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2014/12/31

年末は巣鴨

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 買い物がてら、今年のお参り納めにほぼ地元の巣鴨のとげぬき地蔵こと高岩寺へ。「ほぼ地元」ってのもアレですが、住んでるわけじゃないんだけど、大学〜就職先その1〜就職先その2と30年がとこ、乗換駅だったり近場だったりしてなじみが深いんですな。深大寺のそばに23年住んでたけど、巣鴨の方が地元っぽいなあ。父方も母方も菩提寺ってのはあるんですけど、巣鴨のここと、上野の弁天堂が自分の「フィールド」の気持ち。高岩寺は曹洞宗だけど、無病息災を祈る寺として有名。弁天様は芸事の神様(寛永寺所属なので天台宗)。両方拝んでおくにこしたことはあるまい。

 最近、とげぬき地蔵でも柏手(かしわで)を打つ若い人がいるんだよなー。以前、夜に通りかかってお参りしたときに(←通りかかれば拝んでいく)、スーツ着た若い兄ちゃんが、連れの女性に「二礼二拍手一礼」を教えながらドヤしてたので、いやもうやだなにこのネトウヨみたいに思ったんだけど、女の前で恥をかかすととかく面倒になりがちだしなー、と放置したのがいけなかったのか。先月もやっぱり夜に通りかかってお参りしたときに(←商店街の中にあるもんだから)、若い女性が見事なまでの「二礼二拍手一礼」をしておってですな。

 寺で柏手打ってんじゃねえー!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;

 ま、今回は遅めの午後ということもあって、参拝客も(多かった)年配者中心、そういう半端な知識にドヤするモンもなく、おだやかにお参りして、腰にちょっと煙当てたりしてな( ̄ー ̄)ニヤリ。
 ……人気の和菓子屋はもう、餅と塩大福しか残ってなかったりとか、魚の甘露煮が欲しかったんだけど、さすがに巣鴨でも高くて躊躇したとかな……orz。

 

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 商店街もすっかりお正月仕様。10日のアド街でやるみたいですよ。

 今年は以前のように「毎日更新」をするには体力的にちょっと厳しかったのですが、それでもたくさんの方がいらっさってくださいました。本当にありがとうございます。
 書き残したことはたくさんあります。読んだ本や見た映画のことはほとんど書けませんでした。それでも木村さんの舞台すら、山のように書き残しました……orz。ちょっとずつ、追いつくつもりはあるんですが。

 来年も、こちらのブログは主に舞台とプラスアルファ、速報的なコマコマした感想・実況や情報系、日々のことや政治回りのことはツイッターというビミョーな使い分けをしながらになるかと思います。特に敗戦70年ということでは、多少企画にも関わったりしていることもあって、関連の話題は増えていくかと……って、増えなかったらどうしよう( ̄▽ ̄)。

 どうか引き続きご愛顧のほどを、ひらに。

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2014/12/29

くるみわりわり 6

 ええと。あと2日ですよ、今年は。10月のジゼルとか、どうすればいいんだよぅ。ちなみに今年見た物一覧は、こちらにありますです。

 さて、場面ごとに追えばきりがないんですが、とりあえず真夜中のドロさんにいきますですよ。

 以前はふくろう時計の下の扉からいきなり出てきたドロさんですが、大道具新調で扉がなくなっちゃったのは前述の通り。木村さんと弾くんは下手から走って出てきてましたが、森川くんは暗転のあとに時計の前に立っていて、前の演出を知っていると「時計から出てきた」っぽくやってました。

 ……なんかこういう場面はやっぱり「人の悪そうな」人が似合うっつうのはあるんだよな( ̄▽ ̄)。

 ツリーが大きくなる場面でのプロジェクトマッピング(的な?)は、自分は「いいな」と思いました。白紗幕への投影が主ですが、その後もツリーの上の方のきらきらとかはツリー自体に投影されていたんじゃないかな(全体に散らばる光点はツリーの電飾)。試演動画を見るとその後没になったもの(費用対効果が合わないとか、技術的に上手くいかなかったとか、案外つまんなかったとか)があるような気がする( ̄▽ ̄)。
 ええと、それはさておいて、この場面での映像の基盤といいますか、最初の幕(ネズミがかけまわったヤツ)の絵柄がモチーフになってたのも「そう来たかー」てな感じで面白かったですね。紗幕になってる分、ドロさんのブリゼはじめちょっと見づらい面もなくはないですが、夢の入口だからいいんじゃないかな。その間に通常サイズの時計や椅子を大きいのにとりかえて、人形引っ込めて、という転換もあるわけだし。ツリーが大きくなるのと大体シンクロした格好で紗幕があがり、ツリーを大きくしたドロさんの「ドヤ!」で締める、と。

 いい加減なもので、以前の演出をよう覚えてないんですが、今回はこの場面の舞台がすっきり広く見えたんですよね。それだけでなく、家具やツリーが大きくなった=クララたちが小さくなった、というのがすんなりわかりやすく見えたんですよ。以前の時計は多分、最初の場面から大きかったんだよな(ドロさんが出てくるくらいだから)。ツリーも変わったのかな。全体にシンプルになったというか。

 で、ドロさんだ。木村ドロは場面全体のプロデューサーというか、コンダクターなんですね。さあ、ネズミたちが来るよ、今度は兵隊だ、騎兵隊も出るぞ−、というのも全部木村ドロの指揮。それはまあクララを楽しませるためのものなんだけど(でも自分が楽しんでるよな)、調子に乗って「さあ、今度はこーんなに大きくて、こーんなに恐ろしいネズミの王さまが……」ってところで(で、出てくるのが「こーんなに大きくて重そうな」森川ネズキングだったりするわけですが)、クララが怖がって逃げちゃうというですね( ̄▽ ̄)。調子こいてやり過ぎてやんの( ̄▽ ̄)。そこで王子を繰り出したのに負けそうになっちゃうんで、クララにせがまれてスリッパ持ってくるっていう。そしてすべては王子とクララを会わせるためだったんだよ……てな顔をしてる。数年前だと内心「あいつにクララはもったいなかったよなあちえっ」とか思ってそうで可笑しかったですけどもね。花嫁の父はツライよねえ……。

 弾ドロ(何か変な言い回しだ)は、ネズミについてはあまり構ってなかったように思います。そこまでプロデュースしてるわけではなくて、クララの味方としてネズミ退治の兵隊を繰り出す、みたいなわりと普通のドロ展開だった印象。森川ドロは弾ドロと木村ドロの間くらいですね。二人とも「花嫁の父」には早いからねえ。後藤ドロは森川くんくらいだったかなあ。軽やかな森川くん、みたいな。

 東京の沖さんの「くるみ割りがやられちゃう! なんとかして!」ってドロさんに迫るところが、「もっと強いの出して!」って言ってるみたいでちょっと可笑しかった(横須賀ではそんなことなかったけどー)。で、その後にスリッパを投げつけられたネズキングがうろたえてる間に剣で刺す梅ちゃんの「どさくさまぎれ」感がよかったなあ( ̄▽ ̄)。沖さんが戦った方が早いんじゃ……って思ったけど、それだと松山版だな(←クララがネズキングに飛びかかったりするんですよ)。

 迫られてうろたえた挙げ句にスリッパなんか持ってきちゃう木村ドロのビミョーなオロオロがまた楽しかったです。うろたえるのがカワイイのは弾くんもだわねぃ。

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2014/12/28

くるみわりわり 5

 全然終わらないうちに今年もカウントダウンですがな……orz。
 とりあえず、ドロさんのことだけでもメモメモ……。

 いうまでもなく、いちばん沢山見ているドロさんは木村さんなんですが(シングルキャストの時代があったからねえ……)、その木村さんもこの10年の間には、いろんな進化が多分あったわけで。多分ってなに。

 いやね、最初に見た年(2004年)は、1幕でドロさんで、2幕でスペインor花ワルソリストでしたのよ。プリンシパルでも花ワル踊ってたんだよなあ。で、スペインは相手が乾さんだったと記憶。

 ま、それはどうでも。

 こちらの見方もあるんでしょうが、この3回くらいでちょっとニュアンス変わったかな、とも思います。前半の「気のいいおっさん」と後半の「舞台の仕掛け人」とがはっきりしたなあ、と。前々回(佐伯さんの時?)かなあ。パーティからの帰りに「寒っ!」ってやるところで、「生身」のドロさんはここまでなんだな、という。後は部屋に帰ったら彼女かなんかいて、もう一回乾杯するような……リア充じゃねえか、おい。で、その後に時計から出てくるのは、クララの妄想なんだな、という。

 永田くんが風格があるのも含めてですね、今回はちょっと「本家のお祭り」的な気持ちがしました。まあぢぶんの父親が「本家の次男坊」なんで、子どもの頃は秋祭りと正月にそういう集まりがあった、というのもありまして。近所の友人の集まりというよりも……っていうか、そうなるともう親戚が近所なもんで(ちなみに渋谷区内でそれですのよ)。
 永田くんが本家の(若い)跡取りで、弾くんや森川くんはちょっとふらふらしてる弟っぽい。弾くんの方が真面目というか、「余興? いいのあるよ?」ってくらいで、森川くんだと頼まれないのに余興持ってくる、みたいな。
 ……でまあ「先代の困った弟」辺りですな、K村さんは( ̄▽ ̄)。伯父貴だから頭上がんないし。

 で、やっぱり今回3人見て、ああ木村さんは「スマート」なんだな、と思いました。体型じゃなくて、立ち居振る舞い、ですか。そこは年の功というか、踊り込んできた役なので比べてもしょうがないんですが。
 人形達を操ってる仕草……に限らず、決められた演技の「振り」は、森川くんは木村さんよりも大きくてわかりやすいと思うんですが、やっぱそこは「若い」な、と。……ええまあ、若いですから。弾くんの芝居も単独で見ると小さくはないんだけど、そこいらに生真面目さが出る時があるなあ、と。あとやっぱり子ども(役)に対する優しさが違うよなあ。そりゃ現役パパとの違いだろうけどなあ。

 いやあ、なんかすごく楽しそうなんですよ。いつだってそりゃ楽しそうですし、しばらく舞台から遠ざかってたのもあるかもしれないけど、人形たちの踊りの間に子どもたちに「どう? すごい?」って聞いて回ったり、今回は(3日めかな)コロンビーヌのつま先を子どもたちに追いかけさせたりするのが本当に楽しそうで、また優しくってねえ(←人形を見る暇が無い)。なんか後ろで内緒話してたりなあ。あれ、岩国だったから佐伯さんの時だと思うけど、ムーア人の踊りの時の「やった! オレ天才! 笑い止まんない!」っていう、顔どころか「全身ドヤ」も好きだったなあ。
 アイマスク取った時のクララのがっかり具合、オブラスツォーワは歴代をしのぐぶーたれぶりで大笑いでしたですよ。

 ……あああ、終わんねぇ! 1場すら!

 

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2014/12/25

くるみわりわり 4

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 もうクリスマスも終わりですが、例のパネル脇のツリー。こうしてみると、ちょっと平たい感じですね。

 公式の方に来年のラインナップが出ました。3月と6月の間が離れすぎてると思うんだけど、何か入ったりしないかな。ベジャールものがないし。つか、ギエムプロと海外公演以外が全部古典全幕ってのは珍しい……。白鳥の新版がマラーホフ版だったらどうしやう( ̄▽ ̄)、とか、クランコ版とか引っ張って来ちゃったりしないだろうな、とか、まあむしろ不安も大きいですが。ラコット版とか……(ないない。多分存在がない)。

 それはさておき。

 ええと、今回のくるみですね。プロジェクション・マッピングによる新演出……っていうか、まあ新演出というほどではないですが、効果的であったと思います。これも言葉の定義が割にアバウトで、要はどれだけ「マッピング」が功を奏しているかってことだと思うんですが(ここいら)、まあそれが割にわかりやすいのは、序曲の部分、ネズミが幕に描かれたツリーの影から顔を出したり、メイドさんがツリーに星をつけるとツリー全体が輝いたり、という部分。あと地味にいい感じだったのが、クララの家への行き帰りの場面で、ドボチョン……じゃなくてクララの家の窓や玄関の灯(時々明度が変わる)や、木にオーロラっぽい色味がついたりするところかな。あの幕がこんなにきれいに……( ̄▽ ̄)。
 
 いや、オープニングのネズミが可愛くてさー( ̄▽ ̄)。50周年のロゴをごろごろ転がしてしれっとしてるラストとか(でも人形はメイドさんじゃなくてドロさんが持ってくると思うの……)。プロモ映像で見てたので、序曲が始まってから「まだかな? まだかな?」って思ってたんだけど、後半部から始まりました。
 あとは白スクリーン(紗幕?)への投影が、真夜中のツリーが大きくなるまでと、雪の舞台場面転換、2幕の始めの船の場面、最後のクララが家に帰るところの場面転換、くらいかな。
 ちょっと多いかな、と思わなくもなかったけど、子ども向けの、あるいは子ども連れが多くくる演目の演出としてはちょうどいいくらいだとも思います。今回は未就学児も入場可能だったからね。マールイの「親子まつり」と「子ども眠り」、それに松山なんかでお子さんたちとはずいぶんご一緒したけども、大概序曲で飽きる子が(飽きる大人もだな)でるし、「遠くて見えない」とそれだけで飽きちゃうんですよね。そうすると、随所に舞台全体への投影(ぶっちゃけ動くもの)があると違うだろうなあと思うんですよ。かといって、古典に関してはやっぱりそんなに映像だより、映像コラボってのもなんだかなあ、という気もあるし。するってえと、こんなもんかな、と。映像の立派な人形よりも、パンヤつまった氷室ックや中村くんの踊る人形が見たいもんね(新人の高橋くんもよかった!)。

 2幕の頭はちょっとくどいかなあとも思ったけどな……。あれ、映像だけになったときに、三日月の上にクララと王子がいたの、横須賀で初めて気がついたんですけどー(・_・)。ネズミの船に気を取られすぎてたのか、ぢぶん。
 あ! 例の船は新調(つか新しく飾り付け?)でしたよ( ̄▽ ̄)! クララと王子が乗る船が花かごになっておった。柄の部分がどうも邪魔な感じはしたんだけど(王子が時々陰になる)、立ってる王子がつかまるところ(を隠す物)が必要なのかも。舳先に出てるピンピンした葉っぱがパイナップルの葉っぱに見えて、最初は果物籠かと思いました(どっちでもいい)。
 真夜中の場面も大型家具新調ですっきり。舞台が広々していい感じでした〜。合わせて通常サイズの時計も新調したら、ドロさんが出てくる扉がなくなっちゃったのね(森川くんがひっかかるから、ではなかったらしい)。

 

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2014/12/23

くるみわりわり 3

 つことで、日曜日に無事にK村さん納めをして(なんだそれは)、本日舞台納めもしてまいりましたです。K村さんの「通常運転に復帰」キャストを見て、うっかりテンションあがったままで狩っちまった横須賀でしたが(←ちなみに出ません)、行ってよかったです。ううう。年末進行の余波で東京最終日の話もうっちゃったままなんだけど、どこから行こう……。

 横須賀のキャスト、2幕はスペインが弾くん、中国が氷室・岸本組以外は東京2日めの沖・うめペアの日にほぼ準じて、森川ドロッセルマイヤー(横須賀のみ)と三体の人形は杉山・岸本・岡崎、くるみ割りが氷室の初日チーム。アッサンブレのML通りだったかと思います。……岸本が二人になって紛らわしいなあ。
 気になる森川ドロ(初)ですが、芝居と存在感についてはあまり心配してなかったとおり、大きな、良くも悪くも木村さんよりも「派手」な芝居でありました。くるみ割りがネズミとの戦いに出てきたときに、あれがくるみ割り人形であることをクララに説明してたのは森川くんだけかな。
 踊りの方も心配したほどではなかったな……。美しくなくてもいいから軽やかになってくれるといいんだけどな。特に真夜中のブリゼからパ・ド・シャのとこ。
 ドロッセルマイヤーについてはちょっとどこかでまとめたいと思います。いつだ。

 ピエロも三者三様。前回(2012年)はナガセ/梅澤だったから、三人とも初役だな。今日の杉山くんは、初日よりもずっとずっとずっとよくて(というか、初日はドロさん見るのに専念してたってのもあるとは思うんだけど)、思わず涙目でありました……(ノ_-。)。行ってよかった……。
 ええと、三人並べるとこんな感じですね。

 パンヤ系  杉山←岸本→入戸野 機械人形系

 おっとり  杉山←岸本→入戸野 フリーダム

 あわわわ  杉山←岸本→入戸野 クール

 意外に岸本くんが中庸であった。……つより、あとの二人が極端というべきな気も(笑)。入戸野くんは平野さんに近い感じですね。シャキーン、シャキーン、ピタッピタッという、気持ちよくシャープな動き。普通に思うところの「人形振り」ではいちばん決まってたんじゃないかな。ロシアもそうだけど、こういうところできっちり決めて、見せるとこ見せるというのが初登場以来の変わらぬ印象ですね。フリーダムな中島くんというか。東バにはあまり見なかったタイプだけに(強いて言えばオガちゃん?)頼もしい。ネズミの中の人でも「あれは入戸野だな−」ってのがわかるもんなあ( ̄▽ ̄)。

 杉山くんの初日のピエロは同じ「人形」でも、むしろ「オズ」のかかしみたいなイメージだったな。ガサガサしてないので、中身はわらじゃなくてパンヤ、っていう。ある意味新しいなー、と思ったんですが、今日のピエロはほんとにあったかみのある、優しい、優しいピエロでした。いいじゃないか、もうそれで。踊りそのものも初日よりもずっとよくなってましたが、パーティの場面では普通に人形(シャキーンよりもマイルドな感じ)で、真夜中になってからは「生きた」人形ぽかったです。そう演じ分けたというよりも、人柄が出てるんだろうなあ。

 この版の特徴で、かつ自分は割と好きなんですが、王子の仮面が取れた後、クララがびっくりしたのと恥ずかしいのとで逃げようとするんですね。それを最初はピエロがクララを、コロンビーヌが王子を、途中からはクララをさらにムーア人がエスコートして、二人を結び合わせる。お膳立てをしたドロッセルマイヤーと、彼のアシスタントたちは、クララと王子がもう彼らの手がいらなくなったことを見届けて去って行く。
 その、最初にクララを止めた時の杉山くんがむちゃくちゃよかったんですよーー。「逃げちゃダメだ……」じゃなくてだな( ̄▽ ̄)、いやまあそうなんだけど。人形だから無表情なんですけどね、「逃げないで、逃げないで!」っていうそのぱたぱたが、本当に一所懸命であったかくて、その後のエスコートも本当に優しくてだな、あんなところでカンドーしたのは初めてだよ……。平野さんだとクララの「お兄さん」だけど、杉山くんだと同い年の幼なじみっぽいんだよな……。去って行くときのぴょんぴょんバイバイは、初日が名残惜しそうでよかったですねえ。

 んで、兵隊人形の後をついて行こうとしてつい行き過ぎちゃうのは、なぜか杉山くんだけ、ほかの二人の倍くらい行きすぎてたのもツボったんだよ……。今日の方が始終あわあわしてたしな。そんなところもらしいよなー( ̄▽ ̄)、と。

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2014/12/20

くるみわりわり 2


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 ぶれちゃってるけど、東京カテドラル(ホールでなく会館)のツリー。

 さて、梅+沖ペアのくるみデビュー。幸せだなあ。やっぱりゲストの時よりも幸せに感じてしまうのよ。客席も舞台もあったかみが違うというか。はあああ。
 沖さんはもう真ん中慣れもして、安心して見ていられる。ちょっと気の強い女の子、っていう役所が似合うよね(絶対、フリッツの方が泣かされてるよ……)。梅ちゃんは強くなったなあ。強くなったけど、どこか半泣き王子っぽくて(垰さんか)、仮面が取れた後の解放された喜びからそのまま「クララ好き好き♪」までがすごくなめらかで、いやもうほんとに初々しい乙女であったよ( ̄▽ ̄)。きっとベテランになっても
「初々しい乙女」なんだと思ったり。

 初役ラッシュの今回のくるみ。弾くんは、昨日のスペインの時にも身体がびっくりするくらい絞れてて、シャープな踊りになっていたのだけど。ドロッセルマイヤーになるとちょっともっさりかもなあ。つか、アイマスクを取った後が木村さんよりおっさんに見えて(・_・)!だな。ヒゲだ。たぶんヒゲだ。木村さんもヒゲだけど。弾くんの芝居も、1作ごとによくなってる印象。
 弾くんのドロッセルマイヤーを見ると、木村さんのドロさんは人が悪いなあ( ̄▽ ̄)。という話はまたにして。

 それとは逆に、岸本くんのピエロを見ると、杉山くんのピエロは人がいいなあ( ̄▽ ̄)とも。かつちょっと天然。岸本くんの方がシャキーンでプログラミングされた感じで、ちょっと平野さん系かな(でもちょっとパンヤ入り)。コロンビーヌの金子さんがよかったよ!

 で、そんな木村さんですが。弾くんが絞れたなーと思ったら、そんなもんがふっとぶくらいの脚でもううわわうわあああ、見慣れてるはずなのになあ、何やってんだぢぶん……。誰よりもかっこよく、誰よりも美しく、誰よりもシャープで、そして誰よりも派手にやらかしてました。
 ……まあ、そこまで含めて通常運転だよね( ̄▽ ̄)。といいつつも、やっぱり今年は脚のことがあるので、怖かったよ……。木村さんのやらかしで怖かったのは初めてだな……。

 細かくはまた。

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2014/12/19

くるみわりわり 1

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 くるみ割り初日、行ってきました( ̄▽ ̄)! 何はともあれ、K村さんのドロさんをもう一度見ることができましたです。ありがたい……(*_ _)人。本当に楽しそうだったなあ。娘大好きラブラブ光線のパパさんだったよ……って、ドロさんはパパさんじゃないはずなんですが。プログラムにも載ってるんですけど、くるみ割り人形を出す……って、まあデカイから置いてあるんですが、その時の脚をあげつつ振り向く、あそこすごいすごい好きなんだよなあ……。つかまあ、振り向き顔って大概いいですけどもね。

 パパさんといえば永田くんのパパさんの気合いよし! あんなに気合いの入ったパパさんの踊りは滅多にないな……。きらきらなパパさんでした。ドロッセルマイヤーは大学の先輩とかそういう感じか。おじいちゃんは誰だったんだろ……。

 そういえば、2幕の最初のボートが新調されてたよ( ̄▽ ̄)! あと大きくなった家具類も新調。衣装は据え置き。雪の男子は、かぶりもの(というか帽子というか)なくてもいいのになあ。

 あまり書いてもまだ2日あるからね(横須賀入れると3日)。

 この、写真撮影用的なボードですが、上のペープサートっぽいのもカワイイのでチェックしてくださいまし! 脇のネズミもカワイイ。

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2014/12/18

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 さて、マラーホフの出演した2本。考えてみたら両方白鳥物だな。白鳥になったりなられたり。

 で、やっぱりマラーホフは「ぱんついっちょ」( ̄▽ ̄)。なわけですが。前回ほどの衝撃はなくといいますか、あるいはこちらの心構えもあるというべきなのか、「贈り物ファイナル」の時よりもいくぶん身体が戻ったような。横幅はそれなりにあるけど厚みが減ったというか。というよりも、あばらの下辺り? が、ちょっと不自然な感じに……なんといいますか、「凹んでる」なのかな……、なんでそこのところそうなってるんだろう、みたいなことが妙に気になりまして。

 しかしやっぱり体型とは別個のところで「風格」を感じさせる「瀕死」でありましたよ。身体に蓄積されたものを持つ人は、激しく踊る必要はないんだな……。以前観たときの、どこかコミカルなイメージではなくて、もっと根源的な感じ。

 それは美佳姫と踊ったグランアダージョの方もそうですね。その前が木村さんたちの「ジゼル」だったんですが、双方、短い時間の中で、全幕の途中であるかのような「その世界」をすっと作ってしまう。踊り慣れてることもあるんでしょうが(……って、木村さんはそんなにアルブレヒトは踊ってないようヽ(`Д´)ノウワァァァン)、そこいらはやっぱりベテランならではなんだろうな。まあリフトがちょっと上手くいかなかったり、以前だったら「まさかーΣ( ̄ロ ̄lll)!」って思うようなサポートミスもあったりして、その辺はちょっと淋しかったりもしますが。

 が、2本観て、なんといいいますか、マラーホフってのはやっぱり「天上の者」だったんだなあ、と。自分は若い頃のマラーホフは観てないんですが(大体ここ10年くらい)、むしろ今頃の方がそう思ったりします。今回は特に「ああ、天上の者が地上に降りたんだなあ」と。いや、堕天使とかじゃなくてね( ̄▽ ̄)。というか、そもそも「天使」というのでもないような気がするし。「降りて人になった」とかじゃなくて、もうそのまんまで「降りて居ついてる」感じ。どういう感じだよ、それ。
 美佳姫のオデットを久しぶりに観られたのも嬉しかったなあ。もう全幕は踊らないかな……。

 でもエンディングのぷんぷん丸の美佳姫と、あたふたおっかけてくマラーホフの方が「らしかった」りして( ̄▽ ̄)。

 ああ結局、K村さんがらみのところが積み残しになったよ……。いつものことだけどなっ!

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2014/12/16

じゅえるずふろむ 3

 つことで、もとい。

 沖さんと松野くんの「パリの炎」は初々しかったです−。松野くんは「シトワイヤン」というよりも「学生革命家」みたいな感じで「らしい」かなーと思いつつ、見ているうちにいやまてそれよりもむしろ「いちご白書」だよこりゃ、という( ̄▽ ̄)。アレね、キャンパスでかわいいねーちゃんについていったら学生運動に巻き込まれて最後機動隊にボコボコにされてパクられる、っていう(←そういう映画だったようなおぼろな記憶)。まあ、それでもそんなに間違ってないような……ような。

 沖さんは、その「かわいいねーちゃん」の方ですが(こらこら)、すっかり貫禄……までは行かないけど、真ん中慣れしたこともあってか、松野くんの方が弟分っぽかったような( ̄▽ ̄)。回転は岩国のドンキの時よりもよかったし、何よりもポワントの脚が強いですね! バランスもだけど、片足ポワントで前進するような、ああいう時にすごく強いなーと。晴れやかな感じもよかった。

 その後の竜太組の「QLOCK」。今踊ってた松野くんが出てますけど(・_・)! さすがカブキで早替慣れの東バ男子。4組のカップルの情景を同時進行で描きつつ、メインのカップルは高木さんと彼女に告白できないでいる岸本くん。それに高橋さんと奈良さんが「止まった時間」の中で彼らを翻弄するようなイメージかな。高橋さんたちを入れると計5組がそれぞれに動くし、どのキャストも気になるからもう眼がいくつあっても足りない。5回やってもらってそれぞれ見ないと( ̄▽ ̄)。

 高橋さんの振付はすごく個性的というわけではないけど、ダンサーたちをよく知ってるだけあって、うまくつかんで創ってるな−、という印象。「座付き」の良さだよね。踊り出すとやっぱり奈良さんの独壇場でもあるな。やっぱりすごいなあ。「黒の貫禄」とでもいうか。ここは奈良さんでいかないとね、という。ぼちぼち前に出てきている伝田さんもいい感じ。カラボスでの鮮烈デビュー( ̄▽ ̄)が印象深いけど、案外と幅広い役柄がいけるタイプのような気がします。どんどん出てきて欲しいな−。

 しかし「Art  Climbers Works」の枠に杉山くんが出るとは思ってなかったので(いや出てたのかもしれないんですが)、事前に高橋さんのブログのポスター的画像に写真が出た時は(・_・)エッ….? ってなったんですが(でもそれに出てた矢島さんは不参加だったんだよなあ)、黒の上下に赤ネクタイがなかなかかっちょよかったですよ(!)。吉川さんとのペアで、ピンクのストールをあげるのあげないの、という。以前はスピード感が足りないことが多かったけど、今回はばっちりだ! 
 そうそう、フィナーレでは杉山+岸本でネタなしの短いユニゾンだったと思うんですが、この二人組は案外面白いと思うんですよねえ。サイズ的には揃ってるけど、持ち味が全然違うという。

 高橋さんのブログに衣装つきの集合写真があるので、そちらもぜひ〜。

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2014/12/15

ゆきだるま

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 池袋のメトロポリタン側です。日曜には東京も初雪が降ったらしい。
 知人が二人も脳梗塞で倒れたという知らせ。寒くなってくると、風呂場などの寒暖の差が命取りになることもあるそうで、お気をつけのほどをーーー。


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2014/12/14

とりあえずばや 3

 いろいろ立て込んできてるので、とっとと行きたい所なんですが。

 婚約式の場の、ニキヤが登場してからのマーシャが可愛かった件については前に書いたのでおいておいて。しかし、ニキヤのまっすぐにこう、きりりと引き絞るように立つ例のポーズなんかは、さすがにザハロワのプロポーションのよさというか、造形が際立ちますねえ。

 ちょっと驚いたのは、ニキヤへの花かごを持ってきたのがアイヤではなくてマグダヴェーヤだったところ。前もそうだったのかは覚えてないんだけど、アイヤだったら、ラジャの指示で毒蛇を仕込んであるカゴをニキヤに渡す、というわかりやすい話なんだけども、マグダヴェーヤはソロルの側で、ニキヤを暗殺しようとは毛ほども思わないだろうし、しかも大僧正の部下的な……ええまあ、本来的にそういう位置づけかどうかはともかく、作劇的にはそうなってるわけで。アレですか、「マグダヴェーヤが持ってくるカゴならニキヤも疑うまい」てなパパの深慮遠謀の元に、何も知らないマグダヴェーヤがババつかまされた、みたいな演出なんですしょうか。

 ……まあ、マグダヴェーヤそのもの位置づけがすごくわかりづらいんですけどね。そこはもう、帝政時代のロシア人がイメージだけで描いたインドなんで。いや、プティパはフランス人ですけど。ボリショイのキャスト表だと「托鉢僧」なんでさらにわかりにくくなっているというか。「托鉢僧」っていう役名で、あの原始人みたいな格好の人をイメージする日本在住者って、そんなにいないと思うんですよねえ。ほかのカンパニーだと「苦行僧」ってなってるんで、まだしもだとは思うんですが。魏志倭人伝に出てくる「風呂に入らず着替えもしない」呪術師的な人をイメージすれば近いような気も。舞台だけ観てると、ソロル付きの奴隷兼大僧正の部下ってなんだそれ、っていう。
 ええと、ダンサー自体はすごくよかったんですよ、どの場面でも。それとは別の話で。

 そんなマグダヴェーヤでありますが、3幕始めはかいがいしくソロルの世話を焼きまして。ここで苦行僧の群舞が入るんですが(マールイだとマグダヴェーヤが蛇遣いをやってソロルを慰めるところ)、前回見たときにここの場面がすごく気に入っていて、楽しみにしてたんですよ。あの音楽もマカロワ版だとなくなっちゃうし。
 ……なんだけど。なんかだいぶ印象が違いましたです……orz。前は両手に持ってたキャンドルもあんなに電球っぽくなかった気がするし、フォーメーションも違ったような気がする……(今回は円形が多かったけど、3列スクエアだったようなうっすらとした記憶が)。「おお壮観! さすがボリショイ!」と思った記憶だけがふわふわと漂ってどこかにいってしまったような……。

 そして影の場になるわけですが、ここはひたすら幻想的。自分はわりとこういう場面でもドラマティックな方が好きだったりしますが、まあそこは好みの範疇で。ラントラートフの印象が薄いのは、衣装が白でなんとなく周囲に溶け込んでるせいかな……。
 影から現実への転換をよく覚えてないんですよ。影の場の最後にソロルが踊りつつ倒れ込んだので、「アルブレヒトかよ!」と思ったわけですが。その後は現実への転換はなかったのかな……。で、最後、岩の上にニキヤが現れ、ソロルはニキヤを崇めつつ、ばったりと……って、やっぱりそりゃアルブレヒトだよ( ̄▽ ̄)。墓にスライディングするタイプの。なんといいますか、ソロルへの救いのなさといいますか、許されなさと、ニキヤの崇高さ、という意味では、ザハロワにふさわしい幕切れであったとも思います。

 うんまあ、ソロルってのも難しい役だよね……。

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2014/12/11

とりあえずばや 2

 さて、ボリショイのバヤデール。もう軽く行っちゃいましょう。

 全体の演出は、そんなわけで、2006年に見たときと変わってなかったようなんですが、セットは変更があったらしい。自分でちゃんとわかるのは2幕だけなんですが、全体に品のいい色合いだったように思うな。1場の上手奥にある僧院の出入口に幕というかカーテンというかがなくて、素通しになっていて、金の仏像が置いてあるのが見える(←最初なんだかわからなかったよ)。まさか2幕の仏像はアレが踊ってることになってるんじゃろか( ̄▽ ̄)。しかし、あそこが素通しだと大僧正の「垣間見」が〜、と心配したとおり、やっぱあそこは幕を両手に「ばっ!」と開け「ばっ!」と閉め、「うぬぬううう」が欲しいところではあったな。あ、そういえば大僧正は冠をとってもスキンヘッドではなかったよ。

 婚約式の場の辺りでもそうなんだけど、坊さんたちや下っ端の兵士たちがいちいちステップを踏んで移動するのは、自分にはちょっとわずらわしかったです。この辺も前回との感じ方の違いかもな。
 感じ方の違いと言えば、1場から2場への転換の幕前芝居ですでにガムザッティが出て、その後もソロルが出てくるまで延々とラジャ一家の踊りやらなんやらが続くんですが、あれもなんだかなあ、と。どのみちソロルが出てくる前に、ラジャがソロルとの婚約を伝える場面は入るので、ニキヤのように「ヴェールを取っておおおおおっ!」とはならないまでも、それでももう少しガムザッティの出番は「後に取っておけ」よ……と思うんだよなあ。

 あとチェスがないんだよ、チェスが( ̄▽ ̄)! パパがいかさまをしないかどうか楽しみにしてたのに! チェス台はあるのに! 
 ……いや、パパの件はともかくですね、チェス(というよりジャンペ)があの場面にないと、ソロルがガムザッティを一目見て「おおっ! こっちに決めたっ!」ってなって、それっきりになっちゃうじゃないですか( ̄▽ ̄)。二人でチェスしたりジャンペ見たりしながらこう親交を深めるといいますか、そういうソロルにとっての「間」がなくなっちゃって、もうお前、顔と金で決めただろ、ていう。いや実際そうなのかもなんだけどさ。あといきなりニキヤが踊りが前にあるので、モジモジソロルもなかったな。ソロルにとってはありがたいことのような気もするけど。

 6人のうちわ持った子役さんたちも幕前のところから何曲も踊ってえらいなあ、と。何よりも「土人の小猿」みたいな塗りになってなくてよかったよ……。あれ、本当にイヤなんだよなあ。

 婚約式の場は、やっぱり象はなし(笑)。代わりにセットに象が2頭いたな。前回見たときは、上手側に天幕的なものがしつらえてあって、ラジャたち3人がその中で余興を見るようになっていて、上手バルコニーにいた自分には肝心の3人は何もみえなかったのでありましたが(なので今回は下手を取った)、今回は上手側に階段があって、その上に3人の席がしつらえてあったのでだいぶマシではないかと。それでも上手側だと見づらいだろうなあ。

 や、しかし久しぶりにオウムの踊りを見たよ! あれも、手首のところにオウムの人形(ってことはないな……ぬいぐるみでもないし)を固定してるんだけど、ちゃんとオウムが留まってるように立てて踊る人あり、そんなもん構わずにぶんぶん振り回して踊ってる人あり。
 太鼓・壺・仏像のフルコースだけど、仏像がなにかいつもとちがうような雰囲気だったな……。背が高いのかな? 太鼓は3人のソリストのうちの背の高い方の男性(ヴィクティミロフ?)が好みでした。壺は、毎回思うんだけどあの最後って、「本当はこの壺はからっぽなのよ〜」なのか、「あんたたちにあげるくらいなら、ぶちまけちゃうわ〜」のどっちなんだろう。普通に考えて前者ですかいね?

 パ・ダクションは前半に出た赤い衣装(だったかな)のグループはよかったな。後半に出た方(多分こっちの方が上なんだろうけど)はなんかまとまりのない感じだった。

 とりいそぎ。

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2014/12/09

ミラノ大聖堂聖歌隊

 いろんなことがうっちゃらかしなんですが……。選挙関係についてはついったーの方でぶつぶつ言ってますのでそちらをごらんくださいませm(__)m。ぜひぜひ。

 仕事がなんとかつるんと抜けられたので、東京カテドラルのマリア大聖堂まで、ミラノ大聖堂聖歌隊のクリスマスコンサートに行ってきました。ごほごほしなくてよかった〜。招聘元のがこちら。チラシはこれ。チラシの写真はミラノの聖堂ですかいね?

 一度グレゴリオ聖歌は生で聴いてみたいなあ、と思っていたのですが、それが聖堂で聴けるならそれにこしたことはないな、というので、異教徒ですすいませんすいません、といいつつ。男声合唱って好きなんだよなあ(←ダークダックスで育った人)。

 大聖堂ですから、それなりに礼拝用の椅子(というか木製のベンチと机が一体になったみたいなヤツですね)はありますが、後方とベンチの脇、サイドなど、かなりの部分がパイプ椅子でした。ぢぶんは後ろから3列目くらいだったんですが、パイプ椅子だと当然礼拝用の椅子よりも低くなるので、舞台(というか祭壇)上の合唱団を見る、っつう感じではなかったです。自分の前の老婦人はちっちゃかったから、ほとんど見えなかったんじゃないかな。まあ「見る」ための催しではないので、チケット取るときに「見やすさ」よりも出入りしやすさ(←遅刻するかも知れないので)を優先したので、それはそれで。で、自分の隣のご婦人は「これじゃ見にくいわ」と言って、椅子を勝手に動かそうとして連れの人にたしなめられておりました。一列全部、結束テープで留めてあるんですよ( ̄▽ ̄)。一個ずつ、アルスさんが留めて回ったんだろうなあ。そらご苦労な。
 座席にひとつずつ、プログラムのプリントとチラシ、それに使い捨てカイロが用意されてました。なんせ大聖堂です。寒いかと思ったけど、後ろの席で空調に近かったせいか、ジャケットを脱いでもちょうどいいくらいでした。その代わり、空調の音が結構来ちゃったけど、まあそれも仕方ないよな、大聖堂でコンサートホールじゃないんだし……むう。

 ま、そんなコンディションでしたが、グレゴリオ聖歌はすごくよかったですヽ(´▽`)/! 今回は18人の合唱でしたが、元々大人20人子ども35人編成の聖歌隊なのだそうで、指揮者とオルガン奏者いれて20人全部だったのかもしれません。壇上以外の照明は落としてましたが、正面から下がってるライトがかなりまぶしかったのと、そんなわけで「見る」に適した席ではなかったので、ほとんど眼をつぶって聴いていましたが、大聖堂の音の響きがすごくよくて、これが18人の(あるいはソロの)声か? ってくらいの響きで、しかもそれこそ「降るように」響いてくるんです。ちょい前の流行で言うと「ゆらぎ」ってヤツですか。人の感覚は不思議なもので、眼を開けると聖歌隊が歌ってるように聞こえるんだけども、眼を閉じてると音が漂う感じがするんですね。気持ちいいんだ、これが。その時々のイメージに遊ぶような感覚ですね。「ファンタジア」の「トッカータとフーガ」のように抽象的なイメージが流れていったり。グレゴリオ聖歌といえばアレですよ、やっぱり「……ミラー」の例のってことで、あの時のイメージがもうなんぼでも再現できたりしてですね、ええ、心が洗われたんだか煩悩にまみれたんだかよくわかりませんが( ̄▽ ̄)。いやほんと、なんぼでも踊る踊る( ̄▽ ̄)。

 ……何の話だ。つまり、グレゴリオ聖歌に振り付けたのはベジャールのがあるわけですが、ほかの振付家のはないのかなあとつれづれっと考えながら聴いておりまして。ペルトはもう禁止したいくらいありますけども。マラーホフに振り付けてみようって人はいなかったのかなあ(あるのかもしれないけど)。
 などと思ってましたら、いきなりベジャールから佐多達枝になって充さんが頭の中で跳ね回ったと( ̄▽ ̄)。第1部はグレゴリオ聖歌なんですが、最後の3曲だけ中世イタリアの宗教歌で、そこんとこは佐多さん的な音律でありましたのよ。面白いやねえ。

 第2部は「古今の宗教音楽」ってことで、モーツアルトのカノンを3曲。これもよかった! 聖堂中のどこから音が来るのか、まさに「眩惑」って感じ。次にパイプオルガンが2曲あったんだけど、これがなあ……。クリスマス演目とはいえなぜここでメシアンなのか。ヘンデルとかバッハとかハイドンとかじゃだめなのかなあ。メシアン、苦手なんだよ……orz。そのまま、オルガン伴奏でグノーのアヴェ・マリアほかいくつかあったんだけども、アカペラに比べるとよくなかったです……。ここのパイプオルガンは祭壇の向かい(つまり聖堂後方)の2階にあって、自分がその真下にいたせいもあるかもなんだけど、オルガンと合唱のテンポというか、タイミングがばらばらに聴こえて気持ちがよくない。3曲目くらいになって、ようやくいい感じかな? ってくらいだったんですが、その後のソロから始まるアカペラの「きよしこの夜」がすごくよくてですね、やっぱりこれは一気にクリスマスだよなあと思ったら、最後の「神の御子は今宵しも」のオルガンがまた……orz。ここで欲しいのはオーソドックスなキメで、現代音楽的な不協和音じゃないんだよ……と思ったんですが、こちらを見たら、聖堂の構造上の問題で音が濁ってるのかな、とも。しかし司祭の説教が聞き取りにくいって、なんの聖堂……(←丹下氏の設計らしいです)。アンコールは1曲。

 オルガンが入ると、儀式らしい壮麗さ、荘厳さはあるんだけど、その分型枠にはめられちゃう感じもするんですね。アカペラの方がむしろ自由で。グレゴリオ聖歌は日々のおつとめの中の音楽だと言うこともあるんだろうけど、なにかこう、神父さんが掃除でもしながらハナで唱ってるような、ある種のカジュアルさがあるような感じがする。これは意外。

 ……で、オルガン曲の壮麗さが、なにかSFっぽいという( ̄▽ ̄)。なんかこういうの聴いたよなあ、なんだっけなあと記憶を掘り起こしたら、冨田勲のイメージであった(←ブームの時に小学生〜中学生)。三つ子の魂なんとやら。中高のホールにパイプオルガンがあったから、それなりに聴いてるはずなんだけどね。

 間の20分休憩をはさんで、2時間近くあったんじゃないかな。なんやかんや言いながら、次にこういう機会があったらまた聴きたいと思いましたですよ。やっぱりホールで聴くよりも、多少不備があっても聖堂で聴くのがいいような気がするなあ。

 

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2014/12/06

とりあえずばや 1

 まあそんなこんななんですが、ボリショイの「バヤデール」になんとか行って参りました。たった1日の今月の「ノー残業デー」がなんとその日だったのさヽ(´▽`)/! ひゃっぽー。

 座は路話……って、なんかすごい誤変換だなザハロワですよ……がニキヤ、アレクサンドロワがガムザッティ、ラントラートフがソロル。前回は2006年に見てるんですね。グラチョーワのニキヤで、やっぱりマーシャがガムザッティで、ソロルはネポロジニー。てっきり、アレクサンドロワ目当てで買ったのかと思いきや、当時のレポを読んだらお目当てはグラチョーワで、ガムザッティはシプリナだったのが変更になったらしい。逆に、アレクサンドロワを目当てに買ったファラオの方は、オシポワに変更になっておった( ̄▽ ̄)。いやー、相変わらずだな、ボリショイ。

 で、それ以来ボリショイのバヤデールは見てなかったので、「あれ、こんなんだったけな?」「こんなんだったけな?」と思いながら見たのですが、あらためてざっとレポを眺めて見たら、概ねそんなんでしたよ( ̄▽ ̄)。さすがに覚えてなかったな−。いちばん沢山見てるバヤデールは、マールイのボヤルチコフ版で、次にマカロワ版だと思うんですが、やっぱり原典主義と言われたボヤルチコフの版はいろいろ上手くできてると思います。そんで、それを自分とこの都合で上手くアレンジしたのがマカロワ版、かな、と。ほかの版はあんまり見てないですけども。

 マーシャは踊りは以前よりも重い気がしたけど、すごい可愛かったですヽ(´▽`)/。彼女は姐さん的なイメージがあるけど、横顔がなんだか「きょとん」とした感じがして、本当に可愛いんです。2場の最後に「殺してやる」のマイムがないのは聞いていたんですが、代わりに両手を胸の前で交差させるのが「でも私は彼を愛してるんだから! 彼は私のものなんだから!」っていう感じでよかったです〜。そうきたか−、という。
 今回は2階の下手バルコニーから見たんで、オペグラを使わないと表情とかまではよくわからない(というか、度がもう限度らしくて結構ダブって見えるという)というのもありますが、2場のニキヤとの争いでもなんかこう、可愛いんですよね。「お嬢さま」というか、「令嬢」な感じで。「姫」じゃないんですよ。「姫」ではなくて「王女」。ほかの言語だとこの違いはあるんだろうか。
 むしろザハロワの方がかなり怖かった気がするなあ。いきなり逆上するというか。

 婚約式の場でも、ニキヤが蛇に噛まれた時に、ふらふらと階段を降りて(階段の上に3人の席がしつらえてあったんですが)、だいじょうぶ? だいじょうぶ? みたいにニキヤの心配をしちゃってるのがまたカワイイ( ̄▽ ̄)。なのに、いきなりニキヤに「あんたがやったのね!」ってキレられて、「ちがうわ!ちがうわ!」っていうのも、最終的にその場から逃げ出しちゃうのも無性にカワイイ。いやー、それだけで満足ですよワタクシは。

 ええと。ザハロワはいうまでもなく、その長い手足が魅力であるんですが、何かこう、自分が思ってる(あるいは好みの)動かし方とは違うんだよな……。1幕の最初のソロと、婚約式の場の後半の花かごの踊りが好きでした。ラントラートフはターバンが似合わない……orz。もっとも、あの髪の毛を全部隠しちゃうタイプのターバンが似合う白人さんを見たことがないような気がするよ。スタイルはすごくいい。ただあんまりドラマは感じなかったな、今回は。

 つことで、あと1回か2回書いて、東バの話に戻りたいと思います。

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2014/12/01

じゅえるずふろむ 2

 水香ちゃんガラの続きです。

 座長の水香ちゃんはプティの「ジムノペディ」「シャブリエダンス」「チークトゥチーク」の3本と、ドンキのディベルティスマン。
 プティのうち、2本は弾くんがパートナーで、「チーク……」はボニーノと。「シャブリエ」は牧の初演の時にTV放映されたのを見て以来じゃないかな……全然覚えてなかったけども。ちなみに「ジムノペディ」だけはピアノの生演奏(舞台上)で、あとはテープでした。

 基本的に水香ちゃんは、デコラティブなチュチュよりも、シンプルなスリップドレスやロマンティックチュチュに近いような(あるいはオペラ型の)衣装の方が似合うことが多いと思うんですが、「ジムノペディ」の白と黒の衣装がとても似合ってました。今回は、弾くんが初役(というか初プティか?)、水香ちゃんはしばらく踊っていないけれども持ち役ということもあって、2本とも……というかまあドンキもなんだけど、水香ちゃんがリードして弾くんを引っ張ってる感じ。水香ちゃんは3本のプティのどれも生き生きとして、楽しんで踊ってるのがよく伝わってきて、それがプティだからなのか、本公演から離れてちょっと解放感的なものもあったのかはわかりませんが、とにかく魅力的でした。弾くんがいっぱいいっぱいなのはしょうがないな……というか、むしろよくこなしてるよな、これだけ。持続して踊っていく機会があればいいねえ。

 「シャブリエ」には途中で木村さんと奈良さんのペアが参加。出番はそう多くはないけど、この二人もプティは初めてでは。白のレオタードってこともあって、ビミョーにベジャールっぽく見えるようなそうでもないような。最後の方に、木村さんと水香ちゃんが短く抱き合う場面があるんですが、こういうときにきちんと(というかなんというか)抱いちゃうのが木村さんなので、「ホントのカップルはこっちでしたかーー( ̄▽ ̄)」というように見えちゃって、その後の弾くんとはナンなんだ状態に。あはは。

 で、そうかいつも弾くんになにかひと味足りないような(技術的にではなく)気がしていたのは、ある種のプランというか、踊る側の性格付けみたいなものかもしれないなあ、と、そんなことに気づいてみたりした。まあ、いわゆる物語バレエではないので、そういうものは不要だという見方もあるし、まだそこまで余裕がないかもしれないし、あっても出し切れてないのかも知れないし、いろいろと。短い場面でそこまでするのはそりゃベテランのベテランたるとこだしな。

 最ベテランたるボニーノまでくると、もうそこはぽんぽこぽんぽこ。前回フェスだったかしらね? 見たときよりも、水香ちゃんもぐっとリラックスしてキュートだったし、ボニーノのリードもダンディで無駄なく、いやもう楽しい楽しい( ̄▽ ̄)。プログラムを見たときは、大人数参加のドンキガラが最後の方が盛り上がるんじゃ? って思ったけど、見てみたら「アンコールの洒落た小品」みたいでとても自然で面白かった。水香ちゃんは速替えで大変だったと思うけど。しかも、ドンキのGPDD一通り踊ってすぐさままるまる1曲踊るんだから、結構な体力だよねえ。

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