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2015/05/16

大野一雄と大津幸四郎

 ええとすみません、いろいろアレでコレですが。横浜シネマリンでやっている大津幸四郎追悼特集(こちら)に行ってきたのでそちらを。
 大津幸四郎といっても、ここをいつも見てくださる方だと知らないかも−、なんですが、ドキュメンタリー映画の業界では知らなきゃモグリ(と言いたい)、というキャメラマン。なんかね、写真撮るのは「カメラマン」、映画撮るのは「キャメラマン」って、なんとなくそういう感じがするな。個人のイメージですが(ちなみに劇映画も撮ってます
 小川伸介、土本典昭と……といってもそこから説明がいる気もするけど、そうした監督さんたちと組んで、数多くの作品を遺してますが、昨年監督した「三里塚に生きる」が遺作となりました。映画の完成は間に合ったけど、一般公開を前に、急逝……。

 ここの読者に比較的近いところで言うと、舞踏家の大野一雄の最晩年のドキュメンタリー「大野一雄 ひとりごとのように」(2005)の監督でもあります。今日はその「ひとりごとのように」の上映と、「三里塚……」の共同監督の代島氏、大野一雄の最盛期の映画「魂の風景」(1991)の監督、平野克己氏のトークのセット。「ひとりごとのように」を最初に見たのは大野氏が亡くなったときの追悼上映会だったけど、今また大津氏の追悼上映会でそれを見ようとは……(ノ_-。)。。。。

 映画についてはまたまとめるかもですが、とりあえずトークの方の話など。トークの始めに参考映画として、「魂の風景」を30分ほど上映しました。最初の沼の中で踊るところから、小学校で「むすんでひらいて」を歌う子どものところまで。その後、30分か40分くらいのトーク。
 「魂の風景」も大津氏の撮影で、以前にやはり大野氏の特集上映でほかの映画と一緒に見たことがあって、確かポレポレだったかな−、大野慶人氏(一雄氏の次男で研究所の後継者)のトークがあったよなー、などと思ってたんですが、さっき調べたらオーディトリウムでの上映で、平野氏、慶人氏と大津氏本人のトークだったよあははははは(こちら)。

 そんなわけで、前に聞いたような話もあれば、新しい話もあり。平野監督がなにか大野一雄化してた気もしたり(なんのこっちゃ)。

 今回は大津氏の追悼特集なので、話は大津氏についての方がメインに。大津氏は同業者から「手持ちカメラで撮影しても絶対ブレない。(撮影用の)レールにのせて撮影してるかのよう」と言われたキャメラマンで、そらもうすごい人なんですよ、くどいけど。平野監督は「圧殺の森」を観て、一度このキャメラマンと組みたいと思っていて、そこから20年以上経ってから学生時代(日芸)のグループで映画を撮ろうという話になったときに、大津氏を思い出して依頼に行ったそうです。一本は原田芳雄と石橋蓮司が出演した劇映画「出張」。もう一本が「魂の風景」。「一本は劇映画、一本はダンスの映画を撮ろう」と決まって、当時絶頂の大野一雄を、となったらしい。平野氏も別に大野氏を知っていたわけではないらしく、半年ほど稽古場と公演に通ったそうです。大津氏の方は「出張」を撮り終わったあと別の仕事に入って、その後ロケハンの頃に合流したらしい。要するに、二人とも最初は「依頼仕事」みたいなもんだったようですね。

 続く。

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