2018/07/30

夏休み子ども音楽会

 いろいろ残ってますが、書きやすいところから。

 今日は東京文化会館主催の「Ueno Music Holiday 夏休み子ども音楽会2018《上野の森文化探検》」(長い)に行ってきました。毎年行われてる子ども向けのプログラムで、今年はバレエフェス開催期間に重なっているので、バレエをテーマに東バとのコラボ企画となったそうな。
 自分は今年初めて行ったけども、小中学生1000円均一、大人は1000から3000円というお手頃価格で、参加施設(動物園はじめ上野公園内の美術館・博物館・子ども図書館ほか)の入場や常設展が無料になったり、のれん街の協力店で優待があったりする1Dayパスがついているので(午前中からホールでチケットと引き替え可)、使いようによってはとってもお得。司会のお姉さんが「シャンシャン見てきた人〜?」って言ったら、結構手が上がっていたので、有効利用したご家族も多かったようです。ちなみにチケットは完売とのことでしたが、5階まで埋まってました。
 簡便なプログラムも無料で配られましたが、イラストの王冠かぶった白鳥らしきものがアヒルにしか見えん……(首が短いと思われ)。

 プログラム。

ドリーブ:バレエ音楽『コッペリア』より「前奏曲とマズルカ」
「白鳥の湖」より パ・ド・カトル 秋山瑛-金子仁美-樋口祐輝-鳥海創
 情景
 四羽の白鳥 岸本夏未-上田実歩-足立真里亜-中沢恵理子
 スペインの踊り  奈良春夏 芹澤創、昂師吏功、南江祐生、山下湧吾
ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」
「くるみ割り人形」より 中国の踊り 中川美雪-岡崎隼也
 ロシアの踊り 二瓶加奈子-池本祥真
「眠れる森の美女」よりローズ・アダージオ 三雲友里加 森川茉央-和田康佑-中嶋智哉-岡﨑司
指揮:現田茂夫 演奏:東京都交響楽団

 舞台上にオケが乗り、オケピを上げた部分(+α?)で踊るので、かなり奥行きがキビシイことになってました。いちばん大変そうだったのはスペインの男性群舞で、マントを回すのに指揮者にバサー、バイオリンにバサー、ってなりそうなのを回避しながら捌いてました。ローズアダージョの4人の王子も、対角線には並べないからほとんど横一列みたいになったり、中国の男性の「つ」の字になって対角線に進むジャンプもほとんど「その場跳び」っぽくなったり、まあ4羽だっていつもとは違う進路になるだろうし、ちょこちょこ振付変えながら、という感じ。

 カトルは通常の1幕のトロワですが、アダージョだけ。水色が秋山さんでピンクが金子さん(昨日のドンキと逆だ〜)。くるみの前辺りかな? 司会のお姉さんから二人へのプチインタビューがありました。
 金子さん(1日のレッスン時間は)「多い時は6〜7時間くらい」(そんなに?)「ハードです」(今日はどうでしたか)「いつもは前のオーケストラピットから音楽が聞こえてくるのに、今日は後ろにオケの皆さんがいて、迫力が違いました」秋山さん(バレエは何歳から始めた?)「7歳から」(長く続ける秘訣は?)「楽しいこともつらいこともありますが、大勢のお客様の前で踊って、拍手をいただけることが励みになって、また頑張ろうと思います」(大意)……記憶だけど、だいたいこんな感じ(質問もこれだけ)。

 「情景」は、1幕から2幕への間奏というか、本来的には2幕の序曲なのか、の部分。「白鳥」といえばこの曲だよねえ、という。考えて見ると「白鳥から」なのに白鳥が4羽しかいないw。というか、オデットもオディールもいないw。「コッペリア」の後で、司会者から「白鳥の湖」のあらすじの説明がありましたが、それだけ聞くと奈良ちゃんがオディールかと思うよ……。大体、こういう前説とかって聞きながら「こういう言い方の方がわかりやすくてシンプル」とか、手を入れながら聞いちゃうんだよな……。

 で、「おお本公演ではなかった山下くん(←今年のイチオシ)のスペインじゃ〜」と思ったのに、もう奈良さましか目に入りませんでしたことよ! 本公演ではちょっと遠い席だったしさあ、オケピない分近いしさあ、もう大迫力の悪魔でございましたよ! ロットバルトいらねぇな……。オディールとの入れ替わりで上手に捌けるところは、舞台の端で男性たちに囲まれて軽くリズムをとるような感じだったと思います。かっちょええ〜(ため息)。

 「ダッタン人」の前には指揮者が呼ばれて「ダッタン人とは?」というトークが有りましたが、「タルタルソースのタルタルはダッタンのことで、タルタルがダッタンに変化」ということはわかったw。まあ、プログラムに演目の説明はありますでな。こちらはバレエなしのオケ用編曲(コーラスなし、冒頭ちょっと省略)でしたが、弦が(ヴィジュアルも含めて)迫力でした〜。打楽器はいつもより遠いせいか「もっと来〜い!」な感じ。つか、アニハーノフに慣れるとティンパニは常に「もっと来〜い!!」だよな……。

 中国は、サンチョ→ガマーシュと熱演したザッキーがちょっとバテ気味だったか、奥行きがなくていつもとジャンプも回転もコースが変わって間合いを掴み損ねたか、という感じもありましたが、中川さんと二人ともすごく可愛かったです。あの弁髪の衣装はそろそろ変えてもいいかな……。ロシアは池本さんの連続開脚ジャンプで盛り上がり。二瓶さんも強い踊りでスカッと爽やか。

 ローズアダージョの4人の王子は、子眠りの各国仕様ではなく、4人とも旧版のピンクの衣装(岡崎くんがカレー着るかと思って楽しみだったのに……。つか、岡崎くん、セーラー服じゃないとわからないかも……)。サポート担当は森川くん。これも奥行きがない分きつそうでしたが、ちゃんと二人で脚を持って挙げるリフトもあり。若手二人は初役かなー。和田くんが(なんと和田くんが)一人で、いつも通りの小芝居に励んでおりましたよ。バラを渡してピルエットの手前のところで、オーロラに言い寄ろうとしてビミョーに拒否られてやんの(笑)。三雲さんてば(笑)。

 フィナーレは花のワルツ。ダンサーが順繰りに出てご挨拶ですが、ここでザッキーが後ろとんぼの大技。中川さんに「あっち?」って指さして「こっち!」って叱られたりと、小芝居をはさみながらで会場から受けてました。ロシアの二人もちょっと踊ったりしたかな? 最後は三雲さんが慣れた感じに指揮者を迎えに行って(いつもと違って後ろにだけど)、大団円となりました。

 休憩なしの1時間公演、お子様たちにもちょうどよかったらしく、大きな声で騒ぐ子もおらずに(ま、小学生以上ですし、ちょこちょこ保護者とのおしゃべりはありますけども)楽しくすごせたようです。むしろ、もう少し司会のお姉さんにレスポンスしてあげようよ……。

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2015/12/14

戦争と琵琶 つづき

 だいぶ時間が経っちゃいましたが、琵琶のつづき。

 琵琶にはいくつも種類があるそうなんですが、今回のは「薩摩琵琶」。明治維新の時に薩摩から東京に来て流行ったらしいです。参勤交代よりも、明治維新で東京→「中央」からの発信で流行り物、というのは、結構ありそうだな……。特に薩長のものは。

 で、主催の水島結子さん(演奏者かつ研究者)からのお話が少しと、辻田氏からのレクチャー。琵琶の戦争ものがたくさんあるけれど、それは軍部から戦争協力のために利用されたのだと思っていた。しかし、戦中の「琵琶新聞」を読むと、琵琶界から積極的に時局に協力しようという動きがあったこと、それを機に 琵琶人気を巻き返そうという心づもりがあったことに驚いた、それがこの「戦争と琵琶」シリーズにつながったということだそうです(記憶とメモで書いてるのでニュアンスとか違うかもですすみません)。

 琵琶の人気というのは、日清・日露戦争あたりがピークで(この頃の戦争物も随分あるらしい)、昭和初期にはほかの芸能にだいぶ人気を取られていたらしい。この辺、パワポでの説明があったんですが、遠くてよくわからんでですね。ただ洋楽(ジャズとか)はまだそんな人気ではなく、一般的には邦楽だったようですね。浪花節とかかな。
 この辺りは、夏にみた「戦争浮世絵」なんかともかぶってくる気が。浮世絵の方は、日清戦争が最後の一花で、日露戦争の頃にはもう写真に取って代わられちゃうわけですが。

 「琵琶新聞」のコピーも資料でいくつか配布されましたが、これがなかなかすごいというかエグイというか。1942年2月の「琵琶界の決戦体制」とかですね。「今こそ真に流派や個人の利害を超越し、琵琶界全体が打って一丸となり、火の玉となって文化翼賛の一翼たる健全娯楽の挺身隊として活躍すべき秋〔とき〕ではないか」ですよ。すげー。「琵琶報国」なんて言葉もあるくらいで。

 しかし、琵琶に限らずおおむねどこもそんな感じだったんじゃないかという気はしますよね。こう、無理無理に賛美の道具に使われるというよりも、国がこうなんだから時局に乗るのは「国民として」当たり前、あわよくばそれでちょっといい思いもしたいという。演劇人や映画人や作家の一部が弾圧されたのは、もともと左からの運動が入った/入る余地のあるジャンルだからでもあって、琵琶に限らず古典芸能(の上層部)にそういう要素はほとんどないわけで。戦争中の漫才なんかの分析をした新書も読んだんだけど、忘れちゃったな……(あまり面白くなかった記憶がうっすらと。そのせいかエントリも書いてないっぽい)。

 

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2015/12/08

琵琶を聞きに

 つことで。ええと、シュツットガルトはRJ(フォーゲルの日)とオネーギン(レイリーの日)を見て、マリインスキーは愛の伝説(テリョーシキナの日)を見ましたが、とりあえず置いといて、5日に行った琵琶の話など。

 こちらの催しですね、「戦争と琵琶 第3弾」。第2弾の時に見かけて、これはぜひ聴いてみたいと思ったのだけど、その時は予定が合わないだかなんだかで見送って、今回の第3弾へ。いざ琵琶っていったところで、古典琵琶も多分生では聞いたことがないんじゃないかな、しかも近代琵琶ってどんなんだ、というたいそう心許ない調子ではありましたが。

 まあ自分は研究者でも職業ライターでもなんでもなくて、一介のカツドウカですら最近はなくなっちゃったんだけど、「(主にメディア関係の)戦争動員」とかにはそれなりの関心をもってやってきたので、こういう滅多にない機会は逃したらいけんな、というのがひとつ。
 あと 「たのしいプロパガンダ」(辻田真佐憲著) に出てたと思うんですが、戦前の「琵琶の流行」について。戦争を題材とした琵琶の語り物ができるところまではわかるんですが(まあ「平家物語」だってそんなもんだし)、「流行り物」としての琵琶がなんとなくイメージできないでいたわけです。で、百聞は一見にしかずじゃないけど、聴いた方が早いって「百見は一聞に」になっちまった次第ですな。

 で、大変面白かったです。演奏自体も面白かったし、「なるほどなあ」と腑に落ちるところもいろいろと。先に挙げた本の著者の辻田氏のレクチャーも入って……というよりも、レクチャーに実演が入るみたいな構成でしたが、よりわかりやすかったです。ただ、眼が近いもんで、テレビ画面を使ったパワポは全然読めなかったですが( ̄▽ ̄)。前の方は座敷だったから、腰が悪いとつらくてな。

 今回はデュオということで、男女二人の掛け合い。Youtubeに古いレコードも上がってましたが、生ということもあって、もっとなんとこういいますか、現代的なといいますか。話のアウトラインが頭にあれば歌詞は大体聴き取れますし、なんだろう、浪曲に近い感じでイメージすればいいのかな。自分は70年代のテレビ寄席で育ってるから、それこそ三味線漫談でやる侠客ものとか赤穂義士だとか、あれと大体おんなじだなあ、という感覚で聴いてました。あれのシリアスなヤツね。「流行る」のイメージが概ねつかめたなあ、と。うん、ああいう感じだ。早引きの後に「わたしなんでこんなうまいんかしら」とか言っちゃうような(言わない、言わない)。そう思って聴くと、そんなに敷居の高いものじゃない。

 ただ、寄席芸であれ琵琶であれ、「耳慣れ」とでもいいますか、ある種の「聴く訓練」は必要なのかもなあ、と、ちょっと思ったりも。「訓練」がきつければ「学習」でもいいんだけど。義太夫なんかでもそうだし、スケートでもTVで試合を見ただけでルッツだのループだのわかる人がいるのと同じようなもので。

 肝心の中身についてはまた。

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2014/12/09

ミラノ大聖堂聖歌隊

 いろんなことがうっちゃらかしなんですが……。選挙関係についてはついったーの方でぶつぶつ言ってますのでそちらをごらんくださいませm(__)m。ぜひぜひ。

 仕事がなんとかつるんと抜けられたので、東京カテドラルのマリア大聖堂まで、ミラノ大聖堂聖歌隊のクリスマスコンサートに行ってきました。ごほごほしなくてよかった〜。招聘元のがこちら。チラシはこれ。チラシの写真はミラノの聖堂ですかいね?

 一度グレゴリオ聖歌は生で聴いてみたいなあ、と思っていたのですが、それが聖堂で聴けるならそれにこしたことはないな、というので、異教徒ですすいませんすいません、といいつつ。男声合唱って好きなんだよなあ(←ダークダックスで育った人)。

 大聖堂ですから、それなりに礼拝用の椅子(というか木製のベンチと机が一体になったみたいなヤツですね)はありますが、後方とベンチの脇、サイドなど、かなりの部分がパイプ椅子でした。ぢぶんは後ろから3列目くらいだったんですが、パイプ椅子だと当然礼拝用の椅子よりも低くなるので、舞台(というか祭壇)上の合唱団を見る、っつう感じではなかったです。自分の前の老婦人はちっちゃかったから、ほとんど見えなかったんじゃないかな。まあ「見る」ための催しではないので、チケット取るときに「見やすさ」よりも出入りしやすさ(←遅刻するかも知れないので)を優先したので、それはそれで。で、自分の隣のご婦人は「これじゃ見にくいわ」と言って、椅子を勝手に動かそうとして連れの人にたしなめられておりました。一列全部、結束テープで留めてあるんですよ( ̄▽ ̄)。一個ずつ、アルスさんが留めて回ったんだろうなあ。そらご苦労な。
 座席にひとつずつ、プログラムのプリントとチラシ、それに使い捨てカイロが用意されてました。なんせ大聖堂です。寒いかと思ったけど、後ろの席で空調に近かったせいか、ジャケットを脱いでもちょうどいいくらいでした。その代わり、空調の音が結構来ちゃったけど、まあそれも仕方ないよな、大聖堂でコンサートホールじゃないんだし……むう。

 ま、そんなコンディションでしたが、グレゴリオ聖歌はすごくよかったですヽ(´▽`)/! 今回は18人の合唱でしたが、元々大人20人子ども35人編成の聖歌隊なのだそうで、指揮者とオルガン奏者いれて20人全部だったのかもしれません。壇上以外の照明は落としてましたが、正面から下がってるライトがかなりまぶしかったのと、そんなわけで「見る」に適した席ではなかったので、ほとんど眼をつぶって聴いていましたが、大聖堂の音の響きがすごくよくて、これが18人の(あるいはソロの)声か? ってくらいの響きで、しかもそれこそ「降るように」響いてくるんです。ちょい前の流行で言うと「ゆらぎ」ってヤツですか。人の感覚は不思議なもので、眼を開けると聖歌隊が歌ってるように聞こえるんだけども、眼を閉じてると音が漂う感じがするんですね。気持ちいいんだ、これが。その時々のイメージに遊ぶような感覚ですね。「ファンタジア」の「トッカータとフーガ」のように抽象的なイメージが流れていったり。グレゴリオ聖歌といえばアレですよ、やっぱり「……ミラー」の例のってことで、あの時のイメージがもうなんぼでも再現できたりしてですね、ええ、心が洗われたんだか煩悩にまみれたんだかよくわかりませんが( ̄▽ ̄)。いやほんと、なんぼでも踊る踊る( ̄▽ ̄)。

 ……何の話だ。つまり、グレゴリオ聖歌に振り付けたのはベジャールのがあるわけですが、ほかの振付家のはないのかなあとつれづれっと考えながら聴いておりまして。ペルトはもう禁止したいくらいありますけども。マラーホフに振り付けてみようって人はいなかったのかなあ(あるのかもしれないけど)。
 などと思ってましたら、いきなりベジャールから佐多達枝になって充さんが頭の中で跳ね回ったと( ̄▽ ̄)。第1部はグレゴリオ聖歌なんですが、最後の3曲だけ中世イタリアの宗教歌で、そこんとこは佐多さん的な音律でありましたのよ。面白いやねえ。

 第2部は「古今の宗教音楽」ってことで、モーツアルトのカノンを3曲。これもよかった! 聖堂中のどこから音が来るのか、まさに「眩惑」って感じ。次にパイプオルガンが2曲あったんだけど、これがなあ……。クリスマス演目とはいえなぜここでメシアンなのか。ヘンデルとかバッハとかハイドンとかじゃだめなのかなあ。メシアン、苦手なんだよ……orz。そのまま、オルガン伴奏でグノーのアヴェ・マリアほかいくつかあったんだけども、アカペラに比べるとよくなかったです……。ここのパイプオルガンは祭壇の向かい(つまり聖堂後方)の2階にあって、自分がその真下にいたせいもあるかもなんだけど、オルガンと合唱のテンポというか、タイミングがばらばらに聴こえて気持ちがよくない。3曲目くらいになって、ようやくいい感じかな? ってくらいだったんですが、その後のソロから始まるアカペラの「きよしこの夜」がすごくよくてですね、やっぱりこれは一気にクリスマスだよなあと思ったら、最後の「神の御子は今宵しも」のオルガンがまた……orz。ここで欲しいのはオーソドックスなキメで、現代音楽的な不協和音じゃないんだよ……と思ったんですが、こちらを見たら、聖堂の構造上の問題で音が濁ってるのかな、とも。しかし司祭の説教が聞き取りにくいって、なんの聖堂……(←丹下氏の設計らしいです)。アンコールは1曲。

 オルガンが入ると、儀式らしい壮麗さ、荘厳さはあるんだけど、その分型枠にはめられちゃう感じもするんですね。アカペラの方がむしろ自由で。グレゴリオ聖歌は日々のおつとめの中の音楽だと言うこともあるんだろうけど、なにかこう、神父さんが掃除でもしながらハナで唱ってるような、ある種のカジュアルさがあるような感じがする。これは意外。

 ……で、オルガン曲の壮麗さが、なにかSFっぽいという( ̄▽ ̄)。なんかこういうの聴いたよなあ、なんだっけなあと記憶を掘り起こしたら、冨田勲のイメージであった(←ブームの時に小学生〜中学生)。三つ子の魂なんとやら。中高のホールにパイプオルガンがあったから、それなりに聴いてるはずなんだけどね。

 間の20分休憩をはさんで、2時間近くあったんじゃないかな。なんやかんや言いながら、次にこういう機会があったらまた聴きたいと思いましたですよ。やっぱりホールで聴くよりも、多少不備があっても聖堂で聴くのがいいような気がするなあ。

 

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2014/10/18

チォカリーア!

 行ってきましたよ、親父の殿堂・ファンファーレ・チォカリーア!(こちら。ツアー写真と動画あり)

 6年ぶりの来日とて、こちらも向こうも6年を年を取ったりしてて( ̄▽ ̄)。一同さらに天然月代とそり込みと腹のでっぱりに磨きがかかっておりました。開演前にジンタらムータとベリーダンサーズがロビーでやってたプレイベントを2階から見ておりまして、ああ上から見るとファンファーレの親父の腹の出っ張り具合がパネエとか思ってましたが、あれは楽器を支えるための「台」なんだなあ……。多分。

 KAATは初めてでしたが、ちょうどいいくらいの大きさだったな。なんでわざわざKAATかといいますと、神奈川だけ渋さの渡部さんがゲストで出てたんですのよーヽ(´▽`)/へい! 渋さ、ここ数年単位で全然行けてなくてですね、ちょうどチケット取った頃に渡部氏の赤フンえんやーとっとに飢えてまして、いやなんでそんなもんに飢えてるんだオレ、と思わなくもないですが、渡部氏出るなら行くよー、てな感じで。

 ユーフォニウム系低音ブラス4本+トランペット4本+サックス2本(持ち替え有り)+パーカス+バスドラという名前の大太鼓。低音のリズムに高音のユニゾン。たまにくる低音4本のメロディーのユニゾンは大迫力ヽ(´▽`)/! ボルサリーノ帽のとっつあんもちゃんと来ていて嬉しいねえ。いくつなんだよ、一体。

 とちゅうでみわぞうさんのちんどん飛び入りあり、前回に引き続いてクイーン・ハリシュあり。

 ハリシュはインドの女形ダンサー。「ジプシー・キャラバン」の時は絵に描いたような美少年だったのが、すっかりがっしりになってサイボーグ化してるなあ。インド舞踊の動きって元々人工的なところがあるけど(「首だけ」とか「目玉だけ」とか)、それがさらに洗練されて、別格な何かになっておった。2部の冒頭で、あれ1メートルくらいあるんじゃないかって、重ねた壺(的なもの)を頭に乗せて、さらにトレイの縁に立って踊るという荒技なソロ。膝でのマネージュもやってたけど、さすがに以前に比べると重くはなっていた。演奏中もフリーダムに出てきては回る。場所あらば回る。バレエをはじめ、回転って片足のつま先で回るイメージがあるけど、こちらの旋回舞踊はかかとで回って、軸でない方の足も踏みながら回る。でも回る場所は1点でぶれない。うつくしいよー。

 渡部氏は、1部の最後の方でメンバーと同じ衣装でバケツ叩きながら出てきて踊ってましたが(ちゃんと回りながら捌けていったのはハリシュ仕様?)、2部ではちゃんと玄界灘法被に赤フンで高速えんやーとっと。
 舞台はどんどんフリーダムになっていくけど、どんだけフリーダムで高速になってもユニゾンは絶対壊れない。気持ちいいよーヽ(´▽`)/! 

 アンコールは3曲の大盤振る舞い(1曲はジンタらムータとジョイント。大熊氏も久しぶりだな)。プラス、恒例のロビーおひねり大会。天然月代はおひねりのお札を貼り付けるためにあるんだよ!

 いやー、久しぶりに踊ったら腰が痛いっすよ……( ̄▽ ̄)。客層の年齢も高めですが、みんな踊る踊る。個人的には前の列のじいちゃん(どう見ても70後半以上)の、阿波踊りともカチャーシーともお手振りともつかぬビミョーな踊りっぷりに目を奪われがちでありました。腰の入れ方がすげえセクシーなんですよ。この世代っていろいろあなどれないんだよな……。
 

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2013/12/28

アンドレイ兄ぃの第九

 つことで。今日は当初「仕事納め」の予定だったんですが、今月の初めに社長がいきなり「28日は休みにして、替わりに14日(土)に出勤!」と言い出しまして、ええまあ14日は年休取りましたし、おかげで今日はアニハーノフの第九が聴けましたよ! ありがとう、社長ヽ(´▽`)/!

 いやマジにどれくらいぶりだったのかといいますと、……まさか2009年のニューシティの定演? そんなんなる? 2011年の時はチケットを持っていたのですが、理由がわからないままアニハーノフがキャンセルになり、別の人で聴いたんだよな……。まあそれはそれで面白かったんですけど。

 ええと。何もきちんと確認せずに行ったので、「第九の1楽章って、こんなんだっけかな?」と思ったら、最初に「エグモント序曲」がついてました。「エグモント序曲」ってどうしても池田理代子のアレしか思い浮かばん……。

 ほんで、一度マエストロが引っ込んで、楽器が増えて、ああこっから第九じゃん、と。

 しかしですね、ぢぶん、第九を通しで聴くのは実はこれが3回目です。1回目は学生の時、たまたまぢぶんの在学中に大学が100周年になりまして、大学の管弦楽+混声合唱団+グリー+吹奏(ヘルプ)で、第九をやったんですよ。ええ、まだできたばっかしのサントリーホールで。サントリーホールもあのときっきり行ってないなあ。
 2度目は去年、OFCの「ベートーヴェン」で。でもこれはオケはピットの中で、主にバレエを観る催しだから、ちょっと違うかも。
 で、3度目です。

 第3楽章が美しかったなあ。マエストロが指揮棒なしでお手振りだったし、アニハーノフの美しいポール・ド・ブラも堪能しましたよ……。頭の中でちょっと充さんが跳ねたりしたけども。本当に美しかったですよ。4楽章半ばのマーチはつい、「時計仕掛けのオレンジ」になってしまうんだけどな( ̄▽ ̄)。まあ「雨に唄えば」もそうなんだけど。

 ちょいつづくかも。

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2013/12/11

キックオフ!

 ブックなにがしとはいえ、日頃いかない店舗にいくと、ひょんなものが落ちてたりするわけで。

 ついに見つけたよΣ( ̄ロ ̄lll)!

 「キック・オフ」丸山繁雄&酔狂座オーケストラ

 こちらについてはこちらのエントリなども見ていただいたりしつつですね。

 前に一度レコード屋(まだ池袋西武の上にWAVEがあったころだよ……)で見たきりだったので、てっきり「ラグビー組曲」の全曲版だと思っていたら、「ファーストスクラム」「楕円球のゆくへ」「ノーサイド」を除いた3曲編成+別の曲、だった。「ノーサイド」は結構好きだったんだけどな。んで、「YU-YU」は確かに名曲なんだけど、「Rieのサンバ」の軽い感じも好きなんだけどな。「ストレイト・ノーチェイサー」が入ってるのは嬉しいね。

 とかとか。

 ぢぶんが持っているのは、渋谷のDoin'の定期ライブか何かを客席からラジカセで録ったものなので(←学生バンドのボーヤだったので、先輩何人か分のラジカセを同時に録音して、さらにそれをダビングするという)、ライブ盤としてきちんと録られたものと比べものにならないとはいえ。

 いやもう「キックオフ」のホーンの盛り上がりがかっちょいいのなんの! ワクワクだよ! やっぱり「学生バンド」とはキレが愕然とするくらいちがうよなー( ̄▽ ̄) と当たり前ながら思うよなあ。ガミさんは当時から別格で上手かったけど。つか、ニューシティのホーンセクションにこれくらいのキレが…………(ぶつぶつ)。
 
 ライナーには大隈講堂にテントぶったててやったライブ「ファーストスクラム」の裏話もそれなりに出ていて、ぢぶんが当時思っていた以上に凄まじいことになっていたらしい。「外から見ていると四百数十人を呑みこんだテントが右に左のとグラグラ揺れ、いつ倒壊してもおかしくない状態だったのだ」って、ぢぶん、あれの上方の棚板に乗ってシェイカー振ってましたけどっΣ( ̄ロ ̄lll)! 高所恐怖症なのにっ! おそろしい……。
 なんで「ファーストスクラム」はライブ盤にして残しておかなかったんだろ、と思うけど、それどころの話じゃないわ、そりゃ( ̄▽ ̄)。今ならカメラ入れてDVDにするくらいのイベントだったんだろうけどなあ。

 なんやかんやいいつつ、ジャズっていってもビッグバンドが好きなんだよなあ。ベイシーやエリントンみたいなお行儀よい感じじゃなくて、ホーンがしがしふかしまくりのヤツ。
 ……そっか、いつもの酔狂座やGroovyはともかくとして、「ファーストスクラム」なんかのメチャクチャさは、自分の中で「渋さ知らズ」のフリーダムさとどっかでつながってるんだなあ。

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2013/12/06

反アのころ

Ca3k0822

 twの方ではいくつか、マンデラ氏の訃報に関するツイートをしましたが。そこでも触れた爆風スランプの(というかサンプとパッパラーの)「The 7th heaven」については、ぢぶんが過去にちょこっと記事を書いてたよ、という(こちら)。

 Now,We have Mandela
 Yes, He's on our side
 We must be together to be happy forever
 to go to the 7th heaven

 歌詞はこれで全部です。簡単なメロディに乗せた3行の歌詞を何度も繰り返し、最後に「to go to 〜」と「アマンドラ!」で締めるという、ある意味典型的な「運動で歌われる歌」の作りですが、多分2人にはそんなつもりはなくて、確かライナーノーツ(みつからないよ……)によれば、マンデラ釈放集会で飛び入りで歌うのに、みんながすぐに覚えて一緒に歌えるようにその場で即興的に作った、という話だったような(うろ覚え〜)。
 ここでいう「We have」とか「He's on our side」というのは、釈放を受けて、取り返した、帰ってきたというような意味合いが強いんでないかと思うけど、でもすごく好きなんですよね、これ。

 日本で反アパルトヘイト運動が盛んだったころ、ぢぶんは大学生〜なりたて社会人くらいだったと思う。もうあまり記憶が定かでないんだけど、会社の先輩がミュージカル「アマンドラ!」を見に行った話をしていたので、それは多分89〜90年くらい。ぢぶんは行けなかったんだけど、映画の「アマンドラ」とは別に、そういうミュージカルの全国キャラバンがあったんですよね。上演運動的な感じの。

 そしてぢぶんがいちばん思い出すのは、藤本義一さんのことです。サントリー広告部に長く勤め、ソムリエ協会の何かエライ人だったんだけど、有名な11PMの作家とは同姓同名の別の人(両方本名だからねえ……)。88年の秋、最初に事務局を勤めた市民運動の事務所で知り合って、ガンでなくなるまでずいぶん可愛がって(というのも変だな)もらいました。
 神戸出身だったかな。本当におもろいおっさんでね。「ワインは注ぎ足したらあかんけど、ビールはええんや」とかいって、人のグラスにワンコビールみたいにガンガンついでくるし、事務所で忘年会とかやるのにいろんなワインを持ってきて、ちょっとずつ瓶に残ったのを「赤は赤でまとめたらええんや」とか全部1瓶に注いで「持って帰り」って、あんたソムリエちがうんかあああΣ( ̄ロ ̄lll)!いうのを「ええんや、ええんや」って。
 
 その藤本さんが、ソムリエという立場をおそらくは元にして、言い続けていたのが「南アフリカのワインを飲むな」ということでした。何度も集会などで発言し、原稿も書いて。「南アフリカのワインを飲むのをやめよう、アパルトヘイトがなくなったらそのときに飲もう」と。
 敗戦の時に、確か鹿屋だったか、特攻隊の基地の軍属だった人で。何かの時にちらっと聞いたことはあったんだけど、一度だけ集会でその話をしたことがありました。「僕はこの話は人前ではしないようにしてきたけど、今回だけは話さなならん」って。それがいつの、何の集会だったかは覚えてないのだけど。

 まあそんなことなども思い出しつつ。
 ともあれ、「oragayo」は爆風のひとつの頂点であると思うのだよな。サウンド的には「Jungle」辺りも好きなんだけど。いや、いいアルバムですよ、両方。

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2013/09/20

音楽会、つづき(大事なことは二度)。

 さて、美輪サマの「音楽会」の続きを。

 銀座ル・テアトルですと、開演前にことこまかな注意事項がアナウンスされ(しかも結構強い口調で)、その中には「咳をするときにはハンカチかタオルを口に当てて」とまであるんですが、しかし咳の件は騒音というよりも、むしろ前の席に座ってる人にとっては「口に何も当てずに真後ろで咳き込んでるヤツ」は、頭にソイツのツバがかかるとかいう以前に場合によってはウイルスもろ浴びになるので、そりゃトラブルになるだろうよ、と思うんですけども。避けられないからね。膝とかポケットとか、ちょっと出しやすいところにハンカチを持っときゃすむのに、と思うんですが。
 パルコ劇場ではそこまでの細かい話はありませんでしたが、通常のアナウンスの後に、前方で係の女性が「携帯とスマホは電源から切れ」とのアナウンスをし、次いで真ん中通路でもう一人の女性が「重ねてお願い……」とまるっきり同じアナウンスをし、おやまあ大事なことだから二回言われちゃったわい、と思ったところ、第一部の最後の曲前のトークの最中に携帯を鳴らしたヤツがおりましてね、しかも相当前方で。ええ……。

 「携帯は切っておいてくださいます?」

 ……携帯止めるまでトーク中断。ふみいーー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

 そんなわけで、第一部は反戦歌(+ヨイトマケ)。昨今の情勢が戦前を彷彿とさせるということで今回の構成になったということは、曲間のトークでさまざまな形で話されまして、その危機感といいますか、危惧といいますか、それはかなり明確であったかと。まあ、話の中身はそれはそれなりに「いやちょっと待てーー」なことはもちろんあるんですが、そこはもうそれとして。プログラムの恒例対談も、今回は佐高信で、そうした問題意識の上に立っているのはよくわかる。わかるところで佐高信だっていうところで「ちょっと待てーー」とは思うんですが、まあそこはもう。

 それにしても、ひとつの曲ごとにエピソードがあるわけですが、例の「祖国と女達」、あれは実際に満州から帰ってきた慰安婦たちの話を聞いて作った歌なんですね。美輪サマのご実家が丸山遊郭から近いカフェですから、そこから慰安婦募集に応じて満州に行って、敗戦で帰国して、家に帰ったものの「身内の恥」扱いされてまた丸山に戻ってきた女性達の体験談を直に聞かされてる。最後に「大日本帝国バンザイ」が三唱されますが、小さくつぶやく最初の2回、特に2回目は怨嗟であり呪詛であり、こういうのはやっぱり生で聞かないとーー!

 女性達が話しやすかったのは何となくわかるなあ。同性ではないけどまるっきり異性っていうわけでもない(年齢的にも)というのは、意外と話しやすいし話されやすい、というのはぢぶんの経験からもそれなりに。

 とりあえず。

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2013/09/16

音楽会。

 なんかこの先、来る台風来る台風、みんなこんなんだったらどうしよう、と思ってしまったりもしますが、とりあえず美輪サマの「音楽会」に行って参りました。銀座のル・テアトルに慣れてると、パルコ劇場はロビーが狭い……。楽しみにしていた家の光からの胡蝶蘭も見つかりませんでしたよ。今回はなかったのかなあ。あそこの胡蝶蘭は、花びらの白い部分に「季節の絵柄」(春は桜、秋はトンボ)がプリントしてあるという農協ならではの珍しいヤツなんだけどなあ……。

 ま、それはともかく。今回のセットリスト(プログラム記載)。

 第一部 悪魔/亡霊達の行進/祖国と女達/星の流れに/ヨイトマケの唄/故郷の空の下に
 第二部 メケメケ/恋のロシアンキャフェ/水に流して/黒蜥蜴の唄/愛する権利/愛の讃歌
 アンコール 花

 前回は1曲日替わりメニューが入ったんですが、今回は固定のようです。二部の始まりにセルジュ染井アンサンブルの紹介が入りますが、今回はタキシードでなく「東京カワイイtv」風で……って、それはどう見てもドリフのラテン音楽コントの衣装のような……。

 今回は、前半に「長らく唄わなかった反戦歌」、後半に「平和の有難み、楽しさ、嬉しさをしみじみと感じ入って頂けるように、ロマンあふれる、愛の歌の数々」(プログラム)という構成。実際、第一部は「星の流れに」以外はご本人の作詞作曲で、プログラムにも詞が載っておりました。「祖国と女達」「悪魔」「ヨイトマケ」「亡霊達」は「白呪」というアルバムにまとめて載ってます(HQCDには「星の流れに」もボーナストラックで収録)。アルバム自体の発表は75年ですが、Amazonの商品説明に寄れば73年のライブ盤らしい(現品の歌詞カードには出てないんだよ……)。

 で、「悪魔」は軍需産業を、「亡霊達の行進」は戦争で死んだ亡霊達の夜ごとの行進を、「祖国と女達」では従軍慰安婦を、「星の流れに」では戦後の「夜の女」たちを、「故郷の空の下に」では原爆孤児を唄うわけですが。歌詞はここいらにまとまってありますけども。

 しかし、のっけから、前説なしでいきなり「悪魔」の高笑いからってのはそりゃドッキリだよなあ( ̄▽ ̄)。

 前半は、黒のショートウィッグ(紅白のあんな感じ)に、水色のブラウス、黒のスラックスに、黒のストールで歌の役柄に合うように変化をつけつつ、後半は黒の、巻き毛が後ろにたれる感じのウィッグに、青のドレス。芝居の時は「冷静に考えるとあり得ない」ようなラインを見せるけれども、コンサートだとだんだん荒地の魔女に近くなっているような……。しかしまあ、オペラ歌手がそうであるように、あれだけの声量を維持するには(だって78だよ!)、それなりの「反響箱」が必要なんだよなあ、とも思うわけで。

 まずはここまで。

 あ、テアトル銀座がなくなって、パルコ劇場に全面的に変わるのかと思ったら、来年4月の舞台は新国立の中劇場になるそうな(トークで告知)。演目は「黒蜥蜴」か「愛の讃歌」か、どちらかアンケートで決めるようです。

 

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