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2015/03/30

つづき。

 全然暇にならないんですけど、どういうことなんだいったい……。

 ええと。ジゼルです、ジゼル。忘れたとかナントカいうよりも、頭が切り替わらないんですよ。こんなに長くブログの更新をしなかったのは、もう何年ぶりみたいな感じだよな……。

 つことで。

 長年(まさかの初演以来?)、ベルタを演じてきた静子おっかさんから、坂井さんへの文字通りの代替わり。静子さんといえば、ヒラリオンであれアルブレヒトであれルドルフ(!)であれ、数々の舞台でのコンビネーションを思い出すのでありますよ。いつかは来るのであろう代替わりとはいえ淋しいのう。

 そして坂井さんといえば、オネーギンからR&Jと名演を重ねた「ザ・乳母」であります。静子さんで見慣れてると、やっぱ若い(そりゃ親子だ)といいますか、「農家のおばはん」というよりはちょっと若奥さまな感じでありました。アルブレヒトのあしらいもなかなかとりつく島のない、むしろ「うちのお嬢さまには触らせません」的な。

 ペザントは、男子に松と梅の差が出ちゃったかな(←松野と梅澤ではない)。松組の方がかなりユニゾンが取れてたのに、梅の方は見事にばらんばらん( ̄▽ ̄)。それぞれが踊れてないわけじゃないんだけど、あわせるだけの余裕がないというか。いやしかし、「エスコートしねえ、周り見てねえ」の入戸野くんが、今回きっちりとエスコートしつつユニゾン取ろうとして(そして技の精度は落ちる)たかと思えば、「エスコートだけは完璧」(←あえて「サポート」ではない)な杉山くんが全然周り見てない(そして技の精度は上がる)という、いや「どっちか」になっちゃうのはそら過程としてはしょうがないとして、なんというか、ええ、まあこう。音取りは蓮くんが何気に正確だったような(マイペースだなあ)。そしてザッキーの影が薄い……。
 女子はもう、とりどりなので。川島さんのアームスやデコルテの使い方がきれいになったなあ、とか。
 

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2015/03/28

ひとだんらく。

 ようやく仕事の方が一段落です……多分。ふう。まだちょっと、ぐったりしてます。2週間ぶりに整骨に行って、だいぶすっきりしました。腰とかね、もうバリバリ( ̄▽ ̄)。自分の場合は、長年のデスクワーク(文字通りの座りっぱなし、パソコン打ちっっぱなし)でお尻の筋肉がバリバリに凝ってるのが主原因らしいです。そこが凝って固まってるのが神経を圧迫して神経痛になるという。

Ca3k1487

 恒例になりました……公式には「行灯」って書いてありましたが、なんか違うような気も……。


Ca3k1489_2

 お墓の部分アップ。透過物のズームはむずかしいのだ。

 そういえば、このところ開幕前(序曲の時)は、緞帳に50年記念ロゴの投影になっていて、例のビミョーなキューピッドの幕が使われていないような。うんビミョーなんだけども、あれはあれでビミョーな分だけ愛着がないわけではないな、と( ̄▽ ̄)。ジゼルで記念シリーズは終わりになるんだけど、6月はどういう具合になるのかな。

 自分の次の予定は、4月末のBRBなので、それまでに何かぼちぼちと追いついて行ければ……という気持ちだけはあるんだがなあ。

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2015/03/21

ジゼルつづき

 すいません、ご無沙汰いたしております。欠員1で年度末を乗り切るには体力が足らん……。5年前のようなわけにはいかんのう。ギギギ。

 つうわけで、ジゼルの続きのような、そうでないような。

 奈良さんも実はミルタはそんなに踊ってないはずなんですが(田中・高木で回してた時期が長かった)、出のソロの始めの方は、田中さんと見間違うような瞬間があって(2階だったしな)、ちょっとどきっとしたりいたしました。
 ま、それはさておいて。今回奈良さんのそのソロを見ていてですね、真ん中で、奥から前に出るんだったか逆だったか(逆な気がする)振りのところで、まさに「風にそよぐ」という感で。ああ、ミルタといっても本来は確固たる実体のあるものじゃないんだなあ、と今更ながらに思いました。シルフのような「妖精」ではないけど、「霊体」なんですよねえ。なにかそういう「はかなさ」のようなものをまとったミルタというのは初めて見たような気がします。

 そう思って見ると、最初のウィリの群舞なんかもそうした浮遊性のあるといいますか、「そよぐ」ような振りなんですよね。例の、全員が座って奥から手前に「なびく」場面とか。今回は群舞のひんやりとした静謐さの中に、そういう「ゆらめき」がよく見えたと思います。
 ぢぶんは以前よく、東バの女性の群舞に「群体」という言い方をしたかと思うんですが、今回はまさにそのイメージ。ウィリというのは平たくいえば幽霊なんでしょうが、それが個々の意志や事情はすでに失われて、ひとつの集合体になったような。……まあアレだ、イデみたいなもんだ。その外部窓口といいますか、そんなところにミルタがあるような、そういうイメージというか。

 ……奈良ちゃん、最終兵器みたいなもんだしな(←やや意味不明ながら)。

 なんちうか、支配するミルタと支配されるウィリたちではなくて、ええと、もっと一体化した感じの。そうした「はかない」ところからはじまって、それが徐々に実体化していくようなね。何かすごくこう「新しい」といいますか。ああ、そういうふうにもなるんだなあ、というふうに見ておりました。実体がないからこそ怖い、ってのもあるよなあ。

 ドゥは乾さんと吉川さん。この二人はもう鉄板ですが、今回もよかった〜! 乾さんの踊りも今回は何か内側に収斂される美しさであったし、吉川さんはこのところぐんぐんよい感じになっていってるし。
 後半のPDDの後なんかでもそうですね。アルブレヒトのアントルシャの前だったか、二人が左右に分かれたコールドの間で踊る場面がありますが、二人が踊りながらコールドを動かしている,というのが今回のように自然に見えたのは初めてかもなあ。

 揃ってる、というのはただ揃ってるんじゃないんだよなあ、と、あらためて。

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2015/03/15

ジゼルちょろっと

 すいません、帰ってからすやすやと寝てたんですが、まだ眠い( ̄▽ ̄)。木・土・日の3連戦でした……って「連」じゃないな。さすがに金曜は残業でしたが。木曜日は2階の前の方の端、土曜は1階前方、日曜は2階の階段の近く辺りから。それぞれにいろんなものが見えて面白かったです。やっぱり全幕物は2階から見るのが好きだなあ(でも前の方で貼り付きたい( ̄▽ ̄))。

 土曜の渡辺・弾の初役ペアは素晴らしかったです! 二人とも古典全幕主演初、というわけではないし、一度ラシルで組んでいるのもあってか、……というよりもう、弾くんはだれが来てもオッケー、なのでわ、という気もするな。
 弾くんの裏表のないラブラブ光線と、「キスとダンスのほかはなんにもしりません」という天然さがむしろ貴族っぽいというか。高校生同士みたいな、隠すところのなんにもない初恋っぷりで、案外ロミオ体質なのかなあと思ったり(なんだよ「ロミオ体質」って)。

 渡辺さんが意外にきっぱりとしたジゼルで、こちらも女学生っぽいナチュラルさ。ぶどう娘たちに「さあ、荷物は脇に置いて踊りましょう」というマイムがとてもわかりやすくて、「いや、君は働いてないだろう( ̄▽ ̄)」とうっかり突っ込んじゃったよ。その辺りと、バチルドに会った時のセレブ志向がきちんと演じられてて、ある意味現代っ子だなあ、と(死語だよ)。2幕でも「この人は私が守ります!」ってな意志が最初から強く感じられて。

 今回は、岸本・松野の両ウィルフリード、梅ちゃんのヒラリオン、伝田さんのミルタと、メインキャストに初役ラッシュでありましたが、それぞれにすごくよかった。またゆっくり、何て言ってると全然書いてる暇がなくなっちゃうんだけど。個人的にはドゥ、ペザント、シスと踊った川島さんのアームスやデコルテがぐっときれいになって、前から豊かだった表情もさらに豊かになった気がして、ほくほくしながら見てました。奈良さんのミルタには、今までとは違うウィリを気づかされたこともあったし、まあなんと言ってもそりゃK村さんに貼り付いてましたけども(次は6月までお預けなのか……そうなんか……)。

 ブノワの衣装・装置もこっちは普通なんだよなあ……。なんでチャイコはあんなにがんばっちゃったんだろう(がんばった挙げ句にすべるまでがロシア・アバンギャルドのお約束)。
 そういえば、以前はジゼルのお墓の前に小さな草むらがあったような気がするんだけど(←友佳理さんが潜んでいたことが)、いつからかなくなったような。

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2015/03/13

ジゼル初日

 つことで、「ジゼル」始まっているのですが、いろいろといろいろいろいろいろいろ……な感じで寝落ち炸裂中です。はあ。

 でもまあ、初日に無事に行って参りましたよ。久しぶりのゆうぽうと2階。ここのA席は割にコスパよかったんだけど、なくなっちゃうんだなあ……orz。
 全体を見るのにほどよい席なんですよね。文化会館よりも舞台に近いので、後ろの方までばっちり。ただ、むしろ手前の主役の芝居辺りを見過ごすという( ̄▽ ̄)。いや、最初から見てないとかゆわないでw。

 直近に見たウィルフリードが森田アニキだったせいか、岸本くんは従者と言うよりも側小姓に近いような。久々に気の毒なタイプ。出てくる時に鍵をかけなかったはずなのに、ヒラリオンが扉を開けられなかったのは余程立て付けが悪いのか、ドアノブぽっちで鍵がかかるタイプなのか。

 ペザントは、男子4人の足技ユニゾンで拍手が出ましたーヽ(´▽`)/。茶色の梅松コンビが踊るとさすがにスカッとさわやか。入戸野くんは、踊りの精度自体は青い鳥の方がよかったかとは思いますが、今回はパートナーのまりあちゃんがどのポジションならちゃんとポーズが決められるかとか、回りのタイミングとか、きちんと目配りできててよかったですよ〜。梅さんは川島さんとのペアも悪くないと思うけどなあ(長身ペア)。

 村人の通称切り込み隊長は中村くん。「今日はこの一発がお仕事!」なジャンプは大きくて気持ちよかったです−。大体芝居に入るとフリーダムな中村くんですが、自分はサンチョやらせたら面白いんじゃないかと思うんですよねえ……(高橋さんじゃなくて飯田さん的な路線になりそうな)。
 いやしかし、1幕の村人の踊りをあんなにがっつり見たのは久しぶりだな……。最初のラインダンスのとこは大概ヒラリオン見ちゃうし、最後の総踊りのとこもパ・ド・シスの面々を見ちゃうし、大体1階から見るとそういう風に見えるしね(後ろまではなかなか見えない)。意外とフォーメーション、複雑なのな……。

 K村さんはもちろんフリーダムですが( ̄▽ ̄)、ええと、最終日までとっておこうと思うとそれきりになっちゃうんだよな。狂乱の場はむしろ混乱の場でもあって、ザハロワの走り回りっぷりは友佳理さんよりも上をいっていたような気もしますが、ヒラリオン再登場あたりから男性諸君にスイッチが入ったらしく( ̄▽ ̄)、いやもう真ん中なんか見ちゃいませんよ、という。杉山くんが通常の3倍くらい動いてたんじゃないだろうか(←むしろペザントよりも出てる時間が長かったという)。そういえば、今日のお城はきれいだねえ、は今回は杉山くんがやってたけど、あれは一応「役」として割り当てがあるんだろうか。1幕ラスト近くの「逃げんのかよ、てめえらーヽ(`Д´)ノウワァァァン!」と貴族の列にケンカを売る虎ちゃんと、後ろから虎を抱えて止める杉山くんが見所でしたのよ。おかげでメインの芝居を見てなかったけどな。

 とりいそぎ。

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2015/03/10

じょうちゃん、モモちゃん

 昨日、松谷みよ子さんの訃報がありまして。
 ぢぶんは面識はないですが、最初に就職した版元は絵本を出していたので、編集長(当時)は多少付き合いがあったようでした。その時は書き下ろしでもらったのではなくて、既存の童話を絵本にしたんだと思ったけどな……。

 まあ、ぢぶんはご多分にもれず、モモちゃんを愛読したくちですが、リアルタイム(?)で読んだのは「モモちゃんとプー」まで。アカネちゃんが出る頃にはもうモモちゃんは「卒業」しちゃってたんですね。民話などはその後もずいぶん読みましたけども。

 で、編集部ではお仕事がら「びわの実」をとっていて、仕事の合間に毎号読んでたんですけども、それがちょうど「モモちゃん」シリーズの最後の方がぽつぽつと掲載されていた頃。連載ではなくて、「時々載ってる」みたいな感じじゃなかったかと思います。もう20年以上前だからなあ。
 ある日、編集長が「松谷さん、気でもおかしくなったんじゃないか」と言ったのは,最後から二番目、モモちゃんたちがパパの埋葬をするお話。それはもう確かにその号だけ読んでもなにがなんだか、といった感じで、いくらなんでもこれは……、と思いましたけども。

 そんなこんなで引っかかってはいたのですが、結局通しで全巻を読んだのはそれから20年以上あとの去年だか一昨年だったか、という( ̄▽ ̄)。それ以前に自伝の方を読んでいたのもありまして、こりゃまったく壮絶な話すぎるわ、と。お子さんの「どうしてママとパパがさよならしたの」という素朴な問いかけから始まった(らしい)このシリーズの後半戦は、象徴的な(隠喩的な)話が多くて、ちょっと一筋縄ではいかないといいますか。まあ一筋縄でもいけなくはないんですけど、ある程度松谷さんちの事情(太郎座の件とか)を知ってから読むとこりゃすごい話に踏み込んだもんだな、と思うんですけどね

 「歩く木」のたとえとか「死に神をピーナツにして喰っちゃう」とかのあたりはまあわかりいいといいますか。「パパのくつだけが帰ってくる」っていうのは、そりゃ「大人の自分」は「それはリアルすぎー」と思いますけども。狼の皮をかぶったパパとかね。それはそれは卓越した表現だとも思うけども、メルヘンかホラーかって顔をして、実は壮絶な話を書いてるわけで。「涙の海にクジラさんが来る」と「パパのくつが帰ってくる」のは全然別の次元の話なんですよ(編集長もむしろわかってるからそういう反応だったと思うんですが)。

 そんなわけで、こちらが自伝。
 これは面白いので、ぜひ。しかし太郎座って、日本のコミューンの悪いところがモロ出しになってる印象だよな……。白土三平ファンの方もぜひ……かどうかはよくわからない。

  モモちゃんシリーズのラスト2冊。いせひでこの挿絵がいいですよー。

  民話も大きな業績として忘れちゃいけない。特に「現代民話」の概念は、都市伝説とは違った切り口で、学ぶところも大きい。


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2015/03/08

LACは白鳥の湖 3

 さてもうだいぶ忘れちゃったんですが( ̄▽ ̄)。

 泣き崩れた王子が眼をさますと、夜の湖……なんだけど、あんまり「湖」感のあるセットではなかったような。岩屋の入口みたいなのが2つだか3つだか。白鳥たちはまさに「囚われの身」で、例の「たったったー、たったかたー」というプティパの蛇行入場のヤツは、岩屋の口から後ろ向きに蛇行してゾロゾロ出てくるようになってました(ちょっと笑った)。人数は少ないけど、衣装がグレーがかってることもあって、いかにも「囚人」っぽい。

 (ええと、余談なんですけど、ごく最近、あの蛇行する振りを男性で見たように思うんだけどなんだったかな?)

 白鳥(「オデット」ね)は、一人だけ白いミニスカ衣装ですが、すごく印象的だったのは、白鳥から人間になるところで、あのポスターなんかに出ていた羽根のついた手袋が取れて(「大天使」たちが持って行ったっぽい)、「ああ腕だわ、翼じゃなくて手があるんだわ」というのをしみじみと喜んでいたことですね。王子にも「ほら、手!」なんて見せていたような記憶がうっすら。東バのゴルスキーのラストは、オデットが自分の両腕をなぞって、夜が明けても白鳥にならない=羽根が生えないことを喜ぶ場面があるんだけど、手袋を使うことで、よりわかりやすいというか。

 グランアダージョは、出会った子どもの頃の無邪気なじゃれ合いから始まって、白鳥が王子にキスしたところから関係が変わっていき……という感じで、むしろR&Jのバルコニーを思わせるようなイメージ。そのかんも、ほかの白鳥たちは二人のことを全然認めてなくて、二人がまったく孤立してるあたりはほかでも見たことがあるような(だからほかの白鳥はグレーがかってる、というのもあるような)。黒鳥も、トウシューズの甲の部分で床を叩いて威嚇する振りがあるんだけど、この群舞の方も何度もそうやって威嚇する。この辺りが「鳥っぽい」というか。

 あと1回ね。

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2015/03/04

LACは白鳥の湖 2

 ええと、LACの続きですね。しかし「LAC」が何の略なのかも実はわかってないという。Cはシグナスなんですかね、スワンではなく。

 で。「相談役」という役名の人は家庭教師的な役というよりはベンノに近い感じだった。ダンサーも若い(多分)し、ほかの友人達と群舞も踊るし、テクニックもいる役。1幕は、王さま率いる男どもの踊りがあったりしつつ。総踊りのあとは「花嫁候補」たちのソロ(王子はじめ回りとのからみあり)が何本か。キャスト表にある「〜な女」てのがその候補たち。最初の女の子とは結構うまくいきそうだったけど、結局どれもノらない。パパは最後の赤い服の挑発的な女の子に鼻の下伸ばしてるし、ママンは「息子の嫁(候補)」ってだけで、どの子も気に入らないし。

 そこへ夜の女王が登場。「闇の大天使」って、要は女王の下働きのごつい男性二人なのね。なんかこう、役名と登場人物があんまり一致しないんだよなあ。夜の女王は衣装があまり好きじゃなかった。3幕の夜の舞踏会の方はスカートつきでいいんだけど、ほかの場面は7分レギンスなんだよね。タイツにしてしまうと背景が黒の時にみづらくなっちゃうのもわかるんだけど、どうもレギンスって好きになれない。あとかぶりもののせいで、頭が大きく見えすぎるんだよなあ。

 ま、それはともかくとして、夜の女王が二人の男性に両脇からサポートされて踊り、それにロイヤルファミリー3人が押されていくと言いますか。この場面は好きだったな。パパと王子が前に出て、王妃が後ろで二人の肩に手をかけてポワントで立ち、ずっと気圧されるように後退していくのがなにかとてもよかった。その後、黒鳥と王子、夜の女王とパパ(こら!)のカトルになるんだけど、これはPDDが二つユニゾンになってるもの。ほとんど同じ振りなのに、若い王子と、酸いも甘いも味わい尽くしたおっさんとではもう断然おっさんの方が派手ですな( ̄▽ ̄)。「わー、たっちゃったのかよ!」「わー、いっちゃったかよ!」とかもう抱腹絶倒でしたですよ。すんませんですな、お下劣で。でももう「すんません、抜かれちゃいました」で玉座にへたってるおっさんには大笑い( ̄▽ ̄)。そら、王妃も怒るがな。

 そして王子の方は、子ども時代のピュアな初恋に思いをいたし、汚れちまつた悲しみに泣き崩れて1幕が終わるのでありました。

 

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2015/03/01

LACは白鳥の湖 1

 というわけで、久方ぶりのモンテカルロ・バレエ、楽日に行って参りました。いやー、面白かったなあ。マイヨーは作品によって面白かったり面白くなかったりなんで1回でいいや、と思ったんだけど、これだったらもう1回、3階あたりの高い(標高的に)ところから見ても面白かったなあ、なんてちょっと残念に思ったりして。

 なんかもう自分がいつ何に行くのかもおぼつかないくらいで、チラシ等のあの白鳥の衣装以外はなんの予備知識もなしだったので、キャスト表見て「小池ミモザが王妃? なんで?」ってくらい( ̄▽ ̄)。席についたのもギリギリ5分前だったので(←ビックカメラでがちゃぽんしてた自分が悪いw)、とりあえずプログラムのストーリーをさくっと読んで「まあ白鳥よね」くらいのとこで。だってキャスト表の役名だってよくわかんないし、ミモザさんくらいしか知ってる名前ないし。

 で、すごい面白かったです( ̄▽ ̄)! 王子ほとんど見てなかったけどなあ。とにかくミモザさんのプロポーションがすごい。王夫妻が金、王子が銀の現代風の衣装なんだけど、ミモザさんがエキゾチックで、表情豊か。腕が長いからアンオーにしたときの大きさとか、空間のつかみ方も大きくてシャープ。王ともどもガンガン踊りまくりで楽しいなあ。二人とも、子どもは二十歳でも全然枯れてませんの、現役ですのよ! な感じで。

 基本的には息子離れしてないママンと尻の軽いパパと初恋の忘れられない坊やというロイヤルファミリーの「息子の結婚」による危機の話であるんですが。

 プロローグは映像で、幼い王子と、王子に用意された少女(もちろん金髪)、その少女の代わりに自分の娘(もちろん黒髪)をねじ込もうという夜の女王のエピソード。自分の娘を拒否された夜の女王が少女をさらっていく、という。
 しかしそもそもの「白鳥」という物語が白=善・美・浄、黒=悪という二元論で成立する話であるんだけども、さすがにこれは鼻しらむといいますか。黒いだけで拒否されて仲間はずれにされるオディール(という名前ではないんだろうが)がかわいそすぎで泣けてくるよなプロローグですよ。愛されるのは白い子で。これは王子よりもオディールの方がトラウマになって当然だわ 。・゚・(ノд`)・゚・。。オデットが憎い、王子が憎い、でも王子が忘れられないという悲惨な人生が待っているのだ。がんばれ、オディール。

 で、1幕の宮廷で王子の「嫁選び」までを一気にやっておりました。曲は「白鳥」のあちこちから抜いて使ってましたが、順番以外は大体原曲通りなんじゃないだろうか。グランアダージョの後半がちょっと早かったのと、スペインの前半がもったりだったくらいかな。プロローグは知らない曲だったような気が。

 何より息子ラブなママンが、息子とパパで態度が違うわ(パパのアゴに思いっきりケリ入れるわ)、パパが息子の「嫁候補」に鼻の下伸ばしてるわで、「おっさん、そういうのが好みなのかよ( ̄▽ ̄)!」とかツッコミ始めたらもう笑いがとまりませんで。赤の衣装の子が後ろを通りしなに、王妃の衣装の裾を引っ張るかなんかして、王妃が「なに?」って柱の真ん中でわたっとしたりしてた辺りがツボって。

 とりあえず。

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