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2014/11/12

奇跡の第九(2)

 さくっと行きます。というか、もう記憶があやふや。

 2楽章。大貫さんは、前回の「奇跡」で「愛が私に……」の「子ども」を踊った時に初めて観て、こりゃまたすごい子が入ってきたもんだなー(←いわゆる「新卒」的に思ってたんですが、移籍なので「子」ってわけじゃなかったんですが)、と、眼を丸くして観ていた記憶が。今回も軽やかで、ジャンプもきれいで、のびやかでした。

 群舞はそう大人数ではないけれど、観ながら東バにないのはこのヨーロッパ的な「軽み(かろみ)」なのかなあ、と思ってみたり。もっとも、1楽章のテーマは「闘争」だというのをどこかで読んだ気もするので、だとすれば「軽み」よりももう少し切迫したニュアンスだろうし(東バの男性は割と切迫しがちだし)、楽想が違うんだからそこで云々してもなあと思ったり。
 群舞にひとり入っていた沖さんですが、その意味では彼女はそのヨーロッパ的な軽みがあるのかもなあ、とも。
 自分が観たのがマチソワの日のソワレだったからか、あるいはBBLの作風なのか(音取りが一致してないというか)、全体に群舞はばらっとしてたんですが、そのばらっとした中で正確に音につけてるのが必ず沖さんで、そういうところが東バらしい( ̄▽ ̄)、とも思ったりしました。むしろ3楽章にいたはずの渡辺さんが全然わからなかったので(←真剣に探さなかったせいもありますが、それは沖さんもだったり)、それこそ楽想の違いもあるんで目立ったり目立たなかったりなのかもしれないですけども。

 そいえば、2,3楽章を通してですが、背中というか腰というか、特に前傾になったときのラインをちょっと気にして観てたんですが、これは割とばらばらで、どれが「正解」って感じではなかったなあ。上半身の型は、ちゃっちゃっ、という感じで決まるんですけども。

 女性が今回は全楽章通してレオタードに太いヘアバンド(というよりヘアターバン?)なんですが、あれが何となく水着に見えるんだよなあ。ターバンのおかげで余計に「レトロモダンの水着」っぽく見える。BBLの女性の方がより水着っぽいのは、やっぱり体型(特に胸と腰)だなあと、ロスの後ろ姿を観ながら不遜にも思ってしまった。まあ水着に見えるのは、「80分間……」のギリシャの時にも思ったんだけども。

 しかし、ファブローとロスはやはり当代きっての、でありますよ。3楽章は美しかったなあ。といいつつ、やはりどこかこの二人だと長年連れ添ったPDDで、それはそれでいいんだけどどこか予定調和的なところもあって。美佳さんとだともう少し「ボーイ・ミーツ・ガール」的な新鮮さがあったんじゃないのかしらんと、観てないものに思いをめぐらしてみたりもしたりして。

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コメント

綾瀬川さん、

初日と2日目のマチネに行ってきました。

1回しか見ていない綾瀬川さんの書き込みに、ふんふん、なるほどそうだったのか、と思うところばかりですが、一つだけ。

美佳さん、とても良かったです!
やはり、慣れ親しんだロスと違った、新鮮さがありました。見つめあい、視線を交わす二人に、慈しみあうような愛が感じられました。
いみじくも、NBSのツイッターに、二人のリハーサルが水彩画のようと書かれていましたが、それなら、ロスとのパドドゥは、油絵と言えるでしょう。
西洋と和の違い、と丸めるのは好きではありませんが、まさに、そんな感じでした。
美佳さんは、ベジャールの振りも会得しているので、本当に美しい、しみじみとしたパドドゥで、涙があふれました。

大貫くんは、ローザンヌの時から注目していましたが、本当にいいダンサーになりましたね。

杉山君は相変わらず型どりがきれいでしたね。

私は、1日目は私としては清水でB席、二日目はE席で見たのですが、なんと、印象は二日目の方が良かったという・・・
どういう事なんでしょうね?!?

投稿: テス | 2014/11/18 03:59

テスさん、ちょうど入れ違いだったんですね。
美佳さん組が水彩画で、ロス組が油絵。
なかなか言い得て妙、な気がします!
美佳さんの透明感は独特ですものね。
うー、見たかったですー。
案外、2回目は狙い目だったかも知れませんね。
同じ舞台で同じキャストでも、回によって印象が違ったりしますし
舞台は生ものって本当ですねえ。
年末の「くるみ」も楽しみです。
杉山くん、どこいらに配役されるかなあ……
(木村さん、パパでもいいから出ないかなあ……)。


投稿: 綾瀬川 | 2014/11/19 02:04

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