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2015/08/02

華麗なる親子バレエ祭り

 つことで、調布グリーンホールの光藍社「親子バレエ祭り」(こちら)行って参りました。今回はこれ1回こっきりです。おっかけて回った年もあったのになあと思うと感慨深いですが、まあしょうがねぇわな。いろいろあらあな。

 ロマチェンコワもすごく久しぶりに見るような気がしましたが、なんといってもコシェレワの白鳥をこれもすごく久しぶりに見ることができたのが嬉しかったです。シヴァがパートナーならさらによかったけど、今回はシヴァはペレンとくるみ&ドンキ。

 コシェレワの白鳥、すごく好きなんですよねえ……。1回くらい冬の公演でもやってくれればいいのに。新春ガラでもいいから。
 ロマチェンコワは「人形の精」。これは下手にやるとすごくイヤミになっちゃう、ある意味難しい演目だと思うんですけど、ロマチェンコワは素直なというかナチュラルなというか、とてもよかったです。二人のピエロは「笑顔」と「泣き顔」。

 幕開けは「くるみ」。花ワル+GPDDでしたが、花ワルは女性8人に加えて、スペイン、アラビア、ロシアのペアが入り、曲の中でちょっとずつそれらしい踊りを披露するというもので、これはなかなか楽しい工夫だと思いました。少人数でもできるし、くるみの世界全体を味わえるし、お子さんも目先が変わって飽きないだろうし。
 ちなみに白鳥の方は、左右に4人ずつコールドのついたグランアダージョ+4羽の白鳥+4羽を入れた計12人によるコーダから2幕の最後まででした。長身のダンサーが多いし、グリーンホールの舞台だとこの人数でもちょうどいいかも、くらいなところ。

 「グランパ・クラシック」と「エスメラルダ」を踊ったチェクラシュビリと髙野陽年のグルジアバレエのペアがとてもよかったです! これは収穫。特にチェクラシュビリはくりっとした目が印象的で、テクニックも表現力もばっちり。いつかまたグルジアバレエが来ることがあったら、この人の時に見たい、と思わせるに充分でした。タンバリンが鳴らない(ミニシンバルみたいなのを抜いてあるし、叩いても鳴らさない)のが残念だったな。
 相手役の髙野さんはすらっとして、古典的な優等生(いい意味で)っぽい印象。プログラムを見たら木村公香さんのアトリエの出身で(友佳理さんのご実家ですね)、納得感がありました。控えめで押し出しは少ないけど、個人的には好きなタイプです。「エスメラルダ」はガラ用の抜きではなく「エスメラルダと詩人のPDD」の範疇で、「詩人」らしい繊細さをもった表現でした。

 ええと。「海賊」は、アリの人がなんというかこう、芸監を縮小したような感じのマッチョなというか……ええ。ヴァリはなしで、アダージョとコーダだけ。

 で、その芸術監督(眉毛がバットマンだよ!)のアンドレイ・バターロフとカザツカの「シェヘラザード」ですが。バターロフが、あまり「ゆるんで」はいないものの恰幅よくというかまあマッチョなでもいいんですけど、そのおっさんと、カザツカのメイクも含めたコギャルっぷりで、なんかこうすごいハアハアな感じに仕上がっていてですね……。面白いことは面白いんだけど、一応「親子祭り」だしなあどうすれば、というレベルの( ̄▽ ̄)。いやいや、これはアレだ、プログラムも終盤にきて飽きて眠くなっちゃったお父さんのためのサービス演目だよ、うんそうにちがいない。
 「バレエにもこんな演目もあるんだよー」っていうならもう少し違う選択肢もあるような気がするけどなあ。民族舞踊の系統とか。

 マールイの花の「98年組」(とその前後)も、みんな30も半ばになってパパになったりママになったり、時の経つのは早いなあと思ったり、買収劇がなかったら、芸監が違う人だったら、とか詮無いことを思ったり、いろいろと複雑な気分も持ち合わせながらの再会でした。ステパノワも見たかったな……。
 

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