めぐろの眠り
……という困った目にあったりもしましたが、「眠り」マチマチといいますか、午前午後の二本立て。午前を例の2階でアクリル越しに、午後を1階中程で観ました。逆だったら暴れるーーヽ(`Д´)ノウワァァァン。キャストは格納庫の方(こちら)。
午前は沖・松野組。沖さんはもう「お手の物」といいますか。先だってのRJの上映会でもあらためて思ったけど、どんな風にサポートされても(というか……)、どういう体勢からでも、きちんときれいにポーズを決めることができるんだな。これはやっぱりすごい。PDDもヴァリも軽々こなすんだけど、……やっぱそこで「軽々こなす」になってきちゃってるなあ、と。本公演での主役も続いてるし、そろそろ「子どもの眠り」は卒業でいいんじゃないかな。
松野くんはやっぱりスタイルがいいな(そしてやっぱり宝塚っぽく見えるのは髪型のせいだろうか)。ベンヴォーリオの時ほど「ぼけー」っとした感じがなくて、王子らしいというか。対カラボス戦が凜々しくなっていて、リラの精も安心、といったところ。
午後の吉川・梅澤組。吉川さんは、テクニック的にまだいっぱいなところも、というのもあるけど、むしろスタミナが足りないのかしら……とも思ったり。初々しくて、「色」のついてないオーロラは、結構好きだったりするんですけどね。
梅さんもだいぶ凜々しくなった! にもかかわらず、カラボスの糸は頭から浴びようよ! とか間違った方向に期待してしまうぢぶんはなんなんだろう……。幻影の場(短いけど)の、オーロラの幻影を見た後のジャンプとか、ヴァリエーションのマネージュとか、高いとか速いとかもちろんあって、それはそれとして気持ちがいいんだけど、それ以上に「ヽ(´▽`)/」っていう。「嬉しいからここはジャンプなんです!」っていうのがにじみでるような。……なんかこう書くと妙なんだけど、ジャンプに限らず、マイムだけじゃなくて踊りからどんどん感情が流れ出るというかダダ漏れというか、そんな感じになってきたなあと思いまして。それは、演技や芝居が上手くなったというのとはまたちょっと違うような気がするんですな。……しかし、梅さんも「大きなワンワン」タイプだったのか……むう。対カラボス戦はもうちょっと強くてもいいけどなー。
カタラビュットは、午後のプロローグで氷室ックが子どものつかみを取り過ぎて、収拾がつかなくなったらどうしよう、的な(つきましたが)。カテコで二階客席から、ええとあれは何て言うんだ、カップから銀のテープがわーって出るヤツ。あれを振った時に「元気がいいですねえ」って言うから振り返ったら、下のお子たちにテープつかまれて、引っ張り合いになっておりました(帰りにテープ持ってた子がいたから、引きちぎられたんだろうな……)。
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