎(高橋悦史)。そこで出合ったヤクザの源太(仲代達矢)は、ちょっと訳あり。実は半次郎は田畑を売って刀を買った百姓上がり、源太は逆に武士をやめてヤクザになった男だった。半次郎が仕官のつてを求めて次席家老の鮎沢(神山繁)のもとに向かった後、源太は笈川(中村敦夫)ほか七人の侍が城代家老溝口を汚職の元凶として討ち取るのを目撃する。ひょんなことから笈川たちに肩入れすることになった源太だが、笈川たちを私闘として討ち取るべく鮎川はすでに網を張っており、七人は、江戸の藩主へ直訴に立った仲間を待つために「砦山」の砦に立てこもる。一方、半次郎は無事に鮎沢の募集した浪士たちとともに砦山の襲撃部隊に加わるが、鮎沢配下の鉄砲隊が浪士たちをも容赦なく撃ち殺すのを目の当たりにして、鮎沢への怒りをたぎらす……。

 と書くと、いかにもな感じですが、基本的にはコメディです( ̄▽ ̄)。「コメディ」なのは高橋悦史ともうひとりの家老だかなんだかの東野英治郎くらいなんだけど、高橋悦史が全部さらっちゃうくらいの勢いだからなー。……本当はシリアス劇なんだろうか。むーん。

 つづきますです(←体力に欠ける昨今)。

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