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2016/07/18

王子さまってば。

 どうもこちらではご無沙汰いたしておりますですはい。いろいろ貯まっておりますが、とりあえず16日に「王子」ガラに行って参りましたので、その辺りから。席は下手のすごい前のはじっこの方でした。シビックの前の方なんて座ったことなくて(笑)、首が痛かったよ。あと、前の人の頭も多少気になるところが(前の人の大きさによるだろうなあ)。しかしまあガラ向き(というかソロ向き)の席ではあり、見え心地(?)としては悪くなかったです。ただエチュード向きでは全然なかったな( ̄▽ ̄)。

 オープニングはノヴィツキーの振付。各自がこれからの衣装を着て、さわりを踊ったり、意識し合ったり、ちょっとコミカルな感じで。シクリャローフが昔と全然イメージ変わっちゃって、最初分かんなかったよ。割に最近「愛の伝説」で観てるのにねえ。

 『バレエ101』(シクリャローフ)
 男性ナレーターの指示通りに1番からポジションを取り、5番のあとも延々100番まで勝手に(?)ポジションを作っていく。途中で「それ、何番と同じだよ?」とかツッコミも入ったりして。100番まで行ったら、ナレーターの「何番」「何番」っていう指示通りにそのポジションをつなげていってアンシェヌマンみたいに踊っていくんだけども、どんどんその指示が無茶ぶりになっていって、最後「ヽ(`Д´)ノウワァァァン!」てやけくそになって、飛行機が急降下するような音とともに爆発、暗転後にバラバラになったマネキンが配置されて、「101番」っていうナレーション落ち。
 んー、すごく面白いんだけど、このオチは好かないなあ。マネキンだよりだし、具体的には思いつかないけど、ナレーションに一矢報いるというか、返り討ちにするようなオチだったらよかったのになあ。
 といいつつ、これシムキン、サラファーノフと3人で日替わりでやったらそれもまた面白かったかもね(さすがにワトソンにやれとは言わない( ̄▽ ̄))。

 『水に流して』(サラ・ラム)
 黒のスリムなワンピースを着たラムのソロ。『水に流して』はピアフの中でも大好きな曲なので、それをサラ・ラムがイメージぴったりに踊ってくれてとても満足。

 『ファイヤーブリーザー』 (カマルゴ)
 黒長パンいっちょのカマルゴのソロ。超絶技巧満載だけども、どちらかというと超絶筋肉を堪能したような気も(あんまり筋肉を堪能する趣味はないんだけども)。シンプルな上からの照明が、筋肉くっきり陰影を印象づけるというかですね(笑)。しかしまあカマルゴ、本当に超絶だけども、素直な超絶というか、イヤミがなくて、さわやかな超絶というかええと、本当に好青年であるな、と。

 『予言者』(ワトソン)
 衣装がカマルゴとかぶった( ̄▽ ̄)。ワトソンは顔の長さに比して肩というか全体に幅があるんだな(顔が細いともいう)。カマルゴの爽快な身体コントロールとはまたちがう、しかし指先の先までコントロールされたしっとりとねばっこい動きは「これが観たかったの!!!」という。あああ、満足。こういうのがベテランの妙技なんだよなあ。若い人は若い人でいいとこいっぱいなんだけど、自分が年取ってくると、こういう「静かだけど熱がある」みたいなものが良くなってくる感じ。

 とりあえずここまで。

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2016/07/04

シャンブルのライモンダ

 シャンブルのトリプルビルの最後はライモンダの3幕。日本におけるライモンダの全幕初演は牧(1979年)なのだそうですが、その時のライモンダが川口さんだったそうな。今回は川口さんはライモンダは踊りませんでしたが、まだ踊ろうと思えば踊れるんだろうからなんかすごい(プログラムの写真は川口さん)。

 今回はライモンダは松村里沙さん、ジャンは橋本直樹さん。確か牧の衣装もそうだったと思うけど(NHKでやりましたね〜)、男性がぱっと見キルトみたいに見える格子柄なのは謂われがあるのかな(ハンガリー風とか)。チャルダッシュが男女ペア+女性群舞、マズルカは女性6人。チャルダッシュは普通に面白かったけど、マズルカの方は曲が長くてちょっとゆっくりめだったのかな……(あまりライモンダを見る機会がないのでよくわからない)、ちょいとばかり眠かったりもしました。

 松村さん、橋本さんは、松村さんの方が堂々としてて、橋本さんの方がちょっと軽めのキャラの印象。演目のせいもあるんだろうな。ライモンダのヴァリは、手を叩いたときに「ぱあん!」と大きく音を出すタイプ。自分はこっちの方が(音を出さないより)好きです。でもこれ、曲調による部分もあるけど、結婚式の新婦のヴァリというには貫禄が過ぎるというか、その意味では難しい踊りだよねえ。松村さんもちょっと怖かったけど、でもそれくらいじゃないとつまらないし(好みではありました)。松村さんは主演だったので特に、ということもあるのかもしれませんが、顔を残して首筋からボディを白く塗るのが松山の塗り方と似ていて、川口さんと森下さんは同世代同門だし、あの塗りも様式というか、ガイドライン的なものがあるのかな。

 グランパクラシックの要員として、宮本くんが再登場してました。カトルを踊る方の要員ですね。技術的には落ちてない、というよりも前よりも上手くなっていたようにも思いますが、団にいた頃の「宮本くんらしい」感じはあんまりしなかたな……。よそのカンパニーの群舞のお仕事(ソリストではなく)だから、そういうものなんだろうなあ、と。オーダーされたことはきちんと(上手に)こなしているけど、それ以上のものは求められないというか、むしろ邪魔になるのかもしれないな、という。ソリストならまた別でしょうけども。カトルは正木さん、染谷さん、土方さんとで、団員・外部半々でしたが、違和感なく、ユニゾンもきれいでした。そういうことの方が求められてるんだろうな、とも思いました。

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