学研、キノコ、萩尾望都。
書店系としてひとこと言わせてもらうとだなっ、
龍馬はもういい。
毎年、この季節は大河ものが尋常でなく出るが、今にして思えば去年の直江兼続なんざカワイイもんだった。毎日、龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍馬龍……。どんだけ出す気だ。ゲシュタルト崩壊起こしてるぞ。
そして「科学」と「学習」の廃刊。10月にホールディングスになった時から早晩来るだろうとは思っていたけれど。今の状況だったら、むしろよく頑張ったというべきだろうなぁ。ぢぶんも小学校の4年生くらいまではお世話になってましたよ。「科学」の付録が好きだったなぁ。水車とか、日光写真とか。学校の前の空き地に「学研のおばさん」が来て配ってましたっけか。今でもそんな販売形態だったんだろうか。
それと連載されていた「学習漫画」だ。ぢぶんの小学生の頃は、図書館に置いてある漫画といえば、学研のひみつシリーズと、手塚治虫と、はだしのゲンくらい。内山安二氏の「学習漫画」が大好きだった。ネズミのチューイセヨとか。ぢぶんのわけのわからない知識は、大概この系統の「学習漫画」から拾ってきたものだ。「物を知ることは面白い」という人の根源的な快楽というか、好奇心や向学心や知識欲というものを開いてくれたのは、当時の「学習漫画」群だったと思う。……思えば、ダンナに「ぢぶんのどこに興味を持った?」と聞いた時の答えは「好奇心旺盛なところ」だったなぁ(新婚当初)。人生、何がどう影響するか、わからんもんだな。
代表作「コロ助の科学質問箱」。ぢぶんの持っていた版は、巻頭カラーが「原子力船むつのすべて」だった。まだ「むつ」がさすらいの旅に出る前だ。時代だねぇ。
ついでだから今日は本の話。
行きがかりで読むことになった本だけど、面白かったです。
「京もキノコ!一期一絵」
京都府在住の高山栄氏による、キノコのエッセイ集。キノコ本は数出てますが、この本のいちばんの特色は、高山氏が実際に京都の山を歩いて書き、描いたエッセイだということ。だから、出てくるキノコはみんな京都の山にあるもの。山の中でのキノコの探し方や、キノコの暮らし、食べ方など、「現場主義」でまとめてあるのが読んでいて楽しい。本人によるキノコのイラストは、概ねボタニカルアート調のものですが、キノコに寄生するランの絵などは、ちょっとエッシャーを思わせる不思議なものです。
これにもきちんと理由があって、とにかくキノコは「描く」ことという。描くことによって、細部をしっかり頭に入れ、だから見分けることができるようになる、ということなんですね。キノコ業界(?)はきちんとそれが浸透していて、自分の見たキノコを同定してもらおうと思っても、「写真は見ない。自分で描いた絵でなければ」という先生もいらっしゃるそうで。ぢぶんも園芸の時間(←中高でそういう授業があった)では、ずいぶん描かされたなあ。
しかし、これ読んでると、やたらとキノコが食べたくなるんだ……(笑)。いや、マジで。
さらに。萩尾望都の原画展が池袋西武であるのは聞いていましたが、スタッフブログがあって、しかもこんなことになっているとわ(ここ)。なんかすごいことになってます。特に物販関係とイベント。覚悟せずにうっかり足を踏み入れると、すごい散財になりそうです。期間、1週間しかないのに。
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