2009/12/04

学研、キノコ、萩尾望都。

 書店系としてひとこと言わせてもらうとだなっ、

 龍馬はもういい。

 毎年、この季節は大河ものが尋常でなく出るが、今にして思えば去年の直江兼続なんざカワイイもんだった。毎日、龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍……。どんだけ出す気だ。ゲシュタルト崩壊起こしてるぞ。

 そして「科学」と「学習」の廃刊。10月にホールディングスになった時から早晩来るだろうとは思っていたけれど。今の状況だったら、むしろよく頑張ったというべきだろうなぁ。ぢぶんも小学校の4年生くらいまではお世話になってましたよ。「科学」の付録が好きだったなぁ。水車とか、日光写真とか。学校の前の空き地に「学研のおばさん」が来て配ってましたっけか。今でもそんな販売形態だったんだろうか。
 それと連載されていた「学習漫画」だ。ぢぶんの小学生の頃は、図書館に置いてある漫画といえば、学研のひみつシリーズと、手塚治虫と、はだしのゲンくらい。内山安二氏の「学習漫画」が大好きだった。ネズミのチューイセヨとか。ぢぶんのわけのわからない知識は、大概この系統の「学習漫画」から拾ってきたものだ。「物を知ることは面白い」という人の根源的な快楽というか、好奇心や向学心や知識欲というものを開いてくれたのは、当時の「学習漫画」群だったと思う。……思えば、ダンナに「ぢぶんのどこに興味を持った?」と聞いた時の答えは「好奇心旺盛なところ」だったなぁ(新婚当初)。人生、何がどう影響するか、わからんもんだな。


 代表作「コロ助の科学質問箱」。ぢぶんの持っていた版は、巻頭カラーが「原子力船むつのすべて」だった。まだ「むつ」がさすらいの旅に出る前だ。時代だねぇ。

 ついでだから今日は本の話。

 行きがかりで読むことになった本だけど、面白かったです。
 「京もキノコ!一期一絵」
 京都府在住の高山栄氏による、キノコのエッセイ集。キノコ本は数出てますが、この本のいちばんの特色は、高山氏が実際に京都の山を歩いて書き、描いたエッセイだということ。だから、出てくるキノコはみんな京都の山にあるもの。山の中でのキノコの探し方や、キノコの暮らし、食べ方など、「現場主義」でまとめてあるのが読んでいて楽しい。本人によるキノコのイラストは、概ねボタニカルアート調のものですが、キノコに寄生するランの絵などは、ちょっとエッシャーを思わせる不思議なものです。

 これにもきちんと理由があって、とにかくキノコは「描く」ことという。描くことによって、細部をしっかり頭に入れ、だから見分けることができるようになる、ということなんですね。キノコ業界(?)はきちんとそれが浸透していて、自分の見たキノコを同定してもらおうと思っても、「写真は見ない。自分で描いた絵でなければ」という先生もいらっしゃるそうで。ぢぶんも園芸の時間(←中高でそういう授業があった)では、ずいぶん描かされたなあ。

 しかし、これ読んでると、やたらとキノコが食べたくなるんだ……(笑)。いや、マジで。

 さらに。萩尾望都の原画展が池袋西武であるのは聞いていましたが、スタッフブログがあって、しかもこんなことになっているとわ(ここ)。なんかすごいことになってます。特に物販関係とイベント。覚悟せずにうっかり足を踏み入れると、すごい散財になりそうです。期間、1週間しかないのに。

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2009/10/22

ヤマト発進……らしい。

 抱えてたやっかいなプロジェクト(の下請)がひとつ、無事終了。で、それに伴ってちょっとばかし滞貨してたヤツもようやく全部やっつけたぜ! さあ、明日は休みだ! 寝過ごさんようにせんと(←新宿3時で寝過ごす心配のあるヤツ)。
 リリアとNBSからそれぞれくるみのチケットが届く。祭典席……この席でソロルをみたかったっすよ(T_T)。ほかに生保の年末調整用証明書も。そんな季節だねぇ。

 さて。断続的に噂のあった新作ヤマト。通りすがりにビューローを覗いたらそれらしい前売り券が陳列されていたので(ほんとに立ち止まらなかったのさ)、おやおやと思ったら、いつのまにか公式サイトができてました(こちら)。
 
 アニメ版の方です。「復活篇」。今度はブラックホールがやってきて、あと3ヶ月で地球滅亡、だそうで。
 古代進、38歳。ちょっと若返ってるような気もするが。太助くんがこんなに立派になってー(ノ_-。)。次郎くんもこんなに大きくなって(ノ_-。)。佐渡先生、お変わりなくて(ノ_-。)。アナライザーもお変わりなく(ノ_-。)アタリマエカ……。そして真田さんはちょっとお変わりあったようなのであった(≧▽≦)。

 てな具合でいろいろといろいろですが。今度は波動砲6連射だそうですよ。ありがたみねぇな。声優さんも知らない人ばっかりだ。知らない人ばっかりだけに、こうした中にガベさんの名前を探せないことが、やっぱりちょっと辛かったりする。

 でもあれですね、異星人連合の中に伊武ちゃんの名前があるってことは、今回はデスラーは出て来ないってことですね、きっと。……いや、「ふふふふふ……ヤマトの諸君」っていきなりアゴの下からぐわっと顔をはいだらデスラーが出てくるんじゃないかと、ちょっと勘ぐってみたりしてますが。

 ……そして真田さんは「こんなこともあるかと思って、密かにヤマトを復活しておいたのだ」と言うに違いない。きっと言う。多分言う。おそらく……(楽しみ♪)。

 ちなみに実写版キャストはこちら。いつの間にか雪が黒木メイサに変更になってたよー。そしてブラックタイガー隊になってるよ、おいおい。守兄さんがイマイチだなぁ。何気に豪華なキャストではあるけど、佐渡先生だけは許せん。個人的には斉藤隊長はぐっさんでもよかったんだが。
 ……ちょっと待て、1作目には斉藤隊長は出ちょらんやろ。いやそれより「日本映画で本格的に宇宙を描くのは史上初」というのはいいのか。「宇宙からのメッセージ」とか「さよならジュピター」とかは黒歴史ってことでいいのか。……見てないからなんとも、だけど。
 今月中にクランクインのようです。

 しかし西崎さんもお変わりなく、なんだろうなぁ。

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2009/07/29

間違うか。

 朝、着荷担当者が「明日〆切で遡及のコミックが40件ちょっと来てるのー」とのたもうので、チェッカーと二人で「はああ?」と返したら、「でもね、銘柄は1件だから。バカボンなの、バカボン」。あー、今頃古本でバカボンが来ましたか。確かに40巻くらいありそうだけど……
 「あ、ちがったかな。えーとね。野球マンガ」。

 「………ドカベン?

 「あ、それ」。
 ……おかげさまで、3時間ほどバカボンならぬドカベンにまみれさせていただきました。久しぶりに「秘打・白鳥の湖」を見たな。ちなみにぢぶんは土井垣が好きであった(←わかりやすい嗜好)。しかしまちがうか、バカボンとドカベン(どことなく似てはいるか……)。

 フェスが始まる前に、谷さんちのレポを少しでも書いておこうと思ったのも捕らぬ狸。すっかり夕食後の一寝入りが習慣化しちまったよ。

 さあ、明日からはフェスだ、フェスだ。とりあえず、全プロ制覇予定です。全日はさすがに無理ですが。明日は久しぶりに、美佳さんのジプシーだよー♪

 そうそう、午後便でも「バカボンの追加、来たーー」と。ええ、ドカベンです。

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2009/05/08

ぱんだぱぱんだ

 ちょっとした訂正。グリムス7代目は5齢でなく4齢でした。

 さて、そんなわけで昨日帰ってきてからだらだらとMXを付けっ放しで新聞切り。そしたらいきなり耳慣れた音楽が聞こえてきましたよ。

 ♪ぱんだぱぱんだこぱんだっ

 というわけで、だらだらと切り抜きしながら見てました。「パンダコパンダ」と「雨ふりサーカス」(公式サイト)。いやー、学生の頃に建替える前の文芸座地下かなんかで「宮崎駿大特集」かなんかで見て、それ以来じゃないかなー。熊さん(熊倉一雄)の声が若いよー(笑)。山田康雄も若い(T_T)。

 なんといいますか。以前から「トトロの原型」と言われたアニメではありますが、トトロ+ピッピだな、ほんとにこりゃ。公式サイトで由来を見て納得しましたけども。ぢぶんはトトロよりもこっちの突き抜けたばかばかしさが好きですねー♪ これを見ちゃうとトトロは理屈っぽいなー(あれでも)と。ええまあ樋口紀美子の「パンダルパンダ」とか、「しっぽがない」とか微妙に思い出したりして。
 でもね、1作目の川に落ちた(?)パンちゃんを追いかけるシーンなどは、かなり「桃太郎海の神兵」です。オマージュってことで。

 「雨ふりサーカス」の、大雨降ってきてとらちゃんたち心配、って辺りで「伊豆大島に大雨注意報」とかテロップ入っちゃって、洒落にならないったら(笑……ごとではないんだが)。

 見どころはなんといってもパンちゃん(コパンダ)の動きっぷり。目を開けるとイマイチかわいくなかったりするんですが、これがまあ、動く、動く。頭でのホッピングとか、サーカスでの玉乗りとか、ほとんどパンちゃんの動いてるのを見るための映画みたいなもんだな。

 ……本音でいうと、いちばんの見どころはOPだったりするんですけどね(笑)。まあこれも後に「さんぽ」になっていくのがよくわかるような気がするんですが、なんといっても佐藤充彦ですよ! 佐藤充彦の音楽に水森亜土の歌。歌詞としては「パンダ・パパンダ・コパンダ」なんですが、リズムは「パンダパ・パンダコ・パンダ」、その促音のビートが佐藤の……えーと。それに合わせて分裂行進(誤変換じゃないですよー)するパンちゃん。これだけでもういいや、って。おいおい。

 今から見れば、ミミコの逆立ちはコナンだし、汽車の暴走はラピュタがカリオストロになったみたいだし、あっちこっち「見たことある」ものだらけなんだけど、なんたって72年製作。この映画をテーマにした変奏曲があれやこれやと発展したと思えば、「今から見る」のもまた楽し。「雨ふりサーカス」でののんびりした水中シーンも格別です。キャッチフレーズは「日本一つよい女の子」だけど、パパンダは「世界一頼りになるパパ」なのだ(^^)。

 1作目の「こうしてパパは会社に行くようになりました」ってオチが好きなんですけどね。つか、北秋津の話だったんだなあ、これ。ああっ、1日経ったのにまだコパンダが頭のなかで分裂行進してるよっ(←当分ぐるぐる)。

  ……おばあちゃんはいつ法事から帰ってくるんでしょ。

 上でリンクしたジブリの公式サイトで2008年に上映した時の予告編が見られます。コパンダの分裂行進と玉乗りをぜひ。ついでながら樋口紀美子の公式サイトはこちら。OUTとYeah!の時代、ファンでしたですー♪
 

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2009/02/20

林檎も匂わない

 あすなひろしと言えば「青い空を、……」だけど、これは彼の単行本未収録作品を中心に編まれた短編集。「林檎も匂わない」。
  収録作品のほとんどが67年〜70年のもので、それに「歌を消す者」(76年)と「林檎も匂わない」(88年)を加えた全10作。当時はぢぶんはまだ小学校にも上がる前だけれども、それでも「当時の時代の色が濃く出た」と思うような作品群です。ヒッピー、サイケ、ナンセンス、学生運動、そして「戦後」。この時代の「戦争への身近さ」はどうだろう。日本はとっくの昔に「参戦国」になったというのに、戦争から遠い顔をして生きていられる。そんな不思議さを感じたりもします。

 絵柄も様々。時代的に近い8作もそれぞれの画風で描き分けられています。それでもどの作品も、根底に流れているのはヒューマニズム。「いつも春のよう」や「青い空を、白い雲がかけてった」と同じように。人が人を愛すること、「人を愛する人」への愛。

 ベトナム戦争を織り交ぜながら、不思議な少女をサイケに描いた「スウと、いう名の童話」が好き。「歌を消す者」は、軍歌をめぐる現代(70年代)の物語。これは今読んでおく意味があるだろうなぁ。戦争が生活のそばにあることを感じられるか、られないか。

 そして日本人にとって「8.6」という日付の意味。日めくりのカレンダーが8月5日であるだけで、そこにその意味を読み取ることは、今の若い人にはもうないのかな。
 「山ゆかば」は空襲で家族を失った幼い兄弟が「広島近くの」親戚を頼っていく話だけれど、これがまた素晴らしいまでのバイタリティに溢れた兄弟。親戚の家にたどりつくまで、そこでの子どもたちとのよくある諍いと、それをねじ伏せるまで。そして物語の山場は「犬を軍に供出する」という命令をめぐっての子どもVS大人のバトル。8月5日夜から6日朝にかけてのこの緊迫したバトルは、その日付にもかかわらず原爆とは無関係に決着がつけられるけれども、だからこその後の空虚感はオソロシイ。

 最後の商業誌掲載作となった「林檎も匂わない」は、もっとストレートなファンタジー。たくさんの犬・猫の世話をする、飲んだくれの日雇い労働者の剛と、少年ショオの、繰り返される不思議な出会い。「7日」に出るはずだった船。乗るはずだった剛。剛の探していた少女。タイトルは長崎城山小学校の「林檎も匂わない遠いところへ行ってしまったきみたち」という言葉から(碑文か何かなのか?)。これは何というか、本当に「読まれるべき」1作という言い方はあまり好きじゃないんだけども。でも「林檎も匂わない」という、元の言葉からずっと拡大された意味を噛みしめて、そして88年にもまして林檎が匂わない「今」を感じてみてください。

 まあ、好きなんですよ、要するに。

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2008/11/02

汁粉/ドボチョン一家

 昨日書いた「浮き実の出てくる汁粉と葛湯」ですが、鶴屋吉信木々の露でしたねー(^^)。これの挽茶あられ(抹茶味の葛湯)が好きでした。どれだったかは覚えてないんですが、浮き実のあられがあひる(ひよこか?)の形をしていて、それがぷかぷか浮いてくるのが楽しみでした。

 うちは親がお教室をやっていた関係で、盆暮れの贈答品が豊富でしてー♪ ぢぶんらの小さい頃は特に「お子さんがいるから」ってことで、メリーだのモロゾフだのコロンバンだの、分不相応にたくさんいただきました(^^)。カルピスなんか夏冬もらうから、「家に常備」状態だったことも。もっともいちばん食べてたのは父な気もする(←甘党)。多分、この汁粉類も冬場の贈答品だったんだろうな。あー、京観世が食いたいっす。

 これも先だって引き合いに出した「ドボチョン一家」ですが、詳しいことを覚えていなかったので検索にかけてみたら、Youtubeでオープニングアニメを含め、何本かあがっていました。ぢぶんの小さい頃は、「マンガのくに」と「マンガキッドボックス」という二つのアメリカアニメ放映枠があって、ブラック魔王シリーズはじめハンナ=バーベラ等のアメリカアニメが見放題状態という幸せな日々♪ 

 Youtubeでは「ドボチョン一家」も「ワン・ツー・スリー」はいくつも上がっていますが、大好きだった「♪オオオー、ベイビー、ベイビー♪」の方は見つからなかったなぁ。おばばが「ベイビー」だったと思うんだけど。「♪ダーリン、ダーリン」の方はあったけど。音楽に合わせて頭を振るヘラジカが好きだったな(←演奏部分は使い回し)。

 ショートコント、メインの話、歌のコーナーというのは、アメリカ製の「アニメ・ザ・ビートルズ」なども同じ構成でしたなぁ(リンゴはガベさんだったんだよねぃ。ジョンが伊武ちゃんで)。懐かしのアメリカアニメをさんざん見てしまっただよ(^^)。

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2008/10/22

水木しげる戦記選集

 まずは東バの公式ブログ。「稽古場より」枠で、来月の「くるみ」まで、毎日1枚ずつリハの写真をアップするのだそうだよ! いやー、いろんなことをやってくれるなぁ(^^)。全15枚構成になるのかな。折角だから、いつもの「キメ」写真じゃないような場面や角度の写真が載るといいなあ。
 1枚目の美佳さんのレッスンウェアがすごいです(笑)。マラーホフみたい。

 さて。あいかわらず残業の日々ですが、宙出版からシリーズで出ている「水木しげる戦記選集」の新刊を買いました。前々から揃えたいと思ってはいるんだけど、どうにも買いそびれてたんだな。

 内容は「鬼軍曹」シリーズ、「戦車対戦闘機」「乃木将軍と二〇三高地」「ダンピール海峡」「脱出地点」「マリアナの竜」「二人の中尉」「敗走記」。それに水木しげるとお兄さん(元海軍大尉)のインタビュー付き。このうち、「ダンピール海峡」「敗走記」は「幽霊艦長」(ちくま文庫)に収録済み。「二人の中尉」は読んだ覚えがあると思ったら、同じく「幽霊艦長」に収録された「白い旗」だった。まあちくま文庫版はもう手に入りにくいみたいだから、それはそれでいいか。

 何が読みたいというわけではなかったけれど、目玉になるのはやっぱり「敗走記」と「二人の中尉」だろうなぁ。「鬼軍曹」は、最初の「鬼軍曹〜それは何だったのか」だけが、たとえば「総員玉砕せよ!」につながるような系譜……というか作風のもので、同時収載されている「鬼軍曹」の短編シリーズは、むしろ「戦場痛快譚」のようなもの(でもこっちの方が面白かったりするんだな ^^)。「乃木将軍……」はただの歴史漫画のようなものだし。いずれにせよ「いかにも貸本漫画」という作品群の中で、「鬼軍曹〜それは何だったのか」と「敗走記」だけが、絵の洗練度が全く違っていて、描かれた年代の違いを感じさせる。そして「二人の中尉」はちょうどその中間の時期に位置すると思うのだけど……。いかんせん、初出データが全然ないんだよな。原画すら残っていなくて印刷物から版を起こした旨の断わり書きがあるくらいだから、年代の特定も大変なんだろうけど、大雑把に「60年代後半」とかくらいでも欲しかったなぁ。

 「二人の中尉」で白旗を振る海軍中尉のモデルは、水木サンのお兄さんの同期なのだそうです。硫黄島の玉砕をめぐるこの話は、沖縄は読谷村で、集団自決を選択したチビチリガマと、同じ村内にありながら全員投降を選んだシムクガマの、二つのガマの話を思い出させます。もちろん状況は違いますし、選択の理由も違うのですが。

 万歳突撃の後、残った6人の部下を逃がそうとする海軍中尉。23人の部下とともに「軍人として最後を全うしたい」という陸軍中尉。ぢぶんはこの海軍中尉の「お前は二十三の生命を失わせることはできても作ることはできまい」というセリフが好きです。「六の生命」なら作ることはできそうだけど(^^;)、ことの本質はそうではなくて、どんなに生殖医療の発達した今日でも、本当の意味で「生命を作る」ことは、人間には不可能な領域だと思うんですね。そういう「領域」への畏敬の念を忘れたことが、様々の——荒んだ社会的雰囲気、ということを含めて——ものごとの背景にあるんじゃないかな、と思います。
 たとえば「生物の多様性」に関する論議も、結局はそこにつながっているように、ぢぶんには思えます。生命の一回性ということを忘れて、ただの数合わせで管理すること——それが今、「人間社会」に跳ね返ってきているような気がします。

 そういえば、21日は世界反戦デーでしたな。もう覚えている人も少ないだろうけど(ぢぶんも忘れてた)。

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2008/09/28

ますむらひろしの宮沢賢治

 いやー、寝た寝た。昨夜12時頃に寝て、断続的にトイレに行ったりはしたが、起きたのが10時半頃。それもS川急便に起こされてですがな(^^;)。その後もうちょっと寝て、昼前に近所のファミレス(他に選択肢がマックとらんぷ亭しかない T_T)に行ってサラダとコーヒーを食って、夕飯用に生協でうどんを買って、また6時頃まで寝た。寝られるってのはそんだけ具合が悪かったんだろうな。背中ががんがんに痛いけど(←寝るに寝れない)。なまねこさまの祟りだろか。

 というわけで、先日ちらっと触れたなまねこさま。
  
「ますむら・ひろし宮沢賢治選集 1〜3」です。
1が「グスコーブドリの伝記」に、「猫の事務所」「どんぐりと山猫」「カイロ団長」を収録。
2が「銀河鉄道の夜」。最終形とブルカニロ博士篇、それに「セロ弾きのゴーシュ」を収録。
3は「風の又三郎」で、「雪渡り」「十力の金剛石」「洞熊学校を卒業した三人」を収録。

 ぢぶんは扶桑社文庫版を持っているんですが、これにはそれぞれ「カイロ団長」「セロ弾きのゴーシュ」「洞熊学校」が未収録です。「カイロ団長」は好きなんで、買い直そうかなぁと思ったり。で、「銀河鉄道」は「ブルカニロ博士」があればいいよなあ、とか。好きなんですよ、あの説教くさいブルカニロ博士篇(^^)。「ゴーシュ」は樋口紀美子の名作があるし(←あれはパロだろうがっ!)。
 で、「洞熊学校」……orz。ええ、エログロアングラ系のものは得意なんですけど。昭和初期とか浮世絵とか。でも元々、ホラー映画はダメなんですよね。戦争映画は「目をそらせたらイケン」的な義務感で大体平気なんですが、スプラッタ系ホラーはどうにもダメ(ゾンビものとか)。

 ……で。宮沢賢治のあの世界は文章だから読めるけど、視覚化するとグロなんだなぁ、としみじみ。文章でも苦手でしたけどね、「洞熊」は。なんでわざわざコレ。もう、耳がなくなって頭から血ぃだらだら流しながら「なまねこなまねこ」って嬉しそうに唱えているウサギが……うっ、と(T_T)。ま、あれです。なめくじがどう相撲をとるかはちょっと興味ありましたけどね。……まあ、違和感なく普通に相撲をとってましたよ。

 そんなこんなで、いろいろと迷い中です。「風の又三郎」はいいですよー。あのラストシーン、一郎たちの放り出され方がたまりません。こういう不安感は彼の作風にあっていると思う。ますむらひろしって、ぢぶん的には「少年少女SFマンガ競作全集」の人だからなぁ。
 あ、ゴーシュは猫じゃありませんでした。猫と猫が言い合いするわけにいかんもんな(^^)。 

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2008/08/08

♪ボンボン……

 1 グリムスの4本目が発芽しましたー♪ 今度こそキーワードで何か呼び込みたいものですが、なかなかうまくいきません。植林っ! とか叫んでみる。

 タモリの赤塚不二雄への弔辞を聞いていて、やっぱり一つの「時代」を思う。それと同時に「自分もあなたの作品です」と言えるだけの相手を持つということへの羨望。
 
 そして思い出すのは、いつだったかの(イラク開戦の頃?)のゲリラ的デモ。いや、デモ自体は(ほかの梯団は)すごく穏当だったんだけど、トラックの荷台に楽団積んで乗りつけちゃったヤツ。代々木B地区から出て青山を回って原宿までのコースを、楽団が延々と「これでーいいのだー、これでーいいのだー、ボンボンバカボンバカボンボン」と、この部分だけをエンドレスで鳴らし続け、こっちは役者の某氏の音頭取りで「これでーいいのかー」で延々歌いながら歩いたデモ。
 いきなりハチ公前交差点でダイインやったりして、警察から介入されたりしたけれども、あの時点であった「囲われた自由」すらすでに危うい。「目玉のおまわりさん」がギャグだった時代はもう終わったのだ。息苦しさは湿気のせいだけではない。

 ぢぶんがバカボンパパより年上になったことに気づいた。別の意味でショック……orz。

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2008/01/23

ガッチャマンの分冊百科

 昨日よりはだいぶ腰の具合がいい。昨日の方が寒かったもんな……。

 業界的に景気が悪いのはいつものこととはいえ、某社の「2007年の出版業界の総括」にも雑誌低迷のことが綿々と書いてあったりしたのだが、肝心の冊子を会社に返してきてしまったので、ネタにならない。
 まあその中でも「分冊百科」の人気(という表現だったかどうかは忘れたが)が、雑誌の創刊部数を押し上げ、販売実績の下支え(という表現ではなかったのだが)をしたというような話も出ておりまして。

 んで、思い出しました。

 ディアゴスティーニ、「ガッチャマン DVDコレクション」発売開始。

 この会社がどこまで行くのか、時たま不安になる。

 それはともかく、5人のフィギュアが全プレとなるそうなよ。各号についている応募券を貯めて送るともらえる、というらしいけど、第1弾にジョーを持ってこないところがミソやね(^^)。さらにタツノコプロから蔵出しされた、当時(30年前)のグッズのプレゼントあり(抽選)。なんとなく「限りある資源を有効に」という企画だな……。どうせならベルクカッツェのフィギュアが欲しい、と思ったりもするけれど(あとゴッドフェニックス)。
 ちなみに「2」までは見てたけど「F」は見なかったな。

 その後、「世界名作劇場DVDセレクション」なるものも出るのだそうです。「母をたずねて…」と「フランダースの犬」「ラスカル」の3本。あの時間帯でいうと「アンデルセン物語」が好きだったけれど、あれは「名作劇場」くくりじゃないんだねぇ。まだ主題歌3曲とも歌えましたよ(^^)。いいよね、宇野誠一郎……。

 明日というか今日は東京も雪になるらしい。冷やさないようにしなくちゃね。

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