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2016/06/12

シルフィード! 2

 だいぶ遅くなっちゃいましたが、4月末のシルフィードの続き的なもの。

 2日めは3年前と同じ、松野+沖+河谷トリオ。3人とも安定してきましたね〜。
 沖さんのシルフはまさにファム・ファタール。意識/無意識に関わりなく男を破滅に導く、運命の女というよりも、そういう運命を背負い込んだ女、という感じ。渡辺さんのピュアなシルフとは対極に見えるけど、両方「シルフそのもの」なんだよね、面白いな。1幕の真ん中より手前くらいのとこで、ジェームズに拒否られて泣きながらちらっとジェームズの方を見やるところなんかもうね、うそ泣きかなちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!っっていう(笑)。

 吉川さんのエフィが一歩下がったつつましい少女なら、河谷さんは一歩前へ!の元気少女。オンブルのヴァリでも、吉川さんが悲しみと不安の中でもジェームズに自分を見てもらおうとする健気な踊り、河谷さんのは「私を見て━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!」くらいの勢いといいますか、沖VS河谷の闘いはもはや「お前らニキヤとガムザッティかよ……」の域に。まあ、考えようによっちゃそういう話ですけども(永遠の三角関係)。もう勝った方でいいです、的な。

 間に入っちゃった松野くんが、いちばんピュアで乙女だったわ……(*゚ー゚)。

 ええと、松野くんは後半ちょっとガス欠ぽかったとは思いますが、出てくるたびに全力→失速を繰り返し、そういやK村さんの時もそんなんだったなK村さんは35過ぎてと思うけどな、というか、まああの2幕はホントに体力だーまったくだー(なんのネタだ)といいますか、ラコットはミルタだよな……とて。「ドナウ」も最後はホントに体力勝負になってましたが、ロマンチックバレエの系譜がラシル→ドナウ→ジゼルと続いたことを思うと、ラシルからドナウへの「男性踊り殺し」がのちのジゼルへとつながっていったのかと……(でまかせです)。

 技の精度では宮川くんがきっちりしてましたが、踊りから伝わってくるものは松野くんの方が多かったように思います。その辺は2度目の強みかも。

 マッジは初役の森川くん。森川くんなりの工夫みたいなものも見えるし、単体で見る分には悪くないんだよなー、毎度のことながら。
 ガーンは3年前に引き続き和田くん。こちらも単体で見る分には十二分といいますか、もう少し押しが強くてもいいかなーというのは毎度のところだけど、その押しの弱さがガーンらしくていいような気もしなくもない。ていうか、杉山くんが面白すぎた(しかも押しが強い)。

 群舞は1幕2幕それぞれに素晴らしかったです。1幕の女性群舞は、青のお姉様達が並ぶとホントに「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」という興奮がついw。
 2幕の美しさは格別だけど、時折(特に終盤)の群舞の使い方にちょっとジゼルの2幕を思い出させる部分もあって、「成る程なあ」と。3シルフは2日ともよかったけれど、小川さん、崔さん、政本さんとそれぞれ違う個性で好き。

 シルフが死んだあとの仲間たちの処理が実に淡々としてるんだけど、今回はそれが逆に「いつ、どんな弾みで死んでもおかしくない存在」であることを思わせて、そういうはかない存在だから、シルフにとっては「今」ジェームズと楽しく踊ることだけが大事なのであって、「未来」はそもそも存在してないんだな、と思ったのでありました。だから、1幕の最後で婚約指輪を持って行ってしまうときも、「これを持って逃げたら追いかけてくる」くらいのことは思っても、そのことの意味なんかわかってなかったのかも。

 それにしても、「無双のマッジ」(公式TW)とか「比類なき不吉さ」(ダンマガ)とか、K村さんの形容になにか勝負かかってるような( ̄▽ ̄)。
 
 

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