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2016/10/28

手術当日(術後)

 いやー、光陰矢のごとしてかなんてか、術後8週目になろうとしています。もう膀胱回り以外は大体平常運転です。まだちょっと、傷そのものよりも傷の上(腹の出っ張ってる辺り)の硬くなってるところに何か当たると痛いですが、「すごく痛い」というほどではなく「いてっ(-゛-メ)」くらいのところです。硬い部分も小さくなったし。

 さて、2日のエントリに続き、術後当日のお話。

 「気がついた」時のことは全然覚えてないんですが(それは「気がついた」といえるのか)、ベッドに移し替えられた記憶はないので、すでに手術台から可動式ベッド(病室据え付け)に移動されていたのだと思います。ベッドに乗ったままゴロゴロと移動し、エレベータに乗ったのはなんとなく覚えてる。エレベータから出たところで、ツレアイ(エレベータ前の待合所にいた)と合流して、病室の定位置に戻されました。そこで、担当医の先生から取った子宮の写真を見せられつつ手術の経過も聞いたのですが、朦朧としてて、あ、輸血はしなかったんだな、というのだけしか覚えてないし、一緒に聞いていたはずのツレアイも、後できいたらほとんど覚えてなかったような( ̄▽ ̄)。仕方ないので、これは後日、検診の時にいろいろ聞き直しました。

 まあとにかく朦朧としてるんですが、13時に手術室に行って、帰ってきたのが16時頃。麻酔はガンガンに効いているので、下腹部全体がどんより痛い、みたいな感じでした。点滴はまだ入れっぱなし、硬膜外麻酔も背中に入りっぱなしです(テグスみたいな細い管で、背中にテープで留めてある)。あと尿道カテーテルが入ってましたが、翌日抜くまで存在すら気づいてなかったという( ̄▽ ̄)。痛くなったら背中の痛み止めが追加で入るボタンと、ナースコール用のボタンを手元にもらって、とにかく寝てました。あと、口がすごく渇くんです。口からの麻酔の副作用的なものらしいのですが、翌日まで飲み食いは厳禁。看護師さんが、水を飲み込まないように口に含んでみて、と紙コップに濡れたガーゼを入れて持ってきてくれましたが、絶対飲んじゃうなあ、と思って唇の周りや歯を拭くのに使いました。それだけでも冷たくてすごく気持ちよかった。その後、夜の看護師さんにうがいをさせてもらって、だいぶさっぱり。起き上がれないので、横向きに寝た口元に容器をあてがってもらってのうがいです。

 しかしなんといいますか、本当によく寝た(笑)。消灯前に看護師さんが「痛みで眠れなかったら痛み止めと睡眠剤を……」と言いにきたときに、すでにがあがあ寝てたという( ̄▽ ̄)。それでも夜中に吐き気で目が覚めて、看護師さんを呼んで吐かせてもらいました(うがい同様、容器をあてがってもらう。食べてないのでほぼ液体)。点滴で吐き気止めと睡眠剤を入れてもらって、あとは朝までぐっすり寝ました。

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2016/10/23

法村友井バレエ「バヤデルカ」

 大阪の老舗、法村友井バレエ団。一度観たいと思ってはいましたが、シヴァコフがゲストでソロルを踊るというので、重い腰を上げて行ってきました。
 いやー、まるまる3時間越え、久しぶりにフルサイズのバヤデルカ。自分がわかった範囲では、「なかった」のは、3幕冒頭の阿片を吸うソロルを慰めるために踊るマグダヴェーヤの踊り(マールイだとヘビ踊り)くらいでした。あとは全部盛り! 婚約式の入場でのソロルの象までちゃんとありました! 

 ニキヤはもちろん法村珠里さん。小柄で古典的な雰囲気の人ですが、やはりプリマだな〜と思うことたびたび。ガムザッティは今井沙耶さん。若手ホープとのことですが、1幕のニキヤとの対決では珠里さんに全然負けない気迫でした。ちょっと幼い感じもするガムザッティ(エフセーエワの時みたいな)でしたが、本当に若かったんだな。

 折角法村を観るんだから圭緒さんも観たかったなあ、と思いながら行ったのですが、ラジャで観ることができました。踊る役ではないけれど(そしてちょっと若作りのラジャになっちゃったけど)、お得な気分。ここのラジャも娘ラブで、「国中の若者がうちの娘と結婚したがってる」と信じて疑わないタイプですなー。まあもう、娘のためなら一服盛るくらいなんつうことはないですよ。しかし、セットを作る時に例の「ソロルの肖像画」をその時のソロルだった法村さんで描いちゃったらしく、こいつがまた法村さんそっくりで( ̄▽ ̄)。「さあ、あれがお前の婚約者だよ」「お父さま!」って( ̄▽ ̄)。なにそのパパの見果てぬ夢は。その後もニキヤが「だってこの人は私に愛を……!」とか、なんかもう妙な感じになっちゃってましてね。あれ、ソロルに似てなくて「おいおいw」ってなることが多いんですけど、なんかいいアレはないんですかね。
 そういえば、2場のテーブルの上、上手側はチェスだけど、ガムザッティやラジャが座ってジャンベを観る下手側は果物が置いてあって、果物ならナイフがあっても自然だなーと思ったのに、ニキヤが上手側のチェス台の方からナイフを持ちだしてきて「ありゃー?」ってなったり。

 大僧正は井口雅之さん。線の細い、女性的な感じのする僧正でした。女性的というより女形的かな。公家の系統というか。「復讐してやる〜」といいつつ、「ラジャに女癖をチクる」止まりという小者感がよく似合ってました。

 セットも衣装もなかなかに豪華。婚約式も女性群舞が扇とオウムの両方ありでした。男性ダンサーがゲストが多かったので、男性の入る群舞になると、ちょっと合わせきらない感じがありました。壺は子役さんが4人に増量。影の最初の群舞はやっぱり大変なんだなあ、と。
 最後の寺院崩壊の場面は、ペトゥホフ(父)が今回新しく演出したとのこと。ニキヤ、ガムザッティ、ソロルで、ラコット版「ラシル」のオンブルのようなトロワがあって、その途中でソロルが「こんな結婚は受け入れられない」となったところで(特に大僧正との対決とかはなく)、崩壊となりました。岩石の書き割り(?)のついた紗幕が途中まで降りて振り落とし、それともう1枚振り落としの幕があって、なかなか豪快。最後はマールイのラストシーンと同じ、飛んでいくニキヤのヴェールを大僧正が追いかけて終わり。

 シヴァコフは、やはり以前に比べるとジャンプが重いなー、とは思いましたが、日バ協で白鳥を踊ったときと比べると、だいぶいい感じでした。影の王国のヴァリはよかったなあ。全体に、相変わらずエラソウでしたけども。上司が話してるときに腕組んじゃだめだよ( ̄▽ ̄)。腕づかいはきれいでした〜。1場で最初に呼ばれて出てきたマグダヴェーヤが佐助みたいだったよ( ̄▽ ̄)。

 

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2016/10/18

ザ・カブキ4連戦 プレミア

 木村さんが出る2回は見て、キャスト違いも1回観るよなあ、と思ったら、追善公演が1回追加になって、トークショーと飯田さんが付いてくるとなればやっぱりなあ、というわけで、結局コンプリートになりました。まあ理屈を並べなくてもコンプリートになるんだけどな( ̄ー ̄)ニヤリ。

 ちょこちょことTWの方には書いていましたが、ええと、とりあえずトークショーの辺りからでしょうか。オペラの田口道子氏が司会進行。はじめに佐々木さんの功績といいますか、若い頃の写真や、いろんな公演の際のスナップなどをまとめたスライドショーが上映されました。「団葬」(というのか)の時のものでしょうかねぃ。これがまた、時間の関係もあるんでしょうが、ペースが速くて、眼が落ち着かないというか( ̄▽ ̄)。えらい早回しな人生で。

 続いてのトークは、二代目花柳壽應氏、夏山周久さん、藤堂真子さん。初演時の話とて、佐々木さんの話と言うよりもベジャールの話になったりすることが多かったですが、まあそれはそれで。花柳氏の話は、概ね今回のプログラムに書いてあることとダブってたんじゃないかな。今回の指導にあたっては、踊りから内面を表現するように、みたいな話がありました。夏山さんの話だったかな。それまで何度も海外公演に行って評判もよかったけれど、カブキの最初のツアーの時の反応は段違いだったとか。藤堂さんが、手ぬぐいの扱いがどうしてもうまくいかなくて、玉三郎のビデオを見てがんばったけど、練習中いつもベジャールと佐々木さんに笑われてたとか。田口さんから、佐々木さんはやたらせっかちな人だったとか。まあいろいろと。

 この日の「目玉」は、飯田さんがベジャールに当て振りされた定九郎を踊る、というところでありました。まあ定九郎はそんなに踊るわけじゃないから大丈夫だよなあ……と思ってたら、オープニングはしっかり踊るんでしたよ! しかもオープニングはグレイのワイシャツとスラックス。隈取り風のメイクはしてても、どっから見てもおっさんだよ( ̄▽ ̄)! まあ当たり前といえば当たり前なんですが。ホワイエでお見かけするときよりも数倍おっさんに見える( ̄▽ ̄)。翌日の杉山くんもおっさんに見えたらどうしよう……、とか、わけのわからん心配をしてしまった(ちゃんと若く見えました)。いやあ、やっぱり一度舞台を降りると大変だな。見栄や六方はさすがにすごい決まってました〜。

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2016/10/10

久しぶりに1泊旅行

 法村・友井バレエ団「バヤデルカ」のゲストでシヴァコフがソロル(ここの版だと「サロル」)を踊るというので、大阪フェスティバルホールまで行ってきました。術後1ヶ月は経っているので、相場でいうと旅行もオッケーなはずなんですが、さすがに不安もあって、チケットを取ったのは退院後、新幹線と宿を取ったのは9月末日という、かなりギリギリのところでした。しかしまあ、行ってよかったですよ。シヴァコフも本当に久しぶりでしたし、舞台も面白かったです。いちばんきつかったのは往きの新幹線だったな……。帰りは隣がずっと空席だったから、寝返りというか座り返りを打ちながらだったので、だいぶ楽だったし、舞台は休憩の時に立てるからね。

 フェスティバルホールは、古い頃(2007年!)に一度来て以来、新しくなってからは初めてです。その一度の時も新幹線に間に合うように、最後の演目(確か「Push」)を見ないで走って帰ったから、あまり覚えてないんだよな……。座席の配置はそんなに変わってないような気がしました。椅子は変えたのかな……。
 チケットは、ホールのサイトで座席選択で買えました。ここは横断通路の後ろが「ボックス席」(ちょっと木枠で囲ってある)といういちばん高い席なんですが、その少し後ろの18列センターをゲット。後ろの割に段差がちょっと低めで、斜め前の人の座高によっては多少舞台が欠けます。その代わり、文化会館に比べても舞台が近いんじゃないかな。ほどよく全体も見渡せるし、全幕を見るにはよい席でした。

 とにかくオサレになりましたな。以前は、西宮の芸文と比べるとずいぶん古いイメージだったんですが、ホワイエも、地下の飲食店もオサレになりまして。半端な時間に着いてしまって、開演前に軽く食べたかったんだけど、地下の吹き抜けのところにはオサレな食料品店しかなくて(明治屋とか紀伊國屋とかああいう感じの)、イートインベーカリーみたいなところで甘いパンをひとつとカフェラテですませました。あとで見たら、その後ろっかわのところにローソンも讃岐うどんもあったんだよなあ……orz。抜かった。

 ホテルは新御堂筋に近い丸一(朝食無料サービス)。ごく普通にビジネスですが、部屋のバスのほかに人工鉱泉かなんかの大浴場(という名の中浴場)がついてるんですね〜♪ 男女入れ替え制で、夜は間に合わなかったので、朝早く起きて入りました。新幹線往復込みで27700円。

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 朝食はこんな感じ(写ってないけどゆで卵も)。まあサービスだからね。パンはバターロール&クロワッサンか食パンを選べます。もちろん両方でもいいんだけど。

 帰りは京都まで出て、前からちょっと気になっていた立命館の国際平和ミュージアムへ。これが結構な分量があって、等持院まで行くつもりが時間切れで撤収。無理せずに15時過ぎの新幹線(これ以降は3000円増しになるので)を取ったのがアダに。お昼は14時頃になってしまったんですが、駅近くの地下街の店はどこもいっぱい。京都劇場の中にある「和食街」みたいなところが穴場らしく空いてました。そば屋はランチ850円くらいから。

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 かきあげ(ゲソとタマネギ)そば。本体900円。
 新幹線は東京・大阪の往復だったけど、京都から途中乗車して、東京駅で夕飯に駅弁買って帰りましたとさ。
 公演とミュージアムについてはのちほど……。

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2016/10/02

術後4週

 早いもので、明日で術後4週となります。「退院後3週間(術後4週)」にはちょっと早かったのですが、病棟で診ていただいていた先生の外来担当が木曜日だったので、先週の木曜に検診に行き、社会復帰となりました。手術前と同じ生活をしてよろしい、ということですね。まあ痛かったりなんだったりはあるので、そこは自分で様子見つつ、ってことで。で、紆余曲折あったりなかったりで、結局金曜日から通常勤務で出勤してます( ̄▽ ̄)。何故だ。月曜日から出勤のつもりだったのに。木曜に総務に書類出しに行って、月曜日からね、って話をまとめたつもりだったのに、午後遅くに電話かかってきて「産業医の先生と連絡付いたから明日からよろしく」って……(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノ!

 実は木曜の朝にトイレで、ちょっと鮮血がつきまして。退院後はほとんど出血してなかったし、下着になんか色ついたかな、程度だったのでちょっとびびりまして。それも先生に診てもらったのですが(基本的には膣エコー)、確かに中にも血がついてるけど、血の塊みたいなものはなくて、傷口(子宮まるごと摘出してるので、膣のいちばん奥を縫ってある)が1〜2ミリ開いてると。これくらいなら自然にくっつくのを待っても大丈夫、ということでした。実際、午前中には血がつかなくなって今に至ってるので、なんかはずみで切れちゃったんだろうな。昨日、ンコで気張った後に、「ぷんっ!」って感じでかさぶたみたいなものが出てきたんで(ちょうどハナかむと鼻血のかさぶたが出るみたいな感じ)、それがそのかさぶただったのかなー、と。

 手術後、あんなに痛かった排尿痛は落ち着いて、最後の方がちょっと痛いくらいになりました。尿漏れの方は量は少ない(パッドを使うほどじゃない)ものの続いていて、こちらは薬(トビエース)を処方してもらいました。ただ副作用で口が渇くのと便秘になりがち、ということで、1日1錠だけど具合を見て2日や3日に1錠でもいいし、気になったら飲めばいいからみたいな( ̄▽ ̄)。圧迫していた子宮がなくなって、膀胱の方も新しい環境でいろいろ大変らしい。実際、定位置よりもちょっと下がってる、と言われました。で、例の骨盤底筋体操ですね。お尻の穴の開け閉め。これはまだちょっと傷にひびく。

 そんなわけで、お風呂にも入れるようになりました( ̄▽ ̄)! 病院で貼ってもらった傷跡用テープをはがして、新しいのに取り替え。病院推奨はアトファインという製品で、こちらのページ。要するに、手術の傷跡に貼って、傷が盛り上がるのを防ぐためのもの。6枚1800円で高いんですが、サージカルテープを3cmくらいにちまちま切って一列に貼って……という手間を考えれば、1枚1週間使えるしまあいいかな……と。これはドラッグストアにはなくて、病院の売店で買いました。

 あとは腹筋が痛い( ̄▽ ̄)。使ってなかったからなあ。上腕もかなり痛いです。元々四十肩だけど、腹筋が使えないから腕で起きたり、ふんばれないから腕で手すりにふんばったりとかとか、とかく腕だよりだったのがキました。それと食事の後にお腹が痛くなる。ちょっとくらい(パン1個とか)ならいいんですが、ちゃんと食事すると結構痛くなります。やっぱり臓器ひとつ(というか三つ)なくなると、いろんなことがあるなあ。子宮と卵巣のあったところには腸がずるずるっと入って終わり、なんですが(あと膀胱が元の大きさに戻る)、外気にさらされたりいきなりスペースができたりで、ほかの臓器もそれなりにストレスなんでしょう。

 ともあれ、まだ早く歩いたり、機敏に動いたりはできないし、なんとなく前傾姿勢になってたりしますが、日常に戻りました。体重も入院前に戻りました( ̄▽ ̄)。子宮全摘後についてはこちらのまとめが、大雑把ですがわかりやすいです。

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