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2014/06/04

八つ墓村2

 もちょっと「八つ墓村」の話。

 芥川也寸志の音楽がいいんだよなあ。「ザ・映画音楽」みたいな感じの。「道行のテーマ」の方が有名で(かどうかは知らんが、関光夫の番組なんかだと大概こっちだったような)、メインタイトルを思い出そうとするとどうしても「八甲田山」の方が出てきてしまうっちゅう( ̄▽ ̄)。いやしかし、芥川也寸志といえばなんといっても「鬼畜」で、あの手回しオルガンっぽいアレンジがコワイんだよなあ。

 で、「道行」の方は「特報」の第4弾が録音風景込みのまるまる宣伝みたいなくらいに当時も大きく扱われていたわけですが(←予告編のほかに特報が4つも作られる辺りに松竹の力の入れようが出てるというもので。某所で見られますよん)、「道行」つうくらいで、辰弥と美也子(ショーケンと小川真由美)が鍾乳洞の中を「龍のあぎと」を探してさまよう場面がメイン。

 当時としてはこの場面が、二つの過去の大量殺人の場面と並んで見所だったんだろうけども、今見るとちょっと音楽負けしてる感じだなあ。音楽が壮大すぎる気もするんだが(笑)、場面が鍾乳洞なのでどうしても暗くなるし、「魅せる」ためのライトアップはしてないので(でないと話がおかしくなるもんね)、意外に地味なんだよな。77年当時だから、今のようなハイビジョンで撮れるわけでもないし、目はそっちに慣れちゃってるし。
 ……むしろ「金田一耕助の冒険」のOPアニメはよくできてるなあとうっかりしたことを思ったり。あれ、金田一と等々力さんだけど、本編と同じカットで作ってないか?

 鍾乳洞は、秋芳と景清洞で撮ってるのは覚えてたけど、沖永良部まで行ってロケしてるんだな。カメラが入れて、役者が走り回れる広さのあるところを探すのは大変だったろうけど、岡山と言えばの井倉洞で撮ってないのはちょっと意外。

 そうそう、鍾乳洞と言えば小梅さんの死体なんだが、なんか一部でウけてたぞ。まあ金田一の「これはこのままにしておきましょうね」(ぷくり)は確かにちょっと笑えるんだけど、そのせいか、その後道行やら、追われた辰弥が追い込まれる場面やら、小梅さんの死体が浮いてくるたんびに笑いが起きたという( ̄▽ ̄)。

 ぢぶんは見てないんだけど、小竹・小梅を岸田今日子が二役でやった版があるそうで。……それは怖すぎる( ̄▽ ̄)。「きんさんぎんさん」が出た時に「八つ墓村Σ( ̄ロ ̄lll)!」と思った人は多かったと思うけど、いまや八つ墓村をみて「きんさんぎんさん」を偲ぶようになってしまったよ。

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