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2017/08/14

ENB海賊その2

 もうだいぶ記憶が怪しいw。

 2幕は割りと普通に2幕でした。海賊ダンスとビルバントの鉄砲ぶっ放し踊りは1幕でそれっぽいことをやっちゃったのでナシ。しかし、洞窟に帰ってきていちゃいちゃするコンラッドとメドゥーラをちらちら見るビルバントが、悪巧みというよりは「あの女がカシラ取りやがった……orz」ぽくてなんかかわいい。この辺はアコスタのキャラかもなあ。

 トロワはなんといいますか。もうロホでコラレスだからね! エルナンデスもがんばっていたけども、相手がコラレスだからね(二度言ってみたw)! 1幕ではいるんだかいないんだかみたいな存在感の薄いアリ(まあそういう役だ)だけど、まー、なんといいますか。ジャンプもすごいんですけどね、もう回転がw。コラレスのところだけ、4倍速とかで再生されてるんじゃないかって(笑)。加速装置つきですよ、加速装置つき! ロホの回転が普通に見えるってあなた(^▽^)! ひょろりんとした体型だから余計なんだろうなー。羽生選手の4回転が、両側から紐を引っ張るとくるくる回る民芸品みたいだって思ってたんだけど、ちょうどそういう感じかもしれない。あんまりひゅんひゅん回るんで、もうこっちも笑いが止まらなくなっちゃったよ。

 その後の展開も割りと普通。メドゥーラに頼まれて、さらってきた女性たちを解放することでコンラッドとほかの海賊たちに亀裂が入るわけですが、女性たちにはお土産ナシで、手ぶら解放。ここでもビルバントが「あの女の言うことばっかり聞いてーー!きーっ!」って感じでかわいいんですけどね(アコスタだから)。

 2階の上手バルコニーだったので、コンラッドの寝台の中がほとんど見えなかったんですが(マールイだと下手にあるので油断した。カウチにしてほしいわー)、それほど支障はなかったです。マヌケの相談と音楽が残っててよかったな。睡眠薬入りの花を試す場面、倒れた見張りがちゃんと回収されていたところが「ロホの論理的な演出」だろうか(ちょっと感心)。その花をメドゥーラに渡すのが、ランケデムではなくて、ランケデムに頼まれた女性(の奴隷?)であるのも論理的。まあどう転んだところでマヌケなんだけどね。その後のメドゥーラを取り囲むところの音楽が残ってたのもうれしかったな。

 3幕はパシャの家。1幕で怪我をしたハニュコワに替わり、ここからギュリナーラが金原さんです。金原さんがたいそう可憐でですね、ロホと一緒だと「お姉さま、どこまでもついていきますわ!」な感じに(確かに若手と監督だしなあ)。あんまり「ちゃっかりさん」のギュリナーラではなかったけど、まあそれはそれで。で、パシャはアヘンを吸ってハーレムの幻影を見る……って、こないだもそんなの見たぞw。アヘンであの世の幻影を見た人と、風車から落ちてハーレムに行った人とw。

 えーっと、花園の場はなかなか見ごたえがありました。久しぶりに見たなー。ただ、ギュリナーラもメドゥーラも、ほかの花たちと同じ衣装なので(差込の色違いで2種類)、もうちょっと特別感のある衣装でもよかったのでは。ピチカートがなかったのが残念(ピチカートといえばシシコワ!)。
 その後のコンラッドたち乱入あたりも割りと普通の演出でした。もう少しマヌケでもいいのになあ。メドゥーラが腕につけた傷から裏切りのばれたビルバントを成敗、メドゥーラとギュリナーラ、コンラッドとアリの4人で船を奪って出帆(ほかの海賊は?)。……って、そこまではいいんだけど、船は嵐にあって……って、振り出しに戻るの? と思ったら、あっと言う間にアリが吹き飛ばされ(本当に吹っ飛んだ)、そのまま船が分解、流れ着いたメドゥーラとコンラッドは無事を喜びあうのでした。……って、ギュリナーラは? ギュリナーラ、どこに流れちゃったん? 

 という、なんか最後に来て(( ̄Д ̄;;)!っていう演出でした。最初にギュリナーラとメドゥーラは仲良しさん! の場面がなかったので、まあうっちゃっといてもいいや、ってことなんですかね(薄情だなあ)。

 いやしかし、「海賊」ならではのばかばかしさがありましたし、久しぶりに全幕で見たら楽しかったし、群舞もエネルギッシュで高感度高かったですし、なによりロホがロホだったので、十分満足したのでありました。またロホが踊れるうちに来てほしいなあ。

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スプリームBの2

「眠れる森の美女」 ディヴェルティスマン 


リラの精(ヴァリ): オニール八菜
ローズ・アダージオ: 高田 茜、スティーヴン・マックレー、ベンジャミン・エラ、 ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン
オーロラ姫(ローズ・アダージョの後のソロ): ミリアム・ウルド=ブラーム
王子(2幕冒頭のソロ): フェデリコ・ボネッリ
オーロラ姫と王子のパ・ド・ドゥ(幻影の場): ミリアム・ウルド=ブラーム、ジェルマン・ルーヴェ
青い鳥(パ・ド・ドゥ): フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ
青い鳥(コーダ): フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ、ユーゴ・マルシャン
オーロラ姫と王子のパ・ド・ドゥ(アダージョ): ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー
王子(ヴァリ): マチアス・エイマン オーロラ姫(ヴァリ): レオノール・ボラック

 最初に聞いたときは、ローズアダージョ+3幕のディヴェルティスマンで、青い鳥のほかにシンデレラや赤頭巾や猫もくるんだろうなあわくわく、だったんですが、みんなオーロラやりたいんだなあ、おいwってな具合に。全員そろって入場を見てたら、まあそりゃそうだろうなあとも思うんですけども。カラボスがやりたい人はいなかったのかな。

 
 高田さんのオーロラがとにかくかわいくて!かわいくてかわいくてかわいくて!(←語彙がない) オーロラにバラを渡す場面は2度あるわけですが、1回目のバラが回収→分配で使いまわされていたのが印象的でありました。エラくんがいろいろ段取りを気にしそうな王子であった。マックレー先輩がさすがの余裕っぷりを発揮していて楽しい。

 その後のソロは割とはしょられがちなんだけど、振りも音楽も好きなのでうれしい。ミリアム、やっぱりかわいいなあ。王子のソロもはしょられがちかな。ボネッリはいいよねえ。今回のメンバーでは割と「大人」なイメージがあって、個人的には「抑え」というか、お祭りになりすぎない要のような感じでした。幻影はよかったけど、オニールのリラを入れてトロワにしてもよかったのに。あと最後の切り方がもう少しなんとかできなかったかな。青い鳥もせっかく最後に闖入者を入れるなら、もっとコミカルにしてもいいのになあ、とか。そうそう、ヘイワードのフロリナが腕を白鳥のように波打たせていて、いやフロリナは鳥じゃないよ? って思ったんだけど、あれはロイヤル仕様なんだろうか(そもそも鳥の翼も波打たないんだけど、ということはおいといて)。

 まあそんなわけで、いろいろと演出的にはやっつけ感もありましたが、それぞれのパフォーマンスは楽しめたので、まあコレはコレで豪華で面白かったな、と。サレンコの猫とかも見たかったなー。あと、むしろ同じ演目をぶっこんできて、「ロイヤルはこうじゃ!」「パリオペではこうなんじゃ!」って張り合うようなのもあったら面白かったかも(Bプロしか見てないんで、アレですがw)。

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スプリームBの1

 パリオペとロイヤルの対決! という宣伝文句だった「バレエ・スプリーム」。最終日のBプロに行きました。パリオペとロイヤルが交互に出てくるのかなー、と思ったら、1部がパリオペ、2部がロイヤル、3部が混合。盛りだくさんというわけではないかもしれないけど、これくらいの分量でちょうどいい感じ。難しい演目もなくて、昔の光藍社のガラみたい( ̄▽ ̄)と思わなくもないけど、こうしたPDDガラ自体が久しぶりだったので楽しかったです。プログラム買う必要もなかったし。つか、難しい演目(コンテとか)が2〜3目は入ってないとプログラム売れないのか……。

「グラン・パ・クラシック」 オニール八菜、ユーゴ・マルシャン

 定番中の定番。シェスタコワのウルトラマリンの衣装に慣れてるので、パリオペは白だー( ̄▽ ̄)、と今更のように思ったり。オニールは始めて見たけど、すらりとして(今風に言うと「しゅっとした」感じ?)、自分好みでした。32回転は、くるっ、くるっ、くるーーん、くるくるくるっ!の繰り返し。
 そういえばシェスタコワがよく、4回転目に向きを1/4ずつ変えていくのをやってたけど、最近あんまり見ないねえ(大変な割りに見栄えがしないのだろうか)。

「ロミオとジュリエット」 第1幕よりパ・ド・ドゥ レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ

 ヌレエフ版、ビデオ(ジュドが出てるヤツ)持ってるのに見てない……orz。いやしかしホントに忙しいな。手数(足数?)が多すぎるというか。松山の清水さん(の振付)には確かにこのヌレエフのDNAが入ってるわーー、っと再確認。
 面白かったのは、ロミオは「青年」だけどジュリエットは「少女」なのね。ロミオが何度も「一緒に(ここから)行こう」という意味がジュリエットにはわからないから、そのたびに「だめよ、ここで踊りましょう」ってなっちゃう。こっちは結末を知ってるから「今のうちに逃げちゃえよ〜」って思うけど。バルコニーって、それがあるから切ないんだよなあ。


「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン

 久しぶりに見るような気がするチャイパw。エイマンは今がいちばんいいときなのかなー、と観るたびに思うので、その意味でもスゴイ。回転もジャンプもよいのだけど、コーダだったかな、下手から前の方を上手にむかって横にステップしていくときの脚捌きが「おお!」という感じで、ちょっと刮目でした。ミリアムは相変わらずかわいいけど、ちょっと貫禄出てきたなー。なんか、いつも見るチャイパとは一味違ったけど、なかなか楽しかったです。


「真夏の夜の夢」  高田 茜、ベンジャミン・エラ
 
 高田さんがかわいいけど強い姉さん女房w。記憶よりもパキッとしたイメージだったけど、誰の記憶なのかがいまひとつ自分でもわからないという。エラのオベロンは尻に敷かれてるぽいところが、逆に切羽詰っての逆転劇を仕込みました! という感もあって、まあそれはそれで。エラは割と好みだなー。


「タランテラ」 フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ

 チャイパVSタランテラw。こちらはやんちゃコンビっぽくてそれはそれで楽しい。ヘイワードは好みだなー。「タランテラ」って、毎回萩尾望都の「フラワーフェスティバル」のアレを思い出しちゃって、 「えーっと、えーっと?」ってなっちゃうんだよ……。


「白鳥の湖」 第2幕よりパ・ド・ドゥ 金子扶生、フェデリコ・ボネッリ

 ボネッリはエレガントだなあ……。こういう王道ものが一本はないとね!


「ドン・キホーテ」よりパ・ド・ドゥ ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー

 と、しみじみしたところに持ってきてコレだよ(^▽^)! いやー、笑った笑った。自分は割りとサレンコ好きなんだけど、まさかサレンコがロホのポジションに来るとは思わなかったな。考えてみればサイズ的に(というか肉体条件的に?)遠くないんだから、着地地点が近くなるのはそうかもしれない。回る回る、立つ立つ!みたいな。マックレーとはサイズ的なバランスもちょうどいいし、技量的にもバランスよくて、競い合うところは競い合い、組むところは組み、というメリハリが二人の信頼関係を感じさせていいペアでした。二人ともやりたい放題なのにそれがPDDだというところは踏み外してないのが「格」を感じさせてよろしいなー、と。あんまりすごいんで、途中から笑いが止まらなくなっちゃった。久しぶりにマックレーのタップも見たかったな。

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