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2014/11/29

じゅえるずふろむ

 1日こっきりの水香ちゃんプロデュースのガラ。結局、竜太組が予定の倍以上の大所帯になったり、ボニーノのソロがなくなったりしつつもすごく楽しかったです! 実質東バ(マラーホフまで入れて)+ボニーノのガラだったけど、その分ぢぶん的には無駄もないというか(笑)。東バ本体のガラとなると、やっぱこう、ソリストバランスよくとかなんとか、ちょっと違ってくるよな、とか。

 オープニングは高橋さんの映像と演出。考えたら、高橋さんの作品初めて見るな……。面白かったけども、額縁(の映像)の中にダンサーが入るのは正面から見ないとあんまりわからないのと、紗幕越しなので表情まではよく見えないのがな。今日は上手のサブセンターにいたんだけど、ちょっとギリギリっぽかった。木村さんは傾いた額縁を直してました。あ! そういえば最初は水香ちゃんのアントワネット(違う)だった。

 木村さんは、当初発表だとジゼルのPDDを踊るだけだと思ったんですが、全員参加のOPとフィナーレのほかに、シャブリエダンスでちょっとだけ奈良さんと、主役二人に絡む役。あとドンキのディベルティスマンのコーダで、4人バジルの中に入って、ちょっとだけだけど踊ってくれましたです。バジル、また見たいなあ……。弾くんが本役の赤、梅ちゃんは1幕のトロワを踊ったので1幕の衣装。木村さんのは多分自前の黒い上着ので、松野くんの茶色いのはなんだろう……。自前だろうか。

 フィナーレは、暗い舞台の上に入れ替わり立ち替わり、ダンサー達がスポットで当たって軽い踊りやギャグをやる、というもので、ここいらは高橋さんの本領発揮かな。
 木村さんと渡辺さんは、渡辺さんのジゼルに木村さんが前のバジルのままで「衣装間違っちゃったよ!」
っていうネタ。その次のマラーホフと美佳さん(白鳥)は、美佳さんの隣でマラーホフがずっと携帯で誰かとしゃべってて叱られるんだったかな。

 最後はみんな一列(結構な大所帯)になって、一瞬のキメポーズをとって暗転。ちょうど自分の前方がK村さんだったんですが、いきなり「ばっ!」と肩から上着を半脱ぎにしてのけぞりやがってですね、(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノ!

 ……その瞬間にそれまでのすべてが吹っ飛びましたですはい。脱ぐか、そこで脱ぐか! もうほかのことなにもおぼえてませんよ…………。もうあのポーズだけが脳みその少ないシワの間に刻み込まれてるよ、ぢぶん……(そのあとドヤ顔されたのがさらにクヤシイ。くそぅ)。ああびっくりした。

 ええと、思い出してちゃんと(かどうかはともかく)書きます。ジゼルは本当によかったし、ドンキは楽しかったし、梅ちゃんのバジルが関東で(ちょっとだけだけど)できたのも嬉しかったし、高橋さんのコンテも面白かったし、なにより肝心の水香ちゃんもすごくよかった! ドンキはちょっと調子上がってやりすぎちゃったかな、と思わなくもないけど( ̄▽ ̄)、ま、そこは自分の初ガラだでな。
 
 最初から最後まで、ほんとに楽しかったです! 水香ちゃんありがとう!

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2014/11/28

あうあう

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 横浜そごうのツリー。こうしてみると、巨大なカラーコーンのような気がしないでもない。

 結局ジゼル書けずに一月経ってしまいましたが、まあどこかでなんとかします。べそべそ。もう全然エントリが追いつかないですねえ。自分が悪いというか、なんですけども。自分のためにもいろいろ残しておきたいんですが、もう本の方まではとても手が回らない感じです。そうこうする間にもう年末だよ……orz。


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2014/11/26

ドロさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 すいません、風邪引いてます。熱はあまり出なかったので、インフルではないと思いますが、やたらと咳が出る。のど痛→咳、なので、風邪っつうよりものどが悪いような気もします。昨夜は頭痛と吐き気、今朝は頭痛と吐き気とめまい、というわけでしたが、今日1日がっつり寝たら、それらはほとんど取れて、現在やっぱり咳き込んでます。明日、咳止め買おう。

 つことですが、東バのくるみのキャストが出ましたよーヽ(´▽`)/。チラシの「予定ソリスト」にいなかったくせにのK村さんが、ドロッセルマイヤー2回、スペイン1回と通常運転に戻ったので、あわててチケット買い足しです。横須賀はどうなるのかな。2日めと同じになるのか、隠しソリストが出るのか(←それはそれで気になるんだよな……)。

 フリッツはそもそも女性が踊る役だったのを(佐野先生とかもやっていたような)、ひところリアル男子がやるようになって(良太くんとか)、近頃また女性に戻って来ましたな。田中さんの時はクララんちの暖炉前がいきなりバスチーユ前になったかと(「隊長……バスチーユに白旗が……!」的な)思いましたが、今回は定番乾さんに加えて吉川さん。これはちょっと意外だな。
 杉山くんもどこかに来るかな……と、下の2幕のソリストばっかみてて、ピエロに入ってるのを見落としました( ̄▽ ̄)。ピエロ、杉山+岸本+入戸野の三者競演。これは楽しみ。杉山くんがいちばん優しい(&オロオロな)ピエロになりそうだな。フランスも純クラパートなので楽しみだし。ムーア人の蓮くんがちょっと意外だけど、原田さん似合うよ( ̄▽ ̄)! 今から断言するよ、絶対似合うよ! ロシアの入戸野くんも似合いそう。

 やー、ここで追加投入したんで、ほかのことが飛びましたけども、とりあえず今年もK村さんで締め、となりそうで嬉しいです−。

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2014/11/24

トーベ・ヤンソン展

 てわけで、この3連休ハナは出る、咳は出るとにぎやかたらしく、整骨→歯医者→ガス器具の定期保守→美容院→圧殺の海→トーベ・ヤンソン展と地味にタイトでありました。寝とけよ、迷惑野郎。

 ヤンソン展は、横浜そごう美術館。意外に広く、かなりボリュームのある展示でした。昔(80〜90年代)はあちこちの百貨店にこの規模の美術館があって、いろいろ特色のある展覧会をやってたよなあ、西武美術館と伊勢丹美術館には特にお世話になった気がするなあと、別方向で回顧してみたり。いや、今でも覚えてますけど、自分の最初の「デート」って、西武美術館の古代エジプト展でしたのよ。

 さておき。

 幼児期に描いた小さな絵から晩年のものまで、文字通り生涯に渡る作品がずらり。「画家」であったことは知っていても、油絵(の展示)が多かったのはちょっと意外だったな。風景や静物もたくさんあったけど、自画像や、弟や家族や恋人を描いた絵の方が断然いい。自画像見るだけでも、独立独歩というか、言い出したら聞かなそうなイメージ( ̄▽ ̄)。最後の自画像の評価が高かったけど、同時期に描いたパートナーの絵(タイトルは「グラフィック・デザイナー」だったと思う)がダントツによかった。なんだろ、絵の勢いというかきらめきというか。きらめきよりも閃きかな。

 ムーミンを含め、挿絵や漫画も半分くらいあったのかな。人がいちばん溜まってたのはムーミンのコミックのところで、吹き出しの中が英語だったから読んでた人が多かったんじゃないかな。「火星人」の巻があったのは嬉しかったなあ。小さい頃、このムーミンの漫画(上製で、多分3話くらいで1冊になってた)が大好きで大好きで、ムーミンと言えばアニメよりもこの漫画だったくらい。その中でも覚えてるのは今回出ていた火星人の話と、あとムーミン谷が熱帯になっちゃう話(「ジャングルムーミン」とかそんな感じのタイトル)。あとは彗星の話を簡略化したようなのがあったかなあ……。新しく出版されてるから見ればいいんだけど、あんまりそういう気にならないんだよね。

 ホビットの挿絵もやっていたのは知らなかったな。自分はホビットの途中で挫折して、指輪やゲドに進めなかったんだけど、トーベの絵だったら読み切れたかなあ……(自信はない)。アリスはどこかが出せばいいのにね。4分ほどの、夏の島の家でのプライベートフィルムみたいなのがちょっと面白かったな。

 お目当ての「ガルム」もいくつかありました。図録が3000円もしたので買わなかったんだけど、グッズは全部ムーミンがらみなんだよね。「ガルム」も絵はがきにでもしてくれればいいんだけど、版権の問題とかあるのかしらん……。

 検索してみましたら、こんな本がありまして。
 たけえ! たけぇよ!
 
 グッズコーナーはさすがの充実振り( ̄▽ ̄)。4階だったかの、イベントコーナーにも若干ありますが、やはりオリジナルグッズのイラストのセレクトが面白い。初期ムーミン(というかスノークなのか)が結構あったかも。ポストカードを2枚と、すごい気に入ったピンバッジをひとつとチャームをひとつお買い上げ。なかなか禁欲でしょ。
 

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2014/11/23

12月は……

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 ジゼルの続きを書く意志はあるんですが、いろいろと、ありとあらゆるものが滞りながらハナが詰まる、という事態となっております。ずるずる。来週もう水香ちゃんのガラですよΣ( ̄ロ ̄lll)! K村さんの今年最後の舞台になるのかしらん。くるみ出ないかなあ……。パパ役でもオッケーだよ……。そういえば、プロジェクションマッピング(あってる?)の試演の動画で、おとぎの国に行く場面があったけど、てことは「あの」ボートはもうなくなっちゃうのかな? ボートはともかく、ねずみの王さまが部下の頭たたいたりするのもなくなっちゃうのかな? ナガセが調子に乗ってえらいボカスカ殴ってた記憶があるんだけどな。あんまり演出変わらないといいな……。あのねずみの衣装も結構好きなんだよねえ……。

 ええと。

 とりあえず今後の予定など。ボリショイは、今のところ、アレクサンドロワの出るバヤデルカに行く予定にしてます。残業が入らないことを祈るよ……。つか、入っても行きますけどもね。
 あとは東バのくるみをキャスト違いの土日で。それに、四谷のカテドラルでやるミラノ大聖堂合唱団(あってる?)のグレゴリオ聖歌(残業が……)。年内にチケットがあるのはこれだけです。まあこれだけありゃあ、という気もしなくもない。

 とにかく12月の10日過ぎれば、平日はほぼアウトになるので、ちょっと見てみたかった小林さんところのくるみはアウト。青山のガラは坂本さんが佐多作品を踊るのかーと思いつつ、これもアウト。その代わりに井上か多胡寿伯子版を見たいなあと。多胡版は一度は見たいと思ってたんだけど、今年は西村さんが出るし。
 NBAは、良太くんが見たいのはあるんだけど、一度見ればいい感じの演出だったしな……。スタダンは気になるところだけど、日程が東バとかぶってるし。シャンブルもかぶってるんだよねえ。まあクリスマスに近いところでやりたいのはどこもいっしょだから。つか、シャンブル、ちゃんと川口さんが金平糖を踊る日があるんだなあ(クララとは別)。

 お年始はマールイから始まります。何年ぶりだ……(*゚ー゚) 。

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2014/11/22

圧殺の海上映会

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 今年の正月の初日の出。辺野古の海です。
 ツイッターの方では連日そこそこの情報を流してますが、知事選の仲井間大敗以後、シュワブゲート前と辺野古海上での闘いは、まさに「闘い」となっています。防衛局・海保・機動隊の暴力的なやりくちはエスカレートしています。
 興味のある方は(できればない人も)TWの方も合わせてご覧ください(こちら)。

 琉球新報に、報道関係と映画監督が現場から力尽くで排除された記事が出ていますが、その排除された映画監督(って言い方もナンだな……うちのダンナも船上でごいっしょしているようです)、藤本監督の映画の上映会が今日の夕方に武蔵境であります。

 「圧殺の海」上映会 詳しくはこちら

 11/22 日(土) 19:00~ 武蔵野プレイス 4F フォラーム(JR 中央線「武蔵境」駅南口 徒歩 2 分/武蔵野市境南町 2-3-18) 資料代:500 円 ゲスト:藤本幸久監督

 新横浜のスペースオルタでも。
 日時 11月24日(月・祝)、25日(火)、30日(日)
    各日3回上映:1回目 13:00~、2回目 15:30~、3回目 18:00~
    ※ 各回上映後、監督のお話あり。
    場所 SPACE ALTA 横浜市港北区新横浜2-8-4 オルタナティブ生活館B1
    TEL&FAX 045-472-6349 JR新横浜駅から徒歩6分 地図:http://spacealta.net/#map
    当日 1200円、前売り 1000円(電話・FAXでの予約可)

 自分は24日の2回目に行きます(そのあとそごうでトーベヤンソンを見る予定)。現場や運動は敷居が高いけど何が起きてるかを知りたい方(知りたくない方も)はぜひぜひ。

 いやー、昨夜ここまでやってから寝るつもりだったのに、熱に負けたわ−。なんとか下がったからこれから歯医者に行くけど、ハナミズつらい。

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2014/11/18

クワズイモ、殖える。

20141119_32343_2 さて、こちらが2009年の春つか初夏つうか、うちにいらしたクワズイモ(といってもヒメクワズイモですが)のヒメでございます。ハンズで1450円。イモ3本で一鉢にぎゅうぎゅう植わってました。あれから5年。だって、東バの45周年ガラの時だもんな。鉢が小さくなるに従って、2度ほど大きな鉢に丸ごと植え替えはしたんですが。

 それがこの9月に強風で鉢を倒して、1本折っちゃいまして。それを水栽培で発根させて株分けしたのがこちらの記事。下が、その時の写真です。左が2本を1鉢に植えたもので、右が元の株。

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 元の株のこのわやわやしたのを何とかしないと、もう限界だわなー、でも掘り出すとどうなってるのかコワイなー、とうっちゃってあったんですが、もうこれ以上寒くなると植え替えはできなくなるので、やや成長した1本は前回同様折って水栽培で発根させ、残りは先々週なんとか掘り出してみましたところが下の如く。

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 八つ頭みたくなってるわけじゃなくて、ちゃんと小芋に分かれておりましたよ。つことで、大きな株と水栽培してた1本をとりあえず定植。定植っていうより、もう棒倒しみたいでしたけどね。株が長すぎて。
 残った小さな群れをどうするかなーと思いながら、水につけたまま1週間放置。少しだけ間引いて、先週定植しました。これで4鉢です。置き場がああああ。


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 左が水栽培で発根したもの。右がそもそもの本体です。せいたかさん。


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 左がもやしのごとき群れを寄せ植えたもの。右は9月に植えた2本です。上の写真の白い鉢の2本が、2ヶ月足らずでこんなにジャングルに。強いなあ。

 一応、南方の植物なので、最低気温は5度が限界。もう家の中に入れてますが、3鉢がすでに机半分を占拠。1鉢は床に置いてますけど、どーすんだ、この先。


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2014/11/16

魂魄の塔

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 沖縄南端、摩文仁の海です。沖縄戦末期の6月、この海は見渡す限りの米軍艦船で埋まり、陸は死体とけが人とで埋まり。血のにおいと火薬の匂いと。できることなら何度でも、ここへ立ち返って「土地の記憶」を身体に染みこませたい、そう思う場所のひとつです。

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 「魂魄の塔」は戦後、初めてできた「慰霊塔」です。半ば自然発生的に集められた遺骨が積まれてできたそれは、むしろ「墓」と言った方がよかったのかもしれません。こちらの説明が経緯についてよくまとまってるかな。
 この塔はいわゆる「摩文仁の丘」の慰霊塔群とは別に、ひめゆりの塔から脇道を入って南に下がった先にあります。ちなみにこの脇道は「沖縄県道223号魂魄之塔線」というそうな。

 この写真を撮ったのは2009年の2月だけども、忘れられないエピソードがありまして。
 先ほど書いたように、この塔はいわゆるメジャーな「南部戦跡」コースからはずれてるんですね。バス停もひめゆりではなくて米須入口だし、バス停からもちょっと離れてる。まあ自分はこれくらい天気がよければ歩くけれども、雨降ってたらちょっとな、ていう程度の距離。この回りにも「広島の塔」をはじめ、都道府県別の慰霊碑がいくつかあるので、そこから来た平和学習のグループはいくつかこの日も会ったけれども。
 んで、魂魄の塔からひめゆりまで歩いて、その辺りにある店で軽く休んでからバスに乗って帰ろうと思っていたのだけど、バス停の時刻表を読んでるところをタクシーの運転手さんに拾われて(笑)、もう1人の人と乗り合いでそのタクシーで那覇に戻ることにしたわけです。

 そしたら、タクシーの中で運転手さんが、あなたさっき国道を、ひめゆりの向こうの方から歩いてきてたでしょう、どうしたんですか、と聞くわけです。なので、ああ魂魄の塔へ行ってきたんですよ、と何の気なしに答えたんですね。したら、運転手さんがいきなりびっくりしたような大きな声になって、魂魄の塔へ行ったんですか! あそこ行くヤマトの人少ないですよ! へええ、歩いたら結構あったでしょ! ……てな具合で、その後はすごくスムーズに、いろんな話をしてくれました。
 なんかね、そんなに行く人は少ないのかな、と。まあ平和の碑ができた後は、大概そっちに行くしなあ、駐車場も広いしバスも止まるし資料館もあるし。でも、地元の人にとってはやっぱり特別な場所なんだなあ、と、多少切なくなりながら、塔の意味の大きさを思ったもんです。


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 この塔の建立に、次の県知事に決まった翁長氏のお父様が関わっていたというのは、今回の選挙で初めて知りました。2012年のインタビューです(こちら)。以下引用。

  「旧真和志村に住んでいた。いまの那覇新都心ですね。戦争で村は焼け、住民は糸満市に住むよう指定された。あたりは遺骨だらけ。村長とおやじが中心になって4千体くらい集めたらしい。最初は穴に埋葬していたけれど、数が多くて骨が盛り上がり、セメントで覆った。それが魂魄の塔。命名したのはおやじです。だから僕も、選挙の時には必ず早朝に行って手をあわせる」

 「おやじとおじいちゃんは防空壕(ごう)から艦砲射撃を見ていたそうです。『大変だね』と話していたら、おじいちゃんがやられた。埋葬する余裕がないから、石を上においた。戦後遺骨を探したけれど見つからなかったそうです。母親の妹は、ひめゆりの塔で看護師として亡くなった。沖縄の人は、みんなこうなんだよ」

 「戦争中にああいうことがあり、戦後も米軍の占領下でほったらかしにされても、沖縄は日本に操を尽くしてきた。なのに『沖縄さん、基地はあなた方で預かって、かわりに振興策をとればいい』などと全国市長会でも公然と言われる。論戦をしたら大変なことになるので、『そういうわけじゃないんですけどね』と言葉を濁すさびしさ。わかりますか」

 このインタビュー全文を読む限りでは、これから個々の政策の中でいろいろと対立する場面もあるのかもしれないとは思うけども、それはそれとして、沖縄で「保守」と呼ばれる人々が今何を思って選挙を戦ったのか、これからあると言われている総選挙で何を戦うのかが、見えてくるのではないかと思います。

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2014/11/15

奇跡の第九(3)

 さてと4楽章です。今回はオケピに張り出し舞台を作って、オケとソリストは舞台奥に高い段(身長よりも全然高いところ。ぢぶんだったら絶対拒否する高さ)にいて、その両脇(つまりうんと高いところ)に合唱団が配置されてました。合唱団はずっと黒い衣装だったのですが、合唱団が黒というのは別段珍しくはないので気にしておりませんで。したら、4楽章の合唱になってふとみると、みんな黄色い衣装なんですよ(・_・)! 出番までは目立たないように黒の布(マントとかポンチョとか)をまとっていて、いつのまにかささっと、ダンサー達と同じ黄色になってたんですね。その「ささっと」のところが見たかったなあ。
 ……指揮者も引き抜きで黄色くなったらさらに面白かったのに(誰が引き抜くんだ)。

 4楽章は、1〜3楽章の男性ソリストが再登場するのに加えて、声楽ソリスト4人にそれぞれ対応するダンサーのソリストも。導入部とバスのパートを踊ったシャコンにどうしても眼が行きますな−。やっぱシャコン、好きなんですよ。力強さと軽やかさが同居する感じ。身体の「ため」が以前よりも増した感じがしました。それぞれの楽章のソリストに問いかけていくような導入部がすごくよかった。那須野さんとの掛け合い的なところもよかったな。
 那須野さんはテナー。すごいスリム。以前、火の鳥を踊った時は「パルチザンというより学生運動」な感じでしたが、今回はスリムなりに貫禄が(でもなんとなく島田紳助を思い出しちゃうんだよな……)。アーキバルトはちょっとだけ、以前のズアナバールを彷彿とさせるかも。

 ええと。日頃クラシックをそんなに聴いてるわけではないのでアレですが、やっぱりオケはオケピにいた方が音は迫力あるのかな……? 自分がいたのが2階だったのもあるかも(オケが高い位置にいたので)。あまりオペグラは使ってなかったし、お父さんの頭をよけながら見てたというのもあるかもしれないんだけど、「ぐいぐい来る感じ」というのがあんまりなかったんだよな……。単に自分のノリが悪かったのかもしれないけども。

 そういえば、今回シャルキナやズアナバールは来てないのかな、気づかなかったなと思ったら、プログラムの来日メンバーにちゃんとあって、本当に自分が気づいてないだけだったという(笑)。イワノワはじめ、好きなダンサーがごちょっと抜けたし、木村さんは出ないしで、自分のテンションが下がってたのは否めないなあ。それを思うと、ファブローはよく思いとどまってくれたよ……(←例のドキュメンタリーに、ベジャールが亡くなったときに辞めようと思ったというインタビューがあるのさね)。

 まあこっから先は蛇足みたいなもんで。

 OFCで佐多版の第九(作品名は「ルードヴィヒ」)を見たのは2012年なんですけども。あれは第九(全曲)を使ってベートーヴェンの半生を描いたものなので比較するのはどーよ、と思いつつもですね、あの時の方が迫力も熱気もスペクタクル性もあったように感じてしまうんですよ。文化会館の1階の真ん中辺りで見たせいもあるかもしれないんだけども。やっぱそれがなんとなく残ってたからてのもあるのかなあああああ、とも。ともとも。

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2014/11/12

奇跡の第九(2)

 さくっと行きます。というか、もう記憶があやふや。

 2楽章。大貫さんは、前回の「奇跡」で「愛が私に……」の「子ども」を踊った時に初めて観て、こりゃまたすごい子が入ってきたもんだなー(←いわゆる「新卒」的に思ってたんですが、移籍なので「子」ってわけじゃなかったんですが)、と、眼を丸くして観ていた記憶が。今回も軽やかで、ジャンプもきれいで、のびやかでした。

 群舞はそう大人数ではないけれど、観ながら東バにないのはこのヨーロッパ的な「軽み(かろみ)」なのかなあ、と思ってみたり。もっとも、1楽章のテーマは「闘争」だというのをどこかで読んだ気もするので、だとすれば「軽み」よりももう少し切迫したニュアンスだろうし(東バの男性は割と切迫しがちだし)、楽想が違うんだからそこで云々してもなあと思ったり。
 群舞にひとり入っていた沖さんですが、その意味では彼女はそのヨーロッパ的な軽みがあるのかもなあ、とも。
 自分が観たのがマチソワの日のソワレだったからか、あるいはBBLの作風なのか(音取りが一致してないというか)、全体に群舞はばらっとしてたんですが、そのばらっとした中で正確に音につけてるのが必ず沖さんで、そういうところが東バらしい( ̄▽ ̄)、とも思ったりしました。むしろ3楽章にいたはずの渡辺さんが全然わからなかったので(←真剣に探さなかったせいもありますが、それは沖さんもだったり)、それこそ楽想の違いもあるんで目立ったり目立たなかったりなのかもしれないですけども。

 そいえば、2,3楽章を通してですが、背中というか腰というか、特に前傾になったときのラインをちょっと気にして観てたんですが、これは割とばらばらで、どれが「正解」って感じではなかったなあ。上半身の型は、ちゃっちゃっ、という感じで決まるんですけども。

 女性が今回は全楽章通してレオタードに太いヘアバンド(というよりヘアターバン?)なんですが、あれが何となく水着に見えるんだよなあ。ターバンのおかげで余計に「レトロモダンの水着」っぽく見える。BBLの女性の方がより水着っぽいのは、やっぱり体型(特に胸と腰)だなあと、ロスの後ろ姿を観ながら不遜にも思ってしまった。まあ水着に見えるのは、「80分間……」のギリシャの時にも思ったんだけども。

 しかし、ファブローとロスはやはり当代きっての、でありますよ。3楽章は美しかったなあ。といいつつ、やはりどこかこの二人だと長年連れ添ったPDDで、それはそれでいいんだけどどこか予定調和的なところもあって。美佳さんとだともう少し「ボーイ・ミーツ・ガール」的な新鮮さがあったんじゃないのかしらんと、観てないものに思いをめぐらしてみたりもしたりして。

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2014/11/09

奇跡の第九(1)

 東バ+BBL+メータ+……の「第九」。最終回に行って参りました。
 ……twの方では愚痴ったけども、2回正面でベジャールの群舞物を見るのにはうってつけの席があたって小躍りしておったのですが、前のお父さんの頭がですね……orz。ちょうど、オケピをつぶして貼り出した分だけ上に出っ張っておりましてですね……orz。通常の舞台設営だったら、ちょっとつむじのとこのぴんぴん立ったとこだけかぶるかな、っていうくらいの。
 マナーの悪い人には怒りもできるけど、こればっかりは誰が悪いわけでもないからねぇ……。

 ま、そんなことで多少興が削がれた分もあるんでしょうが、正直ちょっと乗り切れないで終わった感じです。思い切り上体引き揚げっぱなしだったんで疲れたのもあるかな。

 プログラムにも書いてあるし、自分も映像でちょっとだけ観たことはあるんですが、やはりこれは野外で見るとすごく面白いだろうなあ、とも思いました。「正面」はもちろんあるんだけど、すり鉢状になってるような野外劇場ね。多分、全体の解放感が違うだろうな。音はよくないかもしれないけど(どうなんだろう)。

 プロローグはジルのニーチェの詩。ジルのメフィスト化が進んでるっぽい( ̄▽ ̄)。

 1楽章は「春の祭典」からの引用が多くて、なるほど東バに割り当てるわけだわな、とも。杉山くんが(本人比で)かなりアグレッシブな踊り方になっていて、やっぱりハルサイ観たかったですよ……。夏のボレロからの比較でも、ちょっとたくましくなってきた感があるな。型もきれいに取れてる。
 上瀧くんはやればできるじゃんよーヾ( ̄0 ̄;ノ! カテコで初めて笑った上瀧くんを観たよ。入戸野くんは上手いけど、やっぱりクラシックダンサーだなあという気はする。
 水香ちゃんの後ろの方で、いい表情の人がいるなーと思ったら美佳姫で、そりゃそうだわと思ったり。途中のトリオは美佳さん、奈良さん、高木さんだったかな。昼はここに三雲さんが入ったのか。

 梅さんがすごくよかった。音をいちばんきれいにつかんでたんじゃないかな。音をつかんで、音と振りからドラマを引き出してきてる。あれだけ華奢でも力強さがあるし。4楽章での嬉しそうなキラキラも、観ててこっちの頬が緩んじゃう。

 ただ水香ちゃんと相対するような「強さ」はやっぱり弾くんなんだな。梅さんの「強さ」はちょっと質が違う。弾くんは、ちょっと土俗的な強さがあるのかなあと、今回やハルサイを観た感じでは思うんだけども。

 弾くんはむしろ4楽章の方がよかったかもなあ。ちょっといっぱいいっぱい感がなかったわけではないけど、何を大切に踊ろうとしているかとか、ひとつひとつのニュアンスを伝えようとする感じは4楽章の方が伝わってきた。「伝えようとするのが伝わってきた」ってのは変な日本語だけど、そういう感じ。

 とりいそぎ。

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2014/11/08

早川バレエジゼル(2)

 ちょっとずつで申し訳ないですが。

 ええと、木村さんのアルブレヒトはこれで4回目になるんでしょうか。友佳理さん相手の初役の時はオネーギンのすぐ後とて、結構尊大な(笑)、気持ちのどこかで「もうこういうことはやめないとなあ、でももうちょっと」みたいな逡巡のあるアルブレヒトでしたが、2シーズン目の水香ちゃんとのときはその辺りが薄まって、今回は(ゲストということもあるんでしょうが)、やたらとベタ甘でやさしいアルブレヒトでありました(本人比)。ああもう書くのもこっぱずかしいよ! 70年代の少女漫画かよ! 

 こっぱずかしいのはちょっとおいといてだな( ̄▽ ̄)。

 ヒラリオンは後藤弟。帽子なしのヒゲありだったかと。考えてみたら、佐多さんのところでばかり見ていて、このところクラシックではほとんど見てなかったのかもしれないなあ。東バで見たのは多分ペザントが最後だし。
 1場はそれなりに押しで来てたし、熱くもあったんだけど、全体に思ったよりも薄味な気がしたのはそりゃもう相手が相手なので自分の目がそうなってる、ってのはあるからなあ。アルブレヒトと並ぶとちゃんと「小者」に見える、のは正しい感じ。狂乱の場ではほとんど見てなかったけどもさ……。2幕の始めで墓掘り人夫たちに声をかけられて「いいからほっといてくれよぅ」という時のやさぐれ加減がよかったな。
 あまりにも東バの版を見すぎた結果ではあるんだけど、2幕のヒラリオンの振付が結構違っていて、頭の中で(あれ? あれ?)っていう補正をしながらになっちゃうという……(←後藤さんのせいではない)。

 ミルタは清水あゆみさん。自分の席からだと、ヒラリオンやアルブレヒトに対するときに背中から見るようになるんですが、それでも彼らに対する「きっ!」っという鋭いというか、冷たいというか、そうした視線が後ろ姿からでもわかるようでした。ソロでも、例えば下手側の前で、上体を前に伸ばすようなアラベスクなんかのときに鋭さがあって、いいミルタでした。

 ウィリの群舞は6×3でちょっと少なめ。最初の群舞以外では気にならないけども。抑制が効いた感じのウィリでよかったです。奥に向かって座って上体を前後にする例の振り(個人的には「いそぎんちゃく」と命名)では、アームを大きく使っていてとてもきれいでした。東バの振りですごく好きなところが別の振りになってたのがちょっと残念だな。ドゥのお二人はどちらがどちらかわからないですが、ちょっと持ち味の違う組み合わせだったみたい。

 そういえば2幕のジゼルのお墓は、下手の手前ではなく奥にあったな。

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2014/11/06

早川バレエジゼル(1)

 もうじき第九が始まるんですが、早川バレエのジゼルの話も書いておかんとならんのよ。

 とりあえず、演出の話から。自分が観た中では、スタダンのライト版かフィールドバレエの今村版が近いのではないかと思うんですが、どちらもうろ覚えというか、印象での話になってしまうんだな……。ちゃんと書いておかないと、いざというときにこうモヤモヤするわけですよ……。むー。指導には溝下先生が入ってますが、再振付は早川さん。

 幕が開いて、最初に出てくるのは村の若い男女で、ちょっと遊んだりしながら上手から下手へ抜けて行きます。ぶどうの収穫に行くところ、なのかな。
 で、ヒラリオンが鴨背負って……いや背負ってはないけど、ちょうど出てきたベルタに「これどうぞ」「まあーー、そこのドアんとこに掛けといてね」ってなやりとりがあり(水くみはなかったような)、鴨と花を戸口辺りに掛けて、と。
 そこいら一連が終わって、誰もいなくなってからアルブレヒト主従が登場。ちなみにアルブレヒトの衣装がグレーなのはちょっと意外だったけど、似合ってましたです(笑)。

 そこからは概ね通常通り。「若い村人」が「ぶどう娘」だけではなくて男女混合なので、ジゼルやアルブレヒトと踊るところでも男女混合です(女子2:男子1くらい?)。

 公爵一行は、貴族連れだけで槍持ちや鷹匠はナシ。ウィルフリードがうろうろしてる辺りで村人もぞろぞろ来るんだったかな。ジゼルの家の机や椅子を出してくるのは村の青年で、貴族に水を配るのも村の娘。
 ジゼルが踊って見せた後にベルタが「この子を踊らせてはダメ」と言ったところで、そんじゃまあ、というわけでペザントのPDDが入ります。公爵の接待にペザントが入るのは、確かパリオペの版もそうだったと思いますが、音楽のつなぎが今ひとつよくない感じはありますね。

 一同解散となったあとでヒラリオンが来るのは通常通りですが、ロイスの家に侵入するのにナイフでカギを壊しておりました。森田アニィの戸締まりがちゃんとしてたんだな( ̄▽ ̄)。
 その後一度散会した村人たちが集まってきて、ヒラリオンが逃げ、ジゼルが出てきて、アルブレヒトがふらふら戻ってきて、ジゼルのソロ。ペザントはもうやってしまったので(笑)、ジゼルのソロの後にパ・ド・シスで、もう一つつなぎがよくない感じです。耳が慣れてないからかなあ。
 ていうか、上手からアルブレヒトがふらふら戻ってきて、ジゼルのソロをうっとりと観て、ソロが終わるとジゼルは下手にアルブレヒトは上手に捌けるので、ええあんた何しに来たんだよ、っていう。投げキス捕まえに来たんかそこかおい( ̄▽ ̄)。

 で、パ・ド・シスの最後にもう一回両側からジゼルとアルブレヒトが出てくるというなあ。なんか無駄にうろうろしてないか、アルブレヒト。

 あとの1幕ラストまでは大体同じ。公爵一行がいつ帰ったかは、実は観てませんでしたの。だってアルブレヒトがあらぶってるからさあ(←森田さんとがっぷり四つ)。

 2幕にかんしては最初のとこくらいですね。ヒラリオンがまず出て、墓で泣いてると、墓掘り人夫(3人)が来て酒盛りする。一人がヒラリオンに声かけても「ほっといてくれよぅ」ってんで、そのまんま飲んでると人魂が……というパターン。
 まあ後はあまり改変の余地がないんだろうな。むしろダンサーの裁量の領域で。木村さんはいろんな意味でいつもの木村さんのようにやってましたが。

 とりいそぎ。訂正あったら入れてください〜。

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2014/11/04

いらかみち

 日曜に世田谷美術館に行ってきまして。まあその話はあとにゆずるんだかゆずらないんだか、ってことなんですが、お天気もいいので用賀駅からぶらぶらとですね。まあ、バス好きじゃ無いんでお天気悪くてもぶらぶら歩くんですけども。

 用賀駅からは(出口を間違えなければ)、「いらかみち」という遊歩道をたどっていくと、砧公園まで迷わずに行けます(公演内で迷うかどうかはまた別)。これ、ちゃんとたどっていけるのか、途中でわかんなくなったりしないのかと思ったんですが、「いらかみち」の部分だけ、ほかの歩道とは舗装が違うので大丈夫。

 で、しばらく行くとこんなものに気づきまして。

Ca3k1421

 百人一首ですな。歩道のところどころに順に出てきまして、百の「ももしきや」で終点。

Ca3k1422

 ところどころ苔むしておって、なかなか趣深い。

Ca3k1424

 どういう作成経緯なのか、書体にえらい幅があります。こんなのもあれば、


Ca3k1425

 こんなのも。

 わかりづらいのもあるけど、左下に歌の番号が打ってあったり。

 駅からそんなに近いわけじゃないけども、こんな具合にぶらぶら行くのも楽しいもんです。……ええ、帰りに迷子になったのは、タワーの中ですよ( ̄▽ ̄)。


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2014/11/03

タイトルロールは……(を)

 最終回です。

 さて、2幕。ここからはキホーテの出番はそれなりにあるけど、そんなに何かやろうっちゅうほどの……いや、そうでもないのか。相変わらず、舞台で起きていることのいちいちに、ハラハラしたり、心配したり、喜んだりという忙しいご老公でありました。

 まあこちらがキホーテに感情移入してみているから、というのはあるとしておいて。

 自分が今回のキホーテでいちばん印象深いといいますか、木村さんらしいというか、あるいは今までとは違ったなといいますのは、この居酒屋の最後だったんですよね(いや、夢の場もですけども)。
 バジルの狂言自殺(←梅ちゃんがすごくカワイイ)のあとで、キトリに婚約の手助けを頼まれ、それをかなえてあげる。キホーテは「正義」の人でもあるんで(忘れがちですが)、ここは恋人同士を結ばせるの彼の正義でもあるのですが。

 その後の、バジルが生き返ったときのびっくり具合と喜び具合ですね。なんかもう本当にバジル以上に幸せなんですよ、キホーテが。2幕1場の最後、群舞とキトリ&バジルが踊っている間、キホーテの方が嬉しくて嬉しくて、体中から喜びいっぱいあふれてくるような。恋人同士が無事に婚約できたことにも、自分がその役目を果たせたことにも、満足して幸せでたまらない。もう見ながらですね、キホーテの方に「よかったねえ、よかったねえ」ってもらい泣きしかけるって、あんたどこのドンキですかそれ……。

 最終場なんかもう、孫の結婚式かっていう( ̄▽ ̄)。上手の4人組の大騒ぎはちらほら書き散らしてきたんでいいような気もしますが、土曜のGPDDのアダージョの後、4人立ち上がって大騒ぎでいや何今のチャンピオン防衛ですか状態になったと思ったら、キトリのヴァリのあとで立ち上がった梅ガマーシュをいきなり立ち上がった木村さんが両肩つかんで「がっ!」と椅子に押し戻したときはこっちがびびりましたが。
 そして、最後に二人からお礼を言われたキホーテは、二人を中央の階段に導いて、以前の演出だとキホーテが横を向いて槍を掲げてポーズを取るんですが(←よく写真で見るヤツ)、今回はキホーテは前方を向いたまま、二人を祝福して終わります。どちらにしてもアポテオーズの形……って、何気にキホーテがリラの精になっちょるなあ( ̄▽ ̄)。

 まああんまり根拠はないんですが、「夢の場」の後のキホーテにとって、キトリはもうドルシネアじゃないような気がするんですよね。なんかあそこで別の世界を見たんだなあ、と今回は妙に納得して見てました。それは「夢の場」でキホーテが盛大に幸せだったからのような気もするし、1場の最後の「断固」な感じのような気もするし。ただ、キホーテが時折(キトリと踊ってる時にすら)見ていた、「ここではないどこか」というのは「あそこ」だったんだなあ、と。

 なので、「哀愁」とか「悲哀」というものをどこに感じるかという問題はあるんですが、ぢぶんは木村さんのキホーテは一貫して「幸せ」だったと思うんですよ。そして「タイトルロール」が主役ではなくとも「タイトルロール」であることの矜持というか重みというか、キホーテにとっての「ドン・キホーテ」ですね。そういうものを自分は観たなあ、と思うわけです。

 ……いいじゃないか、騎士道が「きれいなねーちゃん」でも。


 蛇足。狂言自殺から起き上がったバジル。以前どうだったかよく覚えてないんですが、割とこう、下に引いてたマントでロレンツォをぐるぐる巻きにしちゃったりする演出があって「ひどいなあ( ̄▽ ̄)」と思ってたんですが、弾くんはいきなりロレンツォをお姫さまだっこで回していたかと。で、梅さんはぶちゅぶちゅキスかましてました。さすがに梅さんに永田くんをお姫さまだっこはキビシイよなあ(つか、危ないから)。

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2014/11/02

タイトルロールは……(る)

 滞ってますが、続きます。

 さて、1場の最後は「夢の場」。風車から降ってきたキホーテが、失神してる間に見る「酒は美味いしねーちゃんはきれいだ」って場面ですね。酒は出ないけど。
 今回、プロローグでキューピッドがすでに一度キホーテの胸を射ちゃってて、するってえとここの場ではもうその必要はないと思うんだけど、それでもはずすことができなかったのか、ちゃんと1曲目の最後で弓を引く振りが残ってるんだよなあ。

 この場面のキホーテといえば、武尊兄ちゃんの「わーっ、わたくしはー、こんな美しいものを見られてしあわせだーーっ!!」と咆哮せんばかりのキラキラしあわせなキホーテを印象深く思い出すのでありますが(好きだったんだよ……(ノ_-。))。

 そしてややベクトルを異にしながらも、シアワセ全開の木村キホーテ( ̄▽ ̄)。もう目の前に出てくるきれいなねーちゃんに導かれるままにあっちうろうろこっちうろうろしながら幸せそうでありましたとも。もう血圧上がりすぎてそのまま昇天コースかと思ったよ! 年寄りにこんなもん見せたらいけん!
 なんというかもう、いちいち幸せそうなんですよ。ああもう本当に。この場面でこんなに存在感ありありでいいのか。自分の前にずらっと並んで寝転がってるキューピッドの子役さんたちにもいちいちご満悦だし(←ちょっと先生モード)。

 ええと、忘れておりましたキューピッドの松倉さん。今月のダンマガに写真が出てますが、アラベスクでもアチチュードでも、上げた後ろ脚(ってのも変ですが)がすごいキレイなんですよ。キメポーズもぴって決まるし。あのズラが似合うし。でもさすがに「ダメダメ」の指振りは高村さんが国宝級だったので、分が悪い( ̄▽ ̄)。……梅ガマーシュが肉薄してたけどな。

 サンチョが帰ってきて、決意も新たに断固出立するキホーテ。……なんの決意だ。いきなり断固になってるし。
 さまざまあったのかなかったのか、連日公爵で出てきた森川くんですが、岩国ではもう一人の貴族をサンチョ代わりに抱き込んで、キホーテが去って行くマネをしながら「ばっかでーい、げはげは」と、演技を進化させておりました。
 ……うんまあ、進化させるべきなのはそこじゃないだろう、と思いつつも現状ではそこなんだろうなあとかいろいろと思いつつ。

 

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