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2015/01/30

踊る!アントワネットさま

 

 「踊る!アントワネットさま」全2巻。

 「何も考えないで読めるそこそこのもの」が読みたいな−、というのが疲れたときのいつものことなんですが、そんな感じで1巻を読んだら案外面白かったので、2巻も買ってしまいました( ̄▽ ̄)。

 いわゆる「4コマストーリーまんが」。まだ王太子妃のアントワネットと、貧乏貴族で画家志望のマリーが出会って、親友になって……という1巻と、革命が始まりアントワネットが処刑されるまでの2巻。始まりがどんなにほのぼのとしていても、結末が変えられる話ではないので「まあそうなっちゃうよね……」というある種の切なさは最初からあるんですが、2巻に入ってからの歴史的展開が「あれよあれよという間に」なので、欲をいうともう1巻欲しかったかな、という。まあ「忠臣蔵」とか「新撰組」と同じで、流れ自体は決まっているので「ここにその話を入れ込んできたかー」ってなるんだけど、逆にそれがわからないとわかりづらい。ただ、マリーのような「普通の」貧乏貴族(つまり「シトワイヤン」ではない)にとって、「あれよあれよ」てのはある意味ではリアルなのかも。

 ……「フランス革命」(国王夫妻処刑までだけど)の流れを一定程度の「基礎知識」として浸透させちゃったベルばらってすごい。というか、オレらベルばらに寄りかかりすぎてないか、むしろ。

 ええと、とにかくアントワネットの天然っぷりがすごいです( ̄▽ ̄)。天真爛漫のさらに上を行くような(しかし自分なりに悩みはある)、「おひいさま」ってのはこんな育ちなのかっていう。ルイ16世とのラブラブっぷりもすさまじい。フェルセンのアプローチもまるで気づかずに、ひたすら夫婦でのろけまくりです(←これも新しいな)。フェルセンの方は、スウェーデンから送り込まれた工作員的な位置づけですが、今ひとつ目的はわかりづらかったな。ルイ16世の側近、ルソー公爵とマリーの「けんか友達から……」は定番だってわかっていても、マリーの一所懸命さがかわいかったりね。
 後半登場の、理想と現実の間で悩んだり、ルイ16世の「あまさ」を指摘しつつも自分もその「あまさ」を捨てきれないロベスピエールなんかもちょっとイイですね。「いい人」が「いい施政者」ではないんだよな。

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2015/01/28

芝公園の原爆の灯

 いろいろとチェックすべきところが多すぎて、自分の書く時間も頭も取れないという……orz。

 ええと。年末にちょっと所用がありまして、御成門まで行ったついでに久しぶりに芝公園へ。というか、正直芝公園って、23号地しか行ったことないんじゃ……(←スジモンだなあ)。

 増上寺の向こうっ側に都立芝公園と港区立芝公園とパークタワーだかなんだかがごちゃっとあって、どういう切れ目なのかよくわからなかったりするんですが、案内板を見ると区立芝公園に「平和の灯(ひ)」と被爆樹木があるらしいので、ちょっと行ってみることに。

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 平和の灯。大通りの割とすぐのところにありました。

Img_4736 案内板によると、「港区が昭和60年8月15日「平和都市宣言」を行ってから20周年を記念して設置」されたそうです。平和都市宣言はこちら(pdf。英語・中国語・ハングル版あり)。
 星野村がわからん……と思ったら、こちらの下の方の「原爆の灯」の項目にありました。逆に広島のものは「原爆の灯」ではないんだな。長崎のはギリシャの「聖火」だし。たしか、大船観音にある「原爆の灯」は星野村のものですね。


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 よく見ると、真ん中にバーナーみたいに燃えてます。

 これはすぐわかったんだけど、2本あるはずの被爆樹木がわからない。被爆樹なんだから看板くらいあるだろうと思いつつ、公園内を道に沿って歩いてみたけどわからず、いったん「所用」のために離れた後にもう一度案内板を見て(写メに撮って)、ようやくわかりました。平和の灯の向かって左、すぐそばだったけど、わかりづらいわかりづらい。看板もあることはあるんだけど。

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 広島の被爆アオギリの2世。沼田さんのアオギリの子どもでしょうね。まだ細っこい。


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 こちらは長崎の被爆クスノキの2世。長崎のクスノキで2世運動といえば山王神社のだと思うんだけど、明記はされてないな。

 こうしたものは、設置するときは一所懸命でも、できてしまうとうっちゃらかしになることが多くて、実際、ここのもそういう印象でした。管理の人が樹木の世話はきちんとしてると思うけど、きちんと学校の平和教育なんかに活かしてほしいなあと思います。

Img_4744_3 これは目立つところに何本かあったんですけどね(年末なのに)。

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2015/01/25

藤子・F・不二雄のSF短編

 最近ちょっとはまって……というほどでもないけど、面白いっすよ。

 藤子・F・不二雄SF短篇集 (3) 超兵器ガ壱号 中公文庫
収録作品「超兵器ガ壱號」「福来たる」「神さまごっこ」「影男」「昨日のオレは今日の敵」「あいつのタイムマシン」「耳太郎」「宇宙人」

 昨年の夏に、戦争漫画のアンソロジー(これの下の方)に入っていた「超兵器……」を読んで以降、気になっていたんですよね。藤子不二雄(当時はまだ分かれてなかった)といえば、小学館の学年誌で読んでそれっきりになっていたという、まあありがちなパターンだったんですが、このアンソロジーで青年向けというか、子ども向けでない作品も結構面白いな、と。

 3巻目のこの本は、タイムトリップ物を中心とした作品群。「耳太郎」だけが別かな。「超兵器……」は大枠では歴史書き換えもの、といえなくはない。面白いのは、ほとんどのタイムパラドックスものはセオリー通りに、変わった歴史に合わせて人物も変わるんだけど、「昨日のオレ……」だけは本人がどんどん増えていくという( ̄▽ ̄)。さすがに「ドラえもん」の作者だけあって粒ぞろいですが、そういえば学年誌で読んで大好きだった「みきおとミキオ」もタイムトリップものだったな、と。「あいつのタイムマシン」なんて、最終的にできたタイムマシンって、ほとんどドラえもんのアレのパロディだもんな。

 この文庫の困ったところは、文庫になる前の単行本の履歴はあるんだけど、個々の作品の初出が出てないこと。掲載誌はともかく、年だけでも出してくれないと参考にならないんだよな……。

 「超兵器」はTWにも書いたけど、最後のオチだけが惜しい……。コメディもシリアスもあるけど、「昨日のオレ……」のタイムトリップ法は大笑い( ̄▽ ̄)。これは気づかなんだよ。シリアス(だけど「オチ」はある)では「宇宙人」が好きかな。

 ほかにも何冊か読んで、結構面白かったのでまたの機会に。

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2015/01/22

ミハイロフスキー白鳥 その2

 そんなわけでもうなにもかもが滞ってますが、詳しくは例に寄ってTWの方を(こちら)。

 白鳥でしたね。ええと。

 レベデフのジークフリートは非常ににこやかで邪気がなくて、なんというかアレだ、もう少し若い頃のフォーゲルがテクニシャンになったみたいな感じとでもいうか。フォーゲルはゴールデンレトリーバーだけど、もうちょっと細身のセッターの系列みたいな感じのワンワン(レトリーバーよりちょっと賢そうだな……いや、レトリーバーは賢いけどイメージとして)。憂いとかメランコリックとかは全然ないけども、まあそれは若いから、ってことで。花嫁候補の3人めか4人めのところでじっと立ち止まって見つめ合っていたので、「もうそこで決めちゃうのかよΣ( ̄ロ ̄lll)!」みたいなことに。あれは珍しいけども、相手のお嬢さんに失礼だな。

 ゴルスキーの舞踏会の場は「遅刻王子」が定番ですけども、片方の肩に引っかけたマントが、マトヴィだとやさぐれてやる気がないように見えるのに、レベデフがやると単にラフな感じに見えるのも、まあ若さといいますか、邪気のなさからくるんでしょうな。

 マルチナさんの王妃はもう何遍も見たけれども、相変わらずお美しい。レベデフとはリアル親子感が( ̄▽ ̄)。ペトホゥフさんの家庭教師も、特に目立つこともないけれども堅実に。1幕は、モロゾフとマスロボエフとペトホゥフさんの仲良しトリオの立ち話が多くて、うっかりそっちばっかり見てしまったな。モロゾフはコンスタントにポーカーフェイスで何かしらやってるんだけど、マスロボエフときたら、今日はやる気ないのかと思えば唐突にスイッチが入ってキれたりするので、見てる方があわあわだよ……。ワルツの中途で、4人の男性ソリストが四隅から中へのジャンプの時に、マスロボエフが外側にいるパートナーの女性に手を送ったりとか、まあ細かくやってはいました。で、見とがめたモロゾフが割って入ったりとか、なんかそういうパターンが多かったな。

 民族舞踊の方は、久しぶりに踊るマラーホフ氏を見られたのが何よりではあるんですが、マズルカなのになんかガマーシュに見えるというのは( ̄▽ ̄)。神奈川で、ワルツの時のニキータの頭が「寝癖……(・_・)?」と思ったら、ナポリのお帽子仕様だったらしい。ニキータもいつのまにか大きくなったよなあ……。

 シヴァコフは、貨車年湖じゃないよカシャネンコ(どういう返還だ)のピンチヒッターだったぽいですが(キャスト表から見るに)、一頃よりも下半身がすっきり。10日は明らかに調整不十分だったようですが、12日はだいぶいい感じになってきてました。ただ、ゴルスキーの「悪魔の手下」てのは、4人とも今ひとつと言いますか、あれは最後の演出も「ただ4人立ってるだけ」なんで、物足りないんだよなあ、ほれ見慣れてるのが悪魔そのもののスペインだったりするし……。振付もちょっと違って、スペインのカッコイイとこが削られちゃってるのも不満なんだよな……まあシヴァのせいではないにしても。つか、一生懸命「悪役っぽい顔」してるシヴァは、前髪ちょっと垂らしも含めて楽しかったけどな。

 道化のクズネツォフは、海賊でのアルジェ2連投のあとの道化3連投で、いくらなんでも5日連続でそれはムチャだと思うんですが、最後まで破綻なく。さすがに12日は疲れが見えましたが、顔はにこやかに、素晴らしい道化でしたです。根性だなあ。というか、あのポジションのダンサーが足りないんだろうか……。

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2015/01/18

ミハイロフスキー白鳥 その1

 さて、ミハイロフスキーの「白鳥」は、10日のボルチェンコ+マトヴィエンコと、12日のペレン+レベデフの日に行って参りました。12日はちょっと別件があったので、3幕(舞踏会)まで見て離脱、であったのですが。

 で。

 ミハイロフスキーのゴルスキー版は、東バのゴルスキー版と大体従姉妹くらいの関係にあると言う話はだいぶ前に書いたのですが(ここいら)、4幕まで行き着いてなかったよ( ̄▽ ̄)。ちなみに、ゴルスキー版の変遷をまとめたのがこちらにありますんで、興味のある方はどうぞ。豆だったな、自分。

 ボルチェンコは以前プハチョフとの白鳥を見たんですが(まだボヤルチコフ版の頃)、今回はもう少しドラマになったかな……と思いつつも、結局自分にはどこがいいダンサーなのかよくわからんかったです。多分、真ん中でなくて、トロワとか三羽とか辺りだったらそんなに文句もないんだと思うんですが(でも文句言いそう)。むー。なんだろうなあ。大味であるのは確かなんだけど、なにかこう「違う」感が大きいというか。

 10日は、1幕と3幕(舞踏会)はまあよかったんですが、2幕(湖畔)と4幕がかなりの惨状で……orz。こんなに大崩壊してるのを見たのは久しぶり。フォーラムAは奥行きがゆうぽうとよりも狭いということもあって、群舞がぐちょぐちょに見えるのは仕方ない面もあるんですが(たとえば文化会館の2階から見たらもう少し何とかなるような)、もう少し群舞の数を間引くとかなんとかできないのかなあ。手も脚も顔もばらんばらんなので、人数が多いとえらいことになるという。4羽でひとり脚浮いちゃったりとか、相当な崩落もあったんですけど(←これは12日には復旧)。
 ……まあすべったり転んだりというのは、舞台である以上しょうがないんだけど、全体の統一感のなさがいちばん辛いんだな、こういう演目だと。海賊やドンキだったらそうでもないんだろうけども。チャイコフスキーの悲劇的な音楽も相まって、見終わった後にぐったりと、何の意欲もなくなるような感じでありました。考えてみれば海賊の景気のいい音楽って、確かにいい気分になったりするからなあ。ミンクスって、ちょっとハリウッドっぽいよな。

 12日はかなりよかったです。神奈川だったので、舞台も使いやすかっただろうし、こちらの眼も慣れたしな( ̄▽ ̄)。あとやっぱり、主役二人がきちんと息の合ったパートナーシップを作っていたということも大きいんじゃないかな。群舞はやっぱり手も脚も顔もばらんばらんだけど、それほど気にならない程度に、真ん中の吸引力があったというか。

 

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2015/01/16

長崎おやつ日記 その2

 辺野古関連についてはついった(こちら)の方で、RT中心にですが流していますので、できればそちらもごらんください。おかげでいろいろ滞ってるがな……。

 さて、長崎の方ですが。

 カステラは食ったものの、昼飯喰ったわけでなし、ダンナとの待ち合わせまでまだ間はあるしで、さくっと途中下車して中華街でちゃんぽんでも食べようかな−、と思いたって築町で降りまして。こういうときに市電の一日乗車券は便利ですね(500円。ちなみに料金は120円均一ですが、毎回小銭を用意するのも面倒なので(おつり出ません)、4回乗って20円損しても乗車券の方がいい気がする。長崎駅前の観光案内所で買えます)。

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 中華街入口。横浜のに慣れてると「こんな狭いのんΣ( ̄ロ ̄lll)!」ってなります。長崎の街はなんとなくミニチュア。
 駅前の商店街は閉まってたけど、こっちは観光地だからね、なんといっても……


 ……閉まってるよ、店……orz。でも観光客は来てるから、開いてる2軒ほどに行列ができとる……。つことで、さくっとテイクアウト(という名の立ち食い食)を購入。ま、おやつだし。

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 最近流行らしく、大浦でもたくさん見かけた角煮中華サンド。味はごく普通でしたが、ちょっと足りない。もう一軒別の店で中華ちまき(200円)を購入。

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 八角が効いてて美味いけど、手がべたべた。というかちょっと足りない。最初からファミマで肉まん買った方がよかったんじゃないかと、この時点で気がつくという( ̄▽ ̄)。

 実際、大晦日から正月にかけて、長崎の街は普通に休んでおりました。ちょっと前まで東京だってそうだったんだけどねえ。でもなんとなく「長崎は観光地」のイメージがあったので、いろいろしてやられたという。つか、大晦日は開いてると思ったんだよ……。

 ちなみに、泊まりは諫早のビジネスだったんですが、こちらも駅前は19時というのにケンタッキーとミスドしか開いてねえ(飲み屋はやってる)という状態で、結局ドライブインのとんかつ屋でいただきました。美味しかったですー。写真は忘れたけど。リンガーハットと二択でございました。


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2015/01/13

長崎おやつ日記 その1

 12日のマールイの白鳥は、10日よりもずっとずっといい舞台でした! 

 ……が、ちょっといろいろごたごたしてるので、その話はまたにして。

 正月の長崎では、なぜか食事の写真を撮り忘れ続けたので(←ダンナがいっしょだと何となく喰う方に意識が……)、おやつ日記です。
 31日の午後早くに長崎入り。機内で朝ご飯にカツサンド(←羽田で時間がなくて、とにかくマヨのついてないのをつかんだという)を食べたので、駅前まで出てちゃんぽんでも……と思ったら、駅ビルくらいっきゃ開いてないんですよ( ̄▽ ̄)。正月はともかく大晦日なのにー(←早じまいの店も多かったっぽいです)。当然、駅ビルの中はいっぱい。しょうがないからとりあえず大浦まで行くか−。カステラセットが食べたいのよ、カステラセット。

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 つことで長崎の喫茶店ではポピュラーなカステラセットです。2000年代に行ってたころと駅ビルの中が変わったらしく(そりゃそうだな)、行きつけのところがなくなっちゃってました。というか駅ビル自体が変わったような……?

 こちらは大浦の長崎堂にて。天主堂に向かう坂の下にあります。喫茶店ではなくてカステラ屋さんですが、小さな喫茶コーナーで食べることができます。カステラセット750円ですが、単品カステラ330円、飲み物420円なので、よく考えると「セット価格」じゃないな……( ̄▽ ̄)。カステラは下がざらめたっぷりで美味しかったです−。思わず紙をフォークでこそぐという。

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 ……で、なんなんすかこの「カステラ神社」って。しかも天主堂のすぐそばに(-゛-メ)。

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2015/01/11

ミハイロフスキー海賊 に

 ええと、10日に見た「白鳥」がちょっと愕然とするくらい…………orz………な感じで、どれくらいかっていうとこんときレベルのぐったり感。こんときってまだ旧版だったんだなあ……。てっきり新版に変わった時だと思ってた。

 ま、それはさておいて、海賊の方ですね。ちなみに2階センターの前列でした。文化会館の中では好きだけど、あまり座らないところのひとつだな(←祭典枠では回ってこない場所なので)。

 以前のマールイのように興奮したりはしなかったですが、充分に楽しくはありました。ただその「楽しさ」のほとんどは、マラーホフ氏を中心とした、芝居の面白さの方にあったような気はするな……。まあマールイの面白さって、もともとそっちに負うところは大きいとは思うんで、むしろそれはそれでいいんですが。

 ……ううう、フィルのフォルバンが見たかったんだよう……(ノ_-。)。ばーかばーか。

 全体的に女性ダンサーの脚が「がばあ!」ってなるのが気になってしょうがなかったです。「大きく脚を振り上げる」とか「開脚する」というのはもちろんバレエの基本的な動きだし、高く上げるのもいいんですけど、その上げ方、開き方にいちいち「がばあ!」って音が聞こえてくるような感じなんですよ。いや、そういうのが「メリハリがある」とか「きもちいい」っていう人もいるんだろうと思うんですけど、「がばあ!」はねえだろう、っていう。少なくともマールイじゃねえだろう(もう「ミハイロフスキー」ですけどね)。ツイッターの方で「メソッドが変わった」と書いたいちばんはそのこと。ミリツェワまでそうだったんで、なんかねえこう、うわあああ、っていう。

 ……まあ、海賊だからね。うん。

 メインキャストの中ではオダリスクを踊ったコシェレワがいちばんよかった。コシェレワはコシェレワだった。もう本当に涙出そうになるくらいに嬉しかったです。ペレンもペレンらしかったですけども。ミリツェワは貫禄も出てきたし(ミリツェワに貫禄かー)、芝居の方は以前以上にノリノリで、その「がばあ」以外はよかったんですよ。奴隷のPDDで(ベールがなくなっちゃったのはちょっと、だけど)嫌がるのも、パシャのハーレムで楽しんじゃうのもすごくよかった。

 ペレンは相変わらずの華やかさと、ちょっとおっとりさんなところと。元々そんなに細やかなタイプではないと思うんですが、彼女の場合はちょっと遠目から見た方がいろいろ伝わりやすい、というのも変わってないかもなあ。顔の表情よりも身体の表情の方が雄弁なタイプだと思います。今回は、ちょっと世間知らずな若いお嬢さんだ。んだもんで、やや相対的にルジマトフが「いけないオジサン」化してたという( ̄▽ ̄)。マラトとの時のようなきらきらうっふんで幸せダダ漏れ、みたいなことにはなりませんですが、適度にラブな感じでありました。いやしかし、ペレンもどっちかといえば大柄な方で(自分基準)、いくらペレンがリフトされ上手とはいえ、50代になってちゃんとリフトできる(しかも1度は片手離してたような)ルジマトフはやっぱたいしたもんだな。

 レベデフは前回は新春ガラの白鳥2幕でしか観てなかったんですが、いやー、前回よりも全然好印象ですわー。いいダンサーだねえ。この取り合わせだとちょっとお小姓さんな気もするけども、ステージマナーもとてもいいし。1幕の最後にビルバントを止める時でしたか、「お待ちなさい」とかいうのがもうドメニコ会の修道士かなんかか、って神々しさで思わず大笑いしちゃいましたよ( ̄▽ ̄)。なんスか、内なる神の声ですかそれわ。

 しかしまあなんやかんやいって、ツァルのフリーダムな踊りは好きだなあ。アルジェリアの踊りはクズネツォフの一人勝ちで、いつの間にやらあの枠ではトップになってるんだなあとも(「あの枠」ってのは、要するに道化とかくるみわり人形とかサンチョとかその辺の)。

 「花園」の場面も楽しかった。ピチカートがなくなっちゃったのは残念だけど、ペレンとミリツェワ、それぞれのプリマっぷりを堪能しました。それだけにその後がしぼんじゃった、てのはあるんだけど。
 そういえば、チャンバラのシーンも減ってたような気がするな。奴隷市場の最後のとことか。

 ま、そんなとこで。
 
 

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2015/01/09

ミハイロフスキー海賊 いち

 今年のバレエ始めはマールイことミハイロフスキーの「海賊」から。ペレン・レベデフ・ルジマトフの日ですね(なんか語呂がいいな)。

 ま、ここいらにも書きましたけども。いやー、久しぶりに「海賊」の全幕を見て、面白かったんだけども頭の中は未だにヘドラの歌がまわってるのよこれが( ̄▽ ̄)。

 で。

 なんだろうなあ。プロダクションとしては前の版の方が圧倒的に面白い、というのがまずありまして。前回見たときもそう思ったんだけど、その時は自分の気分とか、ダンサーの入れ替わりでそう思うところが多かったんだろうなとも思ったんだけども、今回見たら、ダンサーのせいというわけでもないなと、あらためてそう思いました。
 まあね……。今回ブレグバーゼ父っつあんが来ないのはもう年齢的な(っていっても50代だよね?)あきらめがつくんですが、フィルがいないのがどうしてもーーー 。・゚・(ノд`)・゚・。。

 なんというか、「そこ好きだったのに−」みたいなところに限ってなくなってるというか( ̄▽ ̄)。いや、「好きだった」からなくなってるのに気づくだけで、ほかになくなってるところがいっぱいあるんだと思うんですけどね。冒頭でいうと、コンラッドのテーマの右向いて、左向いて「んちゃんちゃんちゃんちゃ、ちゃんちゃたんちゃちゃーん」でかかと踏みだったところが(おそらくはルジマトフ得意の)別のポーズに替えられちゃってるとかね。あと奴隷市場の丸い台がなくなっちゃって、「今売られてるのはこの人!」っていうのがないし、「花園」でパシャがずーっと下手に出てうっとりしてたのがなくなって、「花園」がパシャの妄想ではなくなっちゃったんだよな。

 まあそこいらは些末な個人的好みなんですが、男性奴隷の扱いがちょっとなー、と。アルジェリアの踊りを男性群舞にしたのはいいんですが、それが女性の奴隷達といっしょに海賊のアジトに連れて行かれてからが妙なんだな。メドゥーラがコンラッドにお願いして、自分の友達(とほかの売られてた奴隷)を帰してもらう。それについてコンラッドがお土産まで持たせるから海賊の中で内紛が起きるんですが、男性奴隷が全部ビルバント側につくんですよ。あんたたち、お土産もらって帰る方でしょが( ̄▽ ̄)? 別に「海賊、かっけー! 俺たち仲間になるぜ!」でもいいんだけど、「女の子達は帰してあげて」ってのがスジでしょ? 

 あと最終場。メドゥーラが再び売られてくるところが短くなって、ギュリナーラの「あたしがいるのにこんな子買わないで!」(と言ってメドゥーラを逃がそうとする女の友情)のくだりがなくなって、さらにランケデムを罠にかけて「この人、あたしにやらしいことした! 今すぐ簀巻きにして! きーぱたぱたぱたぱた!」もなくなっちゃって、自分的にはギュリナーラといえばコレ( ̄▽ ̄)! がなくなっちゃったんだよなあ。コンラッド達の「正体チラ見せ」が、メドゥーラとギュリナーラにではなく、ビルバントからランケデムに。観客にわかるのは同じだからいいっちゃいいんだけど。

 ……まあ、奴隷頭の役がなくなっちゃったんで、なぜか終始いちゃいちゃしてた父っつあん(奴隷頭)とモロゾフ(ランケデム)てのもなくなっちゃったんですけどね。なんだったんだ、あの二人は。

 最後がなあ。しまらないんだよなあ。「花園」ですごい盛り上がった後だけに尻すぼみな気持ち。最後は「勇壮な男性群舞」で締めたかったんだろうけど、頭領たちにおいてかれちゃった感しか残らない、という。せめて、男奴隷たちも海賊の衣装にしてみたらどうだろう、とは思うんだけど。全体に海賊の人数が減っちゃった、てのがイマイチな理由でもあるのか(その分を男奴隷というよりも、男奴隷の役をつくったら海賊の人数が減ったんだろうな)。

 なんというか、全体に「まぬけ」なところを削いで、「勇壮でカッコイイ舞台に!」としようとして「なんかちがう」ものになったというか。「海賊」なんて「まぬけ」が取り柄なのに。

 演出についてはそんなとこです。

 

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2015/01/06

くるみわりわり 7

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 そんなこんなでいきなり年末のくるみに話が戻りますが、これが例の「写真スポット」の上にくっついているペープサート的なものの続き。

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 反対側。

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 ついでに、これは以前載っけた真ん中のところ。

 このスタッフさんが描いたかのような手作り感がたまらなかったりしますが、結構好きなのよ、こうゆうのー( ̄▽ ̄)。クララとフリッツで描いて載っけた、みたいなの。各国のお人形にくるみ割り人形のみならず、木馬の頭や燭台(←元々の幕に描かれてるんだけど、大きくなった家具の中にも1台あった)、ねずみの王さまが退治された時の王冠、と、「わかってるじゃーんヽ(´▽`)/」てなラインナップがいいよねえ。お気に入りはフクロウ時計とねずみの頭(のかぶりもの)だ。

 フリッツといえば今回初役の吉川さん。田中さんとは別のベクトルでヅカ度アップーー! な感じでした。なんとなく控えめな印象の強かった吉川さんだけど、このところの弾けっぷりがここでいい方向で「ばーん!」と来たみたい。いいよいいよヽ(´▽`)/! 「えっ?」って思うような配役でも必要なんだなあ(でも多分いつもクララに泣かされてる( ̄▽ ̄))。

 歴代でいうと、「僕だっておじさんと遊びたいのに、おじさんがクララばっかり構ってるからもうグレてやるーー」な良太くんも忘れがたいですが、ドロさんのアイマスクをもらって自分もやってみた後に、ちょっと匂い嗅いで「くっせーーー!!!!」っていった田中さんも強烈でありました。つか、田中さんの「やーいやーい、ばーかばーか」を超えるフリッツはもう出ないかもなあ( ̄▽ ̄)。超えんでもいいとも思いますが。

 

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2015/01/05

おみやげ

 そんなわけで、会議室で行われているらしい新年会の音をほのかに聞きながら、黙々と残業する仕事始めでありましたよ。

 長崎土産……はこんな感じで。

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 会社用に九州限定カントリーマアム紫いも味16個入りを3箱(!)持って行きましたが、自分の分を入れずに4個あまりました。さて職場には何人いるでしょう(ただし、あきらくんは甘い物が食べられないので人数に入りません)。

 ……これだ。もう少しよさげな物を、と思っても、結局「どこだか行ってきましたクッキー」とか「ケーキという名のスポンジの切れ端」とかになっちゃうんだよねえ。値段もさることながら、持って歩くのが(´・_・`)。あと「何個入り」って書いてあっても、二個1袋入りだと配れないし。その意味では地域限定のこういうシリーズは値段的にも助かる。なんたって1箱680円( ̄▽ ̄)。個人的には「ひよこ味ジャンボポッキー」というのを食べてみたかったですが。

 後は自分用ですね(多いw)。のり豆は、フライビーンズ(空豆)にのりがかかったヤツ。ホテルでおやつに食べようと思って買ったんだけど、寝倒したので残りました( ̄▽ ̄)。あとは五島うどん用アゴ出汁スープの素。アゴってのはトビウオですね。うどんは買わなかったけど、これから寒くなったら使うわなー。10袋入り。あーんど、飛行機が遅延して(←雪で機体のやりくりがつかんかったらしい)、空港で時間が余ってしまったのでうっかり買ってしまった焼アゴ。
 あと、買わなかったけれど、島原はそうめんが名物らしいです。


150103_132101 こちらは実家用。かまぼこというか、こちらでいう薩摩揚げ的なものの三種詰め合わせ。見てるうちにめんどくさくなって詰め合わせでいいや、と。竹輪とかも美味しそうだったけどなあ。今度は島原も行きたいな。


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2015/01/03

あらためまして

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 迎春でごぜえます。今年もぼちぼちですが、よろしくお願いいたします。

 正月は例年通り、ダンナと旅行。ダンナが沖縄に行ってから、1泊が2泊になるようになりましたが、今年は長崎に行ってきました。沖縄からの飛行機が日に1便しかないので、ぢぶんは午後イチに着く便で入って市内で遊び、夜ダンナと合流。1泊してバスで雲仙へ行き、もう1泊。雲仙から市内へ戻って、翌朝帰るダンナを置いて夕方の便で帰る……はずが、飛行機の遅延で夕方じゃなくて夜になっちゃいましたけども。まあそういう正月でございました。いやー、よく寝た。隙あらば寝てた。久しぶりに雪の正月でした。

 写真は初詣でとなった、雲仙の満明寺。石仏がたくさんありましたが、八十八箇所めぐりができるようになっているそうです。雪で足場も不安だし、ちょこっとお参りしかしませんでしたけども。

 今回は食事の写真を撮り忘れたな−。

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2015/01/01

きんがしんねん

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 やっぱり東京タワーが好き。若い頃は初日の出を見に登ったこともありましたねえ。ええ、ちゃんと下から階段で上まで。若かったなあ。で、全然日の出と反対の側でぎゅうぎゅうになってたっていう( ̄▽ ̄)。

 それはさておき、今年もあまりめでたくはなさそうな年ですが、なにとぞよろしくお願いいたします。写真は2014年の年末に撮影。


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 派手さはないけど、地道な地元商店街のアイドルすがもん。鴨がネギどころか、鯛背負って来てるがもー。

 それで思い出した小話をひとつ。

 全国の神社の神主さんの寄り合い。最後はやっぱり徹夜麻雀となりましたが、どうしても勝てない神主さんがおひとり。
 あまりにも負けっ放しなので
 「失礼ですが、どちらの神社から?」
 「はい、賀茂神社の祢宜でございます」

 ……まあ、お正月ですから。和尚が二人で……(その辺にしておけ)

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